料理とは美味しさだけを追い求めるものではありません。
作ってくれた人の真心、その時一緒に味わった人たちとの語らい、様々な要素が一体となって味になります。
その思いは年齢を重ねる度にますます強くなってきました。
私が今でも忘れられない、心をゆさぶられる温かい味が、マラッカの古い建物の奥の奥、マラッカ川を背後に望むわずか一坪ほどのキッチンにありました。
彼らもプラナカンの取材を通して知り合った人たちですが、ニョニャ・ババではなく客家の人たちです。婚礼歳時用の洋品を代々扱うお店を経営する彼ら。
4人の兄弟姉妹とその家族が仲良くお店を守っています。
倉庫のような店内で可愛らしいテーブルクロスを探したり、ニョニャの籠を買ったり、中華風の極彩色の飾りを眺めたり、通う度に仲良くなり、話の行き着く先はやはり料理!!
もともと客家料理が大好きな私たちは、客家ならやっぱり『客家醸豆腐(ハッカ・ヨンタオフー)』、一度でいいから家庭で作るヨンタオフーを食べてみたい!!と聞いてみたところ、お母さんが昔よく作ってくれたけれど、手間がかかるから次にマラッカに来た時に作ってあげるね、必ず連絡をちょうだい!と約束をし、3ヶ月後に出会ったのが写真のヨンタオフーです。

お店で働く家族の夜ご飯として、店の裏口にある小さなキッチンで妹さんが腕をふるってくれました。
大きな寸胴鍋の中には大豆のスープがたっぷり!
具は厚揚げや湯葉、ビターゴーというゴーヤに似た野菜、それぞれの中に丁寧に豚のミンチが詰め込んであります。そして残った豚肉で作ったミートボール。
もちろん豚肉は挽き肉ではなく叩いて歯応えをしっかり残したもの。
屋台などで食べるヨンタオフーは詰め物がかまぼこだったり色々ありますが、客家のヨンタオフーはシンプルに豚肉だけ!
そしてスープも大豆とイリコなどで出汁をとった大変あっさりしたものでした。
一口スープを味わうと、雑味が全く無い澄みきった味。
ひとくち目は少々物足りなく感じましたが、そこでヨンタオフーを頬張ると中からぎゅっ~と豚肉のエキスが染み出て、いくらでも食べ続けられる飽きない味に、ああ、これぞまさに家庭料理!、と込み上げてくる感謝の気持ちとともに、ヨンタオフーを2杯おかわりした私たち。
食べている間にお兄さん、弟さん、お姉さんとそれぞれが時間差で、まるでお茶漬けをすするようにヨンタオフーをご飯にかけ、さらさらと胃袋に流し込み、あっという間に仕事場に戻って行きます。
小さな食卓の窓からは世界遺産の街をのんびり流れるマラッカ川の風景。

生活に根差した優しい味と人たちの笑顔、そして川辺をすり抜ける爽やかな風。それらが皆一体となって、今でも思い出すと胸がきゅんと熱くなる、料理研究の原点に戻らせてくれる家族の愛情がたっぷり詰まったマラッカの味でした。
次はいつリクエストしようかな?でも、とっておきのあの味は大切にしまっておきたい宝物かもしれません。
作ってくれた人の真心、その時一緒に味わった人たちとの語らい、様々な要素が一体となって味になります。
その思いは年齢を重ねる度にますます強くなってきました。
私が今でも忘れられない、心をゆさぶられる温かい味が、マラッカの古い建物の奥の奥、マラッカ川を背後に望むわずか一坪ほどのキッチンにありました。
彼らもプラナカンの取材を通して知り合った人たちですが、ニョニャ・ババではなく客家の人たちです。婚礼歳時用の洋品を代々扱うお店を経営する彼ら。
4人の兄弟姉妹とその家族が仲良くお店を守っています。
倉庫のような店内で可愛らしいテーブルクロスを探したり、ニョニャの籠を買ったり、中華風の極彩色の飾りを眺めたり、通う度に仲良くなり、話の行き着く先はやはり料理!!
もともと客家料理が大好きな私たちは、客家ならやっぱり『客家醸豆腐(ハッカ・ヨンタオフー)』、一度でいいから家庭で作るヨンタオフーを食べてみたい!!と聞いてみたところ、お母さんが昔よく作ってくれたけれど、手間がかかるから次にマラッカに来た時に作ってあげるね、必ず連絡をちょうだい!と約束をし、3ヶ月後に出会ったのが写真のヨンタオフーです。
お店で働く家族の夜ご飯として、店の裏口にある小さなキッチンで妹さんが腕をふるってくれました。
大きな寸胴鍋の中には大豆のスープがたっぷり!
具は厚揚げや湯葉、ビターゴーというゴーヤに似た野菜、それぞれの中に丁寧に豚のミンチが詰め込んであります。そして残った豚肉で作ったミートボール。
もちろん豚肉は挽き肉ではなく叩いて歯応えをしっかり残したもの。
屋台などで食べるヨンタオフーは詰め物がかまぼこだったり色々ありますが、客家のヨンタオフーはシンプルに豚肉だけ!
