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マレー半島モンスーン寄稿
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しばらくぶりのブログ・アップです。
只今シンガポールから著者がお里帰り中にて、両者揃って慌ただしい年末を送って
おります。

今日は忙しい中でも比較的簡単に作れて、冷蔵庫で10日ほど保存できる美味しい豚肉
料理を紹介しましょう。

P1050002.jpgマレー料理の影響が色濃いニョニャ料理ですが、豚肉(Babiバビ)料理だけは別物。
バビ・チン、バビ・ポンテなどの豚のスパイス醤油煮込み、バビ・チンチャーロッ
(豚肉とアミの塩辛煮込み)や、サテーだって豚も主役。
様々な豚肉料理の多くは中国料理の影響を受けながら、素材の合わせ方、スパイスの
使い方はプラナカンならではの工夫がなされています。

その中で、私たち著者が忘れられない豚肉料理が、このバビ・アッサム。豚肉をタマ
リンドで甘酸っぱく煮込んだお料理です。

なぜ忘れられない味か…と言うと、プラナカン演劇の有名女形であり、かつ料理作りの名人であるGTライ氏が、
私たちのためにわざわざ自慢のバビ・アサムを作って下さったのです。

GTさんが料理名人とは聞いていましたが、芳しいレモングラスとタマリンドの甘
酸っぱい香りがあたり一面に立ち込めるほど、
想像以上の素晴らしい味に、同席していたマカンマカンのシェフ平岡さんも思わず箸
を起き、即座にレシピを尋ね
メモすることなく頭に叩き込んでいたのが印象的でした。
プロのシェフともなると、レシピをさっと聞いただけで、頭の中で瞬時に材料と作り
方が整理できてしまうんですね。

このレシピはGTライ氏と平岡シェフの合作と言えるもの。フードプロセッサーさえ
あれば、あとはひたすら煮込むだけ。是非お試しください。
タマリンドの酸味が加わることにより、豚の脂っこさを感じさせないご飯のおかずと
なります。


材料(3~4人分)

豚バラ肉かたまり 600g
タオチオ(塩漬け豆) 50g
ライムリーフ 4枚
砂糖 小さじ1強
チリパウダー 8g
ホワイトペッパー 小さじ 2/3
サラダ油 大さじ4
コンソメパウダー 小さじ1/3
グリーンチリ、無ければインゲンか万願寺唐辛子 60g

*下準備

(ルンパ・ミックス)
以下5品を全て合わせフードプロセッサーでペースト状にする
赤玉ねぎ 160g
にんにく 40g
レモングラス 1本
ブラチャン 8g
マカデミアナッツ(無ければアーモンドプードル)12g

・タマリンド 50gを、ぬるま湯400ccと合わせ、指でよくもみほぐし、タマリンド水
を作りザルで濾しておく。
・豚バラ肉は一口大に切り、さっと湯がいておく。
・チリパウダーはヒタヒタの水を加え、レンジ600wで20秒加熱する。

(1)鍋をゆっくり熱してからサラダ油を入れ、ペーストにしたルンパ・ミックスをよ
く炒める(弱火で20分強)のち、
チリペースト、塩漬け豆の順に加えて更によく炒める。(弱火で10分ほど)

(2)茹でた豚バラ肉を加え、ペーストを絡ませながら炒める。

(3)タマリンド水、ライムリーフを加えてフタをして、弱火で約40分~1時間ほど
煮込む。
(途中、汁気が少なくなったら、かき混ぜながら水を足す。くれぐれも焦がさない
ように要注意)

(4)砂糖、ホワイトペッパー、コンソメパウダーで味付をけし、肉が柔らかくなるま
でさらに煮込む。
途中でグリーンチリを丸ごと加える。
(5)最後にフタを取り、トロリとするまで水分をとばす。
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  • 無題
おひるねさん 2008/12/28(Sun)15:38:01 編集
久しぶりのブログ、お帰りなさい!

豚肉とタマリンド、想像しただけで甘酸っぱい味が美味しそうです。

日本では「お節に飽きるとカレーを食べる」、と先日TVで見ましたが、このバビアッサムもカレーのようなもの?日持ちをするということなので、早速試してみたいです。
来年もブログ&プラナカン、楽しみにしています。
  • 無題
Nelly 2008/12/28(Sun)21:53:53 編集
久しぶりです。
日本に帰国中なんですね。
お正月はやはり日本が一番?ですかね。

来年もスパイスの効いたブログを楽しみにしています。

  • 無題
Miki 2008/12/29(Mon)10:08:28 編集
おひるねさん、Nellyさん

いつも書き込みありがとうございます。
ご無沙汰してしまい申し訳ありませんでした。
今すでにシンガポールに戻っています。
日本での年越しはかなわず。
シンガポールじゃお正月の雰囲気もへったくれもありません。がっくりきています(涙)。

今回チエさんが紹介したお料理は、お米だけでなく、
パンを添えてもしっくりきます。

それにしても日本の豚肉は甘くて美味しかった・・・
手を加えなくても素材そのものだけでもおいしい日本の豚肉ですが、ちょっと飽きたときにニョニャバージョンでお楽しみいただくのもいいと思います。

日本は素材がいいので、日本の素材でニョニャ料理だの作ると一層おいしいと平岡シェフが申しておりましたが、本当にそのとおりです。
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