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マレー半島モンスーン寄稿
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ペナンに引っ越したお蔭で大好きなイポーもすぐそばに。ペナンからは車で2時間以内ですね。
用事があったので1泊で帰ってきましたが、なかなか充実の小旅行でした。

初めて来たときも感心しましたが、イポーは道がよく整備されていてちょっとシンガポールを彷彿させる並木道もあるんです。ゴチャゴチャのペナンに比べるとずっと運転しやすい。
ハイウェイから直進すればイポーの官庁街へ入ります。見えてくるのがこのセント・マイケル学院の校舎。何度見ても惚れ惚れする立派な校舎です。



今回も食い倒れを実行の私。しかしチエさんがいないのでパワーダウン。今回は官庁街のあるオールドタウンを1人でじっくりと歩いてみました。この辺には老舗のコピティアムが集まっています。食べきれないよ〜というくらい、旨いもの揃いです。中国骨董の店もあったり、屋号の看板を作る職人の店も多くて、なかなか街歩きが楽しいのです。

今回も私をうならせたのはThean Chun(天津)のKai See Hor Fun。

鶏肉入り、エビのだしベースのつるっつるホーファンです。クリアーなスープは本当にエビのだしがストレートに伝わる味で、ふわ〜っと柔らかな麺とベストマッチ。これを食べちゃうと他の街でクエイティヤオが食べられなくなるかも??サテー、チーチョンファン、カスタードプリンと絶品揃いの食堂です。イポー在住のおじさんが真っ先に案内してくれたのも納得です。天津のある通りJalan Bandar Timah(Leech St)は、ホワイトコーヒーの老舗など、有名店がずらりと並ぶ激戦区です。

ニュータウンでは前々から行かれなかったFoh Sanという有名な飲茶のお店にも今回初挑戦。
IMG_2600.jpg場所を移転したというこのお店、大きくてきれいなお店になっていました。行く前から「席の争奪戦がすごいところ」「相席は当たり前」と聞いていて心配しておりましたが、あっさりと席を確保できました。タイミングが良かっただけなのかは知りません。期待に期待をしていた点心は、たしかにマレーシアにしては洗練されている方だし、バラエティーとユニークさにおいては納得です。でも点心そのもののクオリティーは・・・。移転して規模が大きくなったせいなのでしょうか?これだったら、以前通りがけに入った、すぐそばの小規模な飲茶のお店の方がよかったかも?と思いました。香港の「中」くらいのレベルは、と期待していたので、期待しすぎたのかもしれません。でもマレーシアでは上出来の方ですし、きれいなお店なので日本人にはおすすめかもしれません。移転先はエクセルシオール・ホテルの真裏、Jalan Leong Sin Namです。



IMG_2640.jpgそしておなじみのアヤム・タオゲー。イポー初デビューの私の娘と主人のために、一番有名なLau Wongにとりあえず行きました。観光客も多いお店なのですが、やっぱりここは美味しいと思います。うちの舅はイポー出身なのに、うちの主人はアヤム・タオゲーを食べたことがないという情けなさ。これを食べずにイポーを語るな!というくらいの名物なのに・・・。つるつるの舌触りのチキン、味のしみ込んだライス、シンガポールの有名チキンライス店も真っ青の素晴らしい逸品です。そしておかわりしたくなるほど旨いシャキシャキもやし。このもやし、ペナンへのおみやげに市場で買ってみたのですが、ラーメン丼2杯分の量でたったの60セント!「まずいのをつかまされたのかな」と後で心配になったのですが、自宅で調理してみたところ、やっぱりシャキシャキ!ヒゲの先まで見事にシャキシャキのイポーもやし、謎です。

さてさて、今回の大ヒットはカリーミー!「なんでイポーに来てまでカリーミーなんて食べに行くんだよ?」と文句タラタラの主人を無理やり引きずって行った先は、地元ではポリス・ステーションのカリーミーという通称で知られる、おそらくイポーNo.1のカリーミーのお店、Xin Chuan Hiang(新泉香)。
注文の際に「具は別盛りにするか?」と聞かれ、よく意味がわかりませんでしたが、とにかくおまかせにしてみたところ、でてきたのがこれ。
IMG_2654.jpgIMG_2658.jpg















