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マレー半島モンスーン寄稿
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さあお待ちかね、アモイのグルメの数々を、小吃と麺の3回に分けて紹介しましょう。

アモイといえば、香港や上海、北京などにも海鮮を輸送していることから海鮮料理が有名ですが、実のところ、魚はいくらフレッシュでも、お値段が安くても、競争の激しい香港などで食べるキリリと引き締まった味付けの洗練された海鮮料理とは程遠く、ちょっと田舎っぽい素朴な味付けです。好みはいろいろ分かれるでしょうが、どうせ素朴な味付けなら絶対に庶民的食べ物のほうがおいしいはず!と連日小吃(軽食)を食べ歩いてみました。

DH000043.jpgまず、ちょっとグロテスクで、こんなもの他では見かけたことがないというアモイ名物の一つ「土笋凍」というジェリー状の不思議な食べ物。
日本語では素材を断言できませんが貝と虫?を足して2で割ったようなものが透明な煮こごりの中に入っており、それを醤油や各店自慢のタレにつけて食べるというものです。少し磯臭いにおいがすることから、フジヅボやイソギンチャク?ヒトデ、もしくは小指のように細い貝が市場で沢山売っていたので、これかな~~?とも思ったり。好き嫌いのはっきり分かれる食べ物だと思います。

DH000001.jpgお次は「油葱稞(椀粿)」同じものが台湾にもありますが、小さなお椀の中に米の粉を溶いていれ、上から肉や椎茸、干し蝦などをトッピングして茶碗蒸し状に蒸したもの。中に具材を混ぜて蒸したものもあります。これと同じような食べ物はベトナムのフエで食べるバイン・ベオやシンガポールのチィークエなど様々ありますが、工夫をこらし、姿かたちを変えて食される米の文化は奥が深いな~~と思わせる料理です。つるりと入るさっぱり味なので日本人でこの味が嫌いな人はいないでしょう。

DH000179.jpgお次は「芋泥、芋包」など、芋でできた皮で包まれた蒸し饅頭。これも台湾と同じです。大人の握りこぶし大は優にあるので、これをひとつ食べたらお腹がパンパンに膨れてしまいます。ヤム芋(タロイモ)や、サトイモの一種の芋で饅頭の生地を作り、中には豚肉や干し蝦や野菜がぎっしり入っています。場所によっては辛いチリソースをかけてくれるところも。しっかり食べたいおやつに最適です。

DH000004.jpgプラナカンのニョニャ料理でもポピュラーな「ノーヒャン(炸五香巻)」も福建料理の軽食の一つです。五香粉で味を付けた豚のひき肉の中に、シャキシャキとした中国クワイなどを混ぜ込み、シート状に広げた湯葉で包み、海苔巻きのように細長く巻いて揚げたものです。シンガポールでも人気で、どこの屋台でも食べられますが、アモイのものは湯葉がさらに極薄で外はパリパリ、中の肉もペーストのようにスムースで、シンガポールで食べるものよりずっと軽い味でした。
このノーヒョンはちょっとお洒落なレストランでも前菜のメニューなどに載っていますから是非お試し下さい。

DH000181.jpgもうひとつ、アモイはワンタンも有名で、ワンタンのことをアモイでは「扁食」と書きます。羽二重餅のようにデリケートな皮から、ぷりぷりの肉餡がピンク色に透き通って見えるところなぞ、早くかぶりつきたい!と思わせるほど。
日本で食べるワンタンは具も皮も酷いものが多いですが、香港やアモイで食すワンタンは本当においしいですね。

そのほか、ポピアのように甘い「葱糖巻」や、具だくさんの「粽」、ピーナッツがトロトロに煮込まれたおしるこ風の「花生湯」など、まだまだとうてい紹介しきれません。
最後にもう一つ「オイスターオムレツ」を。ベイビー・オイスターと呼ばれる、小ぶりで甘いオイスターを卵と野菜で絡めたオムレツというか、スクランブルド・エッグです。シンガポールでも屋台街や、潮州料理屋さんで食べることができます。アモイの街で見かけ、とてもおいしそうでした。
こんなに小吃が充実しているのですから、アモイの人は日に何回食事をするのでしょうか? 外資系のファースト・フードなんていりませんね。
大同路にある「呉再添」や、地元料理を出す老舗レストラン「好清香大酒楼」などへ行けば一箇所でほとんどが食べられます。味もいいですよ。


