只今地球の歩き方取材の真っ最中です。
毎日朝から晩まで取材班に付き添っています。
今日やっと一段落ついてブログの更新ができるようになりました。
今、景気が良いシンガポールは新しいショッピングセンターや大型施設がどんどん建設されている一方、異常な家賃高騰で移転や閉店を余儀なくされたお店がたくさんあり、その更新だけでも大変です。家賃が2〜3倍になったところも珍しくありません。家賃を払うためだけに商売をしろというのか、という声があちこちで聞かれます。2010年のカジノオープンに向けてと思われる工事が町中いたるところで行われており、グラビアに使う街並写真の撮影ができません。取材班は本当に頭を抱えています。
そんな厳しい状況の中でも、今回はなかなか良いお店を開拓することができ、個人的にも是非友人や家族と再度訪れたいと思えるお店をいくつか取材することができました。多分、来年あたり他の競合誌にもパクられそうです。
その一つ、Devagiというレストラン、以前こちらのブログでもご紹介しましたが、地球の歩き方でも掲載する予定です。私もチエさんも、おそらくシンガポールで今一番美味しいお店、と推しているお店です。
オーナーのデバギさんはインド系の方で、シンガポールのスパイス・クイーンと呼ばれる料理研究家。インド系ですが、伝統的なインド料理はもちろん、アジア全般のお料理も彼女なりにアレンジして提供しています。そのため、彼女は自分のレストランを「うちはインド料理屋ではなく、アジア料理のお店」と呼んでいます。素材とスパイスに関する知識も一級ですし、なおかつセンスもよくておしゃれ、そして何よりも彼女の料理に対するこだわり・愛情が伝わってくるのが素晴らしいのです。
前回のブログでは写真を掲載できませんでしたが、こちらでちょっとご覧ください。
なお、デザートやドリンクも非常にユニークでオリジナリティー溢れています。
プラナカンのお茶として知られるテー・アンチョー(なつめのお茶)をアレンジした、ロンガン&アガアガや、さっぱりとしたキューカンバー・クーラー、おなじみのマンゴーラッシーも甘すぎず果物の味がフレッシュ、さらに私たちはジンジャー・ラッシーが気に入ってます。
こんなアイデア一杯でセンスのいいデバギさん、料理教室も定期的に開催されています。その中でも超ユニークなのが、インド流美容品の作り方教室。デバギさんからの誘いで取材させてもらいました。すべて台所にある材料で作るアユールベーダの美容品(スクラブ、マスク、ローションなど)をざっと十種類以上
教えてくれるのです。
ココナッツやお米、パパイヤやパイナップルなどのフルーツ、ターメリックやコリアンダーなどのハーブやスパイス、ミルクにオートミール、ヨーグルト、蜂蜜などさまざまな材料を使います。
インド系の人たちは、赤ちゃんの頃から母親やお婆さんがきめ細かくマッサージしてあげるんだ、って話は聞いていましたが、その神髄に触れた感じがしました。デバギさんは実際に彼女のお母様が伝授してくれたことを教えているのだそうで、今はアユールベーダ式のスパが話題になっているが、しかしこれは何も目新しいものではない、すべて私たちの伝統のひとつなんだ、とおっしゃっていましたが、教室にはたくさんのインド系の女性も参加しており、現代社会で失いかけた自分たちの伝統の一部をここで再確認しているようでした。
デバギさん、正直、しゃべるの早いです。英語に弱い方はメモしきれないかもしれません。でも、レシピはちゃんとプリントしてくれます。それに見ている前でどんどん作ってみせてくれます。ドリンクとスナック(もちろんデバギさん手作り)付きで30ドルは安すぎるのではないでしょうか。
そう、デバギさんのレストランも、非常にリーズナブルな値段設定です。でも決して安っぽくありません。これは今のシンガポールでは非常に稀少なお店、素晴らしいの一言です。
料理教室のスケジュールなどは今のところウェブサイトなどでお知らせしていません。Emailにてお問い合わせください。なお残念ながら美容品の教室の開催予定は12月までないそうです。デバギさんのお店は10月にリトルインディアに移転しますので、そのせいでしょうか。お料理教室は大体60ドル前後です。これも他と比べてかなり安いと思います。
毎日朝から晩まで取材班に付き添っています。
今日やっと一段落ついてブログの更新ができるようになりました。
今、景気が良いシンガポールは新しいショッピングセンターや大型施設がどんどん建設されている一方、異常な家賃高騰で移転や閉店を余儀なくされたお店がたくさんあり、その更新だけでも大変です。家賃が2〜3倍になったところも珍しくありません。家賃を払うためだけに商売をしろというのか、という声があちこちで聞かれます。2010年のカジノオープンに向けてと思われる工事が町中いたるところで行われており、グラビアに使う街並写真の撮影ができません。取材班は本当に頭を抱えています。
