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マレー半島モンスーン寄稿
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64ed9ff3.jpgニョニャを代表するかわいいアイテムのひとつに、エナメルで絵付けされたカラフルなティフィンがあります。
ティフィンとはランチなどに持ってゆくお弁当箱のことですが、お弁当箱とはいえ、持ち手もついた立派な4段重ねのものです。 東南アジア一帯ではアルミ製の4段重ねをよく見かけますが、もともとティフィンはインドからやって来たもの。ニョニャたちの目にとまり、カラフルなエナメルの絵付けをされ、よりかわいらしく変身しました。 

エナメルの絵付けとは、もとはイスラムから伝わったものと言われており、色ガラスの粉を特殊な釉薬で練って焼き付けたものです。その特徴は、立体感のあるタッチと透明な色合い、そして半永久的に色褪せないことでしょう。ちょうど日本の「七宝焼き」と同じような手法で作られています。だからでしょうか?興味深いことに、一時期日本でこのティフィンが作られていたそうですよ。 

今でも欲しいという人が後を絶たない人気のティフィンですが、残念ながらエナメルの絵付けが施されたティフィンはこの辺では入手困難で、アンティークのみ。しかもとても高価なものです。中国でもまだ生産されているようですが、エナメルの絵付けではなく、機械プリントされたものがインドネシアなどで作られています。こちらはとってもお手軽価格。こちらもなかなかかわいいのです。インドやタイでは絵柄のないものがよく売られてますね。
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  • 無題
Miki 2007/04/25(Wed)13:27:52 編集
これらのティフィンはマレー語でTingkatと呼ばれ、ボディにマレー語でSelamat Makan(召し上がれ)とか書かれてますよね。だから特注だったと思うのですが、チェコだかどっか東欧から輸入していた、とか言ってましたね、アンティーク屋さんが。東欧で供給がまかなえない分を当時日本で作らせていたようです。絵付けじゃなくて、吹き付けの中国製でも十分可愛いです。
今でもシンガポールとかで仕出し業者が、ティフィンにおかずを詰めて宅配するサービスがあり、ティンカット・ディナーとか呼ばれてます。自宅で調理したくないシンガポーリアンがおかず4種類を毎日配達してもらってるんですよ。ご飯だけ自分で炊いて。うちのお隣さんですけどね。キッチン汚したくないんだって。
  • 無題
CHIE 2007/04/29(Sun)03:08:44 編集
写真のティフィン、どれもとっても可愛い!
写真だと大きさが分からないかもしれませんが、実は案外デッカイんですよね。
直径21センチくらいの円柱で、高さは約50~60センチくらい、持ち手も入れるともっとノッポかな??これだけの容量にカリーをたっぷり詰めて、御飯も野菜も、なんか想像しただけで豊かな感じがしませんか。
  • とても素敵ですね
マミ 2007/09/08(Sat)14:19:23 編集
サロンクバヤを着て、このティフィンを下げると似合いそうですね。
特にピンク色のティフィンが私気に入りました。
本当にニョニャ達の持ち物って何もかも素敵ですね。
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