またまたご無沙汰しています。
取材でペナン、マラッカに長期で行っておりました。
どちらの街も倒れそうなぐらいの灼熱地獄、私などはまるでビーチに行ったかのように日焼けをしてしまいました。
その上、尋常ではない食わされぶり。ペナンではなんと一日15食、なんて日が続いてしまいました。
福建人の多いペナン、福建人は客もてなしがよいのだと聞きますが、本当にそのようです。
さて、あんまり本などで紹介したりはしないのですが、個人的に結構好きなこちら式のワンタンミーを今回ご紹介したいと思います。
ドラマ、「リトルニョニャ」の中でも何度か登場するTok Tok Meeとはワンタンミーのことです。
ワンタンミーとはワンタン麺、ですが、日本のものはもちろん、中国や香港あたりのものともかなり違うのがマレー半島式です。あまりにも違うので、あまり日本の方に薦めることはありません。かくいう私も最初シンガポールでワンタンミー食べて、テーブルひっくり返したくなったことがあるからです。私は香港のワンタン麺が好きなのでマレー半島式はとても許せるものではなかったのです。。
ワンタンは蝦と豚ひき肉をベースとした餡を小麦粉の皮に包んで茹でたもの(ペナンでは店によって揚げたものを入れるところも)。これは基本的には香港あたりと同じですが、香港の味を知っている人には物足りない出来と言わざるをえません。
でも、こちらのワンタンミーのポイントはワンタンではないと最近私は認識するようになりました。
こっちでワンタンミーというと、スープではなく、タレを和えて食べるのです。
タレはマラッカではチリソースが多いですが、ペナンでは黒い醤油ベースのタレが多いです。ペナンのこのタレが美味しくて、醤油ベースなのにしょっぱくない、甘くもない、絶妙な味なのです。
こちらのワンタンミーは、ワンタンよりも、麺の歯ごたえや、このタレやらチリソース味と麺との絡み具合がポイントだと思います。
初めて食べる人はワンタン麺という概念を捨てて、食べてみるとよいかも知れません。
私も香港のものとは別物、と思って食べるようになり、段々好きになってきました。
マラッカも行きつけに好きな店があり、そこで食べていたら街の人に目撃され、ババ博物館のオーナーのおじいちゃんにまで伝わってしまいました。翌日「あそこでワンタンミーを食べていただろう」と言われ、「もっとおいしいワンタンミーを食べさせてやる」と連れて行かれた店のが写真のものです(ワンタンの数は嘘です。おじいちゃんが「わしのも食え」といっぱいのせました)。
そのときにおじいちゃんが「香港のワンタンミーはひどかった」と言ってるのを聞いて、すごくびっくりしましたが、なるほど、本当に土地が変わると嗜好ってこうも変わるものなのだな、と再認識。
私はどちらも別物として好きですけどね!
取材でペナン、マラッカに長期で行っておりました。
どちらの街も倒れそうなぐらいの灼熱地獄、私などはまるでビーチに行ったかのように日焼けをしてしまいました。
その上、尋常ではない食わされぶり。ペナンではなんと一日15食、なんて日が続いてしまいました。
福建人の多いペナン、福建人は客もてなしがよいのだと聞きますが、本当にそのようです。
さて、あんまり本などで紹介したりはしないのですが、個人的に結構好きなこちら式のワンタンミーを今回ご紹介したいと思います。
ドラマ、「リトルニョニャ」の中でも何度か登場するTok Tok Meeとはワンタンミーのことです。
ワンタンミーとはワンタン麺、ですが、日本のものはもちろん、中国や香港あたりのものともかなり違うのがマレー半島式です。あまりにも違うので、あまり日本の方に薦めることはありません。かくいう私も最初シンガポールでワンタンミー食べて、テーブルひっくり返したくなったことがあるからです。私は香港のワンタン麺が好きなのでマレー半島式はとても許せるものではなかったのです。。
ワンタンは蝦と豚ひき肉をベースとした餡を小麦粉の皮に包んで茹でたもの(ペナンでは店によって揚げたものを入れるところも)。これは基本的には香港あたりと同じですが、香港の味を知っている人には物足りない出来と言わざるをえません。
でも、こちらのワンタンミーのポイントはワンタンではないと最近私は認識するようになりました。
