マラッカに行く時は、前もって皆に知らせていかないと、道を歩いているだけで必ず誰かに見つかってしまい、それが後から伝わり、「何で知らせなかった!?水くさいじゃないか!」と、なってしまいます。皆が私たちの常宿を知っているため、道で見かけたとわざわざ電話をくれる人もあり、ロビーに友達が来ているよ、と突然レセプションから呼び出されることもしばしばです。
で、必ず彼らから食事に行こう、いつ空いている?と嬉しいお誘いのオンパレードとなるのですが、プラナカンの世界は人間関係が大変複雑ですから、うっかり誰かと食事の約束をしている、とは言えないのです。
そのような訳もあり、昼も夜も夜食までダブルで掛け持ちが連日となり、滞在中は軽く三キロは太ってしまいます。
時にお節介ともいえるマラッカの人達の分厚い義理人情に毎回感激して戻ってくるのですが、のんびりホテルで休む事もできず、毎回胃袋がフル回転の旅となるのです。
それでも『もう食べられない~』とギブアップすることが無い私たち。美味しい物を食べさせてもらっているからでしょう。
そんな中、プラナカンの友人2人からそれぞれチーズビーフンを食べに連れていくから、と言われました。ビーフンですからイタリアンではなく、チャイニーズ・レストランにです。
どうせ、同じ店に行くのだろうと思っていたら違いました。いま、マラッカではチーズビーフンが流行中なのでしょうか\(^-^)/
まずは、Aunty Fatso (太ったおばちゃんという店名) のチーズビーフンから。
蝦の殻で取ったダシと鶏などのスープベースにチーズを溶かし、麺を煮込んだもののようで、ビーフンがチーズ味のスープをしっかり吸い込み幾分柔らか目の仕上がりになっています。マラッカですから、決して高級なチーズを使っているわけではないのですが、ネギがアクセントになっていて風味が良くツルツルといくらでも食べられてしまいました。
ほかにはこんな個性的メニューもありました。イポー名物ゴールデン・ピローの変形バージョンでしょうか?
中華レストランで味わうカリー、マレーシアですからしっかり辛くて美味です。スパイシーなカリーを甘くてふんわりとしたパンとともに食べるのがこの料理の美味しさのポイントでしょう。
Fatso名物の塩卵味の蟹と黒胡椒味の蟹も満喫しました。
もう一軒のチーズビーフンはこちらのお店。
このレストランの混み具合は半端無く、10日前に予約しておいたからね、と友人に言われ行ってみて納得。身動きが取れないほど人で埋め尽くされていました。
こちらのチーズビーフンはFatsoに比べて洗練されています。
ぷりぷりの大きな蝦がゴロン。ビーフンもアルデンテ。スープの色は濃い目ですがFatsoに比べて上品で香ばしく、サラリとした味わいのチーズビーフンでした。
もちろん他の料理も新鮮で美味。マラッカ名物イカン・ゴレン・チリ(揚げ魚のサンバルがけ)も見た目ほど辛くなくお薦めです。
FatsoもTong Shengも、どちらも甲乙つけがたいマラッカの味でした。
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