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マレー半島モンスーン寄稿
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先週いっぱいテレビのペナン取材でしたが、ペナンはイスラム教徒はラマダン、中国系の人たちはゴースト・フェスティバルの真っ最中、そしてムーンケーキの季節と盛りだくさんでした。
テレビではラマダンを中心的に取材をし、最後はプチ断食にジョインして、ラマダン明けの瞬間をマレーの人々とともに喜び合いました。

ラマダンは29日に終わり、今イスラムの人たちはハリラヤ・プアサというお祝いを楽しんでいます。昨日はマレー人の友達の家のオープンハウスに行ってきました。

オープンハウスというのは、親戚や友人を招いてごちそうを振る舞うものですが、招かれてない人でも誰でも行くことができるらしいです。そこがマレー人の寛大さなのかな、と感心します。そういえば、マラッカのポルトガル広場周辺の家でもクリスマスのボクシング・デーだったか、オープンハウスをする家があるので誰でも行くことができる、と聞いて信じられませんでした。

ハリラヤのオープンハウスということで伺ったら、なんとそこの家の娘さんの一人の婚約式が行われていました。マレー人の結婚式の習慣はプラナカンの結婚式にも多大な影響を与えていて、たとえば噛みタバコのシレーはマレー人の結婚式に欠かせないものだそうです。ただ、今ではシレーをたしなむ人がいないので、飾りに使われるだけとのこと。下記の写真はシレーで作ったブーケです。

  IMG_4259.jpg
























IMG_4237.jpg 贈り物が新郎側から新婦側へ贈られ、そして「商談」が始まります。お父さん、叔父さんなど男性陣が円座になって、いろいろ「条件」を交渉するのだそうです。お父さんが「娘を“買ってもらうんだよ”」と冗談めいて笑っていましたが、まあ現在は形式的になっているだけのようですよ。
そして商談が成立したあと、何かお祝いなのでしょうか、お父さんたちが歌っていました。














そのあとはお食事ターイム!



 IMG_4249.jpg






















女性の衣装がカラフルですね。

IMG_4256.jpgショッピングセンターなどで目にする女性の衣装バジュ・クルンって、なかなか良いな、というのがないのですが、この家の女性たちはおしゃれ。カッティングもセクシーなのがあるのですね。KLまで行ってオーガンジーの生地を買い、お母さんと娘たちでお揃いにしたのだそうです。そして色は夫婦で揃えるというこだわりよう。

来年は私もバジュ・クルンを1着仕立てようかな、と思いました。







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東日本大震災から2カ月をむかえた5月11日、「ガンバレ日本!アリガト日本!」のスローガンのもと、日本の復興支援をしているマレーシア政府観光局による「マレーシアセミナー」があり、行ってまいりました。



ロングステイ滞在希望国調査(2006~2010年ロングステイ財団調べによる)5年連続1位に輝いたマレーシア。今年の夏は震災後の日本の状況を踏まえた上で、「日本で節電、マレーシアで充電」は如何ですか?など、マレーシアへの長期休暇のプランや今後のマーケティング等についての説明が行われました。学びや癒しやグルメのほかに、エコツーリズムに異文化交流、ミニ・ホームステイなど、ちょっぴり長めの休暇を取って普段の駆け足旅行ではできない、さらに突っ込んだマレーシアの魅力を滞在型の旅でゆっくり味わうプランが4種類のカテゴリーから紹介されました。



「暮らすように滞在」プランでは、クアラルンプールやペナンの人気のサービスアパートメントの紹介を、「普段できない事をする!」プランでは時間に追われずのんびりアフタヌーンティーやローカルフードの食べ歩き、話題の温泉スパ・リゾートで身体を癒すお籠りの旅など。「お稽古inマレーシア」では親子でプチ・語学留学や、スパの施術を学べる11時間コースや、5泊~8泊の美容体験コース(一部日本語テキスト有りのクラスも)を。
「長い休みを有効活用」プランではアマゾン川を彷彿とさせるサラワク州・シブ発の9日間のジャングル・クルーズの紹介や、サバのネイチャースポット体験。Air Asiaなどローコスト・エアラインを使いマレーシア国内のビーチとシティーの両方を格安で周遊する旅など、ところ変わればまるで違う国のような顔を見せるマレーシアの魅力を様々な切り口から紹介した魅力満載のプランでした。