そんな厳しい状況の中でも、今回はなかなか良いお店を開拓することができ、個人的にも是非友人や家族と再度訪れたいと思えるお店をいくつか取材することができました。多分、来年あたり他の競合誌にもパクられそうです。
その一つ、Devagiというレストラン、以前こちらのブログでもご紹介しましたが、地球の歩き方でも掲載する予定です。私もチエさんも、おそらくシンガポールで今一番美味しいお店、と推しているお店です。
オーナーのデバギさんはインド系の方で、シンガポールのスパイス・クイーンと呼ばれる料理研究家。インド系ですが、伝統的なインド料理はもちろん、アジア全般のお料理も彼女なりにアレンジして提供しています。そのため、彼女は自分のレストランを「うちはインド料理屋ではなく、アジア料理のお店」と呼んでいます。素材とスパイスに関する知識も一級ですし、なおかつセンスもよくておしゃれ、そして何よりも彼女の料理に対するこだわり・愛情が伝わってくるのが素晴らしいのです。
前回のブログでは写真を掲載できませんでしたが、こちらでちょっとご覧ください。
なお、デザートやドリンクも非常にユニークでオリジナリティー溢れています。
プラナカンのお茶として知られるテー・アンチョー(なつめのお茶)をアレンジした、ロンガン&アガアガや、さっぱりとしたキューカンバー・クーラー、おなじみのマンゴーラッシーも甘すぎず果物の味がフレッシュ、さらに私たちはジンジャー・ラッシーが気に入ってます。
こんなアイデア一杯でセンスのいいデバギさん、料理教室も定期的に開催されています。その中でも超ユニークなのが、インド流美容品の作り方教室。デバギさんからの誘いで取材させてもらいました。すべて台所にある材料で作るアユールベーダの美容品(スクラブ、マスク、ローションなど)をざっと十種類以上
教えてくれるのです。
ココナッツやお米、パパイヤやパイナップルなどのフルーツ、ターメリックやコリアンダーなどのハーブやスパイス、ミルクにオートミール、ヨーグルト、蜂蜜などさまざまな材料を使います。
インド系の人たちは、赤ちゃんの頃から母親やお婆さんがきめ細かくマッサージしてあげるんだ、って話は聞いていましたが、その神髄に触れた感じがしました。デバギさんは実際に彼女のお母様が伝授してくれたことを教えているのだそうで、今はアユールベーダ式のスパが話題になっているが、しかしこれは何も目新しいものではない、すべて私たちの伝統のひとつなんだ、とおっしゃっていましたが、教室にはたくさんのインド系の女性も参加しており、現代社会で失いかけた自分たちの伝統の一部をここで再確認しているようでした。
デバギさん、正直、しゃべるの早いです。英語に弱い方はメモしきれないかもしれません。でも、レシピはちゃんとプリントしてくれます。それに見ている前でどんどん作ってみせてくれます。ドリンクとスナック(もちろんデバギさん手作り)付きで30ドルは安すぎるのではないでしょうか。
そう、デバギさんのレストランも、非常にリーズナブルな値段設定です。でも決して安っぽくありません。これは今のシンガポールでは非常に稀少なお店、素晴らしいの一言です。
料理教室のスケジュールなどは今のところウェブサイトなどでお知らせしていません。Emailにてお問い合わせください。なお残念ながら美容品の教室の開催予定は12月までないそうです。デバギさんのお店は10月にリトルインディアに移転しますので、そのせいでしょうか。お料理教室は大体60ドル前後です。これも他と比べてかなり安いと思います。
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- 無題
私もHDB購入を検討していましたが
シンガポーリアンの友人に、家賃高騰してる今は
ダメだよ!と忠告を受けました。
美味しくてもそういった理由で閉店せざるを得ない
お店は多いんですね・・・。
Mikiさんが「美味しい」とブログで紹介していたのでDevagiには次回(来年2月)、
食べに行きたいなぁ~と思っていました♪
私はデバギさんの作るドリンクにとっても興味があります。
料理教室にも参加してみようかな、と思っています。
うちのJ君誘って(笑)
シンガポーリアンの友人に、家賃高騰してる今は
ダメだよ!と忠告を受けました。
美味しくてもそういった理由で閉店せざるを得ない
お店は多いんですね・・・。
Mikiさんが「美味しい」とブログで紹介していたのでDevagiには次回(来年2月)、
食べに行きたいなぁ~と思っていました♪
私はデバギさんの作るドリンクにとっても興味があります。
料理教室にも参加してみようかな、と思っています。
うちのJ君誘って(笑)
- 無題
美容品にとっても興味があります。
出産直後に極度の敏感肌になり、市販の化粧品がすべて合わなくなってしまったことがあって、それから石けんや化粧水などの自作を始めました。今は厳密にしなくてもOKなのですが、やっぱり自家製の方が効き目があるし、意外に経済的なんですよね。材料は、やはりアジア食材店がねらい目だったり・・・