そしてスープも大豆とイリコなどで出汁をとった大変あっさりしたものでした。
一口スープを味わうと、雑味が全く無い澄みきった味。
ひとくち目は少々物足りなく感じましたが、そこでヨンタオフーを頬張ると中からぎゅっ~と豚肉のエキスが染み出て、いくらでも食べ続けられる飽きない味に、ああ、これぞまさに家庭料理!、と込み上げてくる感謝の気持ちとともに、ヨンタオフーを2杯おかわりした私たち。
食べている間にお兄さん、弟さん、お姉さんとそれぞれが時間差で、まるでお茶漬けをすするようにヨンタオフーをご飯にかけ、さらさらと胃袋に流し込み、あっという間に仕事場に戻って行きます。
小さな食卓の窓からは世界遺産の街をのんびり流れるマラッカ川の風景。
生活に根差した優しい味と人たちの笑顔、そして川辺をすり抜ける爽やかな風。それらが皆一体となって、今でも思い出すと胸がきゅんと熱くなる、料理研究の原点に戻らせてくれる家族の愛情がたっぷり詰まったマラッカの味でした。
次はいつリクエストしようかな?でも、とっておきのあの味は大切にしまっておきたい宝物かもしれません。
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マラッカへ行くと毎回知り合いからランチ&ティー&ディナー攻めにあいます。嬉しいことではありますが、時にはホテルでのんびり寝ていた~~い!なんてことは決して許されません。特にローカルの人が連れて行ってくれるお店はガイドブックには載らない興味深いお店が多く、一日に何度食べようと胃袋が許す限り決して断らないのがMikiさんや平岡さんとの旅。もちろん帰国後は戻らなくなった体重と格闘することになるのですが、、、、、
そして面白いことにプラナカンの人たちはめったな事でもない限りニョニャ料理屋さんには連れて行ってくれません。「我が家の料理が一番」というプライドがあるので、ニョニャ料理はわざわざ外で食べるものではないという気持ちがあるのでしょう。フレイバーズというニョニャ料理店を経営しているババ・ニョニャ・ヘリテージのお爺さんだけは別ですが、それでも毎回「ママの料理が一番!」と86歳になられても言っているのですから、いかにニョニャ料理というのが家族の絆を深めるために大切なものだったか、というのがマラッカに行くたびに痛いほど分かります、素晴らしいことですね。
そんなこんな毎回連れて行ってもらう面白いお店の数々、まったく英語の通じない店も多くメニューもお任せなので記録できないままに終わっている事もしばしばでしたが、今回それぞれ違う友人に同じ店に連れて行ってもらうハプニング??がありました。しかも食べた料理がほとんど同じ!というのですからお知らせしなくては、です。
店の名前は「 Golden Mansion 」。すごい名前ですがこんな店構えです。場所はブキチナ。
どのテーブルも注文するのがオイスター・ヌードルのようで真っ先に麺が出てきます。一見味が濃そうですが見た目よりもずっとあっさりでニンニクがたっぷりきいた香り高い麺でした。
お次はタロ芋のバスケットに入った酢豚。酸味はお酢とタマリンドで出しているのでしょう、ジューシーな豚肉にフルーティーな酸味と甘さが広がる濃厚な酢豚は大変美味でした。
そしてこれも誰もが注文していた大きな器をロティで覆った包み焼き☆ロティ・チャナイ風の生地を開いてみたらこのとおり、中身は卵とジャガイモがゴロゴロ入ったカリーでした。
さすがマレーシアのチャイニーズ、辛さもしっかりスパイスたっぷりのお味。蓋や器に張り付いた香ばしいロティをカリーにひたして食べることもできます。激辛カリーを大きなパンで覆ったイポー名物「麺包」みたいな料理ですね。
他には春菊風の野菜とガーリックのスープでいただく牛肉のしゃぶしゃぶ風鍋(写真左)や、歯ごたえ抜群の野菜料理などもをたっぷり頂きました。2日間ほぼ同じ料理を食べることになったお店でしたが飽きることなく地元ならではの中国料理としてお薦めです。
もう一軒のお薦めはこちらも賑わっていた「Good New World Restaurant(好世界酒家)」。ここでは春節の時に食べるイーサン・フィッシュ「魚生」が始まっていたので迷わずリクエスト!


イーサンとはお刺身を極細の線切りにした野菜や着色したフルーツの皮や海草、ベビースター麺のようなものなど得体の知れない色とりどりの千切りグッツにピーナッツと揚げたワンタンの皮などを散らし、上から油と甘いプラムソースと五香粉風のスパイスをかけてごちゃ混ぜにして食べる、この時期にしか登場しないシンガポールやマレーシアの春節料理なのですが、イーサンに絶対に欠かせない具材がポメロ。グレープフルーツを甘くしたような房の大きなポメロが入らないとイーサンの味は決まりません。甘くてぐじゃぐじゃの料理がポメロの爽やかな酸味と上品な甘味で引き締まるのです。「イーサンは残すと縁起が悪いわよ、高く上げれば上げるほどいい!と言われ、全員立ちあがってそれぞれの願い事を言いながらご覧の通り刺身はいったいどこに消えたか!というほどこっぱみじんにして食べます。刺身はシンプルが一番という日本人が食べたら卒倒しそうな味かもしれませんが、これが不思議と癖になる強烈な印象を残すんですよね。
イーサンですっかり盛り上がった後はローカル・チャイニーズでよく登場する魚のすり身と豆腐を合わせた揚げ豆腐と蒸し魚。中でも特に気に行ったのはマンゴー風味のチキン。からりと揚げた鶏肉がフレッシュなマンゴーソースで和えてありました。南国ならではのはっきりとした味つけのお料理です。
もう一軒、数年前に移転した在住日本人にも大人気のチャイニーズ「北桟BeiZhan」というお店があります。


体育館のように広いお店なのですが毎回大賑わい。ここも誰かが必ず連れて行ってくれるお店のひとつです。マラッカにしてはお洒落で明るい内装で、ものすごい種類のメニューがありますよ。
ニョニャ料理やチキンライス・ボールだけではなく、マラッカならではのローカル・チャイニーズも大変美味ですので是非試してみてください。
●Golden Mansion Restaurant
3&5, Jalan Bukit China ☎06-283-8193
●Good New World Restaurant
131-134,Taman Melaka Raya ☎06-284-2528
●Bei Zhan(北桟)Restaurant
43 Janan Kota Laksamana2/17 Taman Kota Laksamana ☎06-281-2684
そして面白いことにプラナカンの人たちはめったな事でもない限りニョニャ料理屋さんには連れて行ってくれません。「我が家の料理が一番」というプライドがあるので、ニョニャ料理はわざわざ外で食べるものではないという気持ちがあるのでしょう。フレイバーズというニョニャ料理店を経営しているババ・ニョニャ・ヘリテージのお爺さんだけは別ですが、それでも毎回「ママの料理が一番!」と86歳になられても言っているのですから、いかにニョニャ料理というのが家族の絆を深めるために大切なものだったか、というのがマラッカに行くたびに痛いほど分かります、素晴らしいことですね。
そんなこんな毎回連れて行ってもらう面白いお店の数々、まったく英語の通じない店も多くメニューもお任せなので記録できないままに終わっている事もしばしばでしたが、今回それぞれ違う友人に同じ店に連れて行ってもらうハプニング??がありました。しかも食べた料理がほとんど同じ!というのですからお知らせしなくては、です。
店の名前は「 Golden Mansion 」。すごい名前ですがこんな店構えです。場所はブキチナ。
さすがマレーシアのチャイニーズ、辛さもしっかりスパイスたっぷりのお味。蓋や器に張り付いた香ばしいロティをカリーにひたして食べることもできます。激辛カリーを大きなパンで覆ったイポー名物「麺包」みたいな料理ですね。
もう一軒のお薦めはこちらも賑わっていた「Good New World Restaurant(好世界酒家)」。ここでは春節の時に食べるイーサン・フィッシュ「魚生」が始まっていたので迷わずリクエスト!
