27日から始まる「ツーリズムEXPO ジャパン2014」。それに先立ち昨日、9月25日に東京ステーションホテルにてマレーシア政府観光局さん主催のプレスコンフェランス&レセプションにご招待いただきましたので、その様子を少しご紹介したいと思います。
会場となった東京ステーションホテル
マレーシア政府観光局さんは、来年を
「マレーシア・イヤー・オブ・フェスティバル2015」として、マレーシアの文化やグルメ、イベントを通じて観光プロモーションを行うことを決定。25日はそのキックオフ・イベントも兼ねたレセプションでした。
嬉しいことに、来年はマレーや中国、インド、ニョニャといったマレーシア四大料理に加えて、先住民の料理など実に多様な「マレーシアの食」にフォーカスをあて、プロモーションを展開していくとのこと。
合言葉は、スダ マカン? SUDAH MAKAN?
マレー語で「ごはん食べた?」ではじまる国、マレーシア、だそうです。
この日の目玉は料理研究家コウケンテツさんの「マレーシア 食の親善大使」の任命式と、コラムニスト中村孝則さんとのトークショー。
マレーシア政府観光局国際プロモーション部(北東アジア)部長のノール・アズナン・スナイマン氏がコウさんに任命書を授与されました。
テレビで拝見するよりずっと背が高く感じたコウケンテツさん。温かみがあって飾らないお人柄と素敵なトークはテレビでも伝わっていましたが、当日メディアの方々も魅了されていたと思います。
中村孝則さんは「世界ベストレストラン50」の日本評議員代表、シャンパーニュ騎士団のシュバリエの称号も持つコラムニスト。マレーシアの国旗をイメージした真っ赤な靴に、紺や黄色をあしらったカラフルなネクタイなど、コーディネートもマレーシア色で統一。颯爽と登場すると同時に辺りの空気が一変するほどのイケメン・オーラを放たれていて、座って見ている方がドキドキしてしまうほどでした。
コウケンテツさんとマレーシアの出会いは、今年放送されたNHK・BSシリーズ「コウケンテツが行くアジア食紀行」。
コウさんが世界を旅する時に何よりも楽しみにしていらっしゃるのがレストランの料理よりも、現地の家庭で味わう家庭料理。
マレー料理は偉大なる家庭料理ですから、大いに感銘を受けられたそうです。
特にマレーシアの豊富な食材、スパイス・アイランドともいわれる様々なスパイス、たわわに実るフルーツなど、市場に出かけて驚きの連続だったそうです。
そして何よりも様々な民族が共存しながら、お互いをリスペクトし合うことにより育まれた食文化の多様性。
各家庭でどんなお料理を食べているか?によってその家族のルーツがわかる、これがマレーシアの面白いところ!!と熱く語られていらっしゃいました。
お二人とも、「マレーシアという国に来たのに、食を通じて4ヶ国くらいに旅した気分になれる」~などなど、時間が大幅に押してしまっても語り出すと止まらないマレーシアの魅了を滔々と語っておられました。
私などニョニャ料理を通じて当たり前のように感じていたマレーシアの食の多様性でしたが、これは稀有なことなのかも?と、コウさんたちのお話から改めて見つめ直した次第です。
ちなみにコウさん、撮影で出会った中で特に感動したものが、な、なんと発酵したドリアンのタンポヤTempoyak!!
えもいわれぬ怪しい(いえ危ない)香りに、強烈な酸味と舌にまとわりつくネットリ感を、「放送禁止用語を3つ並べた感じ!!」と話すなど大爆笑でしたが、さすが世界の食を体験されてきたコウさん、ディープなものを選ばれました。
炒めものに入れたり、ご飯に混ぜたりしても好きな人にはたまらないTempoyakなんですよね。
さらにマレーシアを代表するお料理 ナシレマの簡単なクッキング・デモンストレーションもあり、コウさんがナシレマに添えるサンバル作りを披露。
日本でブラチャンを手に入れるのは難しいので、桜えびを代用してコウさん流ナシレマの完成です。
レセプションでは、昔から食に定評のある東京ステーションホテルさんによるナシレマ、サテーにオタオタ、チャークェイティアオ、アチャーにカンコン炒めなどマレーシアの名物料理が並びました。
特にナシレマとオタオタが現地顔負けの美味しさで、東京ステーションホテルさんのメニューに是非常設していただきたいくらい美味でした!
会の終盤にはサバ州民族舞踊団によるマレーやインド、中国にボルネオの吹き矢の踊りなども繰り広げられ、多民族国家マレーシアを肌で感じさせてくれる踊りや料理の数々に、数時間ではとても表現しつくせないマレーシアの魅力満載のコンフェランスでした。
プロモーション中は、対象となる日本国内のマレーシア・レストランで、抽選でマレーシア旅行や食事券が当たる、マレーシア料理を食べてマレーシアに行こう!キャンペーンや、シャングリ・ラ ホテル東京ではマレーシア料理を味わいながらマレーシアン・ジャズライブなど様々な催しが行われる予定です。
マレーシア政府観光局の公式フェイスブックでは9月25日を日切に、5ヶ月間にわたり、様々な食の魅力も伝えてくれるそうですよ。
www.facebook.com/tourismmalaysia.japan
この機会に、マレーシアの奥深い食と、多民族が織りなす食文化が一人でも多くの人たちに伝わるといいですね。
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