真っ赤な縁起菓子を紹介したならば、それとはまったく「逆」の世界のお菓子もあるんです。
その名は、オー・クー・クエ Or Koo Kueh。深い墨色をしたお葬式用の菓子です。
日本で言えば「葬式まんじゅう」に近い感じでしょうか。
しかしこちらはもっとグロテスク!
クーというからには、やはり亀の甲羅の形をしているのですが、良く見ると中央に刻まれた文様には細長い「棺おけのマーク」が入っています。
初めて見せてもらった時は、あまりの黒さと、棺おけマークのリアルさに 「おおっ!」と一歩引いてしまいました。
聞くと、葬儀のときに棺をかつぐ人に振舞われるお菓子だそうです。
それ以外には、先祖供養の時にも登場するらしいですが、それには棺おけマークがあるかどうかは分かりません。
今ではその棺おけマークの「型抜き」を持つ家も少ないらしく、お店などに注文すると、色は真っ黒なのに、アン・クー・クエと同じ「寿」マークの型抜きを使うところもあり、これはちょっと???と思う、ニセモノ・オー・クーも出回っています。
真っ白いバージョンもあるようですが、これは見たことがまだありません。
中味はアン・クーと同じ、緑豆餡です。
カトン・アンティーク・ハウスにお邪魔していた時、ちょうどお葬式があったから、、、、と食べさせてもらいましたが、お線香の香りをたっぷり吸い込んでいたオー・クーのお味は・・・・・・・・・神妙な面持ちで食べたことは確かです。
そんなこんな、日々の祭事やおしゃべりタイムに、プラナカンに欠かせなかったのがスイーツの数々。
男性も女子も大のお菓子好きだったプラナカンには、それぞれのお菓子ごとに名人がおり、菓子を交換するためだけのカラフルで素敵な器があったほどです。
そんなお菓子名人たちは、戦時中の混乱期には内職がてらに、家で作ったお菓子を売っていたこともあったそうですよ。
その名は、オー・クー・クエ Or Koo Kueh。深い墨色をしたお葬式用の菓子です。
日本で言えば「葬式まんじゅう」に近い感じでしょうか。
しかしこちらはもっとグロテスク!
クーというからには、やはり亀の甲羅の形をしているのですが、良く見ると中央に刻まれた文様には細長い「棺おけのマーク」が入っています。
初めて見せてもらった時は、あまりの黒さと、棺おけマークのリアルさに 「おおっ!」と一歩引いてしまいました。
聞くと、葬儀のときに棺をかつぐ人に振舞われるお菓子だそうです。
それ以外には、先祖供養の時にも登場するらしいですが、それには棺おけマークがあるかどうかは分かりません。
今ではその棺おけマークの「型抜き」を持つ家も少ないらしく、お店などに注文すると、色は真っ黒なのに、アン・クー・クエと同じ「寿」マークの型抜きを使うところもあり、これはちょっと???と思う、ニセモノ・オー・クーも出回っています。
真っ白いバージョンもあるようですが、これは見たことがまだありません。
中味はアン・クーと同じ、緑豆餡です。
カトン・アンティーク・ハウスにお邪魔していた時、ちょうどお葬式があったから、、、、と食べさせてもらいましたが、お線香の香りをたっぷり吸い込んでいたオー・クーのお味は・・・・・・・・・神妙な面持ちで食べたことは確かです。
そんなこんな、日々の祭事やおしゃべりタイムに、プラナカンに欠かせなかったのがスイーツの数々。
男性も女子も大のお菓子好きだったプラナカンには、それぞれのお菓子ごとに名人がおり、菓子を交換するためだけのカラフルで素敵な器があったほどです。
そんなお菓子名人たちは、戦時中の混乱期には内職がてらに、家で作ったお菓子を売っていたこともあったそうですよ。
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- 無題
マラッカのチャーリー・リーでオークーを黒く染める植物を見せてもらいましたね。今でもチャーリー・リーでは人工染料ではなく、この植物から色を抽出しているそうです。
戦時中にニョニャクエを売って歩いたのは、ペナンではインド系の人たちだそうです。だから今でもインド人の店舗でニョニャ・クエアを売っているところがあります。
とにかくメンツを気にするプラナカンは、落ちぶれても行商までするところを見られるのはお家の恥で使用人たちに頼んだそうです。家財を売りに出すときも、人目を忍んで夜中にこっそりアンティーク・ディーラーを呼んで売るのだとか。マラッカの職人さんに聞いた話ですが。
戦時中にニョニャクエを売って歩いたのは、ペナンではインド系の人たちだそうです。だから今でもインド人の店舗でニョニャ・クエアを売っているところがあります。
とにかくメンツを気にするプラナカンは、落ちぶれても行商までするところを見られるのはお家の恥で使用人たちに頼んだそうです。家財を売りに出すときも、人目を忍んで夜中にこっそりアンティーク・ディーラーを呼んで売るのだとか。マラッカの職人さんに聞いた話ですが。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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Miki & Chie
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女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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