忍者ブログ
Admin*Write*Comment
マレー半島モンスーン寄稿
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7
今回、アリッサとともに最も期待に胸をふくらませていたのがスルタンのデザートです。王室のある場所に必ず美味しいスイーツあり!は定番ですからね。


「ジョホールらしい、スルタンのデザートを教えていただきたい」という私たちの我儘なリクエストに対し登場したのが「ブルーダル(Bludal・Bluder)」という焼き菓子と、「スルタン・ケーキ」の2種類でした。ちなみにこの「スルタン・ケーキ」とは「サゴ・プリン」のことで、スルタンの大好物が「サゴ・プリン」だったことから、「スルタン・ケーキ」と呼ぶようになったそうです。

「サゴ・プリン」はサゴ椰子のでんぷんから作られたタピオカに似た小さな粒状のものをプリンなどの型に入れて固め、それにた~~っぷりグラムラカ(パームシュガー)とココナッツ・ミルクをかけていただく冷たいデザートで、ニョニャ料理にも登場するポピュラーな一品です。ぷるるんとしたサゴがノドをすり抜けるたびに、ヒンヤリとした食感が楽しめるデザートですが、グラムラカのクオリティーがモノをいうデザートでもあります。
上質なグラムラカは日本の黒蜜にキャラメルを合わせたような濃密な味で、これにフレッシュなココナッツ・ミルクが加わると南国の甘い香りが鼻をくすぐり、脂っ気の多いマレー料理の後にはぴったりの、清涼感あふれるデザートです。


スルタンが愛した「サゴ・プリン」がマレー風デザートの代表格とすると、次に教えていただいた「ブルーダル」は西洋そのもの、と言ってもよい国籍不明?の大変興味深い焼き菓子でした。

聞くと前菜で紹介したアリッサとともに、ハリラヤの時にだけ登場する王室で大切にしているデザートだそうです。見かけは何の変哲もないパウンドケーキやカップケーキといった感じのものですが、レシピを聞いて少々びっくり。卵黄の分量がハンパないのです。約24センチ四方のケーキ型に対して20個ちかくの卵黄が入ります。これにバターを約1箱分と砂糖に粉。



ふんだんに卵黄を使う、というとスイーツ好きには即ポルトガルから来たお菓子では!?と思えてしまうのですが、興味深いのはイーストが加わることです。このお菓子はパンという位置づけでもあるのか?と興味津々。

低温で長時間じっくり焼くとオーブンから取り出した時に表面がトロ~り半生になり、「王家の人たちは焼き立てのトロけた部分をすくって食べるのが好きなんですよ!」と親戚の方がおっしゃる横で、80歳になるスイーツ担当の熟練の職人さんはぴしっと「私はしっかり焼いたものが好きですので」と半生焼きを却下(笑)。カップケーキ型で焼いたものと、ホールで焼いたものの2種類を作って食べさせて下さいました。

 

「半生」と聞くと、日本で一時期流行った半生カステラやパンデローを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、味は似て非なるもの。もっとずっしり重たく少々ザラリとした食感に卵の風味が凝縮されたまさにヨーロッパの素朴な焼き菓子を彷彿とさせる深い味わい。ブリオッシュとパウンドケーキを足して2で割ったような、ユーラシアンのスージーケーキにイーストを入れたような。。。。卵黄たっぷりの断面は鮮やかな黄色をしています。



ブルーダルはインドネシアで比較的食されている焼き菓子ですが、イーストではなくTapei(タペイ)というキャッサバやもち米を発酵させた甘酒に似た風味を持つ食品を入れていることから、本来はもっと膨らみの少ない、タペイ独特の甘い芳香が加わったケーキだったのかもしれませんね。いずれにせよインドネシアがオランダ統治下時代にヨーロッパから伝わり、インドネシアの王室ともつながりのあるJB王室に伝わり大切にされてきたのが、このブルーダルという贅沢な焼き菓子と考えて良いかもしれません。紅茶と良く合う、妙にあとを引く印象深いお菓子でした。


2つのデザートを頂きながら感じたのは、王室から想像される飾り立てた華美なスイーツではなく、卵にバター、グラムラカに絞りたてのココナッツ・ミルクといった素材の味をじっくり味わうシンプルなデザートが好まれていたのには大変好感が持てました。シンプルなものほどテクニックを要するものですが、上質な素材を存分に使う事ができた特権ともいえるかもしれません。


