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マレー半島モンスーン寄稿
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旅先で食べ続けの長旅になると、時には肉や魚を離れて野菜をたっぷり補給したくなります。そんな時に心強いお店はベジタリアンの素食館。肉を食べない敬虔な仏教徒も多いシンガポールには美味しいお店が沢山あります。

お気に入りの素食館にはラクサなどのローカル料理あり、チャイニーズあり、マレー風あり、ニョニャまであり(もちろん一切肉は使用せず)姿形も工夫を凝らした料理とメニューを見ているだけで楽しくなってきます。


見て下さいこのお料理!どう見てもサテーですよね!!でも素食館ですから肉では無くグルテンや大豆ミートを使っています。香ばしい味も歯ごたえもまるで本物。
スパイスのきいたピーナッツソースも絶品でこれには本当に驚きました。


こちらはとんかつ風の料理。メニューにはクリスピーチキン載せロジャサラダとありましたが(笑)ソースがまったりと甘いのはロジャソースをかけているからですが、もちろん肉ではありません。

そしてこれはベジタリアン風チキンカリー。チキンの鳥肌まで模しています。 ここまでするなら肉を食べちゃえばいいじゃない!?と少し笑えてきます。そしてこちらはマスタードシードとナスがたっぷり入ったニョニャ風ベジタリアンカリー。 まったりと濃厚な味わいに、むしろ肉でなくても充分!と納得の美味でした。

こちらはニョニャの代表的な料理、アヤム(風)ブアクルア。 コクのあるグレイビーソースは立派なニョニャ料理に仕上がっていました。考えたらブラックナッツがたっぷりソースに溶けているのですから美味しくないはずがありません。

で、これはノーヒョン。 普通は叩いて細かくした豚肉に五香粉などで味を付け、湯葉で巻いて揚げた福建料理の代表的なものですが、これは大豆たんぱくの中に木クラゲやお米やお豆などが入りひき肉風に仕上げてあり、ぷちぷちとした食感が良いアクセントになっておりました。

ご覧のとおり、どのお料理も油をたっぷり使っていますし、決してヘルシーとは言い難い?かもしれないベジタリアン料理ですが、時に涙ぐましいほどの工夫とアイディアを感じさせてくれる楽しい食卓となるのです。

いつもお線香の香りが漂っているWaterloo Stに御利益で有名な観音寺がありますが、その参道にある東南亜観音素食館(なんとホテルも併設)は、お寺に願掛けをしたあとに素食を戴くというご信者様用でしょうか?素食系の中華料理以外に、焼き菓子(ラードなどを使用していない精進もの)が充実しています。

おすすめは、チャイナタウンのど真ん中、シンガポールのパワースポット「佛牙寺」を真横に見ながら食べる「Eight Treasures Vegetarian 」や、同じくチャイナタウンにある「Whole Earth Vegetarian」など、ニョニャやマレー系のユニークなメニューが揃っていていますよ。

*シンガポールのレストランは入れ変わりが激しいのでいらっしゃる方はサイトなどを見て確認してください。


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  • 無題
アンティヒロ 2014/05/13(Tue)13:59:17 編集
あのサテーは衝撃でした。カレーもコクがあり、いったい何でコクを出しているのか?!ああ不思議。
必ず行きます。
  • 無題
Miki 2014/05/14(Wed)12:45:13 編集
私は20数年前上海で中国式精進料理を食べ、その美味しさにびっくり。その後も香港などで美味しいのを食べてきたのですが、シンガポールではあまり食べませんでした(法事のときに出されるのがまずいのですよ〜)。でも、ニョニャのは美味しかったですね。私もカレーのコクにびっくりしました。あれは不思議ですね。

ベジタリアンもmock meatなどを使って肉や魚に模して酢豚など同じような料理にしあげる中国式と、肉魚の存在は最初から忘れて野菜を堪能するために作られた西洋型やインド式ベジタリアンと2種類ありますね。私のローカルの友人で、健康志向のベジタリアンの女性は完全に後者支持派ですが、私はどちらも良いと思いますよ。
  • 無題
Chie 2014/05/14(Wed)22:18:28 編集
アンティヒロさん、Mikiさん

あの豊かな濃くはルンパーがしっかりしているからなのでしょうか?本当にびっくりしましたね。

ベジタリアン料理の王様(自分で勝手に決めている)はインドだと思っていますが、中国の精進料理も実に奥が深いです。中国にはmock Meatで魚や肉をまねる流派と、純粋に野菜や大豆などを味わう流派など、色々あるみたいですね。先月行った長崎の黄檗宗のお寺で出す黄檗料理も中国から伝わった古い精進料理です。
インドや中国のベジタリアン料理は本当に奥が深いと思います。歴史プラス美味しさの点でもね!
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