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マレー半島モンスーン寄稿
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アモイ島の対岸、フェリーでわずか5分のところに位置するコロンス島。日本のフィルム会社のコマーシャルにも登場したり、NHKの「世界ふれあい街歩き」でも紹介された、最近日本人にも人気の観光地です。
 
ここは中国で一番ピアノ保持率の高いことと、著名なピアニストを沢山輩出していることから鼓浪嶋=ピアノ島と呼ばれています。ただ、アモイの人にコロンス島と言っても通じません。鼓浪島(Gulangyu=グゥランユゥ)と言わないと個人で行く場合フェリーの乗り場にもたどり着けませんので気をつけてください。
 
DH000135.jpgアモイにはかつて外国人租界があり、治安が良く外から身を守りやすいコロンス島に領事館や学校、教会などが集中していました。ですから島中が洋館だらけという不思議な街なのです。海外で成功を収めた華僑たちも、ここに豪華な別荘を建て故郷に錦を飾ったのです。ただし島には車が一台もありません。あるのは消防車と観光客が島を回る電気カートのみ。カートに乗っても海岸線を見つめるだけで面白くありません。洋館めぐりをしたい人はひたすら歩くことをおすすめします。
(写真:番婆楼) 
ただ、一周回ってもわずか8キロ程度の小さな島ですので、多少の坂道歩きを覚悟し、地図さえしっかり読めれば簡単に見どころを回れます。迷うのも楽しいものですが、方向感覚のない人は迷子になりっぱなしの迷路のような島なので要注意でしょう。(英語はまったく通じませんし)
 
保存状態の良い、今でもお金持ちの人が住む美しく整備された洋館から、パジャマやパンツが棒に刺さり、レンガ建ての洋館の窓から洗濯物がにょきにょき出ている光景は、いかにもここが中国、今でも不便な洋館で暮らす人々の逞しさをも感じさせます。
荒れ放題の屋敷も沢山ありましたが、すばらしいな、と思ったのは島中のいたるところに景観を考え、それなりにデザインされたおトイレが沢山あること。コロンス島の洋館は住居のため、中を公開しているところはごくわずか。観光客は洋館を外から眺めるだけで、ひたすら歩くこととなりますが、そうするとどうしてもおトイレが心配になる。そんな心配を吹き消すような至れり尽くせりの設置です。
 
DH000183.jpgコロンス島名物といえば、3輪車の屋台で売っている黒ゴマがたっぷりまぶされ麻糍(マーツー)といわれるゴマ団子。一個わずか1元くらい。
極薄の餅(これは多分モチ米ではなく、うるち米の米粉で作っている感じ)大福のようにびょょ~~んと皮が伸びたりはしませんが、中のフィリングである砂糖、刻んだピーナッツ、ゴマの食感がジャリジャリと舌の上であたり、弾力に乏しい皮とのバランスが大変悪く、残念ながら好みではありませんでした。
もう少し砂糖とゴマ、ピーナッツのつなぎとなるようなものが欲しい感じですね。
 
DH000133.jpgでも、お屋敷巡りの最中で、お茶ができるとても素敵な洋館を見つけました。
島のちょうど真ん中あたりの丘にある「番婆楼」の中にあるカフェです。
1920年に建てられたレンガ建ての素敵な洋館で、こだわりのお茶やコーヒーなどでほっと一息つくことができます。洋館の雰囲気を味わうにはもってこいの貴重なカフェといえるでしょう。
 
コロンス島での食事はアモイ島で食べるよりもずっと高く、観光客相手のお店が多いのであまりおすすめはできません。
ただ、このハイカラでノスタルジックな雰囲気をゆっくり味わうために、最近はホテルもだいぶ増えてきたようです。島に宿泊してのんびり歩くのもきっと素敵だと思います。
 
アモイ島からコロンス島に行くフェリーはタダで、コロンス島→アモイ島に戻るフェリーには8元かかります。2Fの席を取るとさらに船の中で1元多くとられます。アモイからの乗り場にキップ売り場がない!と心配しませんように。
フェリーはほぼ10分おきに出ています。
 
・番婆楼(カフェ)#36 Anhai RD
・葉氏麻糍(ゴマ団子)コロンス島の繁華街で聞けば屋台の出ている場所を教えてくれます。たまにアモイ島の中山路にも屋台が出ています。
 
 
 
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Miki 2007/05/25(Fri)11:35:54 編集
コロンス島は以前はほとんど知られていませんでした。こんなに特徴のあるところなのに、不思議なくらいです。まあ、アモイ自体に行こう、っていう日本人もいませんでしたからね。
今は観光客も増えていろいろ整ったと思いますが、ああいうところはそう簡単には変貌しないでしょうね。あの静かな町並みが今も残っていることと思います。庶民が暮らしているあたりイタリアの下町風というか、でも島は城塞都市みたいな感じですよね、海から眺めると。
  • 無題
Chie 2007/05/26(Sat)16:47:42 編集
今は中国全土から観光客が来るようで、行きも帰りもフェリーの中はギュウギュウ詰めでまいりました。われ先に!と乗ろうとする中国の人たちのパワーに負けてしまっては、いつまでも乗れませんので
ここはわき目もすらず、ズンズン乗船してください。でも一歩島に入れば、皆それぞれ散らばって、のどかなものでしたよ。
  • 無題
Miki 2007/05/27(Sun)10:30:40 編集
ギャハハハハ!中国の同志たちには遠慮は無用です。もう、蹴飛ばすなり、殴るなりして、我先に乗り込まないと。街中のバスに乗るためには、相手が子供だろうと老人だろうとNo Mercy!もみくちゃになりながら乗らないと、乗れないのです。上海も北京もそうでしたね(ホントの話、今はどうか知らないけど)。
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