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マレー半島モンスーン寄稿
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いつもお世話になっている神奈川県大和にあるシンガポール・マレーシア料理店『マカンマカン』さんが、アジアン・ミニ・アフタヌーンティーを始めましたというので、早速行って参りました!

平岡シェフといえばニョニャ料理の達人。とくにニョニャ・クエ(菓子)に対する思い入れは深く、私たちとシンガポールやマラッカ・ペナンに幾度となく足を運ぶ中、ニョニャ・クエ名人やクエの工房を訪ねて作り方の研究を重ねてきました。

そんな彼女の念願だったアジアのスイーツとおいしいお茶で、まったりノンビリ午後のひとときを過ごしてほしいとアジアン・スタイルのアフタヌーンティーが始まりました。



お菓子の内容は日替わりだそうですが、私たちが行った日はご覧の通りカラフルなアンクークエとロンガン入り杏仁豆腐、平岡シェフ・オリジナルのサンザシのレイヤーケーキ、ユーラシアンの人たちがお祝いに食べるセモリナ粉を使ったスージーケーキ、といったディープなものとおなじみのスイーツが上手にミックスされていました。

そして甘いものをよりおいしく頂くために欠かせない塩味のアイテムとして、ピリ辛の干し蝦入りのサンドイッチとお店でも人気のニョニャ風ピクルス。ポットで出されるお茶はハーブティーが数種類、ウーロン茶やコーヒーの中から選びます。
まず驚いたのが自家製のアンクークエ!中には香ばしいピーナッツがたっぷり!

日本でアンクーをいただけるだけでも感激でしたが、これを日本で美味しく作れる人は多分平岡シェフくらいでしょう。聞くと一見簡単そうに見えるもちもちした皮に大変苦労したそうです。普段現地でアンクークエを食べると下にべっとり油がひいてあったりするのですが、こちらはさらりとした味でまるで和菓子のよう。色こそ真っ赤(アンクーのアンは赤という意味)ですが、もちもちとした食感は日本人にも馴染みやすく大変美味。一瞬のうちにペロリと食べてしまいました。お次はスージーケーキ。

卵黄と砂糖をとてつもなく大量に使うスージーケーキを美味しく作るのは、これまた大変な技が必要なのですが、試作を重ねた平岡シェフのスージーは軽い仕上がりで、添えられたヨーグルトとともにいただくとセモリナ粉のザラリとした食感にしっとり感が加わり良い塩梅になります。クエ・ラピス風のサンザシのレイヤーケーキは平岡シェフのオリジナル。しっとり焼き上げた生地に幾重にもはさまれた甘酸っぱいサンザシがアクセントになっており、洋菓子とアジアン・スイーツのイイとこ取りをしたような完成度の高いケーキでした。
一皿に盛られたスイーツはどれも食感が違うので飽きることなく、甘さも控えめ。脂っこさも感じさせないためお腹にもやさしく、最後のひとくちまで美味しくいただけました。

西洋風のアフタヌーンティーですと3時のおやつにするには重たくなりがちですが、これなら夜ごはんもちゃんと食べられます。

シンガポールやマレーシアのスイーツの良さを気軽に味わえる、今までありそうでなかったユニークなミニ・アフタヌーンティーを是非お試しください。


★アジアン・ミニ・アフタヌーンティー★

月曜日~土曜日 14:00~17:00

ハーブティーか中国茶、またはコーヒー付き 1,365円

「Makan Makan中央店」神奈川県大和市中央1-6-19

☎046-260-7010

(定休日)第2と第4月曜と毎週火曜
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  • 無題
Miki 2010/09/13(Mon)10:58:09 編集
スージーケーキにアンクークエが食べられるのは日本でもここだけでしょうね!

サンドイッチはマラッカのチーさんのところでごちそうになったニョニャ式サンドイッチがヒントになったのかな?あのとき平岡さんも一緒にいましたね。

とにかく普通のアフタヌーン・ティーでは味わえないものばかりですね。
  • 無題
Chie 2010/09/14(Tue)23:27:42 編集
そうですね、手作りのクエ・アンクーやスージーが1度に食べられるのは現地でもなかなか無いことです。

スパイシーなサンドイッチはチーさんのKingsHotelで出しているものも美味でしたが、もともとOtak サンドイッチが好きな平岡さんですから、アジアの素材を上手にアレンジすることはお手のものでしょう。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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