2014年も残すところあと2日となりました。
今年は著書3版の増刷、NHKワールドでペナンのニョニャ料理のご紹介、横浜でプラナカン文化の講演会などなど、皆様の温かいご支援があっての一年となりましたことを、心より御礼申し上げます。
年の瀬に、毎年恒例のMakan Makanの平岡シェフ宅で行われた忘年会のお料理をご紹介し、今年を締めくくりたいと思います。
2014年の忘年会は、集まって下さるメンバーに韓国の美女と婚約された方がおり、彼のお祝いも兼ねた忘年会となりました。
この忘年会、毎年各自が食べたいものをリクエストできる形式になっており、シンプルにエビせんをリクエストした人、炭水化物ならなんでも!!という炭水化物フリークの人。毎回こってりドロドロの濃厚な料理をリクエストするのはChie。
魚のスパイス煮込みや、海南チキンライスをこよなく愛する人などなど、皆さん様々なのですが、胃袋が半端なくスゴイ人たちで、つい数年前までは毎年食べ過ぎで倒れる人(飲みすぎではなく、まさに食い倒れなんです!!)が出るほど、次々と並ぶ見事なお料理の数々をまんべんなく胃袋に納めて帰るツワモノばかり。ですから忘年会が終了した平岡宅のKitchenは、まさに「ツワモノども?が夢のあと??」状態。
まず前菜にはペナンのニョニャ料理を代表するジューフーチャー。
自家製のサンバルブラチャンをつけて、炒めた野菜をレタスに包んで頂きます。日本ではバンクワンが手に入りにくいので、それに良く似た食感のヤーコンで代用されていました。
次はテンペとじゃが芋の炒め物。
ポテトと揚げたテンペのカリカリの食感が楽しいビールのおつまみです。
そしてビールといえば、これが無くては始まらない定番料理、ブラチャンで風味をつけた鶏の唐揚げブラチャンチキンとサテー。
お次はイカのペーストを油条(揚げパン)に詰めて揚げたもの。
お皿に盛るやいなや、あっという間に無くなってしまったので、キッチンで揚げたてをパチリ。
蓮とロマネスコのエキゾチックピクルス
胡瓜とパイナップルのロジャ。
甘くて独特の香りがするロジャソースは好き嫌いが分かれるお料理ですが、みなさん美味しい美味しいと、各自の前にロジャをキープ。
こちらは日本では珍しいマレー風コロッケ。
マレーシアではスープに浸していただく事もあります。スパイスの香りがふんわり立ち込めるコロッケでした。と、ここまでが前菜ですが、これ以外に写真を撮り忘れた干し栗とシイタケの醤油煮込みという香港料理もありました。
メインディッシュの最初は、尾頭付きタイを使った潮州風蒸し魚。
キャムチャイという酸味のきいた漬物と梅干しを添えて蒸したお料理です。鯛の繊細な味わいに酸味のきいたキャムチャイが最高によく合う、平岡シェフとChieが大好きなシンガポールの潮州料理店「リークイ」の名物料理でもあります。(現地では魚はマナガツオを使っていますが)
そして、もうひとつのメインはおめでたいお正月料理のイーサン。この日の魚はサーモン
ワンタンの皮を揚げたものとナッツ、極細切りにした野菜をリークイから頂いた1年かけて作られた潮州風梅醤などを加えてぐちゃぐちゃに混ぜ、皆さん来年の願い事を言い合いながらうず高く持ち上げて祝いました。
健康!!お金もうけ!!と言っている人もいましたね。ワイワイ言いながら味わうイーサンは美味しさもひとしおです。
そしてこちらは初登場、マレー風野菜のココナッツ煮込み、サユールロデ。
現地のレストランで食べるとお野菜がクタクタ&ふにゃふにゃに煮込まれていて、美味しいと思うサユールロデにはめったに当らないのですが、平岡シェフのものは、お野菜ひとつひとつの食感を残した逸品でした。
お次は海南チキンライス。これはもう言うことなしの一皿です。
ソースは手作りのジンジャーソースとチリソースに、シェフがタイで食べたカオマンガイ用のタオチオ入りのソースをアレンジしたもの、そしてダークソイの4種類。こちらはチキンのエキスがたっぷりの、つやつやのチキンライス。
海南チキンライスは鶏よりもご飯がメインと言ってもよいほど、4種類のソースを好みにブレンドして皆さんフォークとスプーンの動きが早いこと!