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アモイ島の対岸、フェリーでわずか5分のところに位置するコロンス島。日本のフィルム会社のコマーシャルにも登場したり、NHKの「世界ふれあい街歩き」でも紹介された、最近日本人にも人気の観光地です。
 
ここは中国で一番ピアノ保持率の高いことと、著名なピアニストを沢山輩出していることから鼓浪嶋=ピアノ島と呼ばれています。ただ、アモイの人にコロンス島と言っても通じません。鼓浪島(Gulangyu=グゥランユゥ)と言わないと個人で行く場合フェリーの乗り場にもたどり着けませんので気をつけてください。
 
DH000135.jpgアモイにはかつて外国人租界があり、治安が良く外から身を守りやすいコロンス島に領事館や学校、教会などが集中していました。ですから島中が洋館だらけという不思議な街なのです。海外で成功を収めた華僑たちも、ここに豪華な別荘を建て故郷に錦を飾ったのです。ただし島には車が一台もありません。あるのは消防車と観光客が島を回る電気カートのみ。カートに乗っても海岸線を見つめるだけで面白くありません。洋館めぐりをしたい人はひたすら歩くことをおすすめします。
(写真:番婆楼) 
ただ、一周回ってもわずか8キロ程度の小さな島ですので、多少の坂道歩きを覚悟し、地図さえしっかり読めれば簡単に見どころを回れます。迷うのも楽しいものですが、方向感覚のない人は迷子になりっぱなしの迷路のような島なので要注意でしょう。(英語はまったく通じませんし)
 
保存状態の良い、今でもお金持ちの人が住む美しく整備された洋館から、パジャマやパンツが棒に刺さり、レンガ建ての洋館の窓から洗濯物がにょきにょき出ている光景は、いかにもここが中国、今でも不便な洋館で暮らす人々の逞しさをも感じさせます。
荒れ放題の屋敷も沢山ありましたが、すばらしいな、と思ったのは島中のいたるところに景観を考え、それなりにデザインされたおトイレが沢山あること。コロンス島の洋館は住居のため、中を公開しているところはごくわずか。観光客は洋館を外から眺めるだけで、ひたすら歩くこととなりますが、そうするとどうしてもおトイレが心配になる。そんな心配を吹き消すような至れり尽くせりの設置です。
 
DH000183.jpgコロンス島名物といえば、3輪車の屋台で売っている黒ゴマがたっぷりまぶされ麻糍(マーツー)といわれるゴマ団子。一個わずか1元くらい。
極薄の餅(これは多分モチ米ではなく、うるち米の米粉で作っている感じ)大福のようにびょょ~~んと皮が伸びたりはしませんが、中のフィリングである砂糖、刻んだピーナッツ、ゴマの食感がジャリジャリと舌の上であたり、弾力に乏しい皮とのバランスが大変悪く、残念ながら好みではありませんでした。
もう少し砂糖とゴマ、ピーナッツのつなぎとなるようなものが欲しい感じですね。
 
DH000133.jpgでも、お屋敷巡りの最中で、お茶ができるとても素敵な洋館を見つけました。
島のちょうど真ん中あたりの丘にある「番婆楼」の中にあるカフェです。
1920年に建てられたレンガ建ての素敵な洋館で、こだわりのお茶やコーヒーなどでほっと一息つくことができます。洋館の雰囲気を味わうにはもってこいの貴重なカフェといえるでしょう。
 
