忍者ブログ
Admin*Write*Comment
マレー半島モンスーン寄稿
[1]  [2]  [3]  [4]  [5
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

7月15日、東京の日本アセアンセンターにて無事シンガポールフードセミナーを開催いたしました。
暑い中お越しいただき、ありがとうございました。

今回はなんとかして軽食をお出ししたいというこちらの希望もあり、定員を60名に限定させていただきましたので、公布してすぐに満席になってしまいました。

なぜ軽食にこだわったかというと、絶対にセミナーにいらした方は何も口にせず最後まで聴講されるのは酷だろうと思ったからです。本の執筆中もそうでしたが、スライドの準備をするために、料理の写真を見ているだけで、涎ダレダレになるからです。

というわけで、見ているだけでお腹がすくセミナーとなりました。



そして休憩時間中の試食タイム。



本当はラクサでも出したかったのですが、本来食事を出す会場ではなく、設備がない中で、
マカンマカンの平岡シェフが知恵を絞って準備してくださったのが、特製サンバルツナ・サンドイッチ。おまけでピクルスにアーモンドクッキー。それと私が持参したインドスナックのムルクなど。なかなかの内容になりました。平岡シェフのサンバルツナはニョニャレシピのオリジナルアレンジで、とても美味しかったです。




アセアンセンターのオリジナルグッズはインスタのフォローをした方にプレゼントでした。

第2部はイワサキチエさん、カメラマンの阿部雄介さんも加わり、なかなかディープで楽しいトークショーとなりました。こちらも涎ものでした。

アセアンセンターの皆さん、お手伝いしてくださったボランティアの方々、
今年もお世話になりました。心より御礼申し上げます。

PR
北タイの街チェンライから車で1時間半ほど北上するとメーサロンという小さな山あいの町があります。この一帯はかつて悪名高いけしの実栽培が盛んでしたが、今はけしの実をウーロン茶やコーヒー豆栽培に代えて地元民の雇用創出を図っています。

中 国から国民党の残党が流れて来た町としても有名なメーサロンは中国系が多く、今は台湾レベルの上質なウーロン茶栽培が有名で、町には中国茶のお店がたくさ んあり、周辺もお茶畑が広がっています。また、リス族、アカ族などの山岳少数民族の村も点在しており、これらの人々が集まる朝市も有名です。またこの北タイ一帯で栽培するコーヒー豆はアラビカ種が多く、欧米人も日本人も大満足の芳醇なコーヒーが飲めます。地元の人によれば、この辺は土壌がコーヒー豆栽培に適しているそうです。こちらに来たらコーヒーは絶対マストです!

私たちはドライブも兼ねてメーサロンへ行ってみることにしました。
途 中でメーチャンという中規模の街をすぎて1089号線に入ってしばらくいくと、「温泉」の標識があり、急遽立ち寄ってみることにしました。北タイは温泉の 宝庫ですが、前回試した温泉(ポーンプラ温泉)は多くの日本人がブログなどで紹介しているにもかかわらず、まるで牢獄のよう な薄暗くて汚らしい個室風呂でがっかりしたので、今回も期待していませんでした。

DSC00233.jpg DSC00238.jpg






















とにかくタイ語オンリーなので案内版も読めず、そこらへんの人に 聞くことも出来ず、そもそも温泉の名前もわからずじまいでしたが、どうも足湯だけなら無料で、個室は有料というのはわかりました。

DSC00232.jpg DSC00242.jpg






















e856ef66.jpeg硫黄の匂いの漂う、透 明でとろりとしたお湯でしたが、原泉はかなりの高温でゆで卵をつくることができます。温泉周辺にはたくさんの屋台があって、卵をいくつか入れたミニ竹籠を売っています。とてもおいしくてゆで卵を食べ過ぎました。個室は他と比べるととても高いのですが、1人100バーツ(350円くらいか?)でタオル やシャンプーなどもくれます。館内も個室風呂もプーンプラ温泉よりもずっときれいで、これなら日本人にもおすすめですね。また、原泉かけながしの使い切り(使う度にお湯をかえます)なのが贅沢です。温泉の名前はPar Tung Hot Springではないかと思います。










さてひとっ風 呂浴びたところでメーサロンへ進みます。途中で「うるるん滞在記」で使われそうな山岳民族の村に立ち寄ったりしながら(子供がわーっと出て来てお金をせがまれ恐かった)、まもなくメーサロンへ到着。思ったよりも観光客相手の土産物屋が多くてちょっと引いてしまいましたが、観光客とは関係のない野菜売りの露 店などを覗いたのち、調べておいた「スイート・メーサロン」というカフェを探しました。
DSC00249.jpg
 











