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マレー半島モンスーン寄稿
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マレーシアの新聞 The Star誌で、中国正月を前にお祝いの料理の取材があり、立ち会いました。
ほとんどのお料理はニョニャ料理のエキスパート、スーペイさんが作られましたが、私もただでご馳走にあやかるのは気が引けたので、一つだけお料理を作り持参しました。



それがこれ、Itek Sioh イテック・シオというお料理です。



これぞまさしくプラナカンならではのお料理、と私が常々考えているもので、
中国料理とマレー料理のテクニック、食材が生かされた、しかもごはんはもとより、パンが欲しくなる、フランス料理のようなお料理です。

ニョニャ料理はちょっと見た目があまりよろしくないものが多いので、
写真ではこの料理の美味しさが伝わりませんが、
これはダックを中国の濃口醤油、たっぷりのコリアンダーとエシャロットで煮込んだもの。

エシャロットを細かくつぶしてじっくり炒め、飴色に近くなったらコリアンダー・パウダーを投入、ダックを加えて炒め、さらに甘酸っぱいタマリンド・ウォーターを加えて、コトコト煮こむのです。(人によってはお酢を加えるレシピもあるとか)

ペナンのニョニャ料理ではどちらかというと珍しいお料理ですが、ペナンでも由緒正しきプラナカンの家ではよく食べられていたよ、とのこと。しかも日持ちするのでお正月料理にはもってこいなのです。
甘酸っぱくて濃厚なこのお料理、オーストラリア人の友人は皿をなめんばかりで、鍋にいっぱい作ったのがすぐに完売。

スパイスはコリアンダーのみで、チリも加えないので、辛いものが苦手な人にもおすすめの一品です。

The Star誌ではニョニャ式魚生ユイサム(ローヘイ、という名も)に焦点をあてて記事がかかれる模様。魚生はシンガポールの広東人が考案した料理なのになあ…ブツブツと、うちのシンガポール人夫が文句言ってました。新しいお料理です。これについてはまだ次回。
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  • 無題
chie 2016/01/30(Sat)13:06:11 編集
そう、このイテック・シオはニョニャ料理の代表格とも言えるお料理ですよね。特に年輩のババはイテック・シオと、キャムチャイと煮こんだダックスープのイテック・ティム、大好きですよね~。
ところでMikiさんは何のお料理を持参されましたか?プロ並みの腕前を持つMikiさんですから、現地の人たちも喜ばれた事でしょう。

ニョニャ風イーサン楽しみにしています。
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