第2弾はプーケットのローカル屋台料理についてご紹介します。
(前回紹介したものも屋台で食べられるものもありますが)
タランロードを中心とするプーケットタウンで、旅行者の足で歩き回れる範囲では思ったよりも屋台街というものが少なくて、シノハウスの前のも夜7時には店じまいを始めてしまいます。オールドプーケットの支配人の方が教えてくれたのが、ラノーンRdをまっすぐ行き、市場や中国寺院を通り過ぎるとぶつかるSoi Phat Thanaの角にある、伝統的なプーケット料理ばかりが集まった屋台街です。
プーケットでも人気なのがポピア。この屋台街では昔ながらのポピアをおじいさんが作り続けていておすすめ、と支配人は言っていましたが、私は朝早すぎたのでポピア屋はまだ開いてませんでした。総菜やら豚足を売っている店でクエイティヤオとそのとろとろ豚足を合わせてスープ麺にしてもらいましたが、それは大変美味でした。
しかし、ずっと街を連れ回してくれたプラニー先生は別の屋台街に連れて行ってくださいました。場所が今ひとつ未確認ですが(わかり次第追加します)、プーケット湾に近いあたりで、中国餓鬼節で有名だという寺院の真ん前にあるコーヒーショップと周辺の屋台街がメチャクチャ気に入りました。
写真左)お気に入りの屋台街。プーケット在住の人ならこの写真でわかるかな?コロニアル建築のファサードの遺構が目印です。
ポピアはマレーシアやシンガポールで食べるのとまったく同じ福建式生春巻きです。違いはほとんどありませんが、プーケットは甘いタレを中に入れるだけでなく、上からもたっぷり。ちょっと甘過ぎます。でもここは休みなく注文が入ってました。
それから炒めビーフンとプーケット版バクテーのセット。プーケットではこの組み合わせが定着しているそうです。バクテーはポークリブを漢方薬入りのスープで煮込んだもので、シンガポールやマレーシアではおなじみの料理ですが、プーケットのものはよりあっさりでくせのないさっぱり味でしたが、とても美味しかったです。ただビーフンはブラウンシュガーも味付けに使われており、私には甘すぎるように感じました。プーケットに長年住めば、この味を美味しいと思うようになるのだろうなあ・・・。
個人的に一番のお気に入りは、プーケット式ローバッLor Bak。ローバッとは肉巻きを福建語読みしたもので、豚ひき肉などを湯葉で巻いて揚げたものですが、ペナンあたりではこの肉巻きに厚揚げ豆腐やらエビのかき揚げやら揚げ物数種を盛り合わせ売るのが普通で、これをひとまとめにローバッと呼びます。シンガポールではこのスタイルはゴーヒャンと呼ばれます(屋台では)。プーケットのはちょっとスタイルが異なり、かき揚げではなく、肉巻きにモツやタンなどをかりっと揚げたものがそえられます。モツはもうカリカリのクリスピー状態、タンも外側カリッで中身ジューシー&ソフト。おそらく一度柔らかく煮ているのではないでしょうか。
次にプーケット式ホッケン・プローン・ミー、えびそば。先生はペナンのよりもおいしい、と言っていましたが、私はペナンのには負けるんじゃ?と思いつつも、さっぱりと優しい味で子供にも食べやすいスープ麺です。太くて黄色い福建麺とエビ風味のスープです。ホッケンミーというと炒めホッケンミーもあるそうです。これはシンガポールやマレーシアの福建料理レストランなどで出す黒っぽいスタイルのようで、ちょっと違うのは上にとろとろ半熟卵をのせること。これ、日本人にはたまらないのではないでしょうか。
そしてオータオ。シンガポールやマレーシアでいう、オールア、オイスターと卵の炒めものです。スタイルはそっくりでしたが、プーケット版はヤムイモの角切りが入り、生もやしが添えられます。ちょっぴりスパイシーでビールのつまみにはぴったり。
以上の料理が寺院前のコーヒーショップで一通り食べれます。お気づきのように、とても福建料理の影響が濃いのです。このコーヒーショップ内には数軒の屋台があつまっているのですが、とにかくおんぼろ。でもここもババのお店で、店内にババらしいおばあさんの写真が何枚か貼られています。
さて、外側の通りに並んだ屋台ではプーケットで一番美味しかったヤキトリがおすすめです。タイならではのスイーツ、ルークチュップ(果物などに似せて作ったちっちゃなお菓子で、一見固いキャンディーのようですが、中身はソフトで緑豆の餡が入っているもの。シンガポールでは数粒で3ドルと高いのですが、ここではなんと1粒1バーツ。1ドルで23粒も買える、ということです)を売るおばさんもいて、近所の学校の子どもたちが群がってました。
写真左)ルークチュップを買う近所の小学生。この辺はツーリストはいないので外国人の私に興味津々なようでした。
あとちょっと番外ですが、タイ式パンケーキと外国人ツーリストの間で呼ばれている人気アイテムがあります。これはマレーシアでいうロティチャナイ、シンガポールでいうロティプラタのことです。プーケットでもロティで通じるのでしょうか。タイではロティの生地にバナナやらフルーツを入れて焼いたデザートタイプが味わえます。以前、タイ南部旅行のブログでもご紹介しました。http://peranakan.blog.shinobi.jp/Entry/98/
(前回紹介したものも屋台で食べられるものもありますが)
タランロードを中心とするプーケットタウンで、旅行者の足で歩き回れる範囲では思ったよりも屋台街というものが少なくて、シノハウスの前のも夜7時には店じまいを始めてしまいます。オールドプーケットの支配人の方が教えてくれたのが、ラノーンRdをまっすぐ行き、市場や中国寺院を通り過ぎるとぶつかるSoi Phat Thanaの角にある、伝統的なプーケット料理ばかりが集まった屋台街です。
