さて、夜ご飯屋第2彈です。
今日ご紹介するのは、前回のタンドーリチキン屋のすぐ並びです。
タンドーリチキンとナンで実は腹7分目くらいになっていたのですが、
もうこうなったら根性です。
客家料理のお店、「客家桟」は角にあるこぎれいなお店でよく目立ちます。
比較的新しそうなお店ですが、地元の人で結構賑わっていました。
実は客家擂茶(ご飯の上に別々に調理した野菜のみじん切りが数種類のっていて、
緑茶に各種のハーブが入ったスープを添えて食べるもの。とてもヘルシーです)が
目当てだったんですが、どうやらこの料理はありませんでした。
本当は客家料理というと、「塩焗鶏」という鶏が塩釜蒸しになっているのが有名で
それがメニューにあったんですが、タンドーリチキンを食べたばかりなのでちょっとパス。
それから「梅菜扣肉」という高菜と豚の角煮なども代表選手なのですが、この料理はなぜか見当たらなかったような気がします。
あれ〜と思いながらメニューを見て、ようやくおなじみの「醸豆腐ヨンタオフー」があったのでそれを頼み、あとはこの店おすすめという羊肉火鍋が小サイズでRM18だというので頼んでみました。
この羊肉料理も輸入肉だともっと安いらしいのですが、ローカルの羊肉しかないというので、「別にいいですよ。せっかくだから高い方を食べましょう」ということになったわけです。
さてヨンタオフーですが、香港辺りで食べると、豆腐に豚のミンチを挟んで揚げて、それをあんに絡めるのが出ますが、シンガポールやマレーシアでヨンタオフーというと、通常は魚のすり身を豆腐や油揚げ、野菜各種(なす、青唐辛子、苦瓜、ピーマンなど)に詰め込んだものや、魚肉団子などを湯がいて食べさせるへルシーメニューなのです。
でも、当地でも正当な客家ヨンタオフー料理屋にいくと、魚のすり身ではなく豚ひき肉に塩魚を加えて風味を良くしたものをこれら豆腐や野菜に詰めて出します。で、大体ゆがくのではなく、油で揚げてからあんかけ状態になっています。
で、ここのお店は一番最後のタイプでした。
おいしいです。ひき肉も弾力があって、ごはんが進みそうなおかずです。
で、いよいよ、当店おすすめの羊肉火鍋が登場しました。
写真ではわかりにくいですが、白っぽいのは湯葉を一度揚げたもの。
土鍋の汁で半分くらい柔らかく戻ります。そしてその中に羊肉が登場。
見た感じも食べた感じも羊肉っぽくないのです。見た目では、昔、朝鮮系中国人の店で食べさせられた犬肉に似ていたので、「ローカル羊ってのはマラッカでは犬のこと?」なんて冗談言って笑っていたのですが、まったく羊独特の臭みがありません。
それどころか、鍋にして煮込む前にしっかり肉をマリネしてあるのがわかります。
内心「まじで犬肉だったらやだな」と思い始めていたのですが、でも脂身のところを食べたら羊肉らしい香りがしてほっとしました(笑)。
くこの実など漢方薬材が入っていてハーバル・スープ系の上品な味わいです。
羊肉の嫌味もなく子供でも食べられそうな優しい味でおいしかったです。
客家料理は腐乳、酒粕、漬け物など保存食を多用する料理として知られていますが、羊肉をしっかり味がしみこむほどマリネしておいてからゆでるのも客家料理ならではなのでしょう。
他にも普通っぽい野菜の炒め物や肉料理もたくさんメニューにありました。
お値段も安く(この鍋料理でたったRM18です。ヨンタオフーはRM8)、こぎれいな店でしかもおいしい、次回はもっと腹をすかせて食べに行きたいと思います。
このクオリティーをシンガポールで見つけるのはかなり大変ですよ。マラッカは食べ物ではペナンほど有名ではありませんが、何気ない店でも美味しいところが多いのです。今回はほかにもマラッカの友人に連れていってもらった店がすばらしくおいしくて(とくにローストダックが絶品)びっくりしました。
マラッカ、まったくあなどれません!