さらにこの日はスルタンのご親戚のお婆様が作ってきて下さったクレーム・カラメル(焼きプリン)もテーブルに華を添えました。
これがまた素晴らしく美味で、写真を撮る前にすでに誰かさんが食べてしまったほど。




JBでこんなにおいしいクレーム・カラメルを頂けるとは・・・と思っておりましたら、後日購入した「Masakan tradisi Johor(ジョホールの伝統料理)」という本の中にこのクレーム・カラメルが載っていました。デザート1つとっても東西文化の交差点として栄えたJB独自の多種多様な食文化の一端を見ることができた気がいたします。



今回の旅でお料理からデザートまで教えていただきながら、マレーシアのスルタンの中でも別格の歴史を誇るジョホール王室、一皿ごとに研究心を駆り立てられる味付けや歴史的背景があり、JB王室の長大な歴史の一端を料理から紐解く喜びと、まだまだ知られていない料理が多いマレーシア、これからもっと研究しなくては!という気持ちでいっぱいになりました。
そして、この貴重な機会を設けて下さったご夫妻、スルタンのご親戚の方々に深く感謝申し上げるとともに、大切なレシピがこれからもずっと維持され守られることを心から願っています。


PR
次はメインとなるお料理を紹介したいと思います。
この日はナシルマ・スタイルで、ご飯を中心におかずを幾つか教えて頂きました。


ナシルマ・・・・・というと、なんとなくバナナの葉っぱにくるまれて売られている屋台の安い朝ごはん、、、というイメージがあったのですが、そこはスルタン!「ロイヤル・ナシルマ」の登場です。


まずナシ(ご飯)を炊きます。使用するお米は「極上のバスマチ・ライス」のみ。これが鉄則だそうです。レモングラスやオニオンやガーリックにパンダン・リーフ、スパイスにはフェヌクリークを加えていました。これを100%フレッシュなココナッツ・ミルクで炊くのです。合わせるおかずはチキン・ルンダン(鶏のココナッツ炒め煮)と魚のターメリック煮込み、茹で卵と春雨のサンバル煮込みの3種類。大きな鉄の中華鍋をフル回転し、見るも鮮やかな手際で仕上げてゆきます。


チキン・ルンダンはマリネした鶏をまず唐揚げにし、一度取り出します。その後コリアンダーやフェネルシードといったスパイスに、ブルージンジャーやレモングラスなどのハーブのペーストにチリを加えたものを油で炒め、香りをずんずん油の中に封じ込めていきます。なんとなくインド料理の作り方に似ていますね。そこに先ほどの鶏を投入。


最初はこんな色をしていますが、これに刻んで炒った生のココナッツを加え、さらに炒め煮をするとだんだん深いチョコレート色になっていきます。

鶏肉以外にビーフを使ったルンダンも有名ですが、昔は牛肉と言ってもバッファローのお肉で作ることが多かったそうで、あのカチカチ・ぱさぱさのお肉にしっかり油をまとわせることにより、柔らかく炊こうとしたのだそうです。今でもマレーシアやシンガポール、インドネシアなどで味わうビーフ・ルンダンはお肉がゴムのように硬い佃煮のようなものが多いですよね。


魚料理はイトヨリ鯛に似たものと太刀魚をターメリックと塩でマリネし、素揚げをしたら


ココナッツ・ミルクや砂糖、タマリンドなどを入れて煮込み、最後にターメリックの葉っぱを入れたら鮮やかな黄色いカリーの出来上がりです。


ゆで卵と春雨のチリ煮込みも、ブラチャンやチリをきかせたスパイスMIXにココナッツ・ミルクをたっぷり入れ煮込みます。
卵はゆで卵でなくても、ポーチド・エッグやフライド・エッグでも良いそうです。


出来上がりをナシルマ風に盛り付けると、こんな感じになりました。


自家製のサンバルを添えて美しいお皿に盛りつけるとお料理が映えますね。ナシルマは朝ごはんとピクニックに行く時にだけ食べるそうで、スルタンのピクニックにはこのナシルマをティフィンに入れて運んだそうです。優雅な光景が思い浮かびます~。