イーサンとはお刺身を極細の線切りにした野菜や着色したフルーツの皮や海草、ベビースター麺のようなものなど得体の知れない色とりどりの千切りグッツにピーナッツと揚げたワンタンの皮などを散らし、上から油と甘いプラムソースと五香粉風のスパイスをかけてごちゃ混ぜにして食べる、この時期にしか登場しないシンガポールやマレーシアの春節料理なのですが、イーサンに絶対に欠かせない具材がポメロ。グレープフルーツを甘くしたような房の大きなポメロが入らないとイーサンの味は決まりません。甘くてぐじゃぐじゃの料理がポメロの爽やかな酸味と上品な甘味で引き締まるのです。「イーサンは残すと縁起が悪いわよ、高く上げれば上げるほどいい!と言われ、全員立ちあがってそれぞれの願い事を言いながらご覧の通り刺身はいったいどこに消えたか!というほどこっぱみじんにして食べます。刺身はシンプルが一番という日本人が食べたら卒倒しそうな味かもしれませんが、これが不思議と癖になる強烈な印象を残すんですよね。
もう一軒、数年前に移転した在住日本人にも大人気のチャイニーズ「北桟BeiZhan」というお店があります。
体育館のように広いお店なのですが毎回大賑わい。ここも誰かが必ず連れて行ってくれるお店のひとつです。マラッカにしてはお洒落で明るい内装で、ものすごい種類のメニューがありますよ。
ニョニャ料理やチキンライス・ボールだけではなく、マラッカならではのローカル・チャイニーズも大変美味ですので是非試してみてください。
●Golden Mansion Restaurant
3&5, Jalan Bukit China ☎06-283-8193
●Good New World Restaurant
131-134,Taman Melaka Raya ☎06-284-2528
●Bei Zhan(北桟)Restaurant
43 Janan Kota Laksamana2/17 Taman Kota Laksamana ☎06-281-2684
今年も月餅(ムーンケーキ)の季節となりました。
シンガポールではいたるところで月餅を売るブースがたち、それを求める客でごった返すのですが、ペナンではスーパーやデパートの片隅でちょこっと・・・って感じで、シンガポールとの温度差をすごい感じます。
そういえば、シンガポールには月餅の有名老舗店が結構あるのに、こちらでは聞いたことも見たこともないなあ。
こうなってくると、なぜだか月餅が恋しくなってくるんです。
去年までは馬鹿にしていた、シンガポールのホテルの月餅プロモーションのニュースでさえ、なんだか真剣に読んじゃったりして。スノースキンとよばれるお餅の皮に包まれたニューバージョンの冷たい月餅も食べたくなったりして。ドリアン月餅とか、チョコのトリュフ入り月餅とか。
しかし、こっちのスーパーとかで並んでいる月餅はなんだか得体が知れず(試食コーナ−もないし)、触手が伸びません。シンガポールから買ってきてもらうんだった、とちょっと後悔していた矢先、今日こちらのお友達から「知り合いのところで作ってもらった月餅をあげる」とプレゼントされました。

早速開いて味見。シンガポールの老舗の伝統的月餅とは違い、手に持って軽いので心配になりましたが、予想していたよりも悪くないです。多分市販されているものよりはいいでしょう。アヒルの塩卵も入って、なかなかいけます!皮がパイナップルタルトのものと同じなんで、軽いです。こういうのはこちらでは上海ムーンケーキと呼ぶらしい(でも昔上海で買ったのはこんなんじゃなかったけど)。多分月餅慣れしてない人だったら、こちらの方が食べやすいかも。でもやっぱり、私はどっしりとした月餅も恋しいですね・・・・
そういえば、中国正月のときもお友達から「知り合いのおばさんが作るクッキーがおいしいの。注文しない?」と紹介されたっけ。マラッカでの正月のときも「このお菓子はお友達に頼むの」って聞きました。こっちって、おいしいお菓子はお店で買うんじゃなくて、知り合いの知り合いに注文して作ってもらうのが一般的なんですね。おいしいのにありつきたかったら、「コネ」なしではダメ。コネがものをいうって、とてもマレーシア的?
