「イポー行くの?じゃ、アヤム・タオゲイ食べなくちゃダメよ」
マラッカですら言われたイポー名物です。
茹でたチキン(白斬鶏パッツァムカイ)とさっと湯がいただけのもやし。
身のしまった地鶏なのでソフトではないものの広東人好みにツルツルとした食感が残るように通した絶妙な火加減。そしてしゃきしゃき感がはっきり残るようにさっと鶏のゆで汁で湯がいたもやし。どちらにも甘めの醤油ダレがかかっています。
このおかずに添えるのは、イポー名物のホーファンか、チキンライスのライス。
ライスにもやし、にすっかりはまった私たち。もやしだけでもライスがいっぱい食べられるんです。1人一皿くらい頼まないと足りないくらい、もやし食いまくりのテーブルでした。
このイポー名物を食べるなら、「Lou Wong Tauge Ayam Kuetiau (老黄芽菜鸡沙河粉)」へ。私たちは初日ここを目指して行ったのに、月に2回ほどあるという不定休にぶつかり、泣く泣く隣の店Ong Keeへ。ここも悪くはなかったですが、翌日ようやくありつけたラオ・ウォンのアヤムタオゲイは、やっぱりもっと美味しかった。
鶏の味もよいし、ここはまたおいしいビーフボール(牛肉団子)のスープも人気なんです。
Lou Wong Tauge Ayam Kuetiau
49, Jalan Yau Tet Shin (夕方6時ごろからの営業)
この店があるのはニュータウン・エリアで、観光客も多いエリアなのですが、地元ッ子でいっぱいの有名店がいっぱいあるんです。飲茶で有名なFoh San(富山)、カリーミーの店、ハッカミーの店、ビーフヌードルの店・・・それに塩竈チキンにバクワ(中国版ポークジャーキー)、タオサーピア(アンコ入りの饅頭)などなど。それに観光客用の土産ショップも多いですね。イポー名物のポメロー(巨大な柑橘類)も売られています。
だから食を満喫したい人はこの近辺に宿をとるべし!
そしてイポー名物といえば、ホーファン。河粉と書くとおり、川のようにちょっと幅広な米の麺を指します。ところが、他のエリアでホーファンというと、もっと幅広な(2cm以上はあるか)麺をさし、イポーでいうホーファン(5mm程度)はタイのセンレックやベトナムのフォーに似ており、まだクエイティヤオと呼ぶ方が適切では?(事実、なぜ上記アヤムタオゲイのLau WongはKuetiauになっているのか)
←天津の絶品チキンホーファン
でもイポー・ホーファンといったらそういう麺なのです。
とにかくふわっとソフトでつるつる、これは他ではなかなか味わえません。実は先日こちらのOldtown Coffeeのチェーンでイポー式ホーファンを頼んだのですが、でてきたものは、ツルツル感失格!! イポーでさんざん食べてきた舌には「こんなにも違うか?」というほどの違いを感じました。ざらついた食感に、米の粉臭さが気になります。この差は水なのでしょうか??
広東人というのは、とかく食感を気にします。
ふわふわっとソフト、つるつるっとスムース、軽いさくさく感、といった実に繊細な歯ごたえ、舌触りにものすごくこだわります。ですから広東式飲茶の点心は芸術品のようではないですか。透き通るような薄さの餃子やシュウマイの皮、広東人にとっては北方の餃子やシュウマイ、饅頭などはラフすぎて堪え難いほどの代物なんです。魚料理も蒸すのが最高の調理方法とされています。
そんな広東人がこだわるホーファンですから、想像に難くないでしょう。
まあ、イポーならばどこでもおいしいホーファンが食べられますが、イポーで外したくないお店第2弾で是非味わってみてください。そのお店はHouse of Mirrorとも呼ばれている「天津 Thean Chun Kopitiam 」というお店です。
ここにはいろんな美味しいものが揃っていますが、まず入り口のところで有名なチキン・ホーファンを注文します。エビのだしがよくきいた、さっぱり味のおいしいスープでつるつるっと食べてください。
そして店の奥の方にチーチョンファン(猪腸粉、米の粉をシート状に蒸してくるくると巻いたもの)カリーソースがけを売ってるおじさん、ポークサテーのおじさん、などがおり、隣の店からポピア(生春巻き)も頼むといいでしょう。どれが店の人だかよくわからなくなってきますが、とにかくポピア!と頼めば、となりの店からも持って来てくれるのがマレーシアのいいところ(笑)!
