さて、今日はイナクラフトのお話をします。
インドネシア全土からクラフト業者が2000店も集まるこの見本市は、世界から集まるバイヤーだけではなく、
一般客にとっても、ジャカルタにいながらにして、インドネシア全国の郷土品、工芸品がゲットできる
とっておきのチャンスです。
やはり主となるのはバティックで、プカロンガン、ジョグジャカルタ、ソロ、チレボンなどの有名産地からのものはもちろん、ちょっと見たことないユニークなバティックを製作する業者も来ているのですから、一軒一軒、気を抜くことができません。よって、3日間通い続けて、ようやくすべて網羅できたかな、とやっと安心できるのです。
プラナカンたちが好んだというプカロンガンやチレボンのバティックは、今はシルクのものが主流で、「いやー、これはすごいな」と思う、手の込んだトゥリス(1点1点すべて手描きのもの)などは大体400~500ドルくらいで売られていました。あまりバティックのことはわかりませんが、それはそれはものすごい数のお店ですから、もう段々頭ン中はぐるぐる状態になり、そのうち寝ても覚めても頭の中はバティックだらけになるのです。
インドネシア全土からクラフト業者が2000店も集まるこの見本市は、世界から集まるバイヤーだけではなく、
一般客にとっても、ジャカルタにいながらにして、インドネシア全国の郷土品、工芸品がゲットできる
とっておきのチャンスです。
やはり主となるのはバティックで、プカロンガン、ジョグジャカルタ、ソロ、チレボンなどの有名産地からのものはもちろん、ちょっと見たことないユニークなバティックを製作する業者も来ているのですから、一軒一軒、気を抜くことができません。よって、3日間通い続けて、ようやくすべて網羅できたかな、とやっと安心できるのです。
プラナカンたちが好んだというプカロンガンやチレボンのバティックは、今はシルクのものが主流で、「いやー、これはすごいな」と思う、手の込んだトゥリス(1点1点すべて手描きのもの)などは大体400~500ドルくらいで売られていました。あまりバティックのことはわかりませんが、それはそれはものすごい数のお店ですから、もう段々頭ン中はぐるぐる状態になり、そのうち寝ても覚めても頭の中はバティックだらけになるのです。
外国人(日本人など先進国の)、お金持ちは貧しい者に施しをするのが当たり前というインドネシアでは、必ずまずふっかけられます。とくに日本人はいいお客様です。もともと親日的な国なのでしょうが、英語ができない人がざらにいる中で、日本語が片言できるくらいのインドネシア人の多さにはちょっと驚きました。さらに、日本人が関わっている工房なども結構あり、日本的な柄を染めさせている店も数軒ほどあり、どれも上質な物が揃っていましたが、値段も他より高めです。着物の反物を染めているバティック工房もありました。
有名な「エリザ・フォン・ツァイレン」の本物のアンティークがある店がある、でも1点2000ドル以上よ、噂も聞きましたし、400ドルで本物を売ってやるとかいうインチキ野郎もいました。あまりバティックに興味のなかった連れも、インドネシア・バティックの素晴らしさ、そしてその奥の深さに魅せられ、バティックの勉強がしたくなったようで、一夜漬けに本を買ってました。
バティックのほかには、クバヤを売る店もたくさん出店しています。クバヤの既製品から、クバヤ用布地(すでに裾になる部分に刺繍が施されています)を売る店もあります。インドネシアのクバヤは、現在イスラム教徒が大半ですから、あまりスケスケのものはありません。しかも裾がとても長いものも多いようで、ニョニャ風クバヤは結構少ないです。
このほかは宝石やアクセサリー店、アタのカゴやバスケットなどを揃えたバリ、ロンボクからのお店、スパ用ジャムーを売る店、陶器のお店、家具店、バッグのお店などがずらり。そのほか、各州の政府団体なども出店しており、各地の名産品を紹介します。もっとも、こういう店は、お役人たちがやっているのでセンスのない店もすくなくないのですが、カリマンタンから来るお店は、ディスプレーなどが結構センスがよく、しかも安くて良い物がおいてあるので、ここは欧米人たちとの争奪戦の場となるのです。しかも、あっという間に品切れになってしまうほど少ししか商品を持ってきていなかったりして、そういうところがお役所的で困ります。
政府関係の店やホントに田舎から出てきたんだな、とわかるダサい店も少なくない中、すんごくセンスのいいお店もあり、本当に玉石混交なのでございます。
今回はスマトラ島から来たというバタック人のブティックが気に入りました。カリマンタンやティモールのようなちょっと幾何学的な模様の織物が特徴的で、これをセンスよくウェアやバッグにアレンジしています。オーナーの女性も、いかにも金持ちそうな上品なレディーでした。私は内心、これがプラナカンの先祖が結婚したバタック人か~、としみじみ眺めてしまいましたが。
このイナクラフトはまた来年もこのくらいの時期(4月後半)に開催されます。工芸品やバティックに興味のある人は、これだけのためにジャカルタに来る価値あり、と力説したいほど、面白い見本市です。
有名な「エリザ・フォン・ツァイレン」の本物のアンティークがある店がある、でも1点2000ドル以上よ、噂も聞きましたし、400ドルで本物を売ってやるとかいうインチキ野郎もいました。あまりバティックに興味のなかった連れも、インドネシア・バティックの素晴らしさ、そしてその奥の深さに魅せられ、バティックの勉強がしたくなったようで、一夜漬けに本を買ってました。
バティックのほかには、クバヤを売る店もたくさん出店しています。クバヤの既製品から、クバヤ用布地(すでに裾になる部分に刺繍が施されています)を売る店もあります。インドネシアのクバヤは、現在イスラム教徒が大半ですから、あまりスケスケのものはありません。しかも裾がとても長いものも多いようで、ニョニャ風クバヤは結構少ないです。
このほかは宝石やアクセサリー店、アタのカゴやバスケットなどを揃えたバリ、ロンボクからのお店、スパ用ジャムーを売る店、陶器のお店、家具店、バッグのお店などがずらり。そのほか、各州の政府団体なども出店しており、各地の名産品を紹介します。もっとも、こういう店は、お役人たちがやっているのでセンスのない店もすくなくないのですが、カリマンタンから来るお店は、ディスプレーなどが結構センスがよく、しかも安くて良い物がおいてあるので、ここは欧米人たちとの争奪戦の場となるのです。しかも、あっという間に品切れになってしまうほど少ししか商品を持ってきていなかったりして、そういうところがお役所的で困ります。
政府関係の店やホントに田舎から出てきたんだな、とわかるダサい店も少なくない中、すんごくセンスのいいお店もあり、本当に玉石混交なのでございます。
今回はスマトラ島から来たというバタック人のブティックが気に入りました。カリマンタンやティモールのようなちょっと幾何学的な模様の織物が特徴的で、これをセンスよくウェアやバッグにアレンジしています。オーナーの女性も、いかにも金持ちそうな上品なレディーでした。私は内心、これがプラナカンの先祖が結婚したバタック人か~、としみじみ眺めてしまいましたが。
このイナクラフトはまた来年もこのくらいの時期(4月後半)に開催されます。工芸品やバティックに興味のある人は、これだけのためにジャカルタに来る価値あり、と力説したいほど、面白い見本市です。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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