こっちでワンタンミーというと、スープではなく、タレを和えて食べるのです。
タレはマラッカではチリソースが多いですが、ペナンでは黒い醤油ベースのタレが多いです。ペナンのこのタレが美味しくて、醤油ベースなのにしょっぱくない、甘くもない、絶妙な味なのです。
こちらのワンタンミーは、ワンタンよりも、麺の歯ごたえや、このタレやらチリソース味と麺との絡み具合がポイントだと思います。
初めて食べる人はワンタン麺という概念を捨てて、食べてみるとよいかも知れません。
私も香港のものとは別物、と思って食べるようになり、段々好きになってきました。
マラッカも行きつけに好きな店があり、そこで食べていたら街の人に目撃され、ババ博物館のオーナーのおじいちゃんにまで伝わってしまいました。翌日「あそこでワンタンミーを食べていただろう」と言われ、「もっとおいしいワンタンミーを食べさせてやる」と連れて行かれた店のが写真のものです(ワンタンの数は嘘です。おじいちゃんが「わしのも食え」といっぱいのせました)。
そのときにおじいちゃんが「香港のワンタンミーはひどかった」と言ってるのを聞いて、すごくびっくりしましたが、なるほど、本当に土地が変わると嗜好ってこうも変わるものなのだな、と再認識。
私はどちらも別物として好きですけどね!
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- 無題
マラッカは狭い街ですから、歩いていると必ずどこかで知人に会います。
昨日2人をどこどこで見かけた・・・とすぐに博物館のお爺ちゃんに通報(笑)され、翌日はそれに負けじと、お爺ちゃんがますますいろいろな所に連れていってくれるのですから申し訳ない・・・・
それにしてもペナンでは1日15食が2日続き、その翌日はアーティストのサイモン・タンご夫妻に、では、ノンストップ・イーティングしよう!と、ジョークだと思ってOKをしたら、午後2時から夜9時半まで転々と場所を変えて21食べましたね。
ペナンの裏側の丘の上あり、延々と続く田園風景あり、幻のアッサムラクサあり、、、
あれ以降、私は胃袋が拡張してしまい、普通の量はすべて前菜と思えるようになってしまいました。
今、もとに戻すべく頑張っている最中です。
ババニョニャ博物館のお爺ちゃんに連れて行ってもらったこのお店、ワンタンがぷりぷりしていて美味しかったです。
こちらでワンタンミーといえば、さっと湯がいた麺をあえている油が美味しいんですよね~~豚の背油を揚げたものが入っていたり、なんとも言えないコクがあります。
私は個人的に、スープに麺がだらんと入ったものより、このように麺は麺で美味しく食べ、ワンタンはワンタンでつるりと食べるスタイルのほうが好きです。
ああ、、、しかしよく食べました~~~
昨日2人をどこどこで見かけた・・・とすぐに博物館のお爺ちゃんに通報(笑)され、翌日はそれに負けじと、お爺ちゃんがますますいろいろな所に連れていってくれるのですから申し訳ない・・・・
それにしてもペナンでは1日15食が2日続き、その翌日はアーティストのサイモン・タンご夫妻に、では、ノンストップ・イーティングしよう!と、ジョークだと思ってOKをしたら、午後2時から夜9時半まで転々と場所を変えて21食べましたね。
ペナンの裏側の丘の上あり、延々と続く田園風景あり、幻のアッサムラクサあり、、、
あれ以降、私は胃袋が拡張してしまい、普通の量はすべて前菜と思えるようになってしまいました。
今、もとに戻すべく頑張っている最中です。
ババニョニャ博物館のお爺ちゃんに連れて行ってもらったこのお店、ワンタンがぷりぷりしていて美味しかったです。
こちらでワンタンミーといえば、さっと湯がいた麺をあえている油が美味しいんですよね~~豚の背油を揚げたものが入っていたり、なんとも言えないコクがあります。
私は個人的に、スープに麺がだらんと入ったものより、このように麺は麺で美味しく食べ、ワンタンはワンタンでつるりと食べるスタイルのほうが好きです。
ああ、、、しかしよく食べました~~~
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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