さて、そのお味は・・・・・・まずご飯から。
あれだけココナッツ・ミルクをふんだんに使用したにも関わらず、実にさっぱりしているのにはビックリしました。
レモングラスやオニオンがほんのり香る極上のブリヤニ・ライスと化しています。

そしてチキン・ルンダンの素晴らしいこと☆☆あらかじめ鶏を唐揚げにしてあるのでとってもジューシー!それにからむココナッツのグレイビーは辛さも甘さも塩味も全てがまろやかに調和したパーフェクトな味!これをフランス料理ですよ~といっても過言ではない洗練された深い味わいに、平岡シェフも言葉を失うほどでした。


魚のターメリック煮込みもルンダンに負けないしっかりした味つけで、甲乙つけがたい美味しさです。普通、クリーム色をしたカリーはぼんやりとした味になってしまうことが多いのですが(きっとココナッツ・ミルクに負けてしまうのでしょうか?)これはターメリックのほろ苦さやココナッツ・ミルクの上品な甘さと風味が失われることなく絶妙な加減で煮込まれており、煮込み料理におけるスパイスの引き出し方に深く感銘を受けました。

「丁寧に作り込まれたマレー料理はフレンチに負けない味わいになる」 と、常日頃から平岡シェフと話していたのですが、今回この2つのお料理で確信できた気がいたします。

スパイスとココナッツの凝縮した濃厚な味を楽しむチキン、風味豊かで爽やかな魚のカリー、やさしい辛味の卵煮込みといった五味五色、それぞれがひとつのお皿の上で美しく映え、バランス良く楽しむことができた「ロイヤル・ナシルマ」。

極端な辛さ、甘さ、塩気というのは陰をひそめ、どれもが洗練されたまろやかなコクを醸し出しているのは世界の宮廷料理に共通することかもしれませんが、今回味わったスルタンのお料理は「インターナショナル・キュイジーヌ」としても世界に充分通用する洗練を極めた奥の深いマレー料理でした。  

次はいよいよデザートの登場です☆(つづく)
お次はJ.Bを代表する有名な「ジョホール・ラクサ」の紹介です。
もちろん今回はスルタン仕様の「ジョホール・ラクサ」です。

食通の友人から、ラクサならJ.Bラクサが一番美味よ!と聞いてはおりましたが、今まで味わったJ.Bラクサはフニャフニャのスパゲティ麺に、これまたはっきりしない味のスープが注がれたまったく感心しない麺料理でした。

しかし今回案内して下さった方はスルタンのラクサは「サラダ感覚でいただくものよ」とおっしゃっています。「サラダ・・??」ほおおお~っと期待に胸を膨らませてキッチンに立つと、料理のアシスタントをして下さった家付きのメイドさんが「めんどくさいね~~~」なんて言いながら、なんと胡瓜を「かつらむき」にしているではありませんか。
いくらマレーシアの胡瓜が日本のものと比べて太いとはいえ、胡瓜の「かつらむき」とは・・・
ひたすら全ての野菜を極細切りにし、おまけに茹で上げたスパゲティを全て同じ大きさに切り揃え、日本のしゃれた素麺盛りのように一口ずつきゅっとヒネリをいれて盛りつけています。こういう細かなところまで気を配るのがまさに「スルタンのお料理」なのですね。




グレイビーは、チリや干しエビ、塩魚などでスパイス・ペーストを作り、そこに2種類の魚の身をブレンダーにかけてドロドロにしたものを合わせて煮込みます。酸味付けにはアサム・ラクサに使うスライスしたドライ・アサム。魚用のカリーパウダーとココナッツ・ミルクも少々加えて煮込むと、美しい赤茶色をしたグレイビーの完成です。


食べる時はまずスパゲティをお皿に盛り、その上に好きな野菜やハーブをどっさり載せ、グレイビーをたっぷりかけ、またその上から野菜を少々載せていただきました。

トッピングする野菜の中には、チャイポーという沢庵に似たお漬物もありました。このチャイポーに香り高いホーリーバジル、ダウン・カドというエゴマに似た葉っぱや生のいんげん、もやしや赤玉ねぎなど、どれも違った歯ごたえと香りを持つ野菜の組み合わせに、これもきっとバランスを考えたチョイスなんだろうな~と、感心しながら見ていました。

