忍者ブログ
Admin*Write*Comment
マレー半島モンスーン寄稿
[281]  [280]  [279]  [278]  [277]  [276]  [275]  [274]  [273]  [272]  [271
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

いつもこのブログを読んで下さっている北京在住の方から現地にあるニョニャ料理店「Nyonya Kitchen」の写真をお送りいただきましたので、ご紹介したいと思います。

北京にまで立派なニョニャ料理店があると知り、なんだか嬉しくなりました。 人気なのでしょうか?2号店まで出されています。

もとはといえばプラナカン・チナの故郷は中国ですから、エキゾチックな味わいの中にも、どこか親しみやすいお料理でもあるのでしょう。メニュー表まで写真に撮っていただいたのですが、
定番のバビ・ポンテーからニョニャ・チャプチャイ、サンバル・ウダン、アサム・プダス、ニョニャ・カリー、ラクサまで!数十種類にもおよぶ完璧に近いラインアップのニョニャ料理をサーブしているのにはビックリでした。



写真は前菜の 「クエパイティー」 本格的ですね。しかもおいしそう!奥に見えるのはサンバル・ウダンでしょうか?ちょっとエビチリ風なのが微笑ましいですね。




こちらは最も中国料理らしいニョニャ料理の筆頭 「バビ・ポンテー」 奥はニョニャカリーです。いずれもしっかり油を使った北京ならではの濃厚な味付けに見えます。


元来ニョニャ料理のおいしさ、素晴らしさはマレー料理の技法や現地の素材を取り入れながらも、それとは全く異質の中国料理のエッセンスを巧みに練り込み、その料理に奥行きと洗練をもたらしていることです。バラエティー豊富なメニューの数々も中国料理というゆるぎないベースがあったからこそと言えます。


ハイブリッド料理の面白さは各国料理のエッセンスを凝縮し、イイトコ取りをした料理を味わえることです。もちろん間違えたらとんでもない味になってしまう危険も多々ありますが、ニョニャ料理は長い歴史の中で、お互いの国の生活習慣や風習を取り入れながら、家庭の中で丁寧に丁寧に作り込まれてきた、非常に完成度の高いお料理です。

そして食することをこよなく愛した中国人のこだわりの結晶ともいえる料理なのです。もし北京に行く機会がありましたら、必ず立ち寄ってみたいと思います。

北京のHさん沢山食べていただき、お写真をありがとうございました!


「Nyonya Kitchen」娘惹厨房(国貿商城店)
朝陽区建国門外大街1号国貿一期国貿商城B1楼
010-65050376
国貿商城の地下1階、味千ラーメンの隣。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メール
URL
コメント
文字色
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
  • 無題
march_bj 2012/03/26(Mon)00:20:08 編集
写真載せて下さってありがとうございます!Hことmarch_bjです。
本当に、機会がありましたら、ぜひぜひ北京にお越し下さいませ!
「シンガポール料理」の看板を掲げるお店、更に増えてます。
そしてびっくりしたのが、我が家の隣に住むごく普通の中国人若夫婦(+2歳の子供)が「今度シンガポールに旅行に行く。旅行社のツアーじゃなくて自分たちで自由旅行で行くから、ビザも自分たちで手続きしなきゃいけないの。その書類を英語で書かなきゃいけないから助けて!」ですって。
私の同僚の中国人も、やはり自由旅行で最近カンボジアに行ってましたし、一昔前は中国人が、しかもごく標準的な収入の家庭の中国人が海外に自由旅行に行くなんてほとんどなかったと思うんですが、時代は変わったのだと感じ入りました。
どうりで北京に各国料理のお店が増えるわけです!
  • march_bj さま
Chie 2012/03/27(Tue)02:41:21 編集
シンガポールの人たちの多くはマンダリン語を話しますから、北京の方には大変行きやすい場所なのかもしれませんね。自由旅行でも全く不自由無しだと思います。

このたびは本当にありがとうございました。
沢山写真をお送りいただきましたのに、2枚しか掲載できず誠に申し訳ございません。

これに懲りずに今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
  • 無題
Miki 2012/03/27(Tue)15:09:04 編集
中国も南北東西で味付けの好みが違いますので、多少はアレンジされてるのでしょうか?福建料理の影響が濃いニョニャ料理、北京ではいかなる味付けに?というのが興味深いです。

マラッカへの中国人旅行者も大変増えていますし、ドラマのヒットも影響しているのでしょうね。しかし海外への自由旅行者が増えているのは、中国も本当に変わったなあとびっくりです。
  • 無題
march_bj 2012/03/29(Thu)00:54:20 編集
北京は、首都であるだけに、中国各地から人が集まってくるので、地方料理のレストランも、その地方本場に近い本格的な味を提供できる所が多いと思います。
私は旅行が大好きなので中国各地もあちこち行ってますが、北京のほうがむしろ効率よく、その地方の名物料理を凝縮された形で味わえるな、と思うこともあります(笑)。

外国の料理はまだそこまではいかないかもしれませんが、数はどんどん増えてきているのは確かです。

旅行といえば、年明けに潮州に行ったのですが、シンガポールのライスケーキ、というのでしょうか、それにそっくりな食べ物を出す屋台がありました!
サテソースをぶっかけた麺を出す屋台もたくさんありました。

P.S.前のコメント、なぜか2回もアップされてしまったようで、すみません!どちらか削除していただけますか?
  • march_bj さま
Chie 2012/03/29(Thu)01:44:03 編集
コメントをありがとうございます!