それにしても食品販売のライセンスとかって、多分ないのでしょう。こういう「知り合いのオバさんに作ってもらう」ってのでは。日本やシンガポールじゃ厚生省や衛生局が目の敵にしそうなこの商売が、マレーシアではお目こぼしされているようです。私はこういう「ゆるさ」も好きですけどね。実際、工場で作られたものよりもおいしいですし。
そのかわり、あたっても文句言えません(笑)。
シンガポールではいたるところで月餅を売るブースがたち、それを求める客でごった返すのですが、ペナンではスーパーやデパートの片隅でちょこっと・・・って感じで、シンガポールとの温度差をすごい感じます。
そういえば、シンガポールには月餅の有名老舗店が結構あるのに、こちらでは聞いたことも見たこともないなあ。
こうなってくると、なぜだか月餅が恋しくなってくるんです。
去年までは馬鹿にしていた、シンガポールのホテルの月餅プロモーションのニュースでさえ、なんだか真剣に読んじゃったりして。スノースキンとよばれるお餅の皮に包まれたニューバージョンの冷たい月餅も食べたくなったりして。ドリアン月餅とか、チョコのトリュフ入り月餅とか。
しかし、こっちのスーパーとかで並んでいる月餅はなんだか得体が知れず(試食コーナ−もないし)、触手が伸びません。シンガポールから買ってきてもらうんだった、とちょっと後悔していた矢先、今日こちらのお友達から「知り合いのところで作ってもらった月餅をあげる」とプレゼントされました。
早速開いて味見。シンガポールの老舗の伝統的月餅とは違い、手に持って軽いので心配になりましたが、予想していたよりも悪くないです。多分市販されているものよりはいいでしょう。アヒルの塩卵も入って、なかなかいけます!皮がパイナップルタルトのものと同じなんで、軽いです。こういうのはこちらでは上海ムーンケーキと呼ぶらしい(でも昔上海で買ったのはこんなんじゃなかったけど)。多分月餅慣れしてない人だったら、こちらの方が食べやすいかも。でもやっぱり、私はどっしりとした月餅も恋しいですね・・・・
そういえば、中国正月のときもお友達から「知り合いのおばさんが作るクッキーがおいしいの。注文しない?」と紹介されたっけ。マラッカでの正月のときも「このお菓子はお友達に頼むの」って聞きました。こっちって、おいしいお菓子はお店で買うんじゃなくて、知り合いの知り合いに注文して作ってもらうのが一般的なんですね。おいしいのにありつきたかったら、「コネ」なしではダメ。コネがものをいうって、とてもマレーシア的?
それにしても食品販売のライセンスとかって、多分ないのでしょう。こういう「知り合いのオバさんに作ってもらう」ってのでは。日本やシンガポールじゃ厚生省や衛生局が目の敵にしそうなこの商売が、マレーシアではお目こぼしされているようです。私はこういう「ゆるさ」も好きですけどね。実際、工場で作られたものよりもおいしいですし。
そのかわり、あたっても文句言えません(笑)。
今回は本に書ききれなかった麺をいくつか紹介します。
まず一杯22リンギットもする「32 ザ・マンション」の蟹のラクサ。
「32 ザ・マンション」は私たちの著書にある「お屋敷コレクション」に登場してもおかしくない由緒正しきペナンのコロニアル邸宅のひとつですが、誌面のスペース上、載せることができませんでした。(地図には載っています)
この屋敷はケンブリッジで学び、数々のビジネスを手掛けたペナンのセレブリティ一族、リョン・イン・キーンのために1926年ジョセフ・チャールス・ミラーが手掛けたもの。E&Oホテルから徒歩数分の海岸沿いにある薄ピンク色の豪奢なお屋敷です。
嬉しいことに近年レストランとして開放し、一般人もお屋敷の中を楽しめるようになりました。
パティオ風の部屋や、モダンに改装された部屋、かつてのお屋敷の雰囲気を存分に味わえる雰囲気のあるバーなど、それぞれ趣が異なる部屋に分かれており、すぐ横に海を望む屋外のテラス席は大人気のようです。
肝心のレストランのお料理は……というと、西洋料理を中心としたお味はまあまあといったところなのですが、メニューの一番最後にポツンと一品だけ記載してあるローカル料理「Crab Laksa」が抜群に美味しいのです。

お店の人に聞くとオーナー一族自慢の麺料理だそうで、クラブ・ラクサ専用のシェフがいるそうです。
普通魚でダシを取るペナン・ラクサですが、32ザ・マンションのものは、蟹肉からダシを取り、ドロリとした濃くのあるグレイビーの中にチャンクした蟹肉がぎっしり入っています。ほどよい甘味も全部蟹肉の甘味だそうで、リッチな風味に打ちのめされました。
このラクサはサイアミーズ・ラクサにヒントを得たものだそうで、ココナッツミルクとタマリンドが程よくブレンドされていました。
22リンギットという、ペナンの麺料理ではあり得ない高値ではありますが、雰囲気とともに味わう豪華な麺として大変オススメの逸品です。
お次はがらりと変わり、わずか3リンギットで食べられる美味しいホッケンミー(福建麺)の紹介です。
場所はロロン・スラマにある私たちの本でも紹介した有名なチャークエイティアオの店、興發茶室(カフェ・ヘンフゥア)の真ん前に出ている屋台。凝縮したエビのスープは日本人なら誰もが病みつきになる味。チャークエイティアオを注文した際、道路を横切りホッケンミーも注文してみましょう、運んできてくれますよ。屋台のオジチャンに美味しいね~と言ったら、何とスープを教えてくれ!と頼み込んできた日本人男性がいたそうです。
さて次は何とも不思議なレアものの麺「青麺」を紹介します。はっきり言ってこの麺は決して美味しいものではないのです。なぜ紹介するか?というと、はるか昔からペナンに伝わる福建人のお袋の味的存在の麺なのだよ、と地元の食通に教えてもらったからです。今、ペナンでこの麺を食べられるのはジャラン・ガドワラにある超ディープな「七條路南来ホーカーセンター」のみとのこと。味は、スープを吸い込んでプクプクにのびきった麺とでも言いましょうか、アルデンテ好きの日本人には受け入れがたい鍋底にこびりついた煮込みラーメン?といった感じなのですが、面白いのはスープが薄味だからか、醤油スープをタピオカで固めたものが中に入っています。さらに面白いのはよーく見るとタピオカの中に干しエビも入っているのです。