中でもこれは是非とも行ってみたい!と思ったのは私たちが大好きなイポー(Ipoh)に昨年オープンしたスパ・リゾート「ザ・バンジャラン・ホットスプリングス・リトリートwww.thebanjaran.com」。イポーと言えばプクプクに太った絶品もやし炒めとチキン、絹のように滑らかなフォーファンや巨大カレーパンの「麺包鶏」など美味しいものがすぐ思い浮かんでしまうのですが、この温泉ホテルはそんなイポーの中心部から車で約15分のタンブンという場所にあります。そう、タンブンといえばマレーシアで最もおいしいポメロの産地ですね!ミニ桂林を思わせるイポーならではの石灰石の奇岩に囲まれたリゾートには湯量豊富な天然温泉が湧き、わずか25棟のヴィラにはプライベート・プールやジャグジーが完備され、リゾートから一歩も出ずに究極の癒しを満喫できるまさに隠れ家スポット。温泉熱を使っての洞窟マッサージやマレー、インド、中国式のマッサージなど様々なプログラムがあり、なんとクリスタルに囲まれた洞窟もあるそうです。クリスタルは体内の邪気を払い気の流れを良くする効果もあるとか、パワー・スポット的な場所でもあるんですね。
ここはKL滞在に加えて是非とも体験してみたいリゾートです。

そのほか各地で開催される「ガンバレ日本!」のマレーシアフェアや、大学生を対象としたグローバルな人材養成事業「ルック・マレーシア・プログラム」マレーシア・フォトコンテストなど詳しい内容やお問い合わせはマレーシア政府観光局までどうぞ。
www.tourismmalaysia.or.jp/

(おまけ)スパリゾート・バンジャランのある場所をよ~~く見てみたら、著書のリサーチにMikiさんとイポーに赴いた際、案内してくれたおじ様に「イポーって本当にイイ所ですね、住んでみたいかも」と言ったら突如として不動産めぐりツアーとなってしまい、その時にバンジャランの近所にある分譲住宅を見に行った記憶があります。とってもお洒落なリビングから桂林のような絶景が眺められる邸宅でしたが、窓一面に迫りくる奇岩石群はあまりにも迫力がありすぎて、とても無理!と2人ともそそくさと退散したのでした。

3月1日(火)から4月17日(日)までの期間、シャングリ・ラ ホテル東京開業2周年記念プロモーションとしてマレーシア各地のお料理が楽しめるフードフェスティバルが行われます!

シャングリ・ラ ホテルがビジネスを展開しているマレーシアの主要な観光地である「ペナン、クアラルンプール、サバ、ジョホール(2012年開業予定)」の伝統的なお料理をマレーシア人のシェフが約10日間ずつ順番に提供するという大変興味深いものです。
そのほか珍しいマレーシアのスイーツが加わった「マレーシアン アフタヌーンティーセット」やカクテルタイムまで、一日中マレーシアの味が楽しめる画期的なプロモーションです。
特にマレーシア全土のイイトコ取りをした味ともいわれているジョホールの料理、珍しい食材が揃うボルネオ島サバ州の料理など、普段めったにいただけないお料理を味わえるとあって案内をいただいた時には興奮してしまいました☆
また、スイーツ好きにとってマレーシアのアフタヌーンティーセットはどんなものか興味シンシン。先週試食会がありましたので一足先に内容をお知らせします!

オールデイメニュー(提供時間)11:30~14:30, 17:30~24:00
●ペナン・・・3月1日~3月13日
チキンとビーフのサテー盛り合わせ、ペナン・ラクサ、ペナン風弁当(チキンライス)、ミーゴレン、ペナン風コーヒープリン

●クアラルンプール・・・3月14日~3月27日
ナシレマ、クアラルンプール風弁当(ガーリックチキンにブロッコリー&ホタテ)、福建麺、ビーフレンダン、マレーシア風バナナフライ

●サバ・・・3月28日~4月10日
アサリのオイスターソース炒め、サバ風弁当(サバ風フィシュカリー&アサリ炒め)、フィッシュカリーの卵麺添え、サバ風牛肉麺、ココナッツとタピオカ入りマンゴープリン