次はシェフの大好物、インドネシア風鶏のスープ、ソトアヤム
海南チキンライスを作る際に丸鶏でとったスープを活用したものです。濃厚な鶏のエキスがギュッとつまった丁寧に作られたソトアヤムは、しみじみ美味しい~と、全員がおかわりをしていました。
そして、シンプルなサンバル・ソートン
この日は柔らかな小イカを使用。レストランでは定番のお料理でも、平岡シェフの手にかかるとサンバルソースで炒めただけのイカとは思えないほど、深い味わいのお料理に変身。
ほかにもブラック・カレーなどがありましたが、食べるのに無中で写真を撮り忘れました。
そして〆にはエッグヌードル・スープ。
極細の卵麺にこちらも丁寧に作られた醤油味のスープがたっぷり~、まさに〆のラーメン!つるつると胃袋におさめます。
この時点で皆さんの頭の(胃袋の)スイッチはデザートに向かいます。
この日のデザートは特注したお祝い用のデコレーションケーキ以外に、和菓子など色々並びましたが、シェフのお手製は、バナナをココナッツミルクで煮込んだお汁粉プンガ。
まったり濃厚なバナナの風味にタピオカの食感がアクセントになったお汁粉は、マレーシアやシンガポール行くと必ずオーダーするデザートです。
開始から終了まで7時間近くも愉快に食べ続けた忘年会でした。
来年も良いお年でありますように、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年は著書3版の増刷、NHKワールドでペナンのニョニャ料理のご紹介、横浜でプラナカン文化の講演会などなど、皆様の温かいご支援があっての一年となりましたことを、心より御礼申し上げます。
年の瀬に、毎年恒例のMakan Makanの平岡シェフ宅で行われた忘年会のお料理をご紹介し、今年を締めくくりたいと思います。
2014年の忘年会は、集まって下さるメンバーに韓国の美女と婚約された方がおり、彼のお祝いも兼ねた忘年会となりました。
この忘年会、毎年各自が食べたいものをリクエストできる形式になっており、シンプルにエビせんをリクエストした人、炭水化物ならなんでも!!という炭水化物フリークの人。毎回こってりドロドロの濃厚な料理をリクエストするのはChie。
魚のスパイス煮込みや、海南チキンライスをこよなく愛する人などなど、皆さん様々なのですが、胃袋が半端なくスゴイ人たちで、つい数年前までは毎年食べ過ぎで倒れる人(飲みすぎではなく、まさに食い倒れなんです!!)が出るほど、次々と並ぶ見事なお料理の数々をまんべんなく胃袋に納めて帰るツワモノばかり。ですから忘年会が終了した平岡宅のKitchenは、まさに「ツワモノども?が夢のあと??」状態。
まず前菜にはペナンのニョニャ料理を代表するジューフーチャー。
自家製のサンバルブラチャンをつけて、炒めた野菜をレタスに包んで頂きます。日本ではバンクワンが手に入りにくいので、それに良く似た食感のヤーコンで代用されていました。
次はテンペとじゃが芋の炒め物。
ポテトと揚げたテンペのカリカリの食感が楽しいビールのおつまみです。
そしてビールといえば、これが無くては始まらない定番料理、ブラチャンで風味をつけた鶏の唐揚げブラチャンチキンとサテー。
お次はイカのペーストを油条(揚げパン)に詰めて揚げたもの。
お皿に盛るやいなや、あっという間に無くなってしまったので、キッチンで揚げたてをパチリ。
蓮とロマネスコのエキゾチックピクルス
胡瓜とパイナップルのロジャ。
甘くて独特の香りがするロジャソースは好き嫌いが分かれるお料理ですが、みなさん美味しい美味しいと、各自の前にロジャをキープ。
こちらは日本では珍しいマレー風コロッケ。
マレーシアではスープに浸していただく事もあります。スパイスの香りがふんわり立ち込めるコロッケでした。と、ここまでが前菜ですが、これ以外に写真を撮り忘れた干し栗とシイタケの醤油煮込みという香港料理もありました。
