せっかくですから、イポーのもうひとつの名物、「アヤム・タオゲイ」を紹介しましょう。アヤムは鶏、タオゲイとはもやしのことです。水のおいしいイポーでは、ぷくぷくに太ったモヤシが栽培されており、それをさっと湯がいたものが名物なんです。
なんでこんなものが名物なの~~?と思うほどシンプルこのうえない料理なんですが、わずか数秒間湯がいたもやしは、シャキシャキ!かすかに甘みも感じられ、あまりの美味しさに私たちはこれを3皿もおかわりしてしまいました。日本でも、香港でも、シンガポールでもこんなにおいしいもやしは食べたことがないぞ!と本当にびっくりしたんです。みずみずしいもやしに、さらりと絡めた中国醤油と香味オイルが食欲を倍増させます。
場所によって味付けは違いますが、「タオゲイ」とセットで頼まれているのが蒸し煮された雛鳥のアヤム。普通は鶏の添え物が「もやし」と考えますが、イポーではもやしも鶏も主役なんです。だから「アヤム・タオゲイ」と言われるんですね。 ちなみに、イポーの鶏というのも、おいしくて有名です。雛鳥はやわらかく、鶏の脂をもやしに絡めて食べたり、ご飯に載せて食べたりといろいろと楽しめます。帰国後、比較的太った日本のもやしで試してみましたが、似て否なるものでした。
もうひとつ、これもなぜか??「プリン」も普通に食べられている名物デザートのようです。乳製品のおいしくない南国でプリンなんて・・・・・まあ、ベトナムにいけばバイン・フランがありますが、まさか~~~と思ってためらっていたところ、朝ごはんに入ったコーヒーショップでは、周りのお客さんがみんな食後にプリンを食べているのです。
それも、冷やして固めた「な~~んちゃてプリン」ではなく、きちんとベイクした「本物のプリン」です。見た目もフレンチデザートを思わせる姿に恐る恐る1つたのんでみたら、これまたびっくり!こってり、まったり、卵の香る本格プリンなのでした。 というように、イポーの食は懐が深すぎて驚きの連続。それもさりげない食材や料理に、いちいちたまげてしまうのですからスゴイところです、本当にイポーは。
カリー味のフォーファン、客家の雷茶や塩鶏、海老の味が凝縮された蝦麺。おまけは名物チキン・ビスケット!!(にんにくがきいた、甘くて塩っぱいビスケット。これまた不思議なイポー名物!)思い出すだけで飛んでいきたくなります。
場所によって味付けは違いますが、「タオゲイ」とセットで頼まれているのが蒸し煮された雛鳥のアヤム。普通は鶏の添え物が「もやし」と考えますが、イポーではもやしも鶏も主役なんです。だから「アヤム・タオゲイ」と言われるんですね。 ちなみに、イポーの鶏というのも、おいしくて有名です。雛鳥はやわらかく、鶏の脂をもやしに絡めて食べたり、ご飯に載せて食べたりといろいろと楽しめます。帰国後、比較的太った日本のもやしで試してみましたが、似て否なるものでした。
それも、冷やして固めた「な~~んちゃてプリン」ではなく、きちんとベイクした「本物のプリン」です。見た目もフレンチデザートを思わせる姿に恐る恐る1つたのんでみたら、これまたびっくり!こってり、まったり、卵の香る本格プリンなのでした。 というように、イポーの食は懐が深すぎて驚きの連続。それもさりげない食材や料理に、いちいちたまげてしまうのですからスゴイところです、本当にイポーは。
カリー味のフォーファン、客家の雷茶や塩鶏、海老の味が凝縮された蝦麺。おまけは名物チキン・ビスケット!!(にんにくがきいた、甘くて塩っぱいビスケット。これまた不思議なイポー名物!)思い出すだけで飛んでいきたくなります。
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- 硬水が決め手?
もやしはイポーのミネラル豊富な硬水でゆでられている、と聞いたのですが、
それがもやしシャキシャキ感の決め手なのでしょうか?
ちょっと調べてみましたら、硬水は肉や野菜などを硬くする傾向があるので料理には不向きとありました。「不向き」です。でも、あえて硬くゆでられるから、もやしにはよいのでしょうか?
では、チキンは海南チキンのようにゆでていると思いますが、
それは硬水ではないのでしょうか?
ミネラルウォーターにも軟水・硬水といろいろあるようですから、それぞれ使い分けているのかもしれませんね。
米の粉の麺があんなにもつるりん、ふわって感じになめらかなのは、イポーの水のなせる技のようですが、
いずれにせよ、おいしい水+広東人のダブルパワーがイポーの食べ物をおいしくしているのは確かのようです。
それがもやしシャキシャキ感の決め手なのでしょうか?
ちょっと調べてみましたら、硬水は肉や野菜などを硬くする傾向があるので料理には不向きとありました。「不向き」です。でも、あえて硬くゆでられるから、もやしにはよいのでしょうか?
では、チキンは海南チキンのようにゆでていると思いますが、
それは硬水ではないのでしょうか?
