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マレー半島モンスーン寄稿
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前々から仕事柄、シンガポールでもあちこち食べ歩いているので(自腹だけでなく、メディアランチなどの招待の場合も多いです)、シンガポール人からも「どこかおいしいところない?」とよく聞かれてきましたが、最近はニョニャ料理のお店のおすすめは?と聞かれることが多くなりました。

はじめてニョニャ料理を食べた頃は結構気に入った店もあったのです。でも次第に「自分で作った方がまし」と思う店が多くなりました。私たちが本当においしいと感激した名店、カサ・ボン・ヴェントは女主人が他界されてしまってついには閉店してしまいました。あの素晴らしい料理が食べられないのは本当に残念です。

とくに最近は超うるさいプラナカンの友人たちと食べ歩きをする機会が増え、これが皆そろいも揃って料理の名人ばかりなので、まず「おいしい」という言葉を彼らの口から聞いたことがありません。
とにかく皆厳しすぎるのです。友人も「Maybe I am too proud 」というのですが、でも私もシンガポールで日本料理に満足したためしがないので、それと同じことなんだろうと思います。彼らにおいしいところは?と聞くと、「Come to my House!」と笑います。

でもニョニャ料理をまだ未経験の方たちに「いいお店は?」と聞かれ、困ることが増えたので、ちょっとシンガポールのニョニャ料理レストランのリストだけ作ることにしました。

はっきりとお断りしておきますが、決して「私たちのおすすめレストランのリスト」ではありません。ニョニャ料理レストラン一覧とコメントを添えます。
しかし、ネットでも酷評の嵐で私たちも憤慨した悪質店はあらかじめ省いておきます。(このリストにない店すべてが悪質という意味ではありません、とある一軒のことです)


Blue Ginger
97 Tanjong Pagar Rd
ガイドブックでおなじみの店。市内中心部にあり、インテリアが洒落ているので、日本からのお客様をお連れするには喜ばれるかも。


House of Peranakan Cuisine
10 Claymore Rd, GF Negara on Claymore (hotel)
オーナーがちょっと気難しいとマスコミ関係者に有名なお店(つまり取材拒否)。でもプラナカン協会会長のお気に入り。彼いわく鴨料理がいいそう。リッチそうなプラナカン・ファミリーがお客さんに多かったです。入り口の不気味なマネキンはやめてほしい。


PeraMakan
10 Bukit Chermin Rd, 3F Keppel Club
今のところ、私たちにとってのベスト。濃厚なアヤムブアクルアが美味しい。温厚なクリスチャンのオーナー。ただ移転してから味が変わったという声もあり、それがちょっと心配。


Guan Hoe Soon
214 Joo Chiat Rd
プラナカンの家でコックをしていた海南人ファミリーの老舗。去年食べにいったときは結構良かったんですが、1月に食べた時点では、私たちの間でちょっと酷評がでました。


Chilli Padi
11 Joo Chiat Place #01-03
ここもガイドブックでおなじみの店。まあニョニャ料理入門にはいいかも。ニョニャ風ロール・キャベツはなかなか美味しかったです。ここはおじいさんの代が良かった。


Charlie’s
205 East Coast Rd
小さな食堂風のお店。ここは意見が分かれるところで、薦める人もいるのですが、酷評する人もいます。頼む料理によってばらつきがあるのかも。


Simply Peranakan
8 Raffles Ave, #02-12 Esplanade Mall
ニョニャ料理ではなく、一般的なシンガポール式中国料理店だと思えば納得できるお店。ニョニャ料理ではなく、シリアルプローンなどの料理は結構いい(エビにシリアルをまぶして揚げたシンガポール式海鮮料理のひとつ)。


Ivin’s
19 Binjay Park
カジュアルなニョニャ料理のファミレスといったところ。味もそこそこよく、価格の安さのが人気。入門にはいいかも。でもちょっとニョニャ料理っぽくないメニューも多いように思います。


Baba King Nyonya Deli & Restaurant
1 Expo Drive, #01-31 Singapore Expo
エキスポに出来た新しいお店。評判はよく、たしかに料理の味は良い方。本当のニョニャ式オタが食べられるのは、シンガポールでおそらくここだけ?ペナンのニョニャ料理もある。ただし、量が少ないのに、ちょっとお値段高め。予算は1人30ドルほど。


Pow Sing Restaurant
65 Serangoon Garden Way
ここは海南式チキンライスの有名なレストラン。いつも繁盛していて、チキンライスはおいしい。で、ニョニャ料理もメニューにある。でもニョニャ料理よりも酢豚とか野菜炒めの方がずっとおいしい。