カリーの香り豊かな濃厚なスープに麺がはいったものと、小さな器に入ったカレー味のタレ。そして山盛りの具のお皿。具は麺と一緒に食べてもいいですが、カレー味のタレ(にんにくたっぷり)につけながらいただきます。具はいわゆるカントニーズ・ロースト(チャーシュー、ローストポーク、ローストダックなど)がメインですが、これらも自家製だそうで、とても新鮮で美味しかったです。カレー味のタレがまたパンチが効いてておいしい。食べるそばから「旨い!旨い!」とうなる主人と娘に「たかがカリーミーって言ってたヤツ、誰だっけ?」と言ってやりました。私はひたすら「ああチエさんに食わせたい」と思いながら食べました。これで当分ペナンのカリーミーが食べられなくなる・・・。

イポーのカリーミーはこのお店でなくても、大体どこで食べても美味しいのです。ショッピングモールのカフェでもおいしくてびっくりした私たち。最近はドライ・カリーミーというのも登場しており、スープではなく、濃いめのカレーがかかった麺なんかも人気だそうです。

で、このXin Chuan Hiangのすぐ並び(2軒ほど先)には、Parisという店名の有名な客家ミーのお店があります。IMG_2660.jpgつまりヨンタオフー・ミーなのですが、細いけれども平たくて、ちょっと伊府麺的な独特のコシのあるハッカ麺にひき肉あんがかかったもので、私の大好物です。麺のほかにたいていミートボールや豆腐などの練り物を添えます。これも大変おいしいイポー名物なのですが、カリーミーを先に食べてしまった後ではあまりにもパンチの効かなさにインパクト薄。はしごをするにはハッカミーを先に食べてカリーミー、というのが鉄則だと思います。

どちらもお昼頃には店じまいをしてしまうため、朝のうちに食べにくるのがベストです。ホテルの朝食なんてスキップしてください。場所はJalan Sultan Iskandar (Hugh Low Street)で、174番です。エクセルシオールなどのホテルからも徒歩圏内ですから。

ああ、やっぱり1泊では食べたりない・・・。今回は客家雷茶は食べ逃しました(泣)。

イポーのあと、帰り道クアラ・カンサーに立ち寄りました。これは次回に。
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著書の発売を待たずして、ペナンに10日ほど行っておりました著者約一名。
ひたすらペナンで料理三昧の日々を送ってきました。

数回に分けて、今回の著書に書ききれなかったペナンの最新情報をお伝えしたいと思います。


P1160121.jpg何かと噂の多いブルーマンションにも再び宿泊。そんな中、今回の旅で雰囲気、味わい共に大変印象に残っているひとつが、つい最近ブルーマンションで始めたという、ニョニャ風のアフタヌーン・ティーです。













P1160155.jpgご覧の通り一人前6種類ほどのカラフルなニョニャ・クエがお皿に並びます。

クエ・ラピスやオンデ・オンデ、粽風のクエコチやニョニャのクレープ、クエダダーといった代表的なスイーツが楽しめるようになっていますが、それぞれ食感、素材、味わい、色合いが微妙に違うニョニャ・クエを選んでいるのは、さすが美意識が高いブルーマンションの管理人さん。

さらに感激は、甘い菓子だけでは途中から飽きてしまわないように、ペナン名物のアサム・ラクサが小ぶりの器にサーブされてきます。魚のダシがしっかりきいた甘酸っぱいスープ麺、アサム・ラクサとニョニャ・クエの組み合わせがこれまた抜群。プラス、冷たいナツメグのドリンクがもれなくと、キャメロンハイランド産の紅茶、もしくはコーヒーがついて、わずか12リンギット!!