ミネラルウォーターにも軟水・硬水といろいろあるようですから、それぞれ使い分けているのかもしれませんね。
米の粉の麺があんなにもつるりん、ふわって感じになめらかなのは、イポーの水のなせる技のようですが、
いずれにせよ、おいしい水+広東人のダブルパワーがイポーの食べ物をおいしくしているのは確かのようです。
- チキンビスケット
これは中国人好みのビスケットですが、日本人にはとくにおいしいものではないかもしれません。とくに市販のものはあまりいただけないかも。
でも、シンガポールの中華菓子の老舗、大同餅店ではイポーでもやめてしまった手作りチキンビスケットが今でも売られています。実はうちの舅がもともとイポーの出身なのですが、大同のチキンビスケットを買って帰ったら、全部食われちゃいました。しかもその後大同に通い詰めてはチキンビスケットを大量買いしており、大同の人たちからも「あなたの舅らしき人が年中やってきて・・・・(困る)」ようなことを言われました。あの人はすんごい食いしん坊で食べ物には超うるさく、どんな高級レストランに行っても、厨房までどんどん入っていって、料理にいちゃもんつける厄介な人です。それでだいぶご迷惑をおかけしたかもしれません。しかし、その舅が相当気に入ったということは、本当に美味しいのだと思います。
あ、チキンビスケットとは別に、KLからも車で買い付けにくる人がいるという広東系のスナックを作っている家がありましたよね。本当に普通の住宅地の中の一軒で、今度自分で行くときは絶対に道に迷っていけなさそうなところでしたね。チエさんがやけに気に入ってたやつ。
でも、シンガポールの中華菓子の老舗、大同餅店ではイポーでもやめてしまった手作りチキンビスケットが今でも売られています。実はうちの舅がもともとイポーの出身なのですが、大同のチキンビスケットを買って帰ったら、全部食われちゃいました。しかもその後大同に通い詰めてはチキンビスケットを大量買いしており、大同の人たちからも「あなたの舅らしき人が年中やってきて・・・・(困る)」ようなことを言われました。あの人はすんごい食いしん坊で食べ物には超うるさく、どんな高級レストランに行っても、厨房までどんどん入っていって、料理にいちゃもんつける厄介な人です。それでだいぶご迷惑をおかけしたかもしれません。しかし、その舅が相当気に入ったということは、本当に美味しいのだと思います。
あ、チキンビスケットとは別に、KLからも車で買い付けにくる人がいるという広東系のスナックを作っている家がありましたよね。本当に普通の住宅地の中の一軒で、今度自分で行くときは絶対に道に迷っていけなさそうなところでしたね。チエさんがやけに気に入ってたやつ。
- チキンビスケット
そのような食べ物があるのですね。初めて知りました。イポーに行って色んな味を楽しみたいですね。
とても美味しそうです。
今では若干ネットでも手に入る食べ物もあれば、現地でしか味わえないものもまだまだありますよね。
本場に勝るものはないということですね。
どれも私にはまだ幻の食べ物です。
とても美味しそうです。
今では若干ネットでも手に入る食べ物もあれば、現地でしか味わえないものもまだまだありますよね。
本場に勝るものはないということですね。
どれも私にはまだ幻の食べ物です。
- チキンビスケット
変な名前ですよね。最初シンガポールの美味しい中華菓子屋「大同餅家」で、手がかかっていて、人気がある菓子のひとつにこのチキンが・・・・と言われた時、茶色くて分厚くて無骨で失敗したクッキーのようなビスケットに、なんでチキン?なんでイポー?イポー名物がチキンだからか?などど思いましたが、かみ締めるほどに味わい深い不思議な味のビスケットの虜になった記憶があります。
まず、ものすごくガーリックの味がして、その後に甘みとチキンエキス??(場所によっては豚脂など)独特の旨味がきます。まるでスナック菓子のような味付けなんですけど、しっかり粉の味がするビスケットなんです。
イポーやペナンで買ったチキンビスケットの多くはアーティフィシャルな風味がすごくて、ひとつ食べてギブアップするものが多かったですね。
まず、ものすごくガーリックの味がして、その後に甘みとチキンエキス??(場所によっては豚脂など)独特の旨味がきます。まるでスナック菓子のような味付けなんですけど、しっかり粉の味がするビスケットなんです。
イポーやペナンで買ったチキンビスケットの多くはアーティフィシャルな風味がすごくて、ひとつ食べてギブアップするものが多かったですね。
- 広東系スナック
Mikiさん
わたしはあの味が忘れられませんが、残念ながら場所と名前を記述するのを忘れたんです。
地元の運転手さんが田舎の一軒屋の前で突然車を止めて買いに行ってくれたんですよね。
ショップ・カードもも看板などもないお店でした。
そこのは、ビスケット生地をタンドール釜のようなものにペタペタ貼り付けて、全部手焼きのお店でした。
イポーやペナン名物の「豆沙餅」のようでもありましたが、釜焼きのおこげが素晴らしく香ばしかったのを覚えています。
まさに「幻」のお店です。
もう一度いけるかな~~~~~
わたしはあの味が忘れられませんが、残念ながら場所と名前を記述するのを忘れたんです。
地元の運転手さんが田舎の一軒屋の前で突然車を止めて買いに行ってくれたんですよね。
ショップ・カードもも看板などもないお店でした。
そこのは、ビスケット生地をタンドール釜のようなものにペタペタ貼り付けて、全部手焼きのお店でした。
イポーやペナン名物の「豆沙餅」のようでもありましたが、釜焼きのおこげが素晴らしく香ばしかったのを覚えています。
まさに「幻」のお店です。
もう一度いけるかな~~~~~
- 天津茶室と日日茶室
朝ごはんにフォーファンやプリンを食べたお店が「天津茶室」
そのあと、朝ごはんのはしごで絶品カリーミーを食べたのが「日日茶室」でした。
イポーではペナン名物のように言われている福建蝦麺(スープが濃厚な蝦蝦蝦!!味)も、ペナンで食べるよりも美味しく感じました。
やはり水が命・・・・かな。
どこで食べても美味しかったですね。
そのあと、朝ごはんのはしごで絶品カリーミーを食べたのが「日日茶室」でした。
イポーではペナン名物のように言われている福建蝦麺(スープが濃厚な蝦蝦蝦!!味)も、ペナンで食べるよりも美味しく感じました。
やはり水が命・・・・かな。
どこで食べても美味しかったですね。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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