コロンス島での食事はアモイ島で食べるよりもずっと高く、観光客相手のお店が多いのであまりおすすめはできません。
ただ、このハイカラでノスタルジックな雰囲気をゆっくり味わうために、最近はホテルもだいぶ増えてきたようです。島に宿泊してのんびり歩くのもきっと素敵だと思います。
 
アモイ島からコロンス島に行くフェリーはタダで、コロンス島→アモイ島に戻るフェリーには8元かかります。2Fの席を取るとさらに船の中で1元多くとられます。アモイからの乗り場にキップ売り場がない!と心配しませんように。
フェリーはほぼ10分おきに出ています。
 
・番婆楼(カフェ)#36 Anhai RD
・葉氏麻糍(ゴマ団子)コロンス島の繁華街で聞けば屋台の出ている場所を教えてくれます。たまにアモイ島の中山路にも屋台が出ています。
 
 
 
DH000031.jpg多くのプラナカンをはじめ、世界中にちらばっている華僑のふるさと、福建省とはどんな所か?先週ちょっと見に行ってきました。
 
成田からは全日空が毎日運行しており、行きは4時間、帰りはわずか3時間の近さです。
 
香港より海岸沿いにわずか北に位置する福建省にはビン河という河が流れており、その河を境目に北が福州(食いしん坊の間では肉そぼろ入りのフィッシュボールで有名な場所ですよね!)南がアモイのあるビンナン地方に分かれます。同じ福建省といえども北と南では言葉が違い、まったく通じないそうですよ。その代わりアモイの人の話す「ビンナン語」というのは台湾でも話されているので、アモイと台湾は深いかかわりがあります。料理にも同じものが沢山ありました。料理特集は後でまたゆっくり!
 
アモイの街はシンガポール郊外ののどかな風景と、上海の活気を2で割ったような街とでも表現すればいいのでしょうか?
シンガポールで言えば、ちょうどセレギーロードあたりでみかける古い街並みが多く残り、治安も良く、シンガポールのようにゴミもあまり落ちていません。ただ、どこも建築ラッシュで空気が悪く、一日でノドがやられてしまいました。マレーシアのヘイズ(山焼きの煙)の酷い時と同じく、白い靴が一日で茶色に煤けるほどです。聞くとからりと晴れる天気の日はまれで、太陽は出ていても蒸し暑く、ほぼ毎日モヤがかかったような状態だそうです。でも、マラッカの連日37度近い灼熱地獄を経験してきたものにとって、こんなのはまだ「春」のあたたかさ。
 
DH000149.jpgちなみに観光客がよく行くアモイは「アモイ島」という島になっています。
官庁や商業の中心であるアモイ島。そこからフェリーで5分の「コロンス島」、大きな橋を渡って行く中国大陸側にある3つの町からなるのがアモイです。漢字で厦門、英語表記ではXiamen(シャーメン)となります。
 
繁華街である中山路は一日中歩行者天国となっており歩きやすく、そこから一歩細い路地に入り、ちょっと妖しい雰囲気の人和路や、庶民で賑わう大同路など、道によってがらりと雰囲気が変わるのも魅力です。
 
 
↑福建の伝統的ゲーブル(切妻の屋根)がついた建築(コロンス島にて)
今回は見本市であまりグルメ探訪には精を出せませんでした。いつも道端の屋台などで食べていたような気がします。

ジャカルタの屋台は、タイやマレーシア、シンガポールなどと比べると、料理の種類も少ないように感じます。大体バクミー(肉団子入りの麺)、サテー屋台が大半で、たまにナシ・グドック、ナシ・ゴレン、揚げ物などもありますが、やはり種類が限定されていると思います。
今回仲良くなったプラナカンのマダムの家(ジャカルタ南部の住宅地)にいったときに、ちょっと面白いものを売っている屋台を見つけました。調理行程を見ますと、ピーナッツをつぶしたペースト状のものに、ニンニクとチリを合わせてつぶし、そこにパームシュガーや水だのを加えてサラダクリームのようなものを作り、これを揚げ豆腐、クトゥパ(炊いたお米の固形)、野菜にかけてくれます。「これはロジャか?」と聞いたら、違う名前を教えられましたが、ちょっと名前忘れました。
食べたくなったので、一つ作ってもらい、マダムの家で食べようとしたら、マダムが「インドネシアの屋台料理は危険なのよ。コレラなんかもあるんだから、やたらに食べちゃだめよ」と叱られました。「私らですら、屋台のものを食べるときにはこのタブレットを飲むのよ」と炭が主成分の錠剤をくれました。なるほどな・・・・。メキシコで街中で見るものを片っ端から食べて、夜中15分おきにトイレ、という大変な下痢になってアメリカでぶっ倒れたことを思い出し、世の中甘く見てはいけないなと改めて思った次第です。でも、そのロジャのようなサラダ風料理はおいしかったですよ。

