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マレー半島モンスーン寄稿
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9月5日より 『孫文-100年先を見た男』、
原題『ROAD TO DAWN (夜・明)』が日本各地で公開されます。
公式ホームページ http://www.sonbun.jp/


革命を起こす直前の1910年7月からわずか半年間、ペナンに滞在した孫文。
「度重なる革命失敗の失意の中、暗殺の危険にさらされながらも愛する人たちに支えられ、希望を失わなかった孫文の愛と闘いの日々を描く一大歴史ロマン」とあります。
孫文役は台湾の名優ウィンストン・チャオ氏。メイベル・チャン監督の名作「宗家の3姉妹」でも孫文役を演じた俳優さんです。
孫文の歴史の中でもとりわけ記述が少ないとされるペナンの滞在。20世紀初頭、英国領だったペナンのコロニアルな雰囲気が漂う美しい街並みを背景に繰り広げられる孫文の世界は必見です。

この作品は、私たちがちょうどプラナカンのリサーチにペナンに赴いていた時、ペナンのプラナカン・マンションや、孫文の家として現存するショップハウスなど、行く先々でロケに使われたと言われた、思い入れのある作品です。2006年に制作されたものですが、このたびやっと日本にもやってきました。
著書『マレー半島 美しきプラナカンの世界』の中でももちろん、来月発売予定の第2冊目の著書の中で紹介するペナンの名所の殆どを、この作品の中に見ることができる大変貴重な映画となっています。先日ペナンを訪れた時、偶然にもこの映画をプロデュースした一人、呉美潤さんに孫文の家でお話を伺うことができました。

今回、映画の中で孫文を匿い、深くかかわる人物として描かれているシュー家は、ピナン・プラナカン・マンションに住むプラナカンの富豪一族として登場します。シュー家の令嬢を演じるアンジェリカ・リーさん(中国名・李心潔さん)は、東南アジアで広く活躍するマレーシア出身の歌手&女優さんで、彼女たちが演じるプラナカンの着こなしや色合い、イギリス式のライフ・スタイルも興味津々です。
ロケ地の中には、あの幻想的な青い屋敷「ブルー・マンション」や、ガーニー・ドライブにある大豪邸(かつてプラナカンのお屋敷だった)「ローク・ヴィラ」も登場!これらも見ものです。

そのほかには、ペナンを代表する「E&Oホテル」などの白亜のコロニアル建築の数々、福建寺院の「クーコンシ」、私たちお気に入りの風情のある「潮州会館」や、「ペナン・タウン・ホール」、「カピタン・クリン・モスク」など、数えきれないほどの名所旧跡が登場します。普段は中を見れないコロニアル・バンガローの内部など、ノスタルジック・ペナンの全てを孫文の歴史とともに堪能できる2時間を越える大作です。是非足を運んでみて下さい!
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  • 無題
おひるねさん 2009/09/03(Thu)02:15:42 編集
次に出される本でもペナンをたっぷり紹介してくださるとは、今からとても楽しみです。この映画を見て予習しておかないと・・・ですね!
あのブルーマンションが、またも映画に登場というのも面白そうですし、E&Oホテルも一度は滞在してみたい憧れのホテルです。
  • 無題
まい 2009/09/03(Thu)09:43:54 編集
この映画の名前が8月末に日経の記事に引用されてました。見たいなぁと思っていたところ。ありがとうございます。
  • 無題
Miki 2009/09/03(Thu)10:00:03 編集
おひるねさん&まいさん

いつもコメントありがとうございます。
この映画って結構前に製作されていて、日本では公開されないのか〜、と思っていたら、今頃日本で放映なのですね。

ロケ先がすごいですよね。ペナンのサルマ女史のお膳立てですもんね。すごいな〜。

私たちの本でもちょうどこの映画の紹介をするところでした。日本でも公開されるのならちょっと文章直さないと。日本では公開されないと思っていたので、英語でみるしかない、と記事に書いてました。
  • 無題
Chie 2009/09/03(Thu)19:23:30 編集
おひるねさん、まいさん