さて、スパゲティ・ミートソースならぬ「スパゲティ・フィッシュ・ソース」を味わってみると、香ばしいハーブに魚や蝦やスパイスの複雑な味が溶け合い、それはそれは爽やかでおいしい、まさにサラダ感覚のヘルシーパスタで、 あまりにも美味しく平岡シェフとともに2杯もおかわりをしてしまいました。



ペナンのアサム・ラクサほど酸や甘味が立つことも無く、魚系ラクサで有名なクランタン・ラクサのような魚臭さは全く無く、ちょっぴりカリー粉のきいたサラワク・ラクサのような香ばしさと、ココナッツ・ミルクの濃厚な味を楽しむニョニャ・ラクサの濃くをもあわせ持った、マレーシアじゅうのラクサのイイとこ取りをしたともいえる感動の味でした。
口の中で様々な食感が楽しめるのも心地良いことこの上なし!



今回、料理の講習にご自宅を提供してくださった90歳になられるというスルタンのご親戚の超美人のお婆様曰く、昔はきちんと麺を手作りしていたそうです。それが段々と作らなくなり、形状の似たスパゲティ麺に変わったとか。今ではJ.Bラクサといえばスパゲティを使用するのが当たり前になりましたが、少し前までは米粉で作られた、にょろりと押し出して作るラクサ麺だったのでしょう。

長い歴史を持ち、イギリスとも深いご縁を持つジョホール王室らしいハイカラな麺のチョイスにJ.Bらしさが伝わってきてこれもまた良いものだなぁ~と思いながら、素晴らしいラクサを存分に味わってまいりました。(つづく)


あっという間に師走になってしまいました。しばしご無沙汰しておりましたが、連日の寒さに風邪などひいておられませんか?

このたびご縁があり、マカンマカンの平岡シェフとともにジョホール・バルのスルタンのお料理を教えていただきにマレーシア&シンガポールへと旅をしてまいりました。
貴重な機会を与えて下さった方の旦那様がスルタンのご親戚ということもあり、渡航前から2人でワクワク・ドキドキ!
羽田発の深夜便でシンガポールへ入り、早朝陸路わずか40分でジョホール・バルに到着。



シンガポール在住時にはジョホール・バル(以下J.B)=見どころ無しの危ないところ、、というイメージが強かったのですが、行ってみたらそんなイメージが吹っ飛ぶオイシイものの宝庫 & マラッカ海峡を臨む風光明美な街が一気に大好きになりました。





今回お料理を教えて下さったのはスルタンの家に仕えた80歳と60歳の料理人のお2人。凛としたたたずまいや物腰はさすが宮遣いをされたと思える風格のある方々でしたが、一人はスイーツ担当、もうひと方はお料理担当という贅沢なダブル教授でした。

まず最初に、最も興味深いお料理のひとつとして、スルタンのハリラヤに欠かせないという「アリッサ(Halisa, Harrisa)」という前菜を教えていただきました。
私は最初「アリッサ」と聞いた時、クスクス等と一緒に食べる中近東や北アフリカにある唐辛子のピュレーしか思い浮ばなかったのですが、これは全く別物のアリッサでした。お味はふんわりとした上品なミートローフといった感じでしょうか?


鶏肉にオーツ麦とクローブやナツメグなどのスパイスと、ギーを混ぜてトロトロになるまで煮込んだものを型に流し込んで焼いたもので、食べる直前に薄くスライスしてさっと焼きあげ、平たくお皿に盛ります。何回もステップをふんで作られる大変手の込んだお料理のため、時間内には到底作れず、この日は既に仕上げてあるものを試食させていただきました。



アリッサには細かくすり潰した赤唐辛子に塩をまぶしたガラム・ラダを添えて頂くそうですが、「子供はこれに蜂蜜や砂糖をつけて食べるんだよ」と案内して下さった旦那様がおっしゃったので、試してみたら確かに蜂蜜との相性はぴったり☆   
鶏肉の代わりに羊やビーフでやる場合もあるそうですが、鶏肉が一番クセが無く上品に仕上がるので好まれているそうです。メッカで食べたアリッサはもっとドロリとしたお粥状のものだったそうですが、こちらのほうがずっと美味しいよ!とおっしゃっていました。
そのとおり、歴史を紐解くとこのアリッサは、もとは中近東にルーツを持つお粥状のもので、それがかつての大国「ジョホール・リアウ帝国」のスルタンに伝わり、リアウ王家とつながりのある現在のジョホール王家へと引き継がれていった由緒ある大変貴重なお料理だったのです。