途中にあった村

DSC00254.jpgDSC00255.jpg





















みやげ物を売るおばさん     野菜を売るおばさん

ここは本当にびっくり。
お茶畑を眼下に見 下ろせるロケーションも素晴らしいの一言ですが、この店で出す食べ物のレベルが半端ではない。30代くらいの感じのいいタイ人夫婦がやっているお店なのですが、まさに東京レベルの本格的なケーキを出すのです。
(お店の写真はこちらをクリック)
SweetMaeSalong_3.jpg 

DSC00269.jpgペナンでは見たことのない美しいケーキ、いや、シンガポールでもなかなか。うちの子供たちがチョコ レート系を頼んだので私と友人はフランボワーズのケーキとレモンのケーキを。フランボワーズは中にクリームブリュレが入っており、レモンの方は中にヘーゼ ルナッツのクリームが入っていて絶妙なバランス。一体こんな山の上にパティシエでもいるのかしら?とお店の人に聞いたら、奥さんがにっこり「私が 全部作ってるの」。私が目を丸くしていたら、「昔バンコクで秘書をしていたの。そのときに習ったのよ」という。いやいやいや、趣味のレベルじゃない ですよ?日本人にも素人でケーキ作りが上手な人はたくさんいますが、こんな(写真)のまで作れる人そうそういませんよね?



こちらのサイトで美しいケーキの数々が見られます
http://sweetmaesalong.multiply.com/


で、 この際だからご飯も食べちゃおうということになり、タイカレーとロティのセットとクラブサンドウィッチを頼んでみたら、これもまた素晴らしい。とくにク ラブサンドは超おすすめです。ベーコンやハム、野菜、卵焼きがいっぱいで、味付けはイタリアンのペストソースです。パンももちろん自家製。うちの主人は世 界中あちこちホテルに行くと必ずクラブサンドを頼む人なのですが、「今まで食べた中で最高」と絶賛していました。このカフェのためだけにメーサロンに来る価値あり。手先が器用でセンスのよい夫婦がやっている、北タイとっておきのカフェの一つだと思います。

DSC00263.jpgDSC00268.jpg



















ちょっとタイへショート・トリップに行っておりました。
行った先は北タイのチェンマイとチェンライです。

狙ったわけではないのですが、たまたまロイクラトンという盛大なお祭りの日で、とても良い物を見せていただきました。



ロイクラトンとは満月の日に灯籠を流したり、熱気球を放つお祭りだそうで、チェンマイでは盛大なパレードがあります。パレードは実はあまり興味がなかったのですが、ねぶた祭りなみの凝った出し物がたくさん出て、踊りのグループなども加わってとても見事なものでした。

 DSC00337.jpg

タイの王様や貴族たちの衣装、少数民族の衣装なんかもとても素敵ですね。



DSC00370.jpg 

そしてタイならではの美男美女がこれでもか、これでもか、と登場するのもすごいです。どんだけ美人がいるんだろ?

↓美男プリンスたち大集合!
DSC00381.jpg

↓こちらはチェンマイの大学のミスキャンパスだとか?
DSC00369.jpg
























(下)できたら、何族なのかとか、説明書きがついてるとありがたかったです。素晴らしい衣装ですからね。


このパレードは旧市街を囲む城壁の一部ターペー門を出発して、ターペー通りをまっすぐ川の方へ向かいます。川の橋のところでは熱気球をあげる人々や川で灯籠を流す人たちがたくさん。灯籠や熱気球は観光客の人たちも買うことが出来、好きな所であげられます。あとそこらじゅうで花火を打ち上げるので結構危なかったですが、こういう派手なお祭りは大好きなので、この時期にあたってとても良かったです。でも一晩中ホテルのそばで打ち上げ花火をあげるのには参りました。朝4時ぐらいにでっかいのがドッカーン、ドッカーンですから。ここもマレーシア同様、好きな所で打ち上げ花火あげさせるんですね。日本やシンガポールじゃ絶対無理。

このパレードも大変楽しめたのですが、私はターペー通り沿いにある、変わった建物群にひとり釘付けになっていました。



この写真は例の「赤シャツ隊」のパレードですが、この集団の向こう側にあるのはセラドンのティーハウスなのですが、この建物かっこよくありません?ショップハウスとも違うのですが、こんなの初めて見ました。今回時間がなくて建築物見学ができませんでしたが、チェンマイの建物も要チェックかも?
スプリング・パーク・ウーライ(春秋烏来)に来たら必ず体験したいのが、極上のセレ二ティ-・スパです。このホテルはスパ・リゾートとして、ウーライ(烏来)の地だけではなく、台北のホテルの中でも別格の地位を保っています。

