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マレー半島モンスーン寄稿
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シンガポールのArmenian Streetにプラナカン博物館がオープンします。

昨日はその記者会見と館内の案内に招待されて行って参りました。

この博物館はもともとタオナン学校という、シンガポールで初めて中国語で授業をしたという歴史のある学校で、もちろんこの学校創立に出資したのはプラナカンです。
ごらんください。素晴らしい建物でしょう?
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もともとシンガポールの国立博物館はプラナカン・コレクションの部門が充実していました。
以前は歴史博物館にプラナカンの家のセッティングがあり、アジア文明博物館に財宝などのコレクションが展示されていましたが、これが統合されて一つのプラナカン博物館としてオープンするのです。今回所蔵品も増え、マレーシアを含め、世界最大規模のプラナカン博物館になります。

また、これはシンガポールのプラナカンだけではなく、このマレー半島という現代の国境では区切れない地域に分布するプラナカンの文化を広く紹介する博物館であるのも特徴です。

展示はオリジン、結婚式、ニョニャ、宗教、社会活動、食事などとテーマ別で紹介していきます。

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見どころは何と言っても婚礼用ベッドではないでしょうか。その他に優れたコレクションというと、特に私が関心したのは、ニョニャウエア(プラナカン陶器)のコレクションのすばらしさです。これほど色鮮やかで個性的で見事なカムチェン(プラナカンが用いた壷)のコレクションは今まで見たことがありません。また、トク・パンジャン(Long Table)に並ぶ見事なディナーセット。陶器のアンティークは普通はセットではなく、バラバラになったものを所蔵している人が多いですが、もともとニョニャウエアというものはディナーセット一式で揃えられたものが多いのです。これがずらりと並ぶ様は圧巻です。ただ私好みのデザインでなかったのですが。

記者会見の方は、館長と学芸員の方(プラナカンの方)ら3名が執り行い、シンガポールの雑誌、新聞、テレビ局の取材班が集まっていましたが、殆どの人がプラナカンについての知識がほとんどありません。シンガポール人なのに。「プラナカン人は今何人いるのか?」という呆れた質問(プラナカンは人種ではないのに)も出れば、飛び交う質問の大半は「所蔵品のバリューは総額でいくらか?」「所蔵品購入にいくらかかったか?」という質問ばかり。館長は苦笑いを浮かべながら、我々は売買をしているのではないからバリューは知らない、と答えると「でも保険はかけているだろう?補償額は?」とまだまだ突っ込んでくる。
ああ〜、嫌ですね。「シンガポール人は何でも金」といって皮肉るマレーシア人と同じ気持ちになりました。
ちなみに2年くらい前だったか、プラナカン協会の重鎮、Peter Wee氏の講演会では、高尚なお話のすぐあとに「おすすめレストランはどこですか?」という質問が出てびっくりしましたが。

ま、とにもかくにもオープン間近です。

オープニングイベントのスケジュールもいただきました。
今月26日〜27日(土、日)はプラナカン協会のプログラムがいっぱいです。きらびやかなサロンクバヤ姿の女性陣、子供たちのダンス、ファションショー、トーク、クッキング・デモンストレーション、そして食べ物とクラフトのバザーが催されます。

ルマ・ビビのファッションショーは以前にも見たことがありますが、日本でもイヴニング用にぴったりなモダンなデザインもあり、結構見応えありますよ。
ルマ・ビビは日曜日の午後12:50から。あと個人的にちょっと興味あるネルソン・リー氏のファッション・ショー。アンティークのクバヤでファッションショーでもするつもりなのでしょうか??これは土曜日の2:45pmから。あとはチェンドルを作る料理デモンストレーションが土曜日午後4時です。
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  • 無題
2008/04/19(Sat)02:52:10 編集
すてきですね

今日からシンガポールにいく友人がいますが残念ながら今日は入れないんですね・・・
  • 無題
Miki 2008/04/19(Sat)11:46:46 編集
大さん 残念ですね。
あと一週間後だったら、イベント盛りだくさんできっとお楽しみいただけたと思うのですが。

私の方も外国からのお客様が来ており、昨日ローカル料理が食べたいというので、有無言わせずニョニャ料理食べさせましたら、大変興味を持たれたんですが、来週あたまに帰国されちゃうんですよ。
  • 無題
Chie 2008/04/20(Sun)02:44:31 編集
mikiさん

とことんお金の質問をしてくるって、めちゃくちゃシンガポールっぽい!すごく笑えます。その時の場の雰囲気まで想像できます!!

私たちの本でもお世話になったネルソン氏のファッション・ショウ。これはある意味、超「見もの」だと思います☆ 
本当は彼がサロン・クバヤを着たいのだろうに・・(皆さんこの意味わかりますよね)

本の取材を始めたころは、プラナカンの展示はすべての美術館、博物館から撤退。Openの見込みも無い、と言われていたのが、今やっと「プラナカン博物館」としてOpenしたのは、嬉しい限りです。
シンガポールも自分たちが誇れる素晴らしい文化が「プラナカン」ということにやっと気がついた、これは始まりですね。

そう、マレーシアのKLにも近い将来、個人のプラナカン博物館がOpen予定と聞きましたが、そちらも楽しみです。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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