これを全部溶かして混ぜ混ぜにしたら、シンガポール・スタイルのホッケンミーのようになるかもしれませんね。イマイチ味がはっきりしないこの青麺ですが、昔を懐かしむオジチャンたちが1人ですすっている光景をいくつも見ました。こういう麺が残っているのもペナンの良さなんでしょうね~。
ちなみに「七條路南来ホーカーセンター」は美味しいものの宝庫です。私の大好きなサゴの炒めものや、ミキさんの好きな鴨のクエイティアオ・スープ麺やお汁粉系のデザートも充実。ニョニャ・クエも沢山ある市場を併設している地元密着型の活気あふれるホーカーです。

ただし、旅行客でも行きやすいプラウティクスやチョーラスタ・マーケットより、ずっとディープな場所にありますので、夕方日本人女性が1人で…というのはあまりオススメしません。行く場合はタクシーで乗り付けて、待っててもらうのが良い方法です。
まず一杯22リンギットもする「32 ザ・マンション」の蟹のラクサ。
この屋敷はケンブリッジで学び、数々のビジネスを手掛けたペナンのセレブリティ一族、リョン・イン・キーンのために1926年ジョセフ・チャールス・ミラーが手掛けたもの。E&Oホテルから徒歩数分の海岸沿いにある薄ピンク色の豪奢なお屋敷です。
嬉しいことに近年レストランとして開放し、一般人もお屋敷の中を楽しめるようになりました。
パティオ風の部屋や、モダンに改装された部屋、かつてのお屋敷の雰囲気を存分に味わえる雰囲気のあるバーなど、それぞれ趣が異なる部屋に分かれており、すぐ横に海を望む屋外のテラス席は大人気のようです。
肝心のレストランのお料理は……というと、西洋料理を中心としたお味はまあまあといったところなのですが、メニューの一番最後にポツンと一品だけ記載してあるローカル料理「Crab Laksa」が抜群に美味しいのです。
お店の人に聞くとオーナー一族自慢の麺料理だそうで、クラブ・ラクサ専用のシェフがいるそうです。
普通魚でダシを取るペナン・ラクサですが、32ザ・マンションのものは、蟹肉からダシを取り、ドロリとした濃くのあるグレイビーの中にチャンクした蟹肉がぎっしり入っています。ほどよい甘味も全部蟹肉の甘味だそうで、リッチな風味に打ちのめされました。
このラクサはサイアミーズ・ラクサにヒントを得たものだそうで、ココナッツミルクとタマリンドが程よくブレンドされていました。
22リンギットという、ペナンの麺料理ではあり得ない高値ではありますが、雰囲気とともに味わう豪華な麺として大変オススメの逸品です。
場所はロロン・スラマにある私たちの本でも紹介した有名なチャークエイティアオの店、興發茶室(カフェ・ヘンフゥア)の真ん前に出ている屋台。凝縮したエビのスープは日本人なら誰もが病みつきになる味。チャークエイティアオを注文した際、道路を横切りホッケンミーも注文してみましょう、運んできてくれますよ。屋台のオジチャンに美味しいね~と言ったら、何とスープを教えてくれ!と頼み込んできた日本人男性がいたそうです。
これを全部溶かして混ぜ混ぜにしたら、シンガポール・スタイルのホッケンミーのようになるかもしれませんね。イマイチ味がはっきりしないこの青麺ですが、昔を懐かしむオジチャンたちが1人ですすっている光景をいくつも見ました。こういう麺が残っているのもペナンの良さなんでしょうね~。
ちなみに「七條路南来ホーカーセンター」は美味しいものの宝庫です。私の大好きなサゴの炒めものや、ミキさんの好きな鴨のクエイティアオ・スープ麺やお汁粉系のデザートも充実。ニョニャ・クエも沢山ある市場を併設している地元密着型の活気あふれるホーカーです。
ただし、旅行客でも行きやすいプラウティクスやチョーラスタ・マーケットより、ずっとディープな場所にありますので、夕方日本人女性が1人で…というのはあまりオススメしません。行く場合はタクシーで乗り付けて、待っててもらうのが良い方法です。
ペナンにはおいしい屋台料理がたくさんあります。
チエさんいちおしはペナン・ラクサ(アサムラクサ)ですが、私はチャークエイティヤオです。
米の粉でできたちょっと幅広麺をエビ、もやし、ラプチョン(腸詰め)などと一緒にちょっぴりスパイシーに炒め上げたペナンの名物料理です。
これはシンガポールにもマレーシアの他の地域でもありますが、ペナンのは別格のおいしさなのです。
初めてペナンに行く前にシンガポールのプラナカンの友人たちに「あまりにもおいしくて2皿おかわりしちゃった。おかげで他のもの食べられなくなった」とさんざん聞かされていましたが、本当にそのとおりだと思いました。
シンガポールのは黒くてあま〜い醤油で炒めるため、日本人には苦手な人も多いです。しかしペナンのは甘くしません。辛いのが苦手でなければ好きになる人は多いでしょう。
それでも、やはりおいしい店を見つけることは大事です。
ペナンでは地元の人たちの間でどこの店がおいしいかでよく論争になっています。

私が好きなこの店は、「シンガポール人が大行列するから値段が高い、オバさんが無愛想」でガンガン文句言う人がたくさんいます。でも、とあるペナン人のサイトで「でもやはり味は良いのではないかしら?」と書かれていたのと私は同感で、たしかに高いし、無愛想だけど、味は他よりいいと思うのです。
この料理で大切なのは、炭火の強火で炒めること、一皿分ずつ炒めること、です。
このオバさんのは、それをちゃんと実行してます。だから麺は本当にアツアツだし、Wok Hei(鍋のおこげの風味?)がちゃんと付いてます。Wok Heiの香りのしないチャークエイティヤオ、これだけは認められません!
もう一軒有名なシスターズ・チャークエイティヤオ(姉妹でやってるからその名がついた)には、日本人に連れられていったからでしょうか、4人分をまとめて調理して出してきたので、全然おいしくありませんでした。
あとDato Kramat通りにある亜龍、という店も地元ッ子お薦めですが、ここは具にエビの他にもシャコを加えるのですごく高いと聞きました。私はほかにSiam Rdにあるお爺さんの屋台が好きです。
実は今回無愛想オバさんの店を取材しました。
オバちゃんは強烈な入れ墨眉毛と赤い布袋さんみたいな帽子がトレードマーク。いけばすぐにわかります。
たしかにオバちゃんもその娘だか親戚だかしらない人たちも全員愛想というものがまったくありません。
ところが!今回の取材では話をするうちに皆ニコニコ。
これは、100年に一度見られる笑顔かも???