●ジョホール・・・4月11日~4月17日
ジョホール風焼き豆腐、ジョホール風弁当(ジョホール風鴨のローストにワンタンスープ)、ジョホール カリーラクサ、ナシブリヤニ、サツマイモとココナッツのカスタードプリン

マレーシアンアフタヌーンティー 
(提供時間)14:30~17:30(平日)、
      13:30~17:30(土・日・祝日)
もち米やパンダンなどを使ったマレーシアのスイーツやエスニック系のフィンガーフードが加わったアフタヌーンティーセットで、日本ではなかなか手に入らないキャメロンハイランド産のボーティー(BOH Tea)とともに提供されます。しかも色々な種類のBOH Teaを追加料金ナシでいただけるという嬉しいスタイルです。

期間中、マレーシアン グルメエクスペリエンスの対象となるメニューをご注文いただいた方の中から総勢5組10名様に、ペナン、クアラルンプール、コタキナバル、プトラジャヤのシャングリ・ラ ホテル2泊3日の宿泊券や、マレーシア航空ビジネスクラス往復航空券2名様付き宿泊券などが当たる抽選に参加できます。

多民族国家が育んだ食文化の宝庫、グルメ天国マレーシアならではの料理を取りそろえた「マレーシアン グルメエクスペリエンス」に皆さま是非足を運んでみてください。

「マレーシアン グルメエクスペリエンス」
3月1日~4月17日まで
オールデイメニュー、マレーシアンアフタヌーンティー、カクテルともに「ザ・ロビーラウンジ」28階にて提供

シャングリ・ラ ホテル東京 
03-6739-7888(代表) http://www.shangri-la.jp
千代田区丸の内1-8-3丸の内トラストタワー本館



シャングリ・ラ ホテル東京の料理長とマレーシア人シェフが目の前でサテーを焼いてサーブ。脂の載ったジューシーで柔らかな牛肉のサテーは日本ならではの贅沢な味。



「ニューチャップ」というサバ風の牛肉麺。ビーフスープにシナモン、クローブ、ガーリック、ジンジャーなどがきいた香り豊かな麺料理。トッピングの牛肉や牛タンがと~~っても柔らか。


ジョホール風ラクサ、見た目はやさしそう?ですが辛い!むせってしまうほどパンチがきいた味でした。チキンスープをベースにブルージンジャーやレモングラス、ココナッツやカリーの風味が加わり複雑な味を醸し出し美味!スパゲティー使用なのもジョホール風です。


ビーフレンダンのナシレマ添え。ココナッツで炊いた香り高いジャスミンライスにとろけるようなビーフの煮込み。スパイス加減も絶妙で試食した中ではイチオシ。


マレーシアに9つもホテルを持つシャングリ・ラならではのBOH Teaコレクション。日本では手に入らないものも試すことができます。
毎年恒例となったマレーシア民族舞踊団 ムカール・ブダヤ特別公演 【マレーシア舞踊の夕べ】のご案内です!!



日本ではなかなか観ることのできないマレーシアに伝わる様々なスタイルの伝統舞踊を一度に楽しむことができる特別なイベントです。

多民族国家ならではのバラエティーにとんだ華やかな踊りの数々は、マレーシア舞踊の醍醐味といっても良いでしょう。
今回は舞踊公演にプラスして、女性の心をトロけさせる甘い歌声で有名なマレーシア初のイケメンJポップ・シンガー、
アイズディーン君のミニ・コンサートもありますので必見です!

盛り沢山のプログラムでしかも無料!皆様是非ふるってご参加下さい。


プログラムは4部構成を予定しています。


第1幕「マレー系の踊り」
 マレーシアの代表的なマレー舞踊の数々をテンポの良い音楽に載せてご紹介。


第2幕「多民族系の踊り」
 マレーシアを構成する民族の中からインド系、中国系のエキゾチックな踊りをご紹介。


第3幕「ボルネオの踊り」
 ボルネオ島サバ&サラワク州に伝わるお祝いの踊りからバンブーダンスまで独特のリズムにあわせて踊ります。


第4幕「フィナーレ」
 ムカール・ブタヤ舞踊団の特徴である華やかで楽しい踊りで盛大なフィナーレを飾ります。
 途中お客様参加のジョゲタイムもありますよ。


日時)
2011年3月13日(日)17時~19時(16時30分開場)

