チャイニーズ・カレンダーでは数日前まではゴースト・フェスティバルの月でした。私の住むペナンのヘリテージ・ゾーンではチャイニーズ・オペラにガータイ(福建語でステージショウのこと)のステージがあちこちに建てられ、夜中までえらい騒ぎの連夜でした。だってカラオケ大音響で、私の家がまるごとマッサージチェア状態で振動してたんですよ。窓ガラスなんて割れるかと思った・・・。家の目の前では打ち上げ花火。とにかくやりたい放題、それが4夜連続です。でも文句のあるヤツはこの界隈から出て行け、ってことなので、我慢しましたよ、ハイ。
そして今月はトア・ペッ・コン Tua Pek Kong 大伯公のお祭りの月です。大伯公は文字通り、「大叔父さん」の意味ですが、彼は実在する「張理」という客家人で、スマトラに航行中嵐に遭い、ペナン島にたどり着いた、と言われています。大伯公はフランシス・ライトが上陸するよりも40年以上前にペナンに上陸し、この島に中国系のコミュニティーを築いていたと言われています。彼は死後祀られるようになり、マレーシアのほぼ全土で信仰されています。
昨日友人S氏からの急な誘いでこのお祭りに参加、というチャンスに与りました。
観光客にも有名な極楽寺のある山の奥の奥に大伯公のお寺があるというのです。ここは築100年は経っているとのことで、信者は皆客家の人たちで、一般のペナン人でも訪れるチャンスがほとんどありません。信者の人たちが舗装した一車線の細い山道があるだけで、普段は関係者以外は車で入ることができないとのことです。極楽寺からは車で行っても30分近くかかる山の中にあります。実はもう一カ所近くに大伯公のお寺があるということで、こちらは築200年は経っているそうな。そちらも客家コミュニティーのお寺だとのこと。この辺のアイルイタムやバリクプラウだけは客家人と潮州人が多いのです。福建人が大多数のペナンで、なんだか不思議な感じです。
来ている人たちは皆客家。外国人はもちろん私の一家のみ。
このようなお祭りは年に4回ほどあるのだそうで、お祭りといってもどんちゃん騒ぎ&ご馳走の集まりなのですが。でも普段は食べられない美味しいものにありつける、とのことで皆山の上まで2時間かけてがんばって登ってくるです。このようなお祭りでは「食事代」などと決まったものはありませんが、食事に来た人たちは多少お金を寄付することになっています。
お寺の中には大きな台所があり、ここでお寺の関係者たちがお料理を作るのです。巨大なかまどで数人が格闘しておりましたので、興味深く見学させていただきました。
これは麺条(ミーティヤオ)。潮州の麺です。麺線(ミースワ)よりも幅が広く、独特の歯ごたえがあります。
これを大鍋で炒めるのは大の男が3人掛かりでした。一気に素早く炒めないと焦げ付くのでしょうか。すんごい大迫力でした。潮州料理のレストランでは必ず注文する私の好物ですが、客家スタイルなのでしょうか、豚の角煮の煮汁?みたいなものを加え、ちょっと黒っぽい仕上がり。だけど、これがレストランで食べるものよりもずーっとおいしいのでした。我がテーブルではあっという間に無くなったので、友人がキッチンへ行って残りをかっぱらってきたほど。すみません、できあがりの状態の写真を撮る余裕はありませんでした。
これは豚のガツとコショウのスープ。マレーシアやシンガポールの中国系の家庭ではおなじみの家庭的なスープで、人気があります。
春巻き(ポピア)。若い女性からお婆ちゃんたち数人で包んでいました。素朴なのにおいしかった。街中で売られているのは、こんなにおいしくない。
ローストポーク。道教のお祭りではお供えに欠かせない一品です。
そして巨大なせいろで蒸していたのは、客家の名物料理、ヤム芋と豚の角煮です。こってりとした甘辛い味付け、客家らしい家常菜です。
これが、私が写真を撮ってる間に麺条のほとんどを平らげたヤツら。
チエさん、この面々懐かしいでしょう。
ペナンでもトップを行く大食漢ファミリーです!あ、このファミリーはこの集まりでは唯一の福建ファミリー。顔の広いS氏だからこそ、こんな集まりに参加できたのです。彼と友達でほんとうに良かった〜(笑)。
そして今月はトア・ペッ・コン Tua Pek Kong 大伯公のお祭りの月です。大伯公は文字通り、「大叔父さん」の意味ですが、彼は実在する「張理」という客家人で、スマトラに航行中嵐に遭い、ペナン島にたどり着いた、と言われています。大伯公はフランシス・ライトが上陸するよりも40年以上前にペナンに上陸し、この島に中国系のコミュニティーを築いていたと言われています。彼は死後祀られるようになり、マレーシアのほぼ全土で信仰されています。
昨日友人S氏からの急な誘いでこのお祭りに参加、というチャンスに与りました。
観光客にも有名な極楽寺のある山の奥の奥に大伯公のお寺があるというのです。ここは築100年は経っているとのことで、信者は皆客家の人たちで、一般のペナン人でも訪れるチャンスがほとんどありません。信者の人たちが舗装した一車線の細い山道があるだけで、普段は関係者以外は車で入ることができないとのことです。極楽寺からは車で行っても30分近くかかる山の中にあります。実はもう一カ所近くに大伯公のお寺があるということで、こちらは築200年は経っているそうな。そちらも客家コミュニティーのお寺だとのこと。この辺のアイルイタムやバリクプラウだけは客家人と潮州人が多いのです。福建人が大多数のペナンで、なんだか不思議な感じです。
来ている人たちは皆客家。外国人はもちろん私の一家のみ。
このようなお祭りは年に4回ほどあるのだそうで、お祭りといってもどんちゃん騒ぎ&ご馳走の集まりなのですが。でも普段は食べられない美味しいものにありつける、とのことで皆山の上まで2時間かけてがんばって登ってくるです。このようなお祭りでは「食事代」などと決まったものはありませんが、食事に来た人たちは多少お金を寄付することになっています。
お寺の中には大きな台所があり、ここでお寺の関係者たちがお料理を作るのです。巨大なかまどで数人が格闘しておりましたので、興味深く見学させていただきました。
これは麺条(ミーティヤオ)。潮州の麺です。麺線(ミースワ)よりも幅が広く、独特の歯ごたえがあります。
これを大鍋で炒めるのは大の男が3人掛かりでした。一気に素早く炒めないと焦げ付くのでしょうか。すんごい大迫力でした。潮州料理のレストランでは必ず注文する私の好物ですが、客家スタイルなのでしょうか、豚の角煮の煮汁?みたいなものを加え、ちょっと黒っぽい仕上がり。だけど、これがレストランで食べるものよりもずーっとおいしいのでした。我がテーブルではあっという間に無くなったので、友人がキッチンへ行って残りをかっぱらってきたほど。すみません、できあがりの状態の写真を撮る余裕はありませんでした。
これは豚のガツとコショウのスープ。マレーシアやシンガポールの中国系の家庭ではおなじみの家庭的なスープで、人気があります。
春巻き(ポピア)。若い女性からお婆ちゃんたち数人で包んでいました。素朴なのにおいしかった。街中で売られているのは、こんなにおいしくない。
ローストポーク。道教のお祭りではお供えに欠かせない一品です。
そして巨大なせいろで蒸していたのは、客家の名物料理、ヤム芋と豚の角煮です。こってりとした甘辛い味付け、客家らしい家常菜です。
これが、私が写真を撮ってる間に麺条のほとんどを平らげたヤツら。
チエさん、この面々懐かしいでしょう。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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