満開だった東京の桜もあっという間に花びらが舞い溢れています。桜は散り際が一番美しいですね。
さて、2人とも忙しかった3月ですが、日本マレーシア協会の方からご案内をいただき、マレーシアの民族舞踊を見てきました。
この踊りは「世界舞踊祭2008」という2日間に亘る催しの中で披露されたもので、舞踊祭のパンフレットを読むと、もともと長野オリンピックの芸術文化祭プログラムから始まり、第10回までに100か国以上のダンス上演をめざすとともに、日本の優れた舞踊も上演し国際交流を広める、と書いてありました。今回はその第7回目にあたります。
私が見に行った日はマレーシア舞踊以外にルーマニアやサモア、ロシアのバレエを日本に広めた著名な舞踊家オリガ・サファイア女史が振り付けたバレエや、珍しい白拍子の舞などが催され、民族舞踊愛好家で会場は大賑わいでした。
楽しみにしていたマレーシアの舞踊を披露したのは2000年に日本初のマレーシア民族舞踊団として設立された『ムカール・ブダヤ』舞踊団。この日の演目はマレー半島北部クランタン州に伝わる『ガロン』という優美な王宮舞踊、プラナカンが愛好した『ドンダン・サヤン』、ボルネオ島のオランウル族のプリミティブな踊りに、『ピリン』というお皿の踊り。マレー半島東海岸の『ディキール・プトゥリ』という賑やかで愛らしい踊りの5演目。
お目当てのドンダン・サヤンは、本来は男女などペアが掛け合いで歌い合うマレーの歌で、一定のメロディーにあわせ、歌い手らが即興で歌詞を作ってやりとりするもの(テーマは主に恋愛ですが、日常のことさまざままなことを歌うそうです)。もともとマレーの芸能でしたが、昔からことにプラナカンが愛好してきたエンターテイメントのひとつ。今回はそのドンダン・サヤンの曲に踊りを振り付けてのお披露目でした。
© 世界舞踊祭
華やかなサロン・クバヤを身に纏い、鮮やかなスカーフを自在に操りながらの踊りは実にのびやか。大きな動きはなく、リズムに乗っての前後左右の軽やかな足さばきは、「とある昼下がり、プラナカン・マダムたちのお楽しみの時間」 を思わせる、上品で優雅な雰囲気を漂わせていました。しかも皆さん綺麗な人たちばかり!
五つの演目を見て痛感したのは、マレー半島とは一言では言い尽くせないバラエティー豊かな民族性。
衣装ひとつ取っても全然違う国かと思うほどガラリと変わるのです。それにボルネオ島のダイナミックな踊りも加わるのですから、改めてマレーシアってデッカイんだなぁ~、そしてまだまだ知られていないユニークな文化を持つ場所が沢山あるんだ!ということを知った素敵なひとときでした。
ちなみに「ムカール・ブダヤ」でマレーシア舞踊を体験してみたい方は下記までお問い合わせ下さい。
気軽に体験練習もできるそうですよ!
日本マレーシア協会 03-3263-0048まで。
さて、2人とも忙しかった3月ですが、日本マレーシア協会の方からご案内をいただき、マレーシアの民族舞踊を見てきました。
この踊りは「世界舞踊祭2008」という2日間に亘る催しの中で披露されたもので、舞踊祭のパンフレットを読むと、もともと長野オリンピックの芸術文化祭プログラムから始まり、第10回までに100か国以上のダンス上演をめざすとともに、日本の優れた舞踊も上演し国際交流を広める、と書いてありました。今回はその第7回目にあたります。
私が見に行った日はマレーシア舞踊以外にルーマニアやサモア、ロシアのバレエを日本に広めた著名な舞踊家オリガ・サファイア女史が振り付けたバレエや、珍しい白拍子の舞などが催され、民族舞踊愛好家で会場は大賑わいでした。
楽しみにしていたマレーシアの舞踊を披露したのは2000年に日本初のマレーシア民族舞踊団として設立された『ムカール・ブダヤ』舞踊団。この日の演目はマレー半島北部クランタン州に伝わる『ガロン』という優美な王宮舞踊、プラナカンが愛好した『ドンダン・サヤン』、ボルネオ島のオランウル族のプリミティブな踊りに、『ピリン』というお皿の踊り。マレー半島東海岸の『ディキール・プトゥリ』という賑やかで愛らしい踊りの5演目。
お目当てのドンダン・サヤンは、本来は男女などペアが掛け合いで歌い合うマレーの歌で、一定のメロディーにあわせ、歌い手らが即興で歌詞を作ってやりとりするもの(テーマは主に恋愛ですが、日常のことさまざままなことを歌うそうです)。もともとマレーの芸能でしたが、昔からことにプラナカンが愛好してきたエンターテイメントのひとつ。今回はそのドンダン・サヤンの曲に踊りを振り付けてのお披露目でした。
© 世界舞踊祭
華やかなサロン・クバヤを身に纏い、鮮やかなスカーフを自在に操りながらの踊りは実にのびやか。大きな動きはなく、リズムに乗っての前後左右の軽やかな足さばきは、「とある昼下がり、プラナカン・マダムたちのお楽しみの時間」 を思わせる、上品で優雅な雰囲気を漂わせていました。しかも皆さん綺麗な人たちばかり!
五つの演目を見て痛感したのは、マレー半島とは一言では言い尽くせないバラエティー豊かな民族性。
衣装ひとつ取っても全然違う国かと思うほどガラリと変わるのです。それにボルネオ島のダイナミックな踊りも加わるのですから、改めてマレーシアってデッカイんだなぁ~、そしてまだまだ知られていないユニークな文化を持つ場所が沢山あるんだ!ということを知った素敵なひとときでした。
ちなみに「ムカール・ブダヤ」でマレーシア舞踊を体験してみたい方は下記までお問い合わせ下さい。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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