このブログでも告知させていただきましたが、日本におけるプラナカン・ビーズ刺繍の第一人者でおられる下山田幸子先生のビーズ刺繍教室に参加してまいりました。
プラナカン・ビーズの特徴は何しろ細かいこと!そしてビーズのひとつひとつにカットが施されていることです。このカットされた部分が光にあたるとキラキラと光り輝く、そんな美しさが最大の魅力なのです。
この日のために下山田先生が用意されたのは、ネットでも手に入らないというチェコスロバキア製1.3ミリの貴重なクリスタル・ビーズ。
指輪とペンダント・ヘッドの2種類、好きな柄を選んで刺繍開始です。
まず一斉に驚きの声が上がったのが、見たこともない極細の針!!あまりにも細すぎて針穴の位置も分からない、針穴に糸が通らない~~~という声があちこちから聞こえてきました。
学生時代から家庭科が大の苦手、特に裁縫はすべて母任せで切り抜けていたChie、最初から先生頼みでなんとか糸を通していただき刺繍の開始です。
一番楽と言われたものを選びましたが、その細かい図面を見ただけで、後ずさりしてしまうほどでした。
ステッチの規則は左下から右上へ、次の段は右上から左下へというように1ミリ単位のマス目の中、すべて斜めに糸を通していきます。刺繍された後ろの面を見ると一目瞭然。先生のものはステッチされた糸がすべて斜めにきれいに並んでいました。
この、わずか1ミリちょっとのマス目に斜めに糸を通してビーズを拾って縫い付けてゆく緻密な作業に、「本物のプラナカン・ビーズのサンダルが高価であることを身を持って体験したわ!」とおっしゃる方に、みなさん納得です。
それでもみなさん大変お上手な方ばかり。
私の指輪よりも難しい絵柄のペンダント・ヘッドをすいすい刺繍していく人も!
上級のテクニックになると輝かせたい部分にカットされた面が来るように、極小ビーズの角度を工夫するそうです。
そんな中、Chieはなんとか赤い花の部分の刺繍を終え、糸を変えて紫のビーズを刺繍です。
そこからが大苦戦!!疲れてきた目が斜めにステッチできず、縦になったり逆になったり、とうとう糸をほどいてやり直しをするというはめに。
見るに見かねた先生が半分ほど手伝ってくださり、なんとか完成したのが見るも無残?なこの作品(手前)。プラナカンのお嫁さんには決してなれませんね~~。
上手な方のペンダント・ヘッドがこちら。
ただ、何もかも忘れて無心で刺繍を続ける時間のなんと心地良いこと。
下手でも癖になりそうなビーズ刺繍でした。
ちなみにあとから個数を数えてみましたが直径2センチほどの図柄に、刺繍するビーズの数が約180~210個ほど(図面により)。ビーズのサンダルになると片足だけでも約9000粒と言いますから本当に気が遠くなりますね。根気だけではとてもできるものではありません。
さて、この日のもうひとつのハイライトがマカンマカンの平岡シェフがわざわざ作ってきて下さったニョニャ・クエ。
オンデオンデに、ピーナッツ餡の入ったクエ・アンクー、パンダン色のクエラピス、そして甘いもののお口直しには塩気も、、ということでサンバル・ツナを詰めたサンドイッチまで。サンバル・ツナには刻んだライムリーフが入っており、なんと香ばしいこと!
ということで半分は刺繍を忘れ、結局のところ食い気に走ってしまったChieなのでした。
今回の教室は沢山の方がキャンセル待ちとなったそうです。
来年からはもっと機会を増やして、ビーズサンダルにも挑戦してみたい!という方々や、わたくしのような初めての人まで、様々なクラスを東京で開いていただきたいなぁ~と思いました。
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- 無題
アセアンセンターでの「プラナカン・セミナー」に引き続き、大変お世話になりました。
ブログを読ませていただいて、楽しかったビーズ教室での様々なことを懐かしく拝見しました。
Chieさんからの差し入れ、ありがとうございました。
平岡シェフ様のお料理も絶品でした!
先生のご指導と、お教室開催に至るまでのご準備は大変だったと思いますが、またこのような機会があったら、ぜひ参加させていただきたいと私も思いました。
ブログを読ませていただいて、楽しかったビーズ教室での様々なことを懐かしく拝見しました。
Chieさんからの差し入れ、ありがとうございました。
平岡シェフ様のお料理も絶品でした!
先生のご指導と、お教室開催に至るまでのご準備は大変だったと思いますが、またこのような機会があったら、ぜひ参加させていただきたいと私も思いました。
- Izumiさま
アセアンセンターでお目にかからせていただいてから、長い間お待ちいただきまして本当にありがとうございました。
みなさんと一緒に刺繍をしながら、ほんの少しだけニョニャ気分を味わえた気がいたします。
プラナカン本の著者が一番下手くそであった、、という失態を披露してしまいましたが、刺繍そのものは大変楽しかったです。
来年はもっと沢山クラスを考えてくださっているそうですので、また是非ご参加くださいませ。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
みなさんと一緒に刺繍をしながら、ほんの少しだけニョニャ気分を味わえた気がいたします。
プラナカン本の著者が一番下手くそであった、、という失態を披露してしまいましたが、刺繍そのものは大変楽しかったです。
来年はもっと沢山クラスを考えてくださっているそうですので、また是非ご参加くださいませ。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
- Chieさま
このたびはご丁寧なお返事をありがとうございました。
私もお裁縫が学生のころから苦手で大変でした(涙)
ですがまたぜひ参加させていただきたく思っております。
またお目にかかる時まで、どうぞお元気でご活躍くださいませ。
私もお裁縫が学生のころから苦手で大変でした(涙)
ですがまたぜひ参加させていただきたく思っております。
またお目にかかる時まで、どうぞお元気でご活躍くださいませ。
- Izumiさま
こちらのほうこそご丁寧にありがとうございます。
Izumiさんの刺繍は素晴らしいものでしたよ!苦手とはとても思えませんでした。
また来年、是非ご一緒いたしましょう。
Izumiさんもくれぐれもお身体を大切に、世界中、素敵な旅をなさってくださいませ。
Izumiさんの刺繍は素晴らしいものでしたよ!苦手とはとても思えませんでした。
また来年、是非ご一緒いたしましょう。
Izumiさんもくれぐれもお身体を大切に、世界中、素敵な旅をなさってくださいませ。
- 極小ビーズありますよ!
初めまして。
チェコビーズを専門に扱う「ボヘミアの宝箱」と申します。直径1.3ミリの極小シードビーズ、当店で扱っています。↓からご覧下さい。
http://www.bohemiabox.com/?mode=cate&cbid=1299598&csid=9
どうぞ下山田先生にも、教えてさしあげて下さい。現在16/0を扱う、日本で唯一の専門店です。
プラナカン刺繍に関する記事が、当店ブログにもあります。↓からどうぞ。
http://news.bohemiabox.com/?eid=825464
ちなみに、チェコとスロバキアは1992年に平和的に分離しています。現在は「チェコ共和国」と言いますので、よろしくお願いします。
チェコビーズを専門に扱う「ボヘミアの宝箱」と申します。直径1.3ミリの極小シードビーズ、当店で扱っています。↓からご覧下さい。
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どうぞ下山田先生にも、教えてさしあげて下さい。現在16/0を扱う、日本で唯一の専門店です。
プラナカン刺繍に関する記事が、当店ブログにもあります。↓からどうぞ。
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ちなみに、チェコとスロバキアは1992年に平和的に分離しています。現在は「チェコ共和国」と言いますので、よろしくお願いします。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
- プロフィール
HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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