La La TVの「旅に恋して~マレーシア」では、女優の水野美紀さんが私たちの
番組の中で私たちの本の中から、スイーツやクバヤ
今回の番組に関しては、直接コーディネイトを賜っておりませんので
もうひとつ朝日新聞社のフリージャーナル「ジェイヌード」の
「はじめてなのに懐かしい!手にとるように街を愛でるマラッカへ
・La La TV「旅に恋して~マレーシア」
放送は5月21(水)9時30分~、5月29日(木)深夜0時15分~
その他、6月にも再放送の予定です。
詳しいことは取材など旅のブログも乗っているLa La TVのHPにアクセスして下さい。
プレゼント・コーナーでは、マラッカ・マジェスティックホテルのア
・朝日新聞社 女性のためのフリージャーナル「ジェイヌード」(J-nude)
5月15日発行。大沢たかおさんの表紙です。詳しいことは http://publications.asahi.com/
「質問攻め一家!』 だということ。
下手にこの家族に捉まってしまったら、ちょっと大変!
突如として人が変わったように、雄弁になるお婆ちゃんと息子さん。話しこんでいるうちに会社から帰ってきた娘さんまで加わってしまったらさあ大変!まるで、3匹の蛇(失礼!)ににらまれたカエルか、蜘蛛の巣に引っかかってしまった何とやら・・・・・身動きもできないまま、ひたすら答える。私にとってはまるで地獄の英語特訓塾状態。
最初は日本人が珍しいこともあり、履歴書と同じ、住所・氏名・年齢・職業(しかも家族全員のを聞かれる)それがだんだんと 『今日一日の日課』 へと移り、究極はお昼に食べたニョニャ料理の中にジャガイモがいくつ入っていたか?大きさは?味は?値段は?あちらはいたって真剣な面持ちで聞いてくるので、(心の中では、私たち2人とも大笑いしながらひたすら真面目に答えるのです。)
次々と降ってくるエンドレスの質問のあいだ、ケーキもクエもクッキーもジュースもふんだんに飲まされ、お腹が破裂しそうになっており、鼻炎で鼻水が止まらない、と言ってしまった誰かさんは、これを飲め!利くから早く飲め、2粒この場で!と、薬まで飲まされた日もありました。
気がついたらどっぷり日も暮れ、カリー粉を買うどころか、お土産をごっそり持たされて帰るという始末。
質問攻めの後は2人とも生気を吸い取られてしまったかのように、タン・チェン・ロック通りをふらふらになりながら歩いた経験が何度もあります。(すでに何人か、ご経験された方がいらっしゃるようですが・・・・)
私たちはもうだいぶ慣れたので、オン家の訪問はアポが無い暇な日に、しかも「バテてない元気な日」、に行くと決めてあります(笑)
そ んな彼等を象徴する手紙が、先日突如手元に届きました。お正月は大変忙しく、その後も行事がいっぱい、返事を出すのがすっかり遅くなってしまい誠に申し訳 ない、云々・・とあり、最後の日付を見たら「●月●日、何時何分!」と、時間まで記載されているではありませんか!思わず、「ぎゃ!さすがオン・ファーミ リー!!」と大笑いしながら、几帳面で真面目なオン家の人々の顔が次々と目に浮かび、何だかほのぼの、愉快な気分になりました。
愛して止まないキャラクターの面々、永遠にマイペースで良いものを作り続けていって欲しいです。それこそが、マラッカの遺産なんですから。
プラナカン・スタイルの手作りカリー粉で有名なお宅です。
お宅ですから看板があるわけではなく、実際に本をご覧になって 『見つけられた人』 が何人もいるようです。
ここのカリー粉は、プラナカンの美人お婆ちゃん(今年83才)の秘伝のレシピで作られており、そのブレンドを知るのはお婆ちゃんと年齢不詳の息子さんの2人。
聞くと、各地から集めたベスト・クオリティーのスパイスを丁寧に洗い、もう一度天日干しにし、フレッシュなハーブ類をいくつか混ぜ合わせて挽いているそうです。運がいいと、挽きたてほやほやのカリー粉を買うことができます。
お婆ちゃんの隅を片時も離れず、しぶとく15種類の材料を聞き出した私たちですが、ブレンドの加減まではNG!
