10月2日(日)まで、アジア最大級の旅の祭典「JATA旅博2011」が東京ビッグサイトで行われています。
昨日30日にメディア向けの内覧会があり、お世話になっているマレーシア政府観光局のブースにお邪魔させていただきました。
旅好きにはたまらない毎年恒例の大イベントですが、行きつくまでに息切れしそうな距離を頑張ってひたすら歩き続けると、広大な展示場の一番奥にアジア各国のブースが並んでいます。
今回のマレーシアのブースでは、マレーシア行きの航空券が当たるクイズゲームの実施や、五感に語りかける心地よさとホスピタリティーを体験していただけるように、マッサージセミナーやマレーシア舞踊、「ヴィア・フェラータ」というロック・クライミングに似た新感覚の登山の疑似体験ができる設備なども用意。また、マレーシアの大手食品メーカー「Seri Nona Food」なども来ておりました。
Seri Nona Foodはインスタントのクトゥパ(サテーなどに添える米のケーキ)やソース類、ジンジャーティーやカヤジャムなどで有名な食品会社です。
ほかにサバ州観光局のブースや、マジェスティック・マラッカやパンコール・ラウリゾートなどで有名なYTLグループのコーナー、ホテルやツアーを現地価格で提供しているウエンディーツアーさんなども並んでおりました。映画「セカンド・バージン」のパンフレットも沢山置いてありましたよ。
今回特に目を引いたのは、マレー式カンポン・ハウスをデザインしたひと際目立つ立派なブース。(写真には屋根くらいしか納まりきれませんでした)
聞くと棟梁さんが大変な時間をかけて組み立てられたそうな。
普通コンパクトに作られたブースは数時間ほどで組み立てられるそうですが、本職の大工さんたちが入って頑丈なブースを造り上げている国はマレーシアくらいかもしれません、とのお話でした。
そしてこの立派なカンポン・ハウスが旅博の終了後、嬉しいことに被災地で再利用されることになっているのです。再利用先は岩手県大船渡市のボランティア団体「さんさんの会」さん。http://blog.livedoor.jp/sansannokai/ (「さんさんの会」オフィシャル・ブログ)
「さんさんの会」は、震災翌日より被災者の健康を考えて野菜を中心とした「おかずの配布」をするボランティア活動をしている団体です。震災後半年以上が経ち、避難所が徐々に閉鎖されるなか、まだまだ物資の足りない仮設住宅に移動した被災者の方々には支援が必要です。ところが、今まで活動拠点としてきた大船渡市の公民ホールから9月末をもって退去しなくてはならず、新しい拠点を探している中でこのマレーシアのブースを現地で活用することになったそうです。
被災者の方々の貴重な栄養を担う「さんさんの会」さん。これから雪が降る東北で南国マレーシアのカンポン・ハウスが生かされるのは嬉しいことですね。
●JATA旅博2011
10月2日(日)まで東京ビッグサイト 東4,5、6ホールにて
(マレーシアのブースは東6、A02-03)
10月1日は10~20時、2日は10~18時まで。
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