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マレー半島モンスーン寄稿
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892ca6c9.jpeg今年のチャイニーズ・ニューイヤーは2月18日から始まります。

チャイニーズ・ニューイヤーといえば、パイナップル・タルト、クエ・バンキッ、ラブ・レターなどのニョニャ菓子の数々。 今どき、普通は市販されているものを買います。スーパーなどへ行けば、山のようにありますが、まあおいしいものはありませんね。レストランなどでもオリジナルのを作って売っていますが、やはり手作りに勝るものはありません。

昔、パイナップル・タルトの名手なる親戚の親戚からもらって、手作りのものはこうも違うかと驚いたものです。とくに、パイナップルのジャムの味が違います。 パイナップルはマレーシア産のすっぱくて硬いものを使うとジャムにしたときに酸味があっておいしいものができます。ニョニャ風にこだわるならば、ジャムにはシナモンとクローブを加えて多少スパイシーにすることが大事です。



市販のパイナップル・タルトでおいしいな、と思ったのは、シンガポールのチャイナタウンにある大同餅家という、月餅でとても有名な老舗のものですが、ここのはニョニャのレシピで作っているそうで、やはりシナモンとクローブの風味が効いていて絶品でした。

パイナップル・タルトというと、マラッカが有名なのですが、マラッカのは特大サイズのものをよく見かけます。パイナップル・タルト発祥の地はマラッカなのでしょうか?マラッカを支配したポルトガル人たちが伝えた?パイナップルはもともと東南アジア原産ではなく、ブラジルからポルトガル人によって伝えられたとか。 

パイナップルはプラナカンたちにとって縁起のよいものとして、正月などのお供え物には欠かせないアイテムです。福建語でオンライ、というらしく、その発音が Good Luckに当たるので縁起がいいのだそうです。そういうわけで正月にパイナップル・タルトは欠かせません。

 


大同餅家 Tai Thong Cake Shop
35 Mosque St. Tel:6223-2905
※旧正月は2週間お休みです。

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CHIE 2007/03/05(Mon)00:58:50 編集
パイナップル・タルトの面白知識)オープンフェイスに焼かれたクッキーの真ん中、ちょうどパイナップル・ジャムが載ってる上に、格子模様がつけてあるのがニョニャ風。三つ葉マークはマラッカに住むクリスタン(ユーラシアン)。インド系プラナカンのチェッティーは丸ぽっちがひとつ。マレー、中国系は形が自由。そんな違いを見ながら味わうのも楽しいですよ!
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