彼等の丁寧な仕事ぶりは地元の人たちからも一目置かれており、私たちもマラッカ訪問の際には必ず立ち寄る隠れた名所です。
旧正月前に訪れた際、カリー粉とともに売っているブラチャンが超レアものだ、という新たな発見をしました。
いつもマラッカに行くと、私たちを専門的な場所に色々と案内して下さる、チェン・フーテン寺院の修復にも携わる素敵な女性(タン・チェン・ロック家の撮影時にもお骨折りいただいた方)と一緒にオン家に立ち寄った際、彼女はここのブラチャンが売り切れと知り、あ~残念!と溜め息をつきながら、お婆ちゃんにどうしてないのか?と聞くと、最高のオキアミ(粒がそろった極小のもの)が水揚げされない限り作らないんだそうな。次にできるのは多分8月ね!と、7か月も先の気の長いことを言われていました。他で市販されているものとは別格のおいしさだそうな。
発酵させて固めて天日干しにする大変な作業を、お婆ちゃんと息子さん2人だけでするのですから、なるほど7ヶ月先になるわけね~~と納得したのですが、次回、夏にマラッカにいらっしゃる方で、東南アジアの発酵調味料系にご興味のあるかたは、是非とも購入されてください。
ブラチャンは必ず炒って使います。クサヤを焼いた時のように、かなりキッチンが臭くなりますので、キッチン・ペーパーに包んでそのままフライパンで空焼きするといい、とニョニャ料理研究家の方に教えてもらいました。
炒ったブラチャンとチリを合わせてドレッシングを作り、きゅうりと塩漬けした豚、ハーブ類などをさっと合えると、ニョニャ料理の簡単サラダ 「サンバル・ティムーン」 の出来上がり。炒った蝦の香ばしさが立つ、奥深い味わいのピリ辛サラダです。
おまけといっては失礼ですが、この画像を。
これはオープニングセレモニーのときのものです。
彼が司会をやりました。
ディック・リーのお父様、リー・キップ・リー氏はプラナカン協会の会長で、
いろいろと御世話になっており、ちえさんがシンガポールへ来る度に
ご挨拶に伺っていますが、毎回、ディックの日本のファンのことをとても嬉しそうに
お話されます。
日本のファンはとっても忠実でありがたい、とか、
いつだったか家の前で張っている人たちもいたが、皆礼儀正しく、
家の者を邪魔することもなく、押し掛けてくることもなく、
じっと外で待っており、家の前の石を拾って帰って行った(甲子園か?)
という話を聞きました。
それをしっかり観察しているおじいちゃん、可愛いですね。
本当に日本のファンは大切だ、と毎回聞かされます。
ちなみに両隣の女性は博物館関係者です。
プラナカン博物館はフェスティバル開催日は無料公開され、大勢の人たちが行列して見学に来ていました。建物の横の公営駐車場をフェスティバル会場とし、大きな特設ステージと、バザール会場が設けられました。
ステージでは音楽、ダンス、ファッションショーなどが繰り広げられ、バザール会場では、食べ物を売る店、アンティークや雑貨を売る店が数店参加しており、ペナンからの参加もありました。プラナカン協会は書籍などの販売もし、記念切手の販売もしていました。
ただ二日とも大変暑い日で会場は少々暑くてこたえました。ファッションショーは素晴らしいものでした(すてきなアンティークやアンティーク風クバヤサロンがたくさん)が、暑くて早々に博物館へ退散したものです。
私はペナンのクバヤテイラーの友人にずっと付き添い(人手が足りず)、デモンストレーション会場の方にいましたが、そこでは、ペナンとクアラルンプールから来たクバヤテイラー2名の実演と、3人の女性によるビーズ刺繍実演会が催されていました。
なんとビーズ刺繍実演では、日本人女性が参加されており、シンガポールのルマビビというお店で習ったのだそうです。以前ルマビビのビビさんから「日本人には筋の良い人がいる」という話は聞いていたのですが、正直いって、その日本人女性の腕がこの3人の中でもずば抜けて良かった、と私も(私の叔母も)思いました。とても鮮やかでロマンチックな色合いの柄を刺繍されており、手芸の苦手な私は大変うらやましく思いました。
デモンストレーション会場はちょっとわかりにくいところにあったので、いかれなかった方もいるかもしれませんが、人出はかなりのもので、見学者の質問に応じるだけで大変でした。なぜか私が質問に対応する係までやらされるハメに。
このフェスティバルはまた来月10日、11日にも行われます。
また今週の3日、4日は子供むけのPeranakan Printsというワークショップやクッキング教室などが行われるそうですが、実演デモやバザールはは10日、11日のみとなります。