ペナンの良さをぎゅ~っと詰め込んだようなブルーマンションのアフタヌーン・ティーは、パワー・スポットのある中庭に面したダイニングルームでいただくことができます。

日が翳るにつれ、刻々と妖しい魅力を放つブルーマンションの雰囲気も相まって、ここだけでしか体験することができない、ま~ったりとした昼下がりを過ごすことができますよ。

宿泊客はチェックイン時にリクエストをすれば、午後4時~5時半の間に楽しむことができます。

一般客としてアフタヌーン・ティーを楽しみたい人は、午後3時からの館内ツアーに参加することが条件です。ツアーが始まる前に直接予約してください。ツアー終了後、そのままアフタヌーン・ティーとなります。ただし、ファンクションなどがある時はサーブされないことがありますので当日確認してください。


追加情報) 最近このアフタヌーン・ティが人気のため、電話予約されることをおすすめします。特に週末は予約でいっぱいになるそうです。 +604-262 0006 http://www.cheongfatttzemansion.com/
その名もずばり!映画「ザ・ブルーマンション」が日本で公開されます。

私たちの本の中でいまだに反響が大きく、ブログにも何度も登場しているペナンにあるインディゴ・ブルーの風水屋敷、チョン・ファッツィー・マンション(別名ブルーマンション)。




このたび、屋敷の名前そのままに「The Blue Mansion(日本語名は青い館)」というタイトルで、10月17日から始まる東京国際映画祭で公開されることになりました。
今までブルーマンションと言えば、カトリーヌ・ドヌーヴの「インドシン」や、孫文の映画「夜・明」の中の一部として登場してきましたが、今度は舞台が丸ごとブルーマンションというワクワク・ドキドキの映画です。しかも幽霊も登場する殺人ミステリーとは、まさにブルーマンションらしい内容(笑)ではありませんか!
監督はババ、Glen Goei氏。

裕福なプラナカン(ブルーマンションに住む家族)が巻き起こす、ちょっぴりコミカルそうなミステリーは、PCで予告編を見ただけでも屋敷の妖しげな美しさが満載でした。
8人の妻を娶り、ブルーマンションには3人の妻とともに暮らしていたというかつての持ち主、億万長者のチョン・ファッツィーも意識したストーリーになっているようです。興味のある方は是非、映画館に足を運んでみてください!
公開日は10月18日の17時30 分と、10月22日の 14時45分~。

六本木TOHOシネマズにて。詳細は東京国際映画祭のホームページをご覧ください。

映画「青い館」公式ホームページ

The Blue Mansion www.thebluemansion.com


ちなみに著者約1名は、今月末ブルーマンションの「とある部屋」に宿泊してまいります。

またお知らせしますので☆
10月末頃に発売予定の著書第2弾 『マラッカ ペナン 世界遺産の街を歩く』(ダイヤモンド社のGEMストーン・シリーズより刊行) の制作も大詰めとなりました。表紙が決まり、帯の文章も整い、発売に向けて着々と進んでおります。

初めて紹介する場所やレストランも盛りだくさんの内容となっておりますので、是非楽しみにしていてください!
その中で、とても印象に残っている素敵な場所をいち早くご紹介したいと思います。
というのも、これからご紹介するお店は有名なペナンヒルの頂上にあるのですが、ペナンヒル鉄道が来年2月頃から工事のため使用中止となり、行きにくくなるためです。ですので、皆さん早めにおでかけください。

そのお店は伝統的な英国料理を出す 「David Brown's Restaurant & Tea Terraces」 です。



ペナン・ヒル(実際には山と同じ)の素晴らしさは何といっても澄んだ空気。下界よりも4 - 5度は涼しいかも・・・。
昔から英国人御用達の避暑地として有名で、今でもところどころに当時の面影を残す瀟洒なコロニアル・バンガローが点在しています。
ペナン・ヒルの歴史やレストランの詳細については本をお読みいただくとして、天気の良い日にはペナン・ブリッジの先にマレー半島も見渡すことができるデイビッド・ブラウンズでのアフタヌーンティーは、別格のおいしさでした。