Nyonya Bistro
33 Kampong Bahru Rd
ニョニャ式粽をカリカリになるまで揚げた名物がある。これとニョニャクエ(菓子)はおすすめ。しかし、一品料理はちょっと・・・。「このXXXXXX(料理名)、ありえる?」という私の一言にプラナカンの一同が凍りついた。

Peranakan Inn & Lounge
210 East Coast Rd
大昔行ったきり記憶がない。もう一人ニョニャ料理好きの日本人の友人も、「記憶にない」という。まずい場合は執念深く覚えている人なので、記憶にないということは、可も不可も無いのだと思います。


(番外編)
Penang Place
6 International Business Park, #01-05 Atrium
すごい僻地、なのにいつも満席状態。ペナン料理ブッフェの人気店。もちろんペナン式ニョニャ料理もずらり、おいしいアサムラクサやペナン式オタが味わえる。一番人気はペナン式チャークエイティアオ、出るとすぐに売り切れる(すぐに補充します)。濃厚なホッケンミー(ペナン式プローンミー)、ニョニャクエ、シンガポールではもっとも本格的なペナンの味が楽しめます。お客さんにはサロンクバヤ姿のプラナカン・ファミリーもよく見かけますよ。オーナーはもちろんプラナカン。


今のところ以上です。
キッチンスタッフが変わったりして味に変化が出るところもあると思います。
商売でレストランを経営するということは、どうしてもそういうことがあるでしょう。

皆さんのお勧め店がありましたら、教えてください。
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  • 無題
2008/04/13(Sun)15:06:04 編集
貴重なリストですね

 とてもうれしいです
  • 無題
Chie 2008/04/14(Mon)02:00:19 編集
Mikiさん

早速に力作のリストアップをありがとうございます!!

私たち2人が食べ歩くと「合格点」のお店は今は亡き「カサ・ボン・ヴェント」以外、ほとんど無い(シンガポールの場合)が残念ですが、以前と比べてだいぶニョニャ料理店が増えましたね~~~~
これはうれしいことです☆

私の好みはペナン・ブフェと、もし味が変わってなければプラマカン、ネガラ・ホテルのも悪くないですが、入り口にまだ「不気味なマネキン」が飾ってあるんだ!!大笑い!!

メニューを選ばせてくれない上に、本当のオンデ・オンデは黒蜜無し、とのたまった悪質な有名店が除外してあり良かったです。

チャーリーズはチョイスを間違えるととんでもないものを食べさせられますので、要注意です。

辺鄙な場所にあったインドネシア・プラナカンのレストランもとても良かったのに、今はそこもクローズなんですね。

ニョニャ料理は手間隙かかるし、簡単に作れないことから、薄利多売の屋台では成り立たない。そこが素晴らしいところでもあります。

やはり「Come to my house!!!」の味が一番なのがニョニャ料理なのでしょうね!!

プラナカンの料理の達人たちに、日々美味しい料理を食べさせてもらっているMikiさんが羨ましいです。


  • 無題
Miki 2008/04/14(Mon)11:02:13 編集
ちえさんは特にフードジャーナリストだから得点が厳しい!そこにプラナカンのおばさんとかが加わるともう泣きっ面に蜂。
でも誰かさんみたいにガンガン文句いうようなことはないですけどね、
プラナカンの人たちは、まず本音はもらさないですから。にやっと笑って「まあね・・・」です。空気を読まないといけない、正直、面倒くさい(笑)!

ニョニャ料理はちゃんと作ったら、たとえば何十個ものエシャロットを皮剥いて、すりこぎでつぶして、とすごく手間がかかるんです。業務用にすでに皮むき状態で売っているエシャロット(すでに香りが飛んでいる)をミキサーでつぶして、というのがレストランです。その手間の違いはとても大きいのです。

たまに家で作ったりしても大変なので、これをレストランで毎日、しかも大量に、というのは、殆どの店にとって事実上無理だと思います。
ある程度、レストランで食べる、ということはそういうものだと覚悟するしかないようです。

というわけで、最近はプラナカンの友人たちを誘う場合はニョニャ料理は食べにいかないですね。最近はいつもタイかマレー料理、インド料理を食べに行っています。
  • プラナカンとのお付き合い
Chie 2008/04/15(Tue)02:53:59 編集
Mikiさん

そうですね、プラナカンの人たちとお付き合いをするのは本当に大変だと思います。

今まで取材や、個人的にもプラナカンの人たちに接して来た中で一番感じたのは「一見さんお断り」「容易に心の内を明かさない」「初めて会う人にはあまり本当のことを言わない」などなど、実に複雑な人たちだなぁ~~~と疑問符ばかり。