メインディッシュの最初は、尾頭付きタイを使った潮州風蒸し魚。
キャムチャイという酸味のきいた漬物と梅干しを添えて蒸したお料理です。鯛の繊細な味わいに酸味のきいたキャムチャイが最高によく合う、平岡シェフとChieが大好きなシンガポールの潮州料理店「リークイ」の名物料理でもあります。(現地では魚はマナガツオを使っていますが)
そして、もうひとつのメインはおめでたいお正月料理のイーサン。この日の魚はサーモン
ワンタンの皮を揚げたものとナッツ、極細切りにした野菜をリークイから頂いた1年かけて作られた潮州風梅醤などを加えてぐちゃぐちゃに混ぜ、皆さん来年の願い事を言い合いながらうず高く持ち上げて祝いました。
健康!!お金もうけ!!と言っている人もいましたね。ワイワイ言いながら味わうイーサンは美味しさもひとしおです。
そしてこちらは初登場、マレー風野菜のココナッツ煮込み、サユールロデ。
現地のレストランで食べるとお野菜がクタクタ&ふにゃふにゃに煮込まれていて、美味しいと思うサユールロデにはめったに当らないのですが、平岡シェフのものは、お野菜ひとつひとつの食感を残した逸品でした。
お次は海南チキンライス。これはもう言うことなしの一皿です。
ソースは手作りのジンジャーソースとチリソースに、シェフがタイで食べたカオマンガイ用のタオチオ入りのソースをアレンジしたもの、そしてダークソイの4種類。こちらはチキンのエキスがたっぷりの、つやつやのチキンライス。
海南チキンライスは鶏よりもご飯がメインと言ってもよいほど、4種類のソースを好みにブレンドして皆さんフォークとスプーンの動きが早いこと!
次はシェフの大好物、インドネシア風鶏のスープ、ソトアヤム
海南チキンライスを作る際に丸鶏でとったスープを活用したものです。濃厚な鶏のエキスがギュッとつまった丁寧に作られたソトアヤムは、しみじみ美味しい~と、全員がおかわりをしていました。
そして、シンプルなサンバル・ソートン
この日は柔らかな小イカを使用。レストランでは定番のお料理でも、平岡シェフの手にかかるとサンバルソースで炒めただけのイカとは思えないほど、深い味わいのお料理に変身。
ほかにもブラック・カレーなどがありましたが、食べるのに無中で写真を撮り忘れました。
そして〆にはエッグヌードル・スープ。
極細の卵麺にこちらも丁寧に作られた醤油味のスープがたっぷり~、まさに〆のラーメン!つるつると胃袋におさめます。
この時点で皆さんの頭の(胃袋の)スイッチはデザートに向かいます。
この日のデザートは特注したお祝い用のデコレーションケーキ以外に、和菓子など色々並びましたが、シェフのお手製は、バナナをココナッツミルクで煮込んだお汁粉プンガ。
まったり濃厚なバナナの風味にタピオカの食感がアクセントになったお汁粉は、マレーシアやシンガポール行くと必ずオーダーするデザートです。
開始から終了まで7時間近くも愉快に食べ続けた忘年会でした。
来年も良いお年でありますように、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
PR
この記事にコメントする
- ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
- プロフィール
HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
- 便利ツール
Amazon 私たちの書籍もアマゾンでお求めいただけます
- カテゴリー
- 最新コメント
- 最新記事
(03/16)
(02/15)
(02/02)
(01/22)
(01/12)
- ブログ内検索
- カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
- 最新トラックバック
- カウンター
- アクセス解析