Bakmea.jpgジャカルタでよく見かける屋台料理がバクミーです。どう考えても中国料理です。バクとは福建語で「肉」、ミーは「麺」ですから。客家麺やマレーシアのサラワク名物のコロミーにもよく似たタイプの料理で、湯がいた麺の上にひき肉の煮物(ジャカルタの場合は鶏肉を煮たもの)をのせたものです。ひき肉の煮汁をよく麺に混ぜあわせて食べます。スープは別に添えられ、そこに肉団子が入っています(麺の上に肉団子やわんたんをのせる場合も多いです)。肉団子はたいてい水牛の肉のようです。イスラム教徒が多い土地ですから、豚肉は使わないものが多いです。おいしいところで食べればとてもおいしいです。ちょっと今回の旅ではハズレでしたが、前回食べたのはとてもおいしかったです。そこはお客さんもいっぱいでした。道端にベンチをしいただけ、という屋台がほとんどですが、やはり客の入りでお店は選んだ方がいいですね。それから、インドネシア人はインスタント麺が好きなようで(または製麺業者があまりいないのか?)、インスタント麺を湯がいて出すところもすくなくないですが、それは私的にはあまりいただけなかったです。

Nutmeg_sweets02a.jpgそれから、今回教えてもらったちょっとヒットなスイーツがこれ。なんだと思います、これ?
ナツメグの実を、花のように切り開いて砂糖漬けにしたものです。ナツメグの味はかなりマイルドで、ちょっぴりスパイシーな砂糖漬けフルーツと言う感じで、紅茶などと一緒にいただくと良いです。こんなの、ナツメグが名物のペナン島でも見たことがありません。ちょっと面白いお土産になりそうです。

プラナカンと同じく、海外で大富豪となった華僑の中に「客家」と呼ばれる人々がいます。彼らの多くは中国の南部、おもに広東省や江西省、福建省などに点在し、漢民族の血をひく独特の文化・風習を持つ人たちです。頭脳明晰の人が多いと言われ、シンガポール上級相のリー・クアン・ユーも客家系です。 
 
そんな客家のお料理は素朴な田舎料理で、とても味わい深いのです。
中国版おふくろの味といえば、私たちはすぐにこの客家料理を思い出します。
 
代表的なものに「ヨントウフ」と呼ばれ、豆腐をくりぬいて肉を詰めたものを、スルメイカや干した小魚、大豆をあわせたスープと煮込んだものや、
豚の三枚肉を梅菜とよばれる漬物と煮込んだ「メイツァイ・コウロ」、ヤム芋を白玉団子のように小さく丸めて肉や野菜と炒めた「算盤子(アバカス)」という料理があります。
 
DH000056.jpg今日紹介するのは、そんな客家の人たちがビタミンを補給するために考え出したものか?「客家雷茶」と呼ばれるものです。
日本でも、たまに中国茶カフェなどで「雷茶」のメニューを見ますが、どれも素材をケチったような物足りないものばかり。
 
おいしい「雷茶」を味わえるお店がシンガポールのゲイランにあります。
初めてここの雷茶を食べたとき、ミントやバジルの味が強烈で「う~~ん?」
という印象だったのですが、少したつとムショウにここの「雷茶」が恋しくなり、また車を飛ばして通ってしまいました。脳裏に焼きつく味なのでしょうか、好きな人はやみつきになるのがこの「雷茶」かもしれません。
 