客家桟 Hakka Zhan Restaurant
No76 Taman Kota Laksamana
Tel: 012-666-8938
営業:11:00〜15:00、18:00〜22:30
場所は前記事のマップを参照してください。
今日ご紹介するのは、前回のタンドーリチキン屋のすぐ並びです。
タンドーリチキンとナンで実は腹7分目くらいになっていたのですが、
もうこうなったら根性です。
客家料理のお店、「客家桟」は角にあるこぎれいなお店でよく目立ちます。
比較的新しそうなお店ですが、地元の人で結構賑わっていました。
実は客家擂茶(ご飯の上に別々に調理した野菜のみじん切りが数種類のっていて、
緑茶に各種のハーブが入ったスープを添えて食べるもの。とてもヘルシーです)が
目当てだったんですが、どうやらこの料理はありませんでした。
本当は客家料理というと、「塩焗鶏」という鶏が塩釜蒸しになっているのが有名で
それがメニューにあったんですが、タンドーリチキンを食べたばかりなのでちょっとパス。
それから「梅菜扣肉」という高菜と豚の角煮なども代表選手なのですが、この料理はなぜか見当たらなかったような気がします。
あれ〜と思いながらメニューを見て、ようやくおなじみの「醸豆腐ヨンタオフー」があったのでそれを頼み、あとはこの店おすすめという羊肉火鍋が小サイズでRM18だというので頼んでみました。
この羊肉料理も輸入肉だともっと安いらしいのですが、ローカルの羊肉しかないというので、「別にいいですよ。せっかくだから高い方を食べましょう」ということになったわけです。
さてヨンタオフーですが、香港辺りで食べると、豆腐に豚のミンチを挟んで揚げて、それをあんに絡めるのが出ますが、シンガポールやマレーシアでヨンタオフーというと、通常は魚のすり身を豆腐や油揚げ、野菜各種(なす、青唐辛子、苦瓜、ピーマンなど)に詰め込んだものや、魚肉団子などを湯がいて食べさせるへルシーメニューなのです。
でも、当地でも正当な客家ヨンタオフー料理屋にいくと、魚のすり身ではなく豚ひき肉に塩魚を加えて風味を良くしたものをこれら豆腐や野菜に詰めて出します。で、大体ゆがくのではなく、油で揚げてからあんかけ状態になっています。
で、ここのお店は一番最後のタイプでした。
おいしいです。ひき肉も弾力があって、ごはんが進みそうなおかずです。
で、いよいよ、当店おすすめの羊肉火鍋が登場しました。
写真ではわかりにくいですが、白っぽいのは湯葉を一度揚げたもの。
土鍋の汁で半分くらい柔らかく戻ります。そしてその中に羊肉が登場。
見た感じも食べた感じも羊肉っぽくないのです。見た目では、昔、朝鮮系中国人の店で食べさせられた犬肉に似ていたので、「ローカル羊ってのはマラッカでは犬のこと?」なんて冗談言って笑っていたのですが、まったく羊独特の臭みがありません。
それどころか、鍋にして煮込む前にしっかり肉をマリネしてあるのがわかります。
内心「まじで犬肉だったらやだな」と思い始めていたのですが、でも脂身のところを食べたら羊肉らしい香りがしてほっとしました(笑)。
くこの実など漢方薬材が入っていてハーバル・スープ系の上品な味わいです。
羊肉の嫌味もなく子供でも食べられそうな優しい味でおいしかったです。
客家料理は腐乳、酒粕、漬け物など保存食を多用する料理として知られていますが、羊肉をしっかり味がしみこむほどマリネしておいてからゆでるのも客家料理ならではなのでしょう。
他にも普通っぽい野菜の炒め物や肉料理もたくさんメニューにありました。
お値段も安く(この鍋料理でたったRM18です。ヨンタオフーはRM8)、こぎれいな店でしかもおいしい、次回はもっと腹をすかせて食べに行きたいと思います。
このクオリティーをシンガポールで見つけるのはかなり大変ですよ。マラッカは食べ物ではペナンほど有名ではありませんが、何気ない店でも美味しいところが多いのです。今回はほかにもマラッカの友人に連れていってもらった店がすばらしくおいしくて(とくにローストダックが絶品)びっくりしました。
マラッカ、まったくあなどれません!
客家桟 Hakka Zhan Restaurant
No76 Taman Kota Laksamana
Tel: 012-666-8938
営業:11:00〜15:00、18:00〜22:30
場所は前記事のマップを参照してください。
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- 梅菜
大さん
つっこませていただきますが、梅菜と豚バラは四川料理ではありません。梅菜の梅という呼び名は客家の村がある広東省の梅州から来ています。きっと中国全土で人気がある料理なのでそのお店でも置いているんでしょう。
広東人の店で麻婆豆腐(なんちゃってですが)あったりするのと同じですね。
でも、偶然ですが、このお店ではほかに四川風火鍋も置いてました。これは今のトレンドだと思います。今シンガポールなどで四川火鍋が流行っています。昔極寒のモスクワで四川省から来た一家にごちそうになったものはものすごく美味でしたが、こちらでは一度もあのレベルの味には巡り会えません。気候のせいでしょうか。
さて梅菜の漬け物ですが、こちらではとても安く売られています。なので私は大量に高菜漬けのように調理して常備菜にしています。
また、我が家は母方が客家なので、ほぼ佃煮状態の梅菜のみじん切りと豚ひき肉の炒め物、という、レストランにはない家庭惣菜もよく作ります。お粥のおかずにおいしいですよ。
つっこませていただきますが、梅菜と豚バラは四川料理ではありません。梅菜の梅という呼び名は客家の村がある広東省の梅州から来ています。きっと中国全土で人気がある料理なのでそのお店でも置いているんでしょう。
広東人の店で麻婆豆腐(なんちゃってですが)あったりするのと同じですね。
でも、偶然ですが、このお店ではほかに四川風火鍋も置いてました。これは今のトレンドだと思います。今シンガポールなどで四川火鍋が流行っています。昔極寒のモスクワで四川省から来た一家にごちそうになったものはものすごく美味でしたが、こちらでは一度もあのレベルの味には巡り会えません。気候のせいでしょうか。
さて梅菜の漬け物ですが、こちらではとても安く売られています。なので私は大量に高菜漬けのように調理して常備菜にしています。
また、我が家は母方が客家なので、ほぼ佃煮状態の梅菜のみじん切りと豚ひき肉の炒め物、という、レストランにはない家庭惣菜もよく作ります。お粥のおかずにおいしいですよ。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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Miki & Chie
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女性
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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