世界初公開!オバちゃんの笑顔
愛想がないのは確かですが、でもだからといって、意地悪なこと言われたり、されたりといった不愉快な経験は私個人はありません。愛想がないだけだと思うんですけど・・・・
ここだけの話ですが、値段が高いだけですべてを否定したがるアンフェアな人ってシンガポールやマレーシアにはとても多いんですよ。そう、ケチで負けず嫌いなんです。
味はいつものとおり。おいしかったです。
取材だからって、特別扱いもなく。ちゃんとお代も取られましたし。
最近はオバちゃんも自分のお店を持つようになりましたので、行列しなくても、
店内で座って料理を待つことができます。
オバちゃんもお金いっぱい稼いだんでしょうか?ペナンで大御殿を見るたびに「オバちゃんの家だったりして!」とチエさんといつもふざけてます。
ものは試しに一度トライしてみてはいかがでしょう。
一皿RM5〜です。(ペナンでは普通RM3ぐらいなので、高いと言われます)
オバちゃんのお店はコムターからまっすぐ伸びるMacalister Roadを行き、Lorong Selamatを右折します。100メートルほど行ったあたりで店の前に屋台が出ています。赤い帽子を探してください。
チエさんいちおしはペナン・ラクサ(アサムラクサ)ですが、私はチャークエイティヤオです。
米の粉でできたちょっと幅広麺をエビ、もやし、ラプチョン(腸詰め)などと一緒にちょっぴりスパイシーに炒め上げたペナンの名物料理です。
これはシンガポールにもマレーシアの他の地域でもありますが、ペナンのは別格のおいしさなのです。
初めてペナンに行く前にシンガポールのプラナカンの友人たちに「あまりにもおいしくて2皿おかわりしちゃった。おかげで他のもの食べられなくなった」とさんざん聞かされていましたが、本当にそのとおりだと思いました。
シンガポールのは黒くてあま〜い醤油で炒めるため、日本人には苦手な人も多いです。しかしペナンのは甘くしません。辛いのが苦手でなければ好きになる人は多いでしょう。
それでも、やはりおいしい店を見つけることは大事です。
ペナンでは地元の人たちの間でどこの店がおいしいかでよく論争になっています。
私が好きなこの店は、「シンガポール人が大行列するから値段が高い、オバさんが無愛想」でガンガン文句言う人がたくさんいます。でも、とあるペナン人のサイトで「でもやはり味は良いのではないかしら?」と書かれていたのと私は同感で、たしかに高いし、無愛想だけど、味は他よりいいと思うのです。
この料理で大切なのは、炭火の強火で炒めること、一皿分ずつ炒めること、です。
このオバさんのは、それをちゃんと実行してます。だから麺は本当にアツアツだし、Wok Hei(鍋のおこげの風味?)がちゃんと付いてます。Wok Heiの香りのしないチャークエイティヤオ、これだけは認められません!
もう一軒有名なシスターズ・チャークエイティヤオ(姉妹でやってるからその名がついた)には、日本人に連れられていったからでしょうか、4人分をまとめて調理して出してきたので、全然おいしくありませんでした。
あとDato Kramat通りにある亜龍、という店も地元ッ子お薦めですが、ここは具にエビの他にもシャコを加えるのですごく高いと聞きました。私はほかにSiam Rdにあるお爺さんの屋台が好きです。
実は今回無愛想オバさんの店を取材しました。
オバちゃんは強烈な入れ墨眉毛と赤い布袋さんみたいな帽子がトレードマーク。いけばすぐにわかります。
たしかにオバちゃんもその娘だか親戚だかしらない人たちも全員愛想というものがまったくありません。
ところが!今回の取材では話をするうちに皆ニコニコ。
これは、100年に一度見られる笑顔かも???
愛想がないのは確かですが、でもだからといって、意地悪なこと言われたり、されたりといった不愉快な経験は私個人はありません。愛想がないだけだと思うんですけど・・・・
ここだけの話ですが、値段が高いだけですべてを否定したがるアンフェアな人ってシンガポールやマレーシアにはとても多いんですよ。そう、ケチで負けず嫌いなんです。
味はいつものとおり。おいしかったです。
取材だからって、特別扱いもなく。ちゃんとお代も取られましたし。
最近はオバちゃんも自分のお店を持つようになりましたので、行列しなくても、
店内で座って料理を待つことができます。
オバちゃんもお金いっぱい稼いだんでしょうか?ペナンで大御殿を見るたびに「オバちゃんの家だったりして!」とチエさんといつもふざけてます。
ものは試しに一度トライしてみてはいかがでしょう。
一皿RM5〜です。(ペナンでは普通RM3ぐらいなので、高いと言われます)
オバちゃんのお店はコムターからまっすぐ伸びるMacalister Roadを行き、Lorong Selamatを右折します。100メートルほど行ったあたりで店の前に屋台が出ています。赤い帽子を探してください。
またまたご無沙汰しています。
取材でペナン、マラッカに長期で行っておりました。
どちらの街も倒れそうなぐらいの灼熱地獄、私などはまるでビーチに行ったかのように日焼けをしてしまいました。
その上、尋常ではない食わされぶり。ペナンではなんと一日15食、なんて日が続いてしまいました。
福建人の多いペナン、福建人は客もてなしがよいのだと聞きますが、本当にそのようです。
さて、あんまり本などで紹介したりはしないのですが、個人的に結構好きなこちら式のワンタンミーを今回ご紹介したいと思います。

ドラマ、「リトルニョニャ」の中でも何度か登場するTok Tok Meeとはワンタンミーのことです。
ワンタンミーとはワンタン麺、ですが、日本のものはもちろん、中国や香港あたりのものともかなり違うのがマレー半島式です。あまりにも違うので、あまり日本の方に薦めることはありません。かくいう私も最初シンガポールでワンタンミー食べて、テーブルひっくり返したくなったことがあるからです。私は香港のワンタン麺が好きなのでマレー半島式はとても許せるものではなかったのです。。
ワンタンは蝦と豚ひき肉をベースとした餡を小麦粉の皮に包んで茹でたもの(ペナンでは店によって揚げたものを入れるところも)。これは基本的には香港あたりと同じですが、香港の味を知っている人には物足りない出来と言わざるをえません。
でも、こちらのワンタンミーのポイントはワンタンではないと最近私は認識するようになりました。
こっちでワンタンミーというと、スープではなく、タレを和えて食べるのです。
タレはマラッカではチリソースが多いですが、ペナンでは黒い醤油ベースのタレが多いです。ペナンのこのタレが美味しくて、醤油ベースなのにしょっぱくない、甘くもない、絶妙な味なのです。
こちらのワンタンミーは、ワンタンよりも、麺の歯ごたえや、このタレやらチリソース味と麺との絡み具合がポイントだと思います。
初めて食べる人はワンタン麺という概念を捨てて、食べてみるとよいかも知れません。
私も香港のものとは別物、と思って食べるようになり、段々好きになってきました。
マラッカも行きつけに好きな店があり、そこで食べていたら街の人に目撃され、ババ博物館のオーナーのおじいちゃんにまで伝わってしまいました。翌日「あそこでワンタンミーを食べていただろう」と言われ、「もっとおいしいワンタンミーを食べさせてやる」と連れて行かれた店のが写真のものです(ワンタンの数は嘘です。おじいちゃんが「わしのも食え」といっぱいのせました)。
そのときにおじいちゃんが「香港のワンタンミーはひどかった」と言ってるのを聞いて、すごくびっくりしましたが、なるほど、本当に土地が変わると嗜好ってこうも変わるものなのだな、と再認識。
私はどちらも別物として好きですけどね!