そして今、ジョホール王家を代表する最も大切なロイヤル・レシピのひとつとしてこの「アリッサ」は受け継がれ守られています。

そういえば、教えていただく前日にスルタンのお姉様のご自宅にお邪魔させていただきましたが、その時も冷凍庫には自家製のアリッサがドーンと保存されていました。ジョホール王家にとって特別な意味を持つお料理なのだ、という事がこの時もひしひしと伝わってきました。

今回ハリラヤの時期ではないにもかかわらず、この大変貴重なお料理を、しかもスルタンの家に伝わるオーセンティックなレシピで味わうことができた幸せは、言葉では言い尽くせない喜びとして深く胸に刻まれています。(つづく)


先週いっぱいテレビのペナン取材でしたが、ペナンはイスラム教徒はラマダン、中国系の人たちはゴースト・フェスティバルの真っ最中、そしてムーンケーキの季節と盛りだくさんでした。
テレビではラマダンを中心的に取材をし、最後はプチ断食にジョインして、ラマダン明けの瞬間をマレーの人々とともに喜び合いました。

ラマダンは29日に終わり、今イスラムの人たちはハリラヤ・プアサというお祝いを楽しんでいます。昨日はマレー人の友達の家のオープンハウスに行ってきました。

オープンハウスというのは、親戚や友人を招いてごちそうを振る舞うものですが、招かれてない人でも誰でも行くことができるらしいです。そこがマレー人の寛大さなのかな、と感心します。そういえば、マラッカのポルトガル広場周辺の家でもクリスマスのボクシング・デーだったか、オープンハウスをする家があるので誰でも行くことができる、と聞いて信じられませんでした。

ハリラヤのオープンハウスということで伺ったら、なんとそこの家の娘さんの一人の婚約式が行われていました。マレー人の結婚式の習慣はプラナカンの結婚式にも多大な影響を与えていて、たとえば噛みタバコのシレーはマレー人の結婚式に欠かせないものだそうです。ただ、今ではシレーをたしなむ人がいないので、飾りに使われるだけとのこと。下記の写真はシレーで作ったブーケです。

  IMG_4259.jpg
























IMG_4237.jpg 贈り物が新郎側から新婦側へ贈られ、そして「商談」が始まります。お父さん、叔父さんなど男性陣が円座になって、いろいろ「条件」を交渉するのだそうです。お父さんが「娘を“買ってもらうんだよ”」と冗談めいて笑っていましたが、まあ現在は形式的になっているだけのようですよ。
そして商談が成立したあと、何かお祝いなのでしょうか、お父さんたちが歌っていました。














そのあとはお食事ターイム!



 IMG_4249.jpg






















女性の衣装がカラフルですね。

IMG_4256.jpgショッピングセンターなどで目にする女性の衣装バジュ・クルンって、なかなか良いな、というのがないのですが、この家の女性たちはおしゃれ。カッティングもセクシーなのがあるのですね。KLまで行ってオーガンジーの生地を買い、お母さんと娘たちでお揃いにしたのだそうです。そして色は夫婦で揃えるというこだわりよう。

来年は私もバジュ・クルンを1着仕立てようかな、と思いました。








東日本大震災から2カ月をむかえた5月11日、「ガンバレ日本!アリガト日本!」のスローガンのもと、日本の復興支援をしているマレーシア政府観光局による「マレーシアセミナー」があり、行ってまいりました。



ロングステイ滞在希望国調査(2006~2010年ロングステイ財団調べによる)5年連続1位に輝いたマレーシア。今年の夏は震災後の日本の状況を踏まえた上で、「日本で節電、マレーシアで充電」は如何ですか?など、マレーシアへの長期休暇のプランや今後のマーケティング等についての説明が行われました。学びや癒しやグルメのほかに、エコツーリズムに異文化交流、ミニ・ホームステイなど、ちょっぴり長めの休暇を取って普段の駆け足旅行ではできない、さらに突っ込んだマレーシアの魅力を滞在型の旅でゆっくり味わうプランが4種類のカテゴリーから紹介されました。