材料は、ご飯の上に(ヘルシーなお店では玄米や赤米も選べる)なつめ、ピーナッツ、くこの葉と実、豆腐、インゲン、コーン、胡麻、ニンジン、キャベツ、漬物、干した小魚、肉などを細か~く刻んだものがたっぷり載っています。具沢山のご飯には、緑茶をベースとしたスープに、ペパーミン トやバジル、胡麻、ピーナッツ、苦力心という葉っぱなどをブレンダーにかけて合わせた、鮮やかな緑色のスープとともに味わいます。野菜などは季節によってなんでもあるものでいいそうです。
 
お店のオジサンはまず一口、まぜまぜご飯を口に入れ、即座にスプーンでスープを流し入れるといいよ、と言ってましたが、結局全部まぜたお茶漬けにして味わいました。
ハーブの爽快感が口いっぱいに広がり、ピーナッツのコクと香ばしさ、漬物の酸味も加わり、えもいわれぬ優雅なお茶漬けです。
 
これから夏に向かう日本ですが、自宅でもちょっと目先をかえて、ヘルシーで爽やかな「雷茶」はいかがですか?
 
家河婆客家雷茶  146 Sims Ave. Lor 19 あたり
batik02.jpgさて、今日はイナクラフトのお話をします。
インドネシア全土からクラフト業者が2000店も集まるこの見本市は、世界から集まるバイヤーだけではなく、
一般客にとっても、ジャカルタにいながらにして、インドネシア全国の郷土品、工芸品がゲットできる
とっておきのチャンスです。

やはり主となるのはバティックで、プカロンガン、ジョグジャカルタ、ソロ、チレボンなどの有名産地からのものはもちろん、ちょっと見たことないユニークなバティックを製作する業者も来ているのですから、一軒一軒、気を抜くことができません。よって、3日間通い続けて、ようやくすべて網羅できたかな、とやっと安心できるのです。

プラナカンたちが好んだというプカロンガンやチレボンのバティックは、今はシルクのものが主流で、「いやー、これはすごいな」と思う、手の込んだトゥリス(1点1点すべて手描きのもの)などは大体400~500ドルくらいで売られていました。あまりバティックのことはわかりませんが、それはそれはものすごい数のお店ですから、もう段々頭ン中はぐるぐる状態になり、そのうち寝ても覚めても頭の中はバティックだらけになるのです。

64ed9ff3.jpgニョニャを代表するかわいいアイテムのひとつに、エナメルで絵付けされたカラフルなティフィンがあります。
ティフィンとはランチなどに持ってゆくお弁当箱のことですが、お弁当箱とはいえ、持ち手もついた立派な4段重ねのものです。 東南アジア一帯ではアルミ製の4段重ねをよく見かけますが、もともとティフィンはインドからやって来たもの。ニョニャたちの目にとまり、カラフルなエナメルの絵付けをされ、よりかわいらしく変身しました。 

エナメルの絵付けとは、もとはイスラムから伝わったものと言われており、色ガラスの粉を特殊な釉薬で練って焼き付けたものです。その特徴は、立体感のあるタッチと透明な色合い、そして半永久的に色褪せないことでしょう。ちょうど日本の「七宝焼き」と同じような手法で作られています。だからでしょうか?興味深いことに、一時期日本でこのティフィンが作られていたそうですよ。 

今でも欲しいという人が後を絶たない人気のティフィンですが、残念ながらエナメルの絵付けが施されたティフィンはこの辺では入手困難で、アンティークのみ。しかもとても高価なものです。中国でもまだ生産されているようですが、エナメルの絵付けではなく、機械プリントされたものがインドネシアなどで作られています。こちらはとってもお手軽価格。こちらもなかなかかわいいのです。インドやタイでは絵柄のないものがよく売られてますね。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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Miki & Chie
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自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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