取材でペナン、マラッカに長期で行っておりました。
どちらの街も倒れそうなぐらいの灼熱地獄、私などはまるでビーチに行ったかのように日焼けをしてしまいました。
その上、尋常ではない食わされぶり。ペナンではなんと一日15食、なんて日が続いてしまいました。
福建人の多いペナン、福建人は客もてなしがよいのだと聞きますが、本当にそのようです。
さて、あんまり本などで紹介したりはしないのですが、個人的に結構好きなこちら式のワンタンミーを今回ご紹介したいと思います。
ドラマ、「リトルニョニャ」の中でも何度か登場するTok Tok Meeとはワンタンミーのことです。
ワンタンミーとはワンタン麺、ですが、日本のものはもちろん、中国や香港あたりのものともかなり違うのがマレー半島式です。あまりにも違うので、あまり日本の方に薦めることはありません。かくいう私も最初シンガポールでワンタンミー食べて、テーブルひっくり返したくなったことがあるからです。私は香港のワンタン麺が好きなのでマレー半島式はとても許せるものではなかったのです。。
ワンタンは蝦と豚ひき肉をベースとした餡を小麦粉の皮に包んで茹でたもの(ペナンでは店によって揚げたものを入れるところも)。これは基本的には香港あたりと同じですが、香港の味を知っている人には物足りない出来と言わざるをえません。
でも、こちらのワンタンミーのポイントはワンタンではないと最近私は認識するようになりました。
こっちでワンタンミーというと、スープではなく、タレを和えて食べるのです。
タレはマラッカではチリソースが多いですが、ペナンでは黒い醤油ベースのタレが多いです。ペナンのこのタレが美味しくて、醤油ベースなのにしょっぱくない、甘くもない、絶妙な味なのです。
こちらのワンタンミーは、ワンタンよりも、麺の歯ごたえや、このタレやらチリソース味と麺との絡み具合がポイントだと思います。
初めて食べる人はワンタン麺という概念を捨てて、食べてみるとよいかも知れません。
私も香港のものとは別物、と思って食べるようになり、段々好きになってきました。
マラッカも行きつけに好きな店があり、そこで食べていたら街の人に目撃され、ババ博物館のオーナーのおじいちゃんにまで伝わってしまいました。翌日「あそこでワンタンミーを食べていただろう」と言われ、「もっとおいしいワンタンミーを食べさせてやる」と連れて行かれた店のが写真のものです(ワンタンの数は嘘です。おじいちゃんが「わしのも食え」といっぱいのせました)。
そのときにおじいちゃんが「香港のワンタンミーはひどかった」と言ってるのを聞いて、すごくびっくりしましたが、なるほど、本当に土地が変わると嗜好ってこうも変わるものなのだな、と再認識。
私はどちらも別物として好きですけどね!
イポーには客家の人たちも多く住んでおり、客家の麺や塩蒸しした丸ごとチキンなどの名店があります。
しかし、客家と言えば私たちの大好物『雷茶』を食べないわけにはいきません。
以前イポーに滞在中、街中の何気ない屋台で雷茶を食べたのですが、その時『スープは売りきれたけど、ご飯だけはあるよ』と言われて食べた具沢山のごはんの美味しさが忘れられませんでした。私たちは美味しい雷茶はどこで食べられるのか?持ち前の食いしん坊根性で街中のお店で聞きまくりました。タクシーの運転手さんにも聞き込み。
しかし、『らいちゃ』という発音がまったく通じなかったのです。『はっからいちゃー』と言ってもチンプンかんぷん。
おかしいな〜?と思いながら、ホワイトコーヒー店をハシゴした後、2人でふらりと立ち寄った老舗の乾物屋さんで、雷茶〜雷茶〜知ってますか〜?と聞いたところ、やはりわからず、漢字で書いてみたら、「あ、ルイ・チャー!」と発音を直されたと同時に「GreenTownにあるMaxis(携帯電話の会社)の真ん前にあるお店がおすすめだよ!」と言われたのです。
はてGreenTownとはどこぞや?と聞くと、ちょっと離れている、と言われ、これは無理かなぁ〜と思っていたら、何と私たちが宿泊していたシュエン・ホテルから徒歩5分の、なかなかイポーにしてはお洒落なお店が立ち並ぶ一角でした。


で、やっとありついたのがこの写真。
それぞれにしっかりと味付けした野菜(青菜、くこの葉、インゲン、インゲン豆、チャイポーという漬け物など)がご飯の上にたっぷり。あと、ピーナッツもおいしい。これをまぜまぜして(上右の写真)食べるだけでも至福!