スパだけを体験しに訪れるセレブも多く、ホテルの入り口とはまた別に、スパやクアハウス専用の入り口もあるほどです。

P1150043.jpgまず興味深かったのは、トリートメント中に焚くアロマ・オイルと、実際のマッサージに使うアロマ・オイルの2種類を、それぞれ12種類もある中から自分の好きな香りを選ぶことです。ご覧のとおり沢山あるのでなかなか大変なのですが、これが楽しく、まるで調香師にでもなったかのように、鼻をクンクンに近づけては、お気に入りをチョイスしてゆきます。一気に20種類以上の香りを聞くのですから時間がかかりそうに思いますが、苦手な香りと好きな香りが案外迷わず判別できてしまうのが面白いところ。最後には好きな香りを2種類くらいずつ残し、エステティシャンにどちらを選ぼうか?と聞くと、自分が選んだオイルの効能を見せてくれました。すると、身体の弱いところや今欲しているものが、選んだオイルとドンピシャリ一致しているのです。これには最初から感激。使うプロダクツはオーストラリアやドイツのオーガニック製品が中心で購入可能です。   
 

P1150048.jpg2009082803370000.jpg








7つあるトリートメント・ルームは全て個室となっており、こちらもホテルの部屋同様、見事な渓谷を望む温泉の湯船付きという、一人ではもったいないほど広々とした贅沢な造りでした。全てが完備された個室では、トリートメントを受けた後ゆっくり湯船につかり、横にもうけられたクッションにゴロンと横になり、景色を眺めながらのんびり寛ぐことができます。


セレニティー・スパのプログラムは、今まで体験したことの無い、興味深く魅力的なものが沢山あり、わずか1日の滞在では足りない!と後悔するほどでした。

中でも、アーユルベーダに基づく「チャクラ」トリートメントや、ドイツの最新のマッサージ方を取り入れた「気」のトリートメント、アメリカのイスラン研究所が開発した「イスラン・マッサージ」、チベットのシンギング・ボール(仏様の横に備えられたチーンと鳴らす鐘?の大きな形をしたもの)を使う「チベット・シンギング・ボール・トリートメント」などなど、どれも体験してみたいものばかりでした。

今回は初めての滞在でしたので、リンパの流れを整え、体内のエネルギーを活性化させるトリートメントに、ほんの少しだけ、チベット・シンギング・ボールを試してみました。チーンと音を鳴らすと、シンギング・ボールから発する特殊な振動音が身体の中で分子単位で共鳴するそうで、身体の奥がなんとなくブルブル振動している感じです。エネルギーを活性化し、押さえつけられた感情や焦り、怒りなどの治癒力を高め、しみ入る音の振動が消えて行くにつれ、心の静けさとリラックスをもたらすそうです。
実に面白い体験をしました。

P1150034.jpgスパの後はホテルのもうひとつのダイニング「シィリック・カフェ」で、タイヤル族のタイヤル風チキン・カリーを食べました!
しっかりとした歯ごたえの鶏が大変おいしく、バナナや黒米がターメリックご飯とレイヤーになっており、日本のカリーを思わせる優しい味わいでしたが、後からスパイスがじわり。


ウーライには、先住民タイヤル族の博物館があり、渓谷の中をトロッコに乗ってウーライ瀑布まで行くこともできます。また、タイヤル族の貴重な郷土料理を食べられるお店もあり、グルメ派も歴史派もネイチャー派も満足できる三拍子そろった穴場です。台北市内から近いこともあり、台北旅行をお考えの方は中1~2泊、是非ウーライ温泉スプリング・パークの滞在を組み込んでみては如何でしょうか?

スタッフの皆さんは日本語の勉強もされており、日本語が通じることもポイント高しです。


平日限定で、お得なスパ・パッケージもあるようですので、気軽に問い合わせてみて下さい。



『Spring Park Urai Spa & Resort (春秋烏来)』

電話+886-2ー2661-6555
www.springparkhotel.com.tw

東京営業本部 03-5413-5780
台風接近で雲行きが怪しい中、台北市内からほど近い(車で約45分ほど)の烏来(ウーライ)温泉に一泊してきました。

P1150057.jpg2009082401410000.jpg








台北近辺には日本式の温泉地がいくつか点在していますが、今回お邪魔した『春秋烏来 Spring Park Urai Spa & Resort』は、その中でもとびきり豪華な、箱根の奥座敷を思わせる景勝地に佇む贅を凝らした5つ星ホテルです。