Mikiさんなど、それで一冊の本が書けるくらいでしょう(笑)

みな超個性的ですし、プライドがハンパじゃなく高い!特に難しい有名人も何人かおりますが、本音を話せるようになるには長い時間がかかる人たちです。

Mikiさんなどはすでに「プラナカンとお付き合いしたら、どんな人とでも簡単に付き合える!」というくらい、彼らの胸の内に入り込むことができているでしょうが、プラナカンと付き合う条件は「絶対にKYでは駄目!」ということですね。
世界が狭いし、噂は1日で駆け巡る(ペナンまで、あっという間でした!!)

傍から見ていると実に面白くも奇怪な人たちなんですわ。

私たちは外国人だから、むしろ心を許してくれている、という所もあるのでしょう。

プラナカンなんかに嫁に行ったら、本当に大変だったはず。
ご先祖様の祭壇の真正面に飾ってあるお婆ちゃんたちの皆怖そうなこと・・・・・・・・
西太后かミイラか!?ってなお顔のオンパレードでしたね~~(笑)
  • 無題
Miki 2008/04/15(Tue)09:58:20 編集
いや、時間をかけてもダメな人はダメでしょうね。だってあの人たち自身、内部のもめ事、断絶はすごいですから。

とあるプラナカンの友人の結婚式披露宴で、Nさんと会ったので、少しお愛想程度に世間話なんかしたんですけど、彼は私と笑顔でしゃべりながらも目線はパーティ会場にいる他の人たちへ。しかもそちらを見る目はすんごい恐い目。いろんな人を睨みつけてましたよ!!!笑
  • 無題
Yuri 2008/04/15(Tue)10:11:44 編集
除外されている店って多分あそこですね。
かなりぼったくりますよね。

私も水道水までチャージされててびっくりしました。
  • 無題
Miki 2008/04/15(Tue)15:04:29 編集
Yuriさん いらっしゃいませ!

私もその話を聞いたことがあります。水道水にまでチャージするとは!本当に面汚しだとプラナカンの友人たちが怒っていました。

ちなみにシンガポールは水道水は飲めます。なので、お水を頼んでお金を取る店はあまりありません。ただし、東南アジアの国によって水道水が飲料に適さないところでは、飲料水を買わないといけないところはあります。旅行者にはわかりづらいですね。
  • 無題
Chie 2008/04/15(Tue)16:41:40 編集
Yuriさん

コメントをありがとうございます。

はい、多分そのお店と同じだと思います。

あの店は旅行客しか相手にしないから、あれもこれもメニューに載せておきながら、結局は頼めないようになっている。店が薦める高価な料理ばかりを注文させられる悪質なお店です。

料理もアクセントのないだらけた味、しかも化学調味料がいっぱいで、私はそこで食べたあと、他の料理屋さんで食べ直しをしました。






  • 無題
Akko 2008/04/18(Fri)16:46:07 編集
懐かしい名前がズラリと...。

Ivin’sでは初めて「アヤム・ブア・クルア」を食べてやみつきになり、日本に帰ってくる時には缶詰まで買い込んだものです。家族の誰も「おいしい」とは言ってくれませんでしたが。ま、缶詰はやはり味が相当違いますもんね。

Lloyd RoadのRegalis Courtのニョニャレストランはどこかへ移転したのでしょうか。
  • 無題
Miki 2008/04/19(Sat)11:43:32 編集
Akkoさん

レガリスコート(今SHA Villaに名称変更しています)にニョニャ料理のお店ありましたっけ?ちょっと存じ上げません、すみません。

あのホテルには昔Western Foodのお店と、その後くらいにRajah Innという激安で人気のお店がありましたが、それですか?広くいろんなものを出しているお店のようでしたが。Rajah InnはToa Payohの方へ移転しているようです。

ちえさん知ってますか?あの辺縄張りでしたよね。
  • 無題
Chie 2008/04/24(Thu)02:10:22 編集
AKKOさん、Mikiさん

RAJAH INNではないですか??
ニョニャ風フィッシュ・ヘッドカリーとか、スティーム・ボードとか、色々なローカル料理を出していた記憶があります。
そのホテル、昔は1泊60S$で泊まれたようなのに、今はもう120S$を超えてますよね。
SHA VILLAのもっと先に、廃墟のようなコロニアルお化けホテルがありました。
真っ暗闇の中のBarとか、おトイレは壮絶な●●で、おまけに虫にはさんざん刺され、怖いもの見たさで立ちよったホテル、今でもあるのかな??
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