プーケットでも人気なのがポピア。この屋台街では昔ながらのポピアをおじいさんが作り続けていておすすめ、と支配人は言っていましたが、私は朝早すぎたのでポピア屋はまだ開いてませんでした。総菜やら豚足を売っている店でクエイティヤオとそのとろとろ豚足を合わせてスープ麺にしてもらいましたが、それは大変美味でした。
しかし、ずっと街を連れ回してくれたプラニー先生は別の屋台街に連れて行ってくださいました。場所が今ひとつ未確認ですが(わかり次第追加します)、プーケット湾に近いあたりで、中国餓鬼節で有名だという寺院の真ん前にあるコーヒーショップと周辺の屋台街がメチャクチャ気に入りました。
写真左)お気に入りの屋台街。プーケット在住の人ならこの写真でわかるかな?コロニアル建築のファサードの遺構が目印です。
ポピアはマレーシアやシンガポールで食べるのとまったく同じ福建式生春巻きです。違いはほとんどありませんが、プーケットは甘いタレを中に入れるだけでなく、上からもたっぷり。ちょっと甘過ぎます。でもここは休みなく注文が入ってました。
それから炒めビーフンとプーケット版バクテーのセット。プーケットではこの組み合わせが定着しているそうです。バクテーはポークリブを漢方薬入りのスープで煮込んだもので、シンガポールやマレーシアではおなじみの料理ですが、プーケットのものはよりあっさりでくせのないさっぱり味でしたが、とても美味しかったです。ただビーフンはブラウンシュガーも味付けに使われており、私には甘すぎるように感じました。プーケットに長年住めば、この味を美味しいと思うようになるのだろうなあ・・・。
個人的に一番のお気に入りは、プーケット式ローバッLor Bak。ローバッとは肉巻きを福建語読みしたもので、豚ひき肉などを湯葉で巻いて揚げたものですが、ペナンあたりではこの肉巻きに厚揚げ豆腐やらエビのかき揚げやら揚げ物数種を盛り合わせ売るのが普通で、これをひとまとめにローバッと呼びます。シンガポールではこのスタイルはゴーヒャンと呼ばれます(屋台では)。プーケットのはちょっとスタイルが異なり、かき揚げではなく、肉巻きにモツやタンなどをかりっと揚げたものがそえられます。モツはもうカリカリのクリスピー状態、タンも外側カリッで中身ジューシー&ソフト。おそらく一度柔らかく煮ているのではないでしょうか。
次にプーケット式ホッケン・プローン・ミー、えびそば。先生はペナンのよりもおいしい、と言っていましたが、私はペナンのには負けるんじゃ?と思いつつも、さっぱりと優しい味で子供にも食べやすいスープ麺です。太くて黄色い福建麺とエビ風味のスープです。ホッケンミーというと炒めホッケンミーもあるそうです。これはシンガポールやマレーシアの福建料理レストランなどで出す黒っぽいスタイルのようで、ちょっと違うのは上にとろとろ半熟卵をのせること。これ、日本人にはたまらないのではないでしょうか。
そしてオータオ。シンガポールやマレーシアでいう、オールア、オイスターと卵の炒めものです。スタイルはそっくりでしたが、プーケット版はヤムイモの角切りが入り、生もやしが添えられます。ちょっぴりスパイシーでビールのつまみにはぴったり。
以上の料理が寺院前のコーヒーショップで一通り食べれます。お気づきのように、とても福建料理の影響が濃いのです。このコーヒーショップ内には数軒の屋台があつまっているのですが、とにかくおんぼろ。でもここもババのお店で、店内にババらしいおばあさんの写真が何枚か貼られています。
さて、外側の通りに並んだ屋台ではプーケットで一番美味しかったヤキトリがおすすめです。タイならではのスイーツ、ルークチュップ(果物などに似せて作ったちっちゃなお菓子で、一見固いキャンディーのようですが、中身はソフトで緑豆の餡が入っているもの。シンガポールでは数粒で3ドルと高いのですが、ここではなんと1粒1バーツ。1ドルで23粒も買える、ということです)を売るおばさんもいて、近所の学校の子どもたちが群がってました。
写真左)ルークチュップを買う近所の小学生。この辺はツーリストはいないので外国人の私に興味津々なようでした。
あとちょっと番外ですが、タイ式パンケーキと外国人ツーリストの間で呼ばれている人気アイテムがあります。これはマレーシアでいうロティチャナイ、シンガポールでいうロティプラタのことです。プーケットでもロティで通じるのでしょうか。タイではロティの生地にバナナやらフルーツを入れて焼いたデザートタイプが味わえます。以前、タイ南部旅行のブログでもご紹介しました。http://peranakan.blog.shinobi.jp/Entry/98/
PR
- ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
- プロフィール
HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
- 便利ツール
Amazon 私たちの書籍もアマゾンでお求めいただけます
- カテゴリー
- 最新コメント
- 最新記事
(03/16)
(02/15)
(02/02)
(01/22)
(01/12)
- ブログ内検索
- カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
- 最新トラックバック
- カウンター
- アクセス解析