IMG_0947.jpg正直、ニョニャ・クエやタオサーピアなど土地のスイーツ以外に、ペナンで美味しい洋風デザートなど望めない、と思っていた私たちですが、見事に覆されました。
サクサクのスコーンにはキャメロン・ハイランド産のイチゴを使った自家製のストロベリージャムと、空輸したデヴォンシャイヤー・クリームがた~~っぷり添えられています。
英国風のブレッド&バター・プディングのクリーミーで素朴な味わい、こぼれんばかりにリンゴが詰まった焼き立てのアップルパイなども忘れられません。

ひらひらと蝶が舞う美しい庭でいただくアフタヌーンティー、見渡せばジョージタウンの絶景が。
デイビッド・ブラウンズは、のんびりとペナンの昼下がりを過ごす名所として、わざわざ足を運ぶ価値ありの別天地です。


David Brown’s Restaurant & Tea Terraces

住 Lot 400, MK 17 Daerah Barat Daya, Strawberry Hill, Bukit Bendera

TEL(04)828-8337

URL www.penanghillco.com.my


09:00~11:00(朝食)
11:00~14:30(ランチ)
14:30~18:00(アフタヌーン・ティー)
18:00~21:00(ディナー)
無休
マラッカのコロニアル・ホテル『ザ・マジェスティック・マラッカ』が、7月1日よりニョニャ料理のクラスを開始しました。

先月テスト・クラスを設けて頂きましたので、早速報告をさせていただきます☆



シェフは地元のテレビ番組でもおなじみのプラナカンのスター・シェフ、ケニー・チャン氏。(写真のテスト・クラスはマジェスティック・マラッカのエグゼクティブ・シェフによるもの)ケニーさんはマラッカ市内でレストランも経営されていますが、ニョニャ料理とプラナカンの文化を一人でも多くの人々に知ってもらいたいと、プラナカンをコンセプトにしたホテル、マジェスティック・マラッカとコンビを組むことになったのです。

P1140036.jpgクラスが行われるのはホテルのメイン・ダイニング『ザ、マンション』のプライベートルーム。高い天井に大きく開け放した窓。コロニアルな雰囲気を漂わせる優雅な個室で教えていただくのは、鶏肉とジャガイモの醤油煮こみのアヤム・ポンテーや、ニョニャ風のカリーなど、日本でも作れるメニューを考慮してあります。

スパイスや材料の丁寧な説明から始まり、ニョニャ料理の命ともいえるサンバルづくりを石臼で合わせるのも体験できます。手間がかり作るのが難しいと思われがちなニョニャ料理が、目の前であれよあれよと出来上がっていくのには驚きでした。





P1140025.jpgこの日の料理はリクエストさせていただいたアヤム・ポンテーと好物のビーフレンダン、モヤシとチキンのケラブ風サラダでした。どれも驚くほど美味であっという間にぺろり!

フレッシュなハーブとスパイスがキリリときいた奥深い味わいに、今度は何を教えてもらおうか?と次のリクエストを考えてしまうほど。

クラスはホテルのゲスト以外でも受講できます。


暑さがピークに達するマラッカの昼下がり、優雅なダイニングルームで、是非とも本場のニョニャ料理の作り方を体験してみてください。


ザ・マジェスティック・マラッカ
電話606(289)8000

www.majesticmalacca.com

ニョニャ料理クラス
(英語で開催)
24時間前までに要予約

2名~8名まで

時間 15時~17時30分
料金 RM 250 (税・サ別)
含まれるもの、オリジナル・エプロン、メニュー、修了証書
マラッカではHotel PuriやBaba Houseを定宿にしている私たちですが、
今度利用してみようかなと思っている宿が登場しました。

それはなんとあのババ・ニョニャ・ヘリテージ博物館に併設されているのです。
博物館の隣にある1511カフェはオーナーの息子さんのコリンさんが経営しています。建物のこの部分はかつて使用人たちが住んでいたそうで、若干狭いのですが、豪華な装飾も残っています。



この4月、コリンさんがそのカフェの2階部分をB&Bにしてオープンