忍者ブログ
Admin*Write*Comment
マレー半島モンスーン寄稿
[146]  [145]  [144]  [143]  [142]  [141]  [140]  [139]  [138]  [137]  [136
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

デヴァギさんの料理教室に行ってきました。
前回はアーユルヴェーダ美容品の教室でしたが、今回はインド料理の教室です。

IMG_9814.jpgしかし、メニューはすごいの一言:

1) Mutton Dum Briyani
2) Palak Paneer
3) Hot & Sweet Tomato Chutney
4) Chicken 65
+自家製パニールの作り方

で、授業料はリーズナブルな50ドル(4000円弱)。

だって、ただのブリヤニじゃなくて、あのダム・ブリヤニですよ?
Palak Paneerというのは、日本人も好きなホウレン草とパニール(カッテージチーズ)のカレーです。Chiken 65というのは南インド風のフライド・チキンです。なぜ65なのかは諸説あって不明だそうです。最近はインドに行くとChiken 75とか85とか新バージョンも登場しているとか。スパイスたっぷりの衣で揚げたチキンです。

今シンガポールの有名な料理教室だと100ドル以上はざらです。とくにニョニャ料理の教室なんて150ドル以上のものも。これはちょっと、やり過ぎですね。
デヴァギさんはシンガポールのスパイスクイーンとも呼ばれ、テレビにも出るお方なのに、この料金。素晴らしいとしかいい様がありません。

でもデヴァギさんのクラスは、イマイチ、マイナー。宣伝しないからでしょうか。
それに本格的すぎるのかも知れません。私としては、本格的だからこそ良いのですが、今回の参加者はわずか10名でした。来ていたのは大半がインド系、そして私とチャイニーズで4名。うち、2名男性はあきらかにプロでした。彼らの質問の内容が、どう考えても普通のおじさんが知っているものではなく、業務用材料の質問まで出ました。他の参加者たちもプロではないけど、料理は相当こなせる人たちのようで、先生に聞かなくても彼らがいろいろ教えてくれたほど。皆、親切でアットホームな教室だったのも良かったです。

IMG_9811.jpgダム・ブリヤニというのは、バナナリーフを敷いた大きな平たい鍋にラザニアのようにライス/カレー/ライス/カレーと層にして重ね、きちっとフタをして蒸し焼きにするものです。「ダム」というのは、Pressurizeすることだそうで、要するに圧力鍋に近い状態にするということでした。

まず最初にお米用のスープストックを作ることから始まり、そこにスパイスやヨーグルト等を加えてお米を炊き上げます。もちろんバスマティ・ライス。次のステップでは中に入れるマトン・カレーを作り、そして最後のステップで炊きあがったご飯にカレーを挟んで行く作業を見せます。このとき、カレーだけでなく、揚げたシャロット、レーズンとカシューナッツ、そして高価なサフランを加えて挟んでいきます。想像するだけで豪華でしょ??

ものすごく手間のかかる料理、よっぽどの料理好きじゃないと習いに来ないよな〜と思いました。それにこの料理だけじゃなくて、他の3品の料理だって、ちゃちゃちゃっと作れるようなものではありません。でもデヴァギさんはさすがにテレビの料理番組にも出るだけあって、とても手際よく、時間のロスはまったくありませんでした。常連の生徒さんが、「いつも予定時間より早いぐらいにきちっと教室を終えるのよ」と言ってました。

IMG_9809.jpg本当に料理好きの方には超おすすめです。
生徒さんたちの質問もとても参考になりました。お米はどこのブランドがいい?そのスパイスはどこで売ってる?とか、実践的な情報交換もできたのがよかったです。

それになんといっても料理のおいしかったこと。リトルインディアで「ハイデラバード・ブリヤニ」を堂々と店名にしている店よりもずーっとおいしいです(先週トライして、がっかりしたばかり)。

デヴァギさんのクラスの案内はEmailのニュースレターでのみ発信されています。しかも結構ぎりぎりに発信してきます。それがマイナーな原因かもしれません。今週水曜日には南インド風ターリーのクラスがあるそうですが、普通2日前に送ってくるか・・・?
チャンスを逃したくない人はニュースレターに登録してもらいましょう。

お問い合わせはinfo@epicureanworld.com.sg
または電話(65)6458-0572へ。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メール
URL
コメント
文字色
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
  • 無題
Chie 2008/10/06(Mon)20:09:07 編集
Mikiさん

デバギさんのクラス!おいしそ~~~ですね!

私にも案内が来ておりましたが、メニューを見ただけでヨダレものでした(先週末、某所のカリーでお腹を壊したばかりだというのに)
何と言っても、マトン・ダム・ブリヤニ!!これが習えるなんて夢のようです☆

自家製パニールで作るカリーも大好物!!
やはり自家製だとほうれん草の色が青々としていて食欲をそそられますね。

次回、シンガポールに行く機会に是非ともデバギさんに教えてもらわなくては!

これだけ習って50ドルは破格値です!

150ドル取って、酷いニョニャ料理を食べさせるクラスもありますものね。
さすがデバギさん。儲けることよりも、スパイスの使い方を通して色々な料理を知ってもらうことを何よりの喜びとされているんでしょう。

ところでこのチキン65、私も何だろう??と興味シンシンでした。
  • ご無沙汰しています!!
kayo 2008/10/10(Fri)09:18:32 編集
ダム・ブリヤニって美味しそうですね!!
世の中にはまだ私の食べた事のない、お料理がたくさんあって、それを知ることができることは楽しみが増えることなのだなぁと思いました。
ありがとうございます☆
  • 無題
おひるねさん 2008/10/10(Fri)15:07:05 編集
教えてくれるメニューを見ただけで、この人がいかに素晴らしい研究家なのか、お金儲けではなく、インド料理を真剣に教えようとしているのが分かります。

日本では決して習うことのできない料理もあり、デバギさんのクラスに参加するだけでもシンガポールに行く価値ありますね。

次回の楽しみがまたひとつ増えました。
  • 無題
Miki 2008/10/10(Fri)19:00:48 編集
Kayoさん

コメントありがとうございます。そうです。いろんなものにトライしてください。是非ご自分の目で見て、ご自分の舌で味わっていただきたいです。私とちえさんは、彼女の店の料理を全部制覇したいくらい気に入ってます。


おひるねさん

デバギさんはスパイスの講習会もやると言ってました。是非シンガポールにいらっしゃるときは、教室スケジュールを問い合わせされてみてください。
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  • ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
  • プロフィール
HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
  • 便利ツール
Amazon 私たちの書籍もアマゾンでお求めいただけます
  • 最新コメント
[02/25 Chie]
[02/24 らんこ]
[02/24 Miki]
[02/24 らんこ]
[01/22 平岡弘子]
  • ブログ内検索
  • カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
  • 最新トラックバック
  • バーコード
  • カウンター
  • アクセス解析
  • バーコード
Copyright © マレー半島モンスーン寄稿 All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics*material by 工房たま素材館*Template by Kaie
忍者ブログ [PR]