イポーから車で30分ほどのところにあるクアラ・カンサーに立ち寄ってみました。
クアラ・カンサーはとても小さな街ですが、ペラ州のサルタン宮殿のある、ロイヤル・タウンです。日本の現天皇陛下も訪れたことがあるとか。お隣イポーやタイピンが錫鉱山で大発展したのと比べて、静かなまま残ったこの街は、今なおマレー文化が息づいています。
ペナンに夕方までに帰らなくてはならなかったため、本当に急ぎ足で寄っただけですが、まずは有名なウブディア・モスクを目指しました。
マレーシアで一番美しいとガイドブックには書かれていますが、たしかにとても美しいモスクでした。どうやら中も見学できたらしいのですが(女性もOKとのこと)、実はこのモスクよりも伝統的マレー木造建築の王宮Istana Kenanganの方が目当てだったので、そちらへ急いでしまいました。途中でまた道に迷って現サルタンがお住まいの方のイスタナ(王宮)をぐるりと回ってしまいましたが、このイスタナもとても綺麗でしたよ。ハリラヤのオープンハウスには是非訪れてみたいところです。
さて、その木造建築の王宮がこちらです。近所では黄色いイスタナと呼ばれているとか。思ってたよりも規模は小さかったですが、釘一本使わずに、しかも設計図無しで建てられたのだそうです。
この他にもこの辺にはロイヤル・ミュージアムなどもあり、見どころもたくさんあるんですね。周辺は伝統的なマレー建築の民家も多く、緑豊かな綺麗なエリアですので、ゆっくり散歩すると楽しいところだと思います。
しかし、クアラカンサーに来た一番の私の目的は、実はペラ州の名産として観光局のパンフレットに紹介されていたラブ・サヨンという焼きもの。ペラ州の名産として紹介しているのに、イポーの土産物屋では一切見かけなかった謎の焼きもの。実は去年ペナンで見つけて買ってしまったのですが、是非本場に行ってみたいと常々思っていたのです。それがクアラカンサーの郊外の村で作られています。
ペラ川にかかる白亜の立派な橋Sultan Abdul Jalil Bridgeを渡るとサヨン村の目印の大きな壷が見えてきます。
ここを右折してしばらく行くと、工房マップが出てくるのですが、その少し先にいくと小道が左手にあってその入り口にたくさん工房の看板が出ています。どうやらこの奥に工房がいっぱいあるのだなとわかったので、その小道を進んでみました。
すると緑深い小道の両側に工房兼ショップがちらほらと現れてきました。
名産のラブ・サヨンのもっともオーソドックスなものがこれ。なんと優美なフォルムでしょう。
なぜ黒い色なんでしょう?なぜこの形になったんでしょう?
ほかにもランプになっているものなどいろいろあります。ラブ・サヨンの基本形の壷は大体RM10前後(ペナンで買った時はRM25でした)、大きなランプ形などになるとRM40くらいになります。
ちょっとダサい陶器も目につきますが、伝統的なものは本当に美しいと思います。ラブ・サヨンは飲み水を入れる壷で、この壷に入れておくと水が冷えるため重宝されたのだそうです。
この辺には工房が20〜30軒はあるようなのですが、行けども行けども結構奥が深い。そのうち本当に車一台しか通れない道に入って行きましたので、適当に切り上げてしまいましたが(主人もブツブツ文句言い始めたので)、是非すべての工房を見てみたかったです。緑茂る森の中に家が点在する静かな村で、鶏やヤギが放牧されていて、それはそれはのどかなところでした。
これだけ特徴的なものがあるのに、ここにわざわざ来る観光客はあまりいないようです。ガイドブックにもでていませんし。とくに車がなかったらとても来られませんね。
マレーシアには他にもこんな伝統的な工芸を残している村があるんでしょう。今後もそういうものを探していきたいと思います。
クアラ・カンサーはとても小さな街ですが、ペラ州のサルタン宮殿のある、ロイヤル・タウンです。日本の現天皇陛下も訪れたことがあるとか。お隣イポーやタイピンが錫鉱山で大発展したのと比べて、静かなまま残ったこの街は、今なおマレー文化が息づいています。
ペナンに夕方までに帰らなくてはならなかったため、本当に急ぎ足で寄っただけですが、まずは有名なウブディア・モスクを目指しました。
マレーシアで一番美しいとガイドブックには書かれていますが、たしかにとても美しいモスクでした。どうやら中も見学できたらしいのですが(女性もOKとのこと)、実はこのモスクよりも伝統的マレー木造建築の王宮Istana Kenanganの方が目当てだったので、そちらへ急いでしまいました。途中でまた道に迷って現サルタンがお住まいの方のイスタナ(王宮)をぐるりと回ってしまいましたが、このイスタナもとても綺麗でしたよ。ハリラヤのオープンハウスには是非訪れてみたいところです。
さて、その木造建築の王宮がこちらです。近所では黄色いイスタナと呼ばれているとか。思ってたよりも規模は小さかったですが、釘一本使わずに、しかも設計図無しで建てられたのだそうです。
この他にもこの辺にはロイヤル・ミュージアムなどもあり、見どころもたくさんあるんですね。周辺は伝統的なマレー建築の民家も多く、緑豊かな綺麗なエリアですので、ゆっくり散歩すると楽しいところだと思います。
しかし、クアラカンサーに来た一番の私の目的は、実はペラ州の名産として観光局のパンフレットに紹介されていたラブ・サヨンという焼きもの。ペラ州の名産として紹介しているのに、イポーの土産物屋では一切見かけなかった謎の焼きもの。実は去年ペナンで見つけて買ってしまったのですが、是非本場に行ってみたいと常々思っていたのです。それがクアラカンサーの郊外の村で作られています。
ペラ川にかかる白亜の立派な橋Sultan Abdul Jalil Bridgeを渡るとサヨン村の目印の大きな壷が見えてきます。
ここを右折してしばらく行くと、工房マップが出てくるのですが、その少し先にいくと小道が左手にあってその入り口にたくさん工房の看板が出ています。どうやらこの奥に工房がいっぱいあるのだなとわかったので、その小道を進んでみました。
すると緑深い小道の両側に工房兼ショップがちらほらと現れてきました。
名産のラブ・サヨンのもっともオーソドックスなものがこれ。なんと優美なフォルムでしょう。
なぜ黒い色なんでしょう?なぜこの形になったんでしょう?
ほかにもランプになっているものなどいろいろあります。ラブ・サヨンの基本形の壷は大体RM10前後(ペナンで買った時はRM25でした)、大きなランプ形などになるとRM40くらいになります。
ちょっとダサい陶器も目につきますが、伝統的なものは本当に美しいと思います。ラブ・サヨンは飲み水を入れる壷で、この壷に入れておくと水が冷えるため重宝されたのだそうです。
この辺には工房が20〜30軒はあるようなのですが、行けども行けども結構奥が深い。そのうち本当に車一台しか通れない道に入って行きましたので、適当に切り上げてしまいましたが(主人もブツブツ文句言い始めたので)、是非すべての工房を見てみたかったです。緑茂る森の中に家が点在する静かな村で、鶏やヤギが放牧されていて、それはそれはのどかなところでした。
これだけ特徴的なものがあるのに、ここにわざわざ来る観光客はあまりいないようです。ガイドブックにもでていませんし。とくに車がなかったらとても来られませんね。
マレーシアには他にもこんな伝統的な工芸を残している村があるんでしょう。今後もそういうものを探していきたいと思います。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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