そしてスープはハーブの豊かな香りとともに、ほんのりとした甘味と上品な濃くがあり、いったいスープのベースは何なんだろう?と気になったら、いても立ってもいられなくなる性分で、即座に聞き込みです。
素菜がベースの雷茶ですから、チキンなどの動物系のスープを使っているはずがありません。お店の人に、このスープのダシは何を使っているんですか?と大きなお鍋の中を覗かせてもらうと、たぐり寄せたおしゃもじの中には大根みたいな輪切りの野菜が。ちょっと食べてみていい?と手を伸ばして味見をしてみると、蕪のようにやわらかな繊維の食感。平岡シェフも呼び、皆で手を伸ばして白い野菜を味見しました。蕪か?バンクアンか、コールラビか? お店の人は英語があまりできず、かといって、漢字で書けといっても書けないという・・・
でも上品なスープの元はこのお野菜と大豆のようです。
このスープベースにバジルやミントなどのハーブ類がつぶされて入っています。この店のはバジルの味が強く、まるでイタリアのペストに近い味のするスープで、苦みも少なく、とても美味しく味わえます。
雷茶って本当にヘルシーで美味!と感激しながら、あっという間に完食。
この雷茶屋が入ってるフードコートはどのお料理もレベルが高く、ハーバルスープ麺(写真)なんかも、あっという間に胃袋に収まりました。
GreenTownを教えてくれた老舗の乾物屋さんのオジサンに感謝です。
ちなみに乾物屋さんではダシを取るのに最高のイカンビリスを購入しました。イカンビリスもクオリティーはピンからキリまであり、値段も高いものはすごい。姿も形も透き通るように美しいのです。マレーシアのパンコール島産のものが最高級品と教えてもらいました。
ダシを取るのに適したものから、炒めものに良いもの、丁寧に頭と内臓を取り除いてあるものなど様々で、日本人が鰹節にこだわるように、マレーシアではイカンビリスに色々なこだわりがあるんだ〜と、乾物屋さんから学んだ楽しい出会いでした。
こんな素敵な発見があるから街歩きはやめられませんね!
Jeram Wah Chai Lui Cha
Tel: 012-5818392
場所はMaxis Centreの向かいにある GT Kopitiam。
Maxis Centreの住所は
No.1 Persiaran Greentown 8,
Greentown Business Centre
しかし、客家と言えば私たちの大好物『雷茶』を食べないわけにはいきません。
以前イポーに滞在中、街中の何気ない屋台で雷茶を食べたのですが、その時『スープは売りきれたけど、ご飯だけはあるよ』と言われて食べた具沢山のごはんの美味しさが忘れられませんでした。私たちは美味しい雷茶はどこで食べられるのか?持ち前の食いしん坊根性で街中のお店で聞きまくりました。タクシーの運転手さんにも聞き込み。
しかし、『らいちゃ』という発音がまったく通じなかったのです。『はっからいちゃー』と言ってもチンプンかんぷん。
おかしいな〜?と思いながら、ホワイトコーヒー店をハシゴした後、2人でふらりと立ち寄った老舗の乾物屋さんで、雷茶〜雷茶〜知ってますか〜?と聞いたところ、やはりわからず、漢字で書いてみたら、「あ、ルイ・チャー!」と発音を直されたと同時に「GreenTownにあるMaxis(携帯電話の会社)の真ん前にあるお店がおすすめだよ!」と言われたのです。
はてGreenTownとはどこぞや?と聞くと、ちょっと離れている、と言われ、これは無理かなぁ〜と思っていたら、何と私たちが宿泊していたシュエン・ホテルから徒歩5分の、なかなかイポーにしてはお洒落なお店が立ち並ぶ一角でした。
で、やっとありついたのがこの写真。
それぞれにしっかりと味付けした野菜(青菜、くこの葉、インゲン、インゲン豆、チャイポーという漬け物など)がご飯の上にたっぷり。あと、ピーナッツもおいしい。これをまぜまぜして(上右の写真)食べるだけでも至福!
そしてスープはハーブの豊かな香りとともに、ほんのりとした甘味と上品な濃くがあり、いったいスープのベースは何なんだろう?と気になったら、いても立ってもいられなくなる性分で、即座に聞き込みです。
素菜がベースの雷茶ですから、チキンなどの動物系のスープを使っているはずがありません。お店の人に、このスープのダシは何を使っているんですか?と大きなお鍋の中を覗かせてもらうと、たぐり寄せたおしゃもじの中には大根みたいな輪切りの野菜が。ちょっと食べてみていい?と手を伸ばして味見をしてみると、蕪のようにやわらかな繊維の食感。平岡シェフも呼び、皆で手を伸ばして白い野菜を味見しました。蕪か?バンクアンか、コールラビか? お店の人は英語があまりできず、かといって、漢字で書けといっても書けないという・・・
でも上品なスープの元はこのお野菜と大豆のようです。
このスープベースにバジルやミントなどのハーブ類がつぶされて入っています。この店のはバジルの味が強く、まるでイタリアのペストに近い味のするスープで、苦みも少なく、とても美味しく味わえます。
雷茶って本当にヘルシーで美味!と感激しながら、あっという間に完食。
GreenTownを教えてくれた老舗の乾物屋さんのオジサンに感謝です。
ダシを取るのに適したものから、炒めものに良いもの、丁寧に頭と内臓を取り除いてあるものなど様々で、日本人が鰹節にこだわるように、マレーシアではイカンビリスに色々なこだわりがあるんだ〜と、乾物屋さんから学んだ楽しい出会いでした。
こんな素敵な発見があるから街歩きはやめられませんね!
Jeram Wah Chai Lui Cha
Tel: 012-5818392
場所はMaxis Centreの向かいにある GT Kopitiam。
Maxis Centreの住所は
No.1 Persiaran Greentown 8,
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで15年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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