また3、4、10、11日は入館料は無料ではなく、2ドルとなります。
マレーシアの「人間国宝」に価する賞をクラフト部門で受賞しているペナンのクバヤ・テイラーの第一人者、Lim Swee Kimさん(キムさん)が特別にクバヤ刺繍の実演をすることになったそうです。
キムさんはマレー王族の専属テイラーだった祖母に幼少の頃から手ほどきを受け、
その後ペナンに行ってプラナカンの顧客相手にクバヤ一筋で来られた方です。
ご主人がペナンのプラナカンで、シンガポールやマラッカのプラナカンにも、
「アンティー・キム」と呼ばれ親しまれている、とても温厚で質素な方です。
故ダティン・スリ・エンドン女史(アブドゥラー・バダウィ首相夫人)とも親交が深く、
『ニョニャ・クバヤ』の本にも登場されていますね。
刺繍の実演はマレーシアでもなかなか目に出来ないことですので、是非お出かけください。
それからキムさん所蔵のアンティーク・クバヤも持ってきてくださるようです。
実演のプログラムは午前11時〜12時、午後3時〜4時の予定だそうで、土・日曜ともにあるそうです。
「その時間だと思う」というアバウトな連絡でしたので、
詳細はまた当日会場で再確認ください。
ご主人がユーラシアン、奥さんがニョニャというグルメ・カップルの絶品料理の数々。
ユーラシアン料理の代表選手カリー・デバルから、ニョニャ料理のアヤム・ブアクルアはもう
ここを超える店にであったことがないほどの絶品、そのほかにも丁寧に作られたオックステール・シチューなどはそこらのフランス料理店など蹴散らすほどの美味しさ。
個性的で美味なるニョニャ風サラダの数々、店員が呆れるほど何種類もの料理を注文しては
トライしまくっていた私たち。チエさんなどはメニューをもらって帰って、次回はこれ、と研究するほど、惚れ込んでいたのです。
料理好きが嵩じてお店を開いたというマダム・チーの作る料理は、何と言っても、どれも愛情たっぷりで、手抜きのない、丁寧な仕事が評判を呼び、一時はとても繁盛する店になっていました。
ところが癌という重い病気に冒され、とうとう昨年お亡くなりに。そして店じまいとなってしまったのです。
ああもうシンガポールはダメ、と諦めかけていた私たちですが、
今再び、「これは!」と注目しているお店を見つけました。
そのお店はデバギ。
(写真がなくてすみません。プライベートの時はゆっくり食べたくてあまり撮影しません。次回)
店名にもなっているオーナーのデバギさんは、シンガポールで何冊ものレシピ本を出しているインド系の女性で、テレビなどにも登場する有名な方です。ちえさんは以前にこの方の料理教室にも行ったことがあるそうで、「彼女の作る料理なら、そりゃ美味しいでしょう」と。料理教室マニア、ちえさんが褒めるのだから、腕はもう保証されたも同じ。
で、ちょっと郊外にあるそのお店に行ってみたのですが、
これが素晴らしい。
お店の雰囲気はモダンでカジュアルながらにセンスの良さが感じられます。ちょっとお洒落なディナーにもいい感じです。お皿、料理の盛りつけにも女性シェフならではのセンスが溢れています。
デバギさんはインド系といっても、とっても都会的なモダンな方で、普段はお店で接客にまわっています。
ここで出す料理はすべて、インド系の料理を中心としながらも、ニョニャ料理からユーラシアン料理などシンガポールやマレーシアのローカル料理を彼女風にアレンジしたオリジナルメニュー。材料も厳選されており、著名な料理研究家としてのデバギさんのプライドが随所に感じられます。
とてもユニークな料理の数々ですが、さらに女性に嬉しいのは、インド系料理でも油っこすぎないこと。どの料理も上品でヘルシーな仕上がりです。そういうところにもデバギさんは注意を払っていると思います。
一番人気があるのは、Fried Belacan Chicken Wingだそうで、あのブラチャンをベースにしたマリネ液に漬け込んだチキンをカリッカリに揚げています。そこに上品な味わいの甘酸っぱいインド風特製サルサを添えて食べます。多分誰にでも喜ばれる一品だと思います。
私が気に入っているのは、ダール豆の料理で、何種類もあるのですが、とりあえず試してみたのは、ダール豆とほうれん草を煮込んだもの。ウェットタイプとドライタイプがありますが、両方ともいけます。非常にヘルシーで、淡白な味付けなので、お豆とほうれん草の味がストレートに伝わってきます。ベジタリアン大国インドの料理のおいしさは野菜にあるはずと思うのですが、当地の多くのインド料理店では野菜料理は脇役で適当に作ってるところばかりですので、これは貴重です!