自然林に囲まれた渓谷(南勢渓)と、エメラルド色に変わるという穏やかな河畔にたたずむ隠れ家的なリゾート・ホテルは、部屋数わずか23室。

P1150051.jpgP1150047.jpgバリの高級ホテルを思わせる客室は、台湾先住民であるタイヤル族の伝統的なデザインもさりげなく取り入れた趣のあるもので、いずれも広々とした落ち着いた造りとなっています。温泉リゾートにふさわしく大人2~3人がゆったりつかれる石造りの立派なバスルームが各部屋に完備され、蛇口をひねるだけで1日じゅう温泉が楽しめます。ちなみにバスルームのアメニティはブルガリ。湯船からは自然林に覆われた南勢渓がすぐそこに!



P1150038.jpg温泉の湯は、美人湯として名高い弱アルカリ性炭酸泉で、客室以外にも、もちろん大浴場や露天風呂も完備(日本式に裸で入ります)。お風呂回りの設備の充実はさすが5つ星ホテル。女性には嬉しいリラクゼーション・エリアも立派なものでした。中でもプライベート・ガーデン付きのスイート・ルームは、南勢渓に並んで設計された温水プールにそのままドボーン!と入ることができる贅沢な造り。

このプールは、ちょうど目線が渓谷を流れる川と緑と一体化し、まるで湖の真ん中にプカ~っと浮いているかのような錯覚に陥る流行りのインフィニティ・プール。深淵たる山の生気を思い切り吸い込み、いつまでも浮かんでいたくなる素晴らしいプールでした。生憎、台風の影響で雨が降りしきり、普段は湖のように静かなエメラルド色の川だそうですが、この日は写真のとおり。それでも充分満喫できました。

P1150053.jpgこのホテルでユニークなのは、日本旅館のように宿泊代に朝食と夜ご飯が含まれていること。宿泊客専用のソヤン・レストランは、目の前に広がる渓谷を独り占めできるエレガントなファイン・ダイニングで、朝ごはんには、トロトロのお粥か、アメリカン・スタイルの朝食を楽しめるます。チョイスの中に、アメリカ滞在中に虜となったカロリー無限大!(笑)のエッグス・ベネディクト(パンの上にポーチドエッグを載せ、上からオランデーズ・ソースをたっぷりかけたもの)があったのには驚きでした!



夜は、パリのコルドンブルーで学んだ新進気鋭の女性シェフによるクリエイティブなフレンチ・キュイジーヌ。中でも、濃厚なエビのスープや、ソースにお味噌を入れたローストビーフや地鶏を使った料理が美味でした。最後のプチフールとして出た手作りのボンボン・ショコラやマドレーヌなど、これまた持って帰りたくなるほどの逸品。しかも、卓上用のバターが私の大好きなノルマンディ産のAOCバター、ISIGNY Sainte Mereだったのも驚きです。日本の高級フレンチですら、卓上にイジニーを置く店は稀。

これだけで、このホテルがいかに細部にまでこだわりを持っているのか一目瞭然。美味しいワイン共に、洗練されたフレンチと温泉で夢のようなひとときを過ごした翌日は、いよいよこのホテルを不動のものとしているスパの体験です。
P1150015.jpg写真のマンゴーかき氷は、永康街にあるいつも行列の絶えない有名店「冰館」のものですが、練乳がかかりすぎで甘ったるく、マンゴーも氷本体もあまり美味でない上に全体的にべちゃーっとした印象。この程度なら他にいくらでも美味しいマンゴーかき氷があるな、と思ってしまいました。ここでマンゴーかき氷を食べるなら、個人的にはすぐ隣にある小さな芋頭大王で芋圓入りのかき氷を食べたほうがどれほど良いか…といった感想です。








P1001603.jpg冰館のある永康街をそのまま歩き、永康公園を越えたあたりに地元っ子に人気の『La Petit Perle』があります。おかっぱ頭の女の子の看板が目印の、小さな真珠という意味のフレンチ・ペストリーとパンのお店ですが、特にパイナップル・ケーキがイチオシだそうです。
ケーキとはいえ、パイナップル・ジャムをクッキー生地で覆った日持ちのするものですが、よく似たマラッカ名物パイナップル・タルトとどう違うのかな?と思い購入してみました。フィリングのパイナップル・ジャムは酸味が無く甘めでしたが、まわりのクッキー生地がバターをふんだんに使ったリッチな味でなかなか美味。お土産屋で売っている植物性油脂を使いパイナップル・ジャムに冬瓜を入れて増量し、香料まで入っているパイナップル・ケーキを買うなら、こちらのを是非!
店構えもフランスの田舎にあるような可愛らしさ。イートインはできませんが、パイナップル・クッキーは2週間ほど日持ちがするので、小籠包の有名店ディンタイフォン本店など、グルメや見所の多い永康街の散歩の際には是非立ち寄ってみて下さい。一個から買える上に、詰め合わせも色々とできるので便利です。