忙しいとなかなか頭も回りませんが、少し気持ちにゆとりをもって、また何か工夫してみたいという気持ちになりました
出産直後に極度の敏感肌になり、市販の化粧品がすべて合わなくなってしまったことがあって、それから石けんや化粧水などの自作を始めました。今は厳密にしなくてもOKなのですが、やっぱり自家製の方が効き目があるし、意外に経済的なんですよね。材料は、やはりアジア食材店がねらい目だったり・・・
忙しいとなかなか頭も回りませんが、少し気持ちにゆとりをもって、また何か工夫してみたいという気持ちになりました
- 無題
Reikoちゃん
今はそれでも不動産下落してきましたよ。でもまだまだ高い方ですね。もう少し様子見た方がよいか、と。
地球の歩き方で掲載していたお店が移転か閉店で行方不明、今だに追跡中のお店が数件あります。
デバギさんの料理教室、貴重な体験になると思います。でもJ君はきつそうですねえ。
大さん
海外渡航者数も減ってガイドブックの売り上げきついみたいです。どこまでいじれるか、編プロさんがんばってます。
MLさん
多分フィンランドでも入手できる材料で出来るかと思います。デバギさんは市販品は一切使ってないそうですが、50代なのに皺もない張りのあるお肌をされてますね。本当に効果は高いようなので、たとえばスクラブもやりすぎてはだめだし、やってすぐに外出するのもだめ、一皮むけた状態で出たら余計日焼けしちゃうのよ、スクラブは必ず寝る前にやる、とおっしゃってました。天然素材の果物とか栄養分があると同時に酸も強いので、自作品なら自分の肌に合うよう分量も調整できるのがいいと思います。
今はそれでも不動産下落してきましたよ。でもまだまだ高い方ですね。もう少し様子見た方がよいか、と。
地球の歩き方で掲載していたお店が移転か閉店で行方不明、今だに追跡中のお店が数件あります。
デバギさんの料理教室、貴重な体験になると思います。でもJ君はきつそうですねえ。
大さん
海外渡航者数も減ってガイドブックの売り上げきついみたいです。どこまでいじれるか、編プロさんがんばってます。
MLさん
多分フィンランドでも入手できる材料で出来るかと思います。デバギさんは市販品は一切使ってないそうですが、50代なのに皺もない張りのあるお肌をされてますね。本当に効果は高いようなので、たとえばスクラブもやりすぎてはだめだし、やってすぐに外出するのもだめ、一皮むけた状態で出たら余計日焼けしちゃうのよ、スクラブは必ず寝る前にやる、とおっしゃってました。天然素材の果物とか栄養分があると同時に酸も強いので、自作品なら自分の肌に合うよう分量も調整できるのがいいと思います。
- 無題
スパイスの女王と言われるデバギさんのお料理は、伝統的なインド料理から、彼女なりのアレンジを加えたインド料理~ニョニャ料理もあるほどメニューが多彩で「このメニュー1冊下さい!」と言いたくなるほど魅力的なお料理がずらりと並んでいました。
よく、メニューが豊富すぎるお店は味に当たり外れがあると言われますが、どうしてこんなに全てのお料が丁寧に作りこんであるのだろう?と感心するほど、どれを食べても美味しいのです。
それはきっと、デバギさんのひとつひとつのお料理に対する思い入れが並々ならぬものだからだと思います。
たとえば、キャベツをスパイスとカリー・リーフでさっと炒めたシンプルなお料理でも実に味わい深く、キャベツがこんなに美味しく食べられるのか?と驚くほど。
10月にリトルインディアに移転したら、もっと行きやすくなるので楽しみです。
よく色々な人に、シンガポールのお店でお薦めは何処ですか?と聞かれますが、屋台もいいですが私はここをイチオシしたいな~~
手間暇かけた彼女のお料理を食べたら、スパイスを巧みに操るシンガポールの味とは何か??が、よく分かると思います。
よく、メニューが豊富すぎるお店は味に当たり外れがあると言われますが、どうしてこんなに全てのお料が丁寧に作りこんであるのだろう?と感心するほど、どれを食べても美味しいのです。
それはきっと、デバギさんのひとつひとつのお料理に対する思い入れが並々ならぬものだからだと思います。
たとえば、キャベツをスパイスとカリー・リーフでさっと炒めたシンプルなお料理でも実に味わい深く、キャベツがこんなに美味しく食べられるのか?と驚くほど。
10月にリトルインディアに移転したら、もっと行きやすくなるので楽しみです。
よく色々な人に、シンガポールのお店でお薦めは何処ですか?と聞かれますが、屋台もいいですが私はここをイチオシしたいな~~
手間暇かけた彼女のお料理を食べたら、スパイスを巧みに操るシンガポールの味とは何か??が、よく分かると思います。
- ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
- プロフィール
HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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