おっしゃる通り、首都の方が腕のイイ料理人さんも含めて地方の美味しいものを色々食べられる機会が多いかもしれませんね。

シンガポールでは中国北方料理なるものがずんずん増えており、先日滞在したときはびっくりしました。あとは重慶火鍋のようなもの、クミン風味の羊の串刺し(延辺料理でしょうか)のお店も出ていました。
そう、潮洲で召し上がったシンガポール風のライスケーキは、シンガポールでは「テオチュウ・クエ」として売られている不思議な形をしているものではないでしょうか?その名のとおり、むしろ潮州が本場かも??
潮州の小さなおまんじゅう系は、透き通った繊細な生地に包まれたものが多いですよね。

また色々と教えて下さいませ!
  • 無題
yayuk312 2012/03/31(Sat)10:56:37 編集
私はインドネシアのkedai tiga nyonyaでニョニャ料理をいただきました!
現地でも人気レストランですが、プラナカン文化についてはほとんど知られていないのでショップハウス風の外観も「なんだか普通のおうちみたいでお店っぽくないから通りすぎちゃうわよ」と言われてしまいました。
混んでいる時には春巻きが熱々じゃなかったりしますが、ブアクルアやチェンドルがおいしかったです。
ジャワ島の北岸などは中国系のコミュニティがたくさんありますが、そういった方達のお話をゆっくり伺いたいと思いつつなかなか実現していなくて・・・
その際にはぜひお二人の「美しきプラナカンの世界」をお土産にもっていきます!
  • Yayuk312さん
Miki 2012/03/31(Sat)11:22:33 編集
こんにちは。コメントありがとうございます。

私もジャカルタのそのお店、何回か行きました。インテリアが洒落てて、マレーシアやシンガポールにこんなお洒落な店がないのは残念だ、といつも思っていました。

メニューにはペナンの代表的なニョニャ料理などものっていましたが、インドネシアのプラナカンの人たちは現地との同化がより深いからか、ニョニャ料理というカテゴリーはマレーシアやシンガポールのようには区別され確率されてないように思いました。マレー料理との区別がつきにくいのです。要するに、こちらでいうニョニャ料理ではない料理がたくさんメニューにありました。それがジャワ式のニョニャ料理なのかどうかは、店員の女の子では説明できなかったのが残念です。Rendangなんかも「これのどこがニョニャ風なの?マレーのとは何が違うの?」と聞いても答えられません。

こちらのプラナカンとジャワ島、スマトラ島のプラナカンは親戚だったりと結びつきもありますが、やはり土地が変われば、特徴もいろいろ変わりますね。

でもここの店のチェンドルはめっちゃ気に入ってます。タピオカ芋を発酵させたタペやココナッツゼリーが入ってますよね。

当ブログのジャカルタ編ではもう一軒お洒落な店を紹介しています。もっと他にもできましたか?

でもいいなあ、ジャカルタですか。バティックはジャワが本場ですからね。北部海岸のバティックは特にプラナカン好みです。
  • 無題
yayuk312 2012/04/01(Sun)16:57:00 編集
私が行ったのは、中部ジャワの古都ジョクジャカルタの店です。ジャカルタとバリと3店舗あるそうですね。現地で雑誌をめくっていてふと広告を見つけて行ってみたのが最初です。nyonyaではなく peranakan cuisineとあったと記憶しています。
2004年のスマトラ大地震の時も、中国系(特に客家)の人たちは親戚を頼っていちはやく国外に避難した、ときいてさもありなんと思ったものでした。
北岸の華やかなバティック、プカロンガンのホーコーカイやラスムの赤も美しいですが、内陸の渋い色調のものもまた素晴らしいですね。
ああ、お話し始めると延々長くなってしまいそうです(笑)・・・今度メールを差し上げてもよろしいでしょうか??

  • 無題
Miki 2012/04/01(Sun)18:18:12 編集
Perarnakan cuisineを当地では、ニョニャ料理と呼びます。インドネシアでは、ニョニャは外国人の奥さんを指すそうですから、ちょっとややこしいですが。メールはウェブサイトの方にありますので、お手数ですが、そちらからお願いいたします。右欄にリンクがございます。ヨロシク…
  • ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
  • プロフィール
HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
  • 便利ツール
Amazon 私たちの書籍もアマゾンでお求めいただけます
  • 最新コメント
[02/25 Chie]
[02/24 らんこ]
[02/24 Miki]
[02/24 らんこ]
[01/22 平岡弘子]
  • ブログ内検索
  • カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
  • 最新トラックバック
  • バーコード
  • カウンター
  • アクセス解析
  • バーコード
Copyright © マレー半島モンスーン寄稿 All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics*material by 工房たま素材館*Template by Kaie
忍者ブログ [PR]