P1150002.jpgそして驚きのとっておきは、台北のエアポート、エバー航空&ANAの共同ラウンジに、クエ・ラピスがあったことです。
種類は三種類、レインボーカラーのクエ・ラピスはシンガポールを思い出させるもの。(マラッカのクエ・ラピスは伝統的な赤白のレイヤー)。焦げ茶色と白のものはアズキ味で、和菓子としか思えない風味と食べやすさ。写真には撮りませんでしたが、緑と白もありました。これはグリーンティー・フレイバーのようなクエ・ラピス。どれも本場で食べるよりココナッツ・ミルクの脂っこさが無く、さっぱりと食べやすい味でした。なぜ台北でクエラピスが?と最後まで不思議に思いましたが、もしかしてこれはマレー風と言うよりも、福建地方のクエ(九層糕)のモダン・バージョンかな?と勝手に想像しつつ、でも台北でクエ・ラピスに出会えるとは、感激でした。

『La Petit Perle』
北市金華街243巷25號
電話(02)2394-4222
残暑お見舞い申し上げます。しばらくぶりです。


台風に丸呑みされながら、私用で台北に行っておりました。
台湾は台風が来ると、学校はもちろん、銀行やデパート、公共施設が全てお休みとなり、それがテレビの画面にでっかく『明日は○○がお休みです!』と出るんですね。

故宮博物館も台風の間じゅうずっとお休みだったのが残念でした。

楽しみにしていた台湾の客家雷茶のお店も、モツと鰹節入りの麺線屋台もお休みでした。

そんな中、超有名なマンゴーかき氷店など営業しているスイーツ店に行ってみました。


台湾では弾力のある食感をQQ(きゅーきゅー)と言うそうですが、これにはまると1日1回はQQ食品を食べたくなってしまうほど癖になるものでした。
そんなQQをてっとり早く楽しめるのが街のいたる所にあるローカル・スイーツ専門店。それぞれビミュウに違う食感のトッピングがズラリと並んでいます。
タピオカ・パールに愛玉ゼリーに寒天、優しい弾力が魅力のさつま芋のデンプンを固めたもの、マッシュしたタロ芋やカボチャをデンプンで固めたものなど、ひとつの器の中にさまざまな食感が楽しめるように工夫されたデザートは楽しいことこの上なし!

その中に、なんとプラナカン・スイーツのひとつビータイバもありました!
ビータイバは客家のものと言う人もいますが、プラナカンにも全く同じデザートがあることから福建省あたりから伝わったものでしょうか。
米独特のつるつる、もちっとした食感はチェンドルにも似ています。(私たちのブログ2008年7月12日に掲載)
にょろりとしたショート・パスタ状の押し出して作る麺状のスイーツは、東南アジア各地で名前と素材を変えて登場するのですが、香りや味のアクセントに乏しい限られた食材の中で、いかに食感を楽しむことが大切にされてきたか、がわかるような気がしました。

昔のニョニャのラクサ麺は本当はこのビータイバ状の短い麺を使い、レンゲですくって食べるのが本来の姿と言われています。

P1150083.jpgQQにはまる食べ物のひとつに、肉圓(バーワン)という竹の子や肉をさつまいもや米のデンプンで包んだ透き通った饅頭(写真)もあります。甘めのチリソースや香菜を載せて食べるのですが、見かけによらずお腹にたまるので、小腹がへったときにもってこいの小咆です。











上2つの写真は近くのフードコートで食べたビータイバに緑豆とさつま芋のデンプンを固めたゼリー入りのスイーツ、芋団子やタピオカや愛玉ゼリーなどQQをたっぷりトッピングした冷たいデザートです。氷砂糖のまろやかな甘みが身体に優しい味でした。
  • ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
  • プロフィール
HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
  • 便利ツール
Amazon 私たちの書籍もアマゾンでお求めいただけます
  • 最新コメント
[02/25 Chie]
[02/24 らんこ]
[02/24 Miki]
[02/24 らんこ]
[01/22 平岡弘子]
  • ブログ内検索
  • カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
  • 最新トラックバック
  • バーコード
  • カウンター
  • アクセス解析
  • バーコード
Copyright © マレー半島モンスーン寄稿 All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics*material by 工房たま素材館*Template by Kaie
忍者ブログ [PR]