うちの主人が超気に入ったのは、ブラックペッパー・マトン。マレー料理のレンダンのような水気のないスパイス・グレイビーに黒胡椒を利かせており、じっくり煮込んだマトンが崩れるほどソフトでジューシー。こんなにおいしいマトン料理は食べたことがない、とすごく褒めていました。
この他の人気料理はアサム・フィッシュ・カリー、ラクサ・プローンなどいろいろありますが、どれも他の店では見たことがないオリジナリティー溢れる料理ばかりなので、全部試してみたくなるのです。
で、おそらくここの看板料理は本格的なダム・ブリヤニ。普通こちらでブリヤニというと、ただスパイス風味のライスが盛られてきますが、ダム・ブリヤニというのは、中にチキンカレ—とかマトンカレーなどを、スパイスを混ぜたライスで包んで蒸し上げる(焼き上げる?)ものです。そこらの屋台料理のものとは違います。残念ながら、これはまだ注文していません(食べきれません!)。
代わりに私たちはピース・ピラウというのをライス代わりに頼んでいます。グリーンピースがたくさん入ったブリヤ二ライスです。パラパラと上手に炊き上げられた極上のバスマティ・ライスはカレーがなくても十分に楽しめます。
また、さすがデバギさん、飲み物やデザートにも抜かりはありません。
キュウリを使ったヘルシーなキューカンバー・クーラー、ニョニャ料理でおなじみのロンガン&なつめのドリンク、子供にはチョコレート・シェークなどの飲み物も充実しており、デザートにもグラメラカ(ブラウンシュガー)・アイスクリームなど珍しいアイスクリーム、私がかなり気に入ったのは、インドのスイーツ風な味がするミルクベースでゼリーがいろいろと入っているJigar Thandaという冷たいドリンクタイプのデザート。インド版チェンドルといったところでしょうか。
どれもこれもユニークで、一工夫してあり、丁寧につくられた料理ばかり。もちろん味付けは人それぞれ好き嫌いがあると思いますが、一番大切なのは料理に対する姿勢です。味付けが私好みでないものもありましたが、料理は丁寧に作られているので、決してまずいとかは思わないし、こういうアプローチもあるのね、と関心できます。こういう姿勢が感じられない店(例えば冷凍の材料を使っているとか、下処理もしないとか、何もかも適当な店。ちゃんとプロの仕事を見せていただきたい!でもこの手の店は繁華街で何店舗も展開してますね)はもう何口か食べて「二度と来るまい」と思うのですが、この店では、味付けが好みでなくても、他にも試してみたい、と思わせる、そういう魅力がありました。
とにかく、こういう姿勢のお店には存続していただかないと困ります。
是非皆さん、一度足を運んでみてください。
ちょっとひと味ちがう、丁寧に作られたインド料理、ローカル料理ならここがおすすめです。
しかも予算は1人約20〜25ドルほど(料理、ドリンク、デザートとたらふく食べて、です)ととてもリーズナブル。
場所はビシャンのエリア、Upper Thomson Rdの飲食店がたくさん集まったところの一画です。
都心からバスでも行かれますね。
Devagi's
200 Upper Thomson Road,
#01-03 Thomson Imperial Court, Singapore 574424
Tel : 6255 2440
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