いつもコメントありがとうございます。
そうなんです。ペナンの全ての見どころが、この2時間の映画の中に、ぎゅーーーっと詰まっているのです。映画を見ながら、孫文とともにペナンの旅ができてしまう感じでしょうか。
ミキさんが書いたとおり、この映画に携わった人たち、中でも現在孫文の家を所有し、自らも出版社の編集長であるクー・サルマさんや、プロデューサーの呉さん、いずれもペナンのヘリテージを知り尽くしているそうそうたる人たちですので、かなり見ごたえのある映画になっていると思います。
  • 無題
後藤 利香子 2009/09/10(Thu)11:55:27 編集
この映画の存在は、新聞広告を見るまで全く知りませんでした。ペナンの風景がたっぷりだと聞き早く観に行かなければと思っています。
ところで、サルマさんの本が出版されたそうですが、もうご覧になりましたか。日本では入手できるのでしょうか。内容が気になります。
2冊目のご本楽しみにしています。
  • 無題
Miki 2009/09/10(Thu)14:06:40 編集
後藤さん

コメントありがとうございます。

サルマさんの本って、ペナンの写真集のでしょうか。
アリカブックスからではなくレシピ本とかを良く出してる出版社から出たものですね。

日本ではマレー半島ものの本は本当に少ないですね。
  • 無題
Chie 2009/09/11(Fri)01:29:09 編集
後藤さま

コメントをありがとうございます。

美しいカメラワークにうっとりした素晴らしい映画でした。ペナンをご存じの方でしたら、あそこも、ここも!と、思わず身を乗り出してご覧になること
でしょう。

クー・サルマ女史は沢山著書を出しておりますが、残念ながら日本で探すのは至難の技だと思います。
取り寄せとなるのではないでしょうか?
  • 無題
bonpoint 2009/09/12(Sat)00:42:51 編集
先週の初日に早速みてきました!このような素敵な映画にめぐり合えたのは、このブログのおかげととても感謝しております。
”宋家の三姉妹”を見ていたので、そこそこの予習はできていたかと思いましたが、まだまだ新しく知ることが多く、大変興味深かったです。秋には、早速ペナンに出かけたいと思います。
これからもブログの更新を楽しみにしております。
  • 無題
Miki 2009/09/12(Sat)11:29:31 編集
bonpointさん

コメントありがとうございます。

うわ、早速、今秋ペナンですか??
少々お待ちください、私たちのマラッカ・ペナンのガイドブックが10月に発売されるのを・・・(笑)
  • 無題
Chie 2009/09/13(Sun)23:30:07 編集
bonpointさま

ご覧になられたのですね!
私も見た後しばらくペナンの風景が脳裏から離れませんでした。
画像を通して南洋の風が感じられる素晴らしいカメラワークだったと思います。
ブルーマンションがアヘン窟になっていたのには笑えましたが。いつもあそこは「ひと癖ある」ロケ地となっていますね。
これからも私たちのブログを宜しくお願いいたします。
  • 無題
bonpoint 2009/09/21(Mon)23:36:27 編集
Mikiさん Chieさん
うふふ、予定は11月ですので、ご心配なく!
逆にお二人の本を拝見せずに計画すると後悔に襲われるのは目に見えてますので、著書のアナウンスを楽しみにしております。
  • 無題
グリム伊藤公雄 2010/02/17(Wed)17:01:46 編集
日本も天皇制を廃止して共和制に移行すべきだと思います。なぜなら天皇は皇居、皇族は元赤坂に住むことが定められており、職業選択の自由、居住および転居の自由、選挙権などの人権がなく、天皇制は非人道的な制度です。

今回の中国の習近平国家副主席との会見のように、天皇が政治的に利用されることがあっても、自由に政治参加や政治的発言をすることは許されていません。はっきりいってかわいそうです。この会見は天皇の政治利用だと批判が沸き起こっていますが、これが天皇制を廃止すべきだという議論につながればいいなと私は思います。
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