サテーは黙ってるとたっぷり皿に盛って持ってきます。食べた本数でお会計式になっていて、冷めると取り替えにきてくれたりするんです。精肉以外にもモツなんかもあって、こりこりとフレッシュで美味しいのです。
まさにフードパラダイス!なお店、こう、これでもか、これでもか、と出てくると、だんだんこの店のありがたさがわからなくなってくるのですが、イポーでないと食べられないものばかりなのだから、もっと感謝して食べないと。
そして最後に絶対に忘れてはならないのが、カスタード。日本でいうプリン、なのです。カスタード味がしっかりした懐かしい味のプリンで、食後のデザートにぴったりです。
Thean Chun
73, Jalan Bandar Timah(オールドタウン)
でもね〜、ホテルから老黄に行く途中にもアヤムタオゲイのお店があったんですよ。で、けっこう人は入ってるんです。老黄にいかなくても結構美味しいお店ってイポーならあるんだろうなあ、とも思いつつ、私たちにはいろんな店で試してる腹と時間の余裕はないと断念。でも朝ちょっと立ち寄った、その並びの飲茶の店も結構いいんですよ。さすが広東人の街だなあ、を実感しました。
←街で適当に入った飲茶屋のハーカオ(蝦餃子)。
透明で薄い皮も見事、エビもぷりぷり。
マラッカですら言われたイポー名物です。
茹でたチキン(白斬鶏パッツァムカイ)とさっと湯がいただけのもやし。
身のしまった地鶏なのでソフトではないものの広東人好みにツルツルとした食感が残るように通した絶妙な火加減。そしてしゃきしゃき感がはっきり残るようにさっと鶏のゆで汁で湯がいたもやし。どちらにも甘めの醤油ダレがかかっています。
このおかずに添えるのは、イポー名物のホーファンか、チキンライスのライス。
ライスにもやし、にすっかりはまった私たち。もやしだけでもライスがいっぱい食べられるんです。1人一皿くらい頼まないと足りないくらい、もやし食いまくりのテーブルでした。
このイポー名物を食べるなら、「Lou Wong Tauge Ayam Kuetiau (老黄芽菜鸡沙河粉)」へ。私たちは初日ここを目指して行ったのに、月に2回ほどあるという不定休にぶつかり、泣く泣く隣の店Ong Keeへ。ここも悪くはなかったですが、翌日ようやくありつけたラオ・ウォンのアヤムタオゲイは、やっぱりもっと美味しかった。
鶏の味もよいし、ここはまたおいしいビーフボール(牛肉団子)のスープも人気なんです。
Lou Wong Tauge Ayam Kuetiau
49, Jalan Yau Tet Shin (夕方6時ごろからの営業)
この店があるのはニュータウン・エリアで、観光客も多いエリアなのですが、地元ッ子でいっぱいの有名店がいっぱいあるんです。飲茶で有名なFoh San(富山)、カリーミーの店、ハッカミーの店、ビーフヌードルの店・・・それに塩竈チキンにバクワ(中国版ポークジャーキー)、タオサーピア(アンコ入りの饅頭)などなど。それに観光客用の土産ショップも多いですね。イポー名物のポメロー(巨大な柑橘類)も売られています。
だから食を満喫したい人はこの近辺に宿をとるべし!