場所)
新宿区立角筈(つのはず)区民ホール(東京都新宿区西新宿4の33の7)
http://shinjuku-kuminhall.com/pc/event_tsunohazu.html

(申し込み)
お名前、人数を明記の上、下記までメールをお願いします。
taku-arai@jma-wawasan.com
昨夜ペナンはチャイニーズ・ニューイヤー・フェスティバルで盛り上がりました。
昨年よりも人出が多かったのではないか?というくらい混んでて疲れちゃいました。
でもまだ中国正月は続きます。来週はチャップ・ゴー・メー・フェスティバル。

さて、近々マレーシアを特集する番組がありますのでご紹介します。
今までBSやCS放送で取りあげられることが多かったマレーシアの特集番組が、
今月はNHK総合とTBSの人気番組で放送されます!
羽田の国際化やエア・エイジアの就航もあり、ますます近くなったマレーシアに注目が集
まっているようですね。

NHKの世界遺産を紹介する番組では、私たちが長年研究してきたプラナカンの世界を中
心にマラッカが取りあげられます。また「世界ふしぎ発見!」では、先日ブログでも取り
上げたアジア一の奇祭としても知られるヒンドゥー教のお祭り『タイプーサム』等を中心に、
様々な角度からマレーシアの魅力を紹介するそうですよ。
皆さま是非お見逃しのないよう!!

●世界遺産への招待状(NHK総合)
放送日時:2月19(土)午前09:25分~
 「プラナカン 民族のハーモニー マラッカ海峡の歴史的都市群」
番組HP: http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/

●日立 世界ふしぎ発見!(TBS / TBS系列)
放送日時:2月26(土)21:00~
  「LCCで行く! 激近アジア 愛されるマレーシアの秘密」
番組HP:http://www.tbs.co.jp/f-hakken/
6月7日にヒルトン東京で行われたシティリビング社とマレーシア政府観光局の共催による「Malaysia Night 2010」。

ヒルトン東京によるマレーシア料理を食べながら、マレーシアの魅力を知ってもらうという女性限定のイベントには数千通の応募があり、その中から抽選で選ばれた200人の女性が着飾って集結。会場は最初からとても華やかな雰囲気に包まれていました。その華やかさにさらに華を添えていたのがペナンから来たキム・ファッションによる鮮やかなクバヤ刺繍の実演と、ずらりと並んだ刺繍の小物。



2010060800240000.jpgこの日のためにわざわざ来日したというリム・スウィーキムさんは、以前ブログでも紹介したイエンさんのお母様です。キムさんはマレーシアで人間国宝の称号を与えられているニョニャ・クバヤの重鎮。彼女の手掛けるクバヤはマレーシアをはじめ、インドネシアやシンガポールの王族、VIPの御用達。そんなキムさんの実演を目の前で見られるのは、日本では初めての貴重な機会でした。小物類もすべてキムさんの工房で手作りされたもので、神楽坂の香りの老舗「椿屋」さんとのコラボレーションによるペナンの香りをイメージした香りを詰めたキュートな匂い袋とミニ・クバヤも初お目見えしました。(これは後日ゆっくりご紹介させていただきます。)

また当日はキム・ファッションのクバヤがペナンとほぼ同じ価格で販売されているとあって、興味のある人たちは皆試着に大忙し。それというのもTVや舞台、映画など多岐にわたって活躍中の女優さん、小野麻亜矢(おのまあや)さんがゲストとしてキム・ファッションのショッキングピンクのクバヤにジーンズを合わせて登場されたこともあり、その素敵な姿に「麻亜矢さんが着ているものと同じクバヤはないですか~?」と質問を多々いただきました。クバヤとジーンズを颯爽と着こなしている麻亜矢さんの姿を見て、新しいクバヤのあり方と可能性を見たような気がします。

IMGP5602a.jpgイベントも終盤にさしかかる中、一気に盛り上がったのがマレーシアからやってきたニュープリンスこと、Aizdean(アイズディーン)君のミニ・コンサートです。日本の大学に留学していた彼は日本語がべらべらのご覧のとおりのイケメン青年!
(オフィシャル・ウェブサイト http://www.aizdean.com