「暮らすように滞在」プランでは、クアラルンプールやペナンの人気のサービスアパートメントの紹介を、「普段できない事をする!」プランでは時間に追われずのんびりアフタヌーンティーやローカルフードの食べ歩き、話題の温泉スパ・リゾートで身体を癒すお籠りの旅など。「お稽古inマレーシア」では親子でプチ・語学留学や、スパの施術を学べる11時間コースや、5泊~8泊の美容体験コース(一部日本語テキスト有りのクラスも)を。
「長い休みを有効活用」プランではアマゾン川を彷彿とさせるサラワク州・シブ発の9日間のジャングル・クルーズの紹介や、サバのネイチャースポット体験。Air Asiaなどローコスト・エアラインを使いマレーシア国内のビーチとシティーの両方を格安で周遊する旅など、ところ変わればまるで違う国のような顔を見せるマレーシアの魅力を様々な切り口から紹介した魅力満載のプランでした。

中でもこれは是非とも行ってみたい!と思ったのは私たちが大好きなイポー(Ipoh)に昨年オープンしたスパ・リゾート「ザ・バンジャラン・ホットスプリングス・リトリートwww.thebanjaran.com」。イポーと言えばプクプクに太った絶品もやし炒めとチキン、絹のように滑らかなフォーファンや巨大カレーパンの「麺包鶏」など美味しいものがすぐ思い浮かんでしまうのですが、この温泉ホテルはそんなイポーの中心部から車で約15分のタンブンという場所にあります。そう、タンブンといえばマレーシアで最もおいしいポメロの産地ですね!ミニ桂林を思わせるイポーならではの石灰石の奇岩に囲まれたリゾートには湯量豊富な天然温泉が湧き、わずか25棟のヴィラにはプライベート・プールやジャグジーが完備され、リゾートから一歩も出ずに究極の癒しを満喫できるまさに隠れ家スポット。温泉熱を使っての洞窟マッサージやマレー、インド、中国式のマッサージなど様々なプログラムがあり、なんとクリスタルに囲まれた洞窟もあるそうです。クリスタルは体内の邪気を払い気の流れを良くする効果もあるとか、パワー・スポット的な場所でもあるんですね。
ここはKL滞在に加えて是非とも体験してみたいリゾートです。

そのほか各地で開催される「ガンバレ日本!」のマレーシアフェアや、大学生を対象としたグローバルな人材養成事業「ルック・マレーシア・プログラム」マレーシア・フォトコンテストなど詳しい内容やお問い合わせはマレーシア政府観光局までどうぞ。
www.tourismmalaysia.or.jp/

(おまけ)スパリゾート・バンジャランのある場所をよ~~く見てみたら、著書のリサーチにMikiさんとイポーに赴いた際、案内してくれたおじ様に「イポーって本当にイイ所ですね、住んでみたいかも」と言ったら突如として不動産めぐりツアーとなってしまい、その時にバンジャランの近所にある分譲住宅を見に行った記憶があります。とってもお洒落なリビングから桂林のような絶景が眺められる邸宅でしたが、窓一面に迫りくる奇岩石群はあまりにも迫力がありすぎて、とても無理!と2人ともそそくさと退散したのでした。

3月1日(火)から4月17日(日)までの期間、シャングリ・ラ ホテル東京開業2周年記念プロモーションとしてマレーシア各地のお料理が楽しめるフードフェスティバルが行われます!

シャングリ・ラ ホテルがビジネスを展開しているマレーシアの主要な観光地である「ペナン、クアラルンプール、サバ、ジョホール(2012年開業予定)」の伝統的なお料理をマレーシア人のシェフが約10日間ずつ順番に提供するという大変興味深いものです。
そのほか珍しいマレーシアのスイーツが加わった「マレーシアン アフタヌーンティーセット」やカクテルタイムまで、一日中マレーシアの味が楽しめる画期的なプロモーションです。
特にマレーシア全土のイイトコ取りをした味ともいわれているジョホールの料理、珍しい食材が揃うボルネオ島サバ州の料理など、普段めったにいただけないお料理を味わえるとあって案内をいただいた時には興奮してしまいました☆
また、スイーツ好きにとってマレーシアのアフタヌーンティーセットはどんなものか興味シンシン。先週試食会がありましたので一足先に内容をお知らせします!

