東京は桜の花がほころび始めました。
しばらくバタバタしており、久しぶりのブログのアップとなりましたが、本日は色々な人たちから「かなりおいしい!」と聞きながらも、なかなか食す機会がなかった成城石井の「シンガポール風ラクサ」をやっと試すことができましたので簡単な感想を。
ラクサはこのように具にスープも全て入った、電子レンジでそのまま温めるタイプ。
温める前はスープは見えません。ゼラチンで固めてあるのでしょうか?
お持ち帰りのためにきちんと考えられていますね。
そして、温めるとみるみるうちにスープが器を満たします。
麺は平べったいビーフン。
スープの色はルンパー(スパイスペースト)がしっかり入った淡いオレンジ色。具も卵に厚揚げ、鶏肉にもやし、トマトとたっぷりで期待が持てます。
ひとくちスープを味見してみると、一気にシンガポールのカトンの風景が思い出されるほど本格的な味。食べ進めると、これはもしかしたらシンガポールのフードコートなどで味わう味の薄いシャバシャバのラクサなんかよりずっと美味しいかも?!と確信。
スパイシーながらも、ココナッツのまろやかな甘み(成城石井ではココナッツミルクではなくココナッツクリームを使用)に、香り立つ干しえび、ハーブ、トマトやレモンのかすかな酸味とともに絶妙にブレンドされたスパイスペースト。全てが調和してシンガポール版ラクサの命ともいえる濃厚なスープを作り上げています。
全国4万を超える応募があった新日本スーパーマーケット協会主催「お弁当・お惣菜大賞2015」における麺部門の最優秀賞に輝いたのもうなずける味でした。
以前シンガポールに住んでいた時は、自分好みの濃厚なラクサに出会うのはかなり難しいと感じていました。
しっかりダシの取れていないスープをココナッツミルクで薄めすぎたり、ココナッツミルクが分離しすぎて見るも哀れなダマダマのスープになっていたり、サンバルをたっぷり混ぜないと味が無かったりなど、それだけに美味しいラクサを作るのは難しいんだなぁ~と感じていました。
その点、ココナッツミルクが入らない甘酸っぱいアサム・ラクサなら比較的当たり外れが無いのでそちらをオーダーしたり。
それが、日本でこんなに美味しいラクサをレンジで手軽に味わえるなんて、しかも日本には殆ど知られていなかったラクサをテイクアウト麺として売り出し、最優秀賞を取るなんて驚きです!
ラクサに対する成城石井さんの並々ならぬ研究と開発、熱意を感じてしまいました。
欲を言えば麺の量の少なさと、税込で647円というお値段でしょうか(笑)?
それでも試す価値は大いにアリです。
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