アイズディーン君の甘い歌声に女性陣は皆メロメロ~~。
そのあとはCD購入にサイン会に握手に撮影と、大盛況のうちに2時間の宴が幕を閉じたのでした。
イポーから車で30分ほどのところにあるクアラ・カンサーに立ち寄ってみました。

クアラ・カンサーはとても小さな街ですが、ペラ州のサルタン宮殿のある、ロイヤル・タウンです。日本の現天皇陛下も訪れたことがあるとか。お隣イポーやタイピンが錫鉱山で大発展したのと比べて、静かなまま残ったこの街は、今なおマレー文化が息づいています。

ペナンに夕方までに帰らなくてはならなかったため、本当に急ぎ足で寄っただけですが、まずは有名なウブディア・モスクを目指しました。



マレーシアで一番美しいとガイドブックには書かれていますが、たしかにとても美しいモスクでした。どうやら中も見学できたらしいのですが(女性もOKとのこと)、実はこのモスクよりも伝統的マレー木造建築の王宮Istana Kenanganの方が目当てだったので、そちらへ急いでしまいました。途中でまた道に迷って現サルタンがお住まいの方のイスタナ(王宮)をぐるりと回ってしまいましたが、このイスタナもとても綺麗でしたよ。ハリラヤのオープンハウスには是非訪れてみたいところです。

さて、その木造建築の王宮がこちらです。近所では黄色いイスタナと呼ばれているとか。思ってたよりも規模は小さかったですが、釘一本使わずに、しかも設計図無しで建てられたのだそうです。



この他にもこの辺にはロイヤル・ミュージアムなどもあり、見どころもたくさんあるんですね。周辺は伝統的なマレー建築の民家も多く、緑豊かな綺麗なエリアですので、ゆっくり散歩すると楽しいところだと思います。

しかし、クアラカンサーに来た一番の私の目的は、実はペラ州の名産として観光局のパンフレットに紹介されていたラブ・サヨンという焼きもの。ペラ州の名産として紹介しているのに、イポーの土産物屋では一切見かけなかった謎の焼きもの。実は去年ペナンで見つけて買ってしまったのですが、是非本場に行ってみたいと常々思っていたのです。それがクアラカンサーの郊外の村で作られています。

ペラ川にかかる白亜の立派な橋Sultan Abdul Jalil Bridgeを渡るとサヨン村の目印の大きな壷が見えてきます。



ここを右折してしばらく行くと、工房マップが出てくるのですが、その少し先にいくと小道が左手にあってその入り口にたくさん工房の看板が出ています。どうやらこの奥に工房がいっぱいあるのだなとわかったので、その小道を進んでみました。

すると緑深い小道の両側に工房兼ショップがちらほらと現れてきました。


IMG_2719.jpg名産のラブ・サヨンのもっともオーソドックスなものがこれ。なんと優美なフォルムでしょう。
なぜ黒い色なんでしょう?なぜこの形になったんでしょう?













ほかにもランプになっているものなどいろいろあります。ラブ・サヨンの基本形の壷は大体RM10前後(ペナンで買った時はRM25でした)、大きなランプ形などになるとRM40くらいになります。
ちょっとダサい陶器も目につきますが、伝統的なものは本当に美しいと思います。ラブ・サヨンは飲み水を入れる壷で、この壷に入れておくと水が冷えるため重宝されたのだそうです。



この辺には工房が20〜30軒はあるようなのですが、行けども行けども結構奥が深い。そのうち本当に車一台しか通れない道に入って行きましたので、適当に切り上げてしまいましたが(主人もブツブツ文句言い始めたので)、是非すべての工房を見てみたかったです。緑茂る森の中に家が点在する静かな村で、鶏やヤギが放牧されていて、それはそれはのどかなところでした。

これだけ特徴的なものがあるのに、ここにわざわざ来る観光客はあまりいないようです。ガイドブックにもでていませんし。とくに車がなかったらとても来られませんね。
マレーシアには他にもこんな伝統的な工芸を残している村があるんでしょう。今後もそういうものを探していきたいと思います。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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Miki & Chie
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自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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