オールデイメニュー(提供時間)11:30~14:30, 17:30~24:00
●ペナン・・・3月1日~3月13日
チキンとビーフのサテー盛り合わせ、ペナン・ラクサ、ペナン風弁当(チキンライス)、ミーゴレン、ペナン風コーヒープリン

●クアラルンプール・・・3月14日~3月27日
ナシレマ、クアラルンプール風弁当(ガーリックチキンにブロッコリー&ホタテ)、福建麺、ビーフレンダン、マレーシア風バナナフライ

●サバ・・・3月28日~4月10日
アサリのオイスターソース炒め、サバ風弁当(サバ風フィシュカリー&アサリ炒め)、フィッシュカリーの卵麺添え、サバ風牛肉麺、ココナッツとタピオカ入りマンゴープリン

●ジョホール・・・4月11日~4月17日
ジョホール風焼き豆腐、ジョホール風弁当(ジョホール風鴨のローストにワンタンスープ)、ジョホール カリーラクサ、ナシブリヤニ、サツマイモとココナッツのカスタードプリン

マレーシアンアフタヌーンティー 
(提供時間)14:30~17:30(平日)、
      13:30~17:30(土・日・祝日)
もち米やパンダンなどを使ったマレーシアのスイーツやエスニック系のフィンガーフードが加わったアフタヌーンティーセットで、日本ではなかなか手に入らないキャメロンハイランド産のボーティー(BOH Tea)とともに提供されます。しかも色々な種類のBOH Teaを追加料金ナシでいただけるという嬉しいスタイルです。

期間中、マレーシアン グルメエクスペリエンスの対象となるメニューをご注文いただいた方の中から総勢5組10名様に、ペナン、クアラルンプール、コタキナバル、プトラジャヤのシャングリ・ラ ホテル2泊3日の宿泊券や、マレーシア航空ビジネスクラス往復航空券2名様付き宿泊券などが当たる抽選に参加できます。

多民族国家が育んだ食文化の宝庫、グルメ天国マレーシアならではの料理を取りそろえた「マレーシアン グルメエクスペリエンス」に皆さま是非足を運んでみてください。

「マレーシアン グルメエクスペリエンス」
3月1日~4月17日まで
オールデイメニュー、マレーシアンアフタヌーンティー、カクテルともに「ザ・ロビーラウンジ」28階にて提供

シャングリ・ラ ホテル東京 
03-6739-7888(代表) http://www.shangri-la.jp
千代田区丸の内1-8-3丸の内トラストタワー本館



シャングリ・ラ ホテル東京の料理長とマレーシア人シェフが目の前でサテーを焼いてサーブ。脂の載ったジューシーで柔らかな牛肉のサテーは日本ならではの贅沢な味。



「ニューチャップ」というサバ風の牛肉麺。ビーフスープにシナモン、クローブ、ガーリック、ジンジャーなどがきいた香り豊かな麺料理。トッピングの牛肉や牛タンがと~~っても柔らか。


ジョホール風ラクサ、見た目はやさしそう?ですが辛い!むせってしまうほどパンチがきいた味でした。チキンスープをベースにブルージンジャーやレモングラス、ココナッツやカリーの風味が加わり複雑な味を醸し出し美味!スパゲティー使用なのもジョホール風です。


ビーフレンダンのナシレマ添え。ココナッツで炊いた香り高いジャスミンライスにとろけるようなビーフの煮込み。スパイス加減も絶妙で試食した中ではイチオシ。


マレーシアに9つもホテルを持つシャングリ・ラならではのBOH Teaコレクション。日本では手に入らないものも試すことができます。
  • ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
  • プロフィール
HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
  • 便利ツール
私たちの本や参考図書をご紹介
  • 最新コメント
[02/05 Chie]
[02/02 wai]
[02/02 Miki]
[02/01 Chie]
[12/28 Chie]
  • ブログ内検索
  • カレンダー
07 2017/08 09
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
  • 最新トラックバック
  • バーコード
  • カウンター
  • アクセス解析
Copyright © マレー半島モンスーン寄稿 All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics*material by 工房たま素材館*Template by Kaie
忍者ブログ [PR]