そしてイポー名物といえば、ホーファン。河粉と書くとおり、川のようにちょっと幅広な米の麺を指します。ところが、他のエリアでホーファンというと、もっと幅広な(2cm以上はあるか)麺をさし、イポーでいうホーファン(5mm程度)はタイのセンレックやベトナムのフォーに似ており、まだクエイティヤオと呼ぶ方が適切では?(事実、なぜ上記アヤムタオゲイのLau WongはKuetiauになっているのか)
←天津の絶品チキンホーファン
でもイポー・ホーファンといったらそういう麺なのです。
とにかくふわっとソフトでつるつる、これは他ではなかなか味わえません。実は先日こちらのOldtown Coffeeのチェーンでイポー式ホーファンを頼んだのですが、でてきたものは、ツルツル感失格!! イポーでさんざん食べてきた舌には「こんなにも違うか?」というほどの違いを感じました。ざらついた食感に、米の粉臭さが気になります。この差は水なのでしょうか??
広東人というのは、とかく食感を気にします。
ふわふわっとソフト、つるつるっとスムース、軽いさくさく感、といった実に繊細な歯ごたえ、舌触りにものすごくこだわります。ですから広東式飲茶の点心は芸術品のようではないですか。透き通るような薄さの餃子やシュウマイの皮、広東人にとっては北方の餃子やシュウマイ、饅頭などはラフすぎて堪え難いほどの代物なんです。魚料理も蒸すのが最高の調理方法とされています。
そんな広東人がこだわるホーファンですから、想像に難くないでしょう。
まあ、イポーならばどこでもおいしいホーファンが食べられますが、イポーで外したくないお店第2弾で是非味わってみてください。そのお店はHouse of Mirrorとも呼ばれている「天津 Thean Chun Kopitiam 」というお店です。
ここにはいろんな美味しいものが揃っていますが、まず入り口のところで有名なチキン・ホーファンを注文します。エビのだしがよくきいた、さっぱり味のおいしいスープでつるつるっと食べてください。
そして店の奥の方にチーチョンファン(猪腸粉、米の粉をシート状に蒸してくるくると巻いたもの)カリーソースがけを売ってるおじさん、ポークサテーのおじさん、などがおり、隣の店からポピア(生春巻き)も頼むといいでしょう。どれが店の人だかよくわからなくなってきますが、とにかくポピア!と頼めば、となりの店からも持って来てくれるのがマレーシアのいいところ(笑)!
サテーは黙ってるとたっぷり皿に盛って持ってきます。食べた本数でお会計式になっていて、冷めると取り替えにきてくれたりするんです。精肉以外にもモツなんかもあって、こりこりとフレッシュで美味しいのです。
まさにフードパラダイス!なお店、こう、これでもか、これでもか、と出てくると、だんだんこの店のありがたさがわからなくなってくるのですが、イポーでないと食べられないものばかりなのだから、もっと感謝して食べないと。
そして最後に絶対に忘れてはならないのが、カスタード。日本でいうプリン、なのです。カスタード味がしっかりした懐かしい味のプリンで、食後のデザートにぴったりです。
Thean Chun
73, Jalan Bandar Timah(オールドタウン)
でもね〜、ホテルから老黄に行く途中にもアヤムタオゲイのお店があったんですよ。で、けっこう人は入ってるんです。老黄にいかなくても結構美味しいお店ってイポーならあるんだろうなあ、とも思いつつ、私たちにはいろんな店で試してる腹と時間の余裕はないと断念。でも朝ちょっと立ち寄った、その並びの飲茶の店も結構いいんですよ。さすが広東人の街だなあ、を実感しました。
←街で適当に入った飲茶屋のハーカオ(蝦餃子)。
透明で薄い皮も見事、エビもぷりぷり。
PR
- ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
- プロフィール
HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
- 便利ツール
Amazon 私たちの書籍もアマゾンでお求めいただけます
- カテゴリー
- 最新コメント
- 最新記事
(03/16)
(02/15)
(02/02)
(01/22)
(01/12)
- ブログ内検索
- カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
- 最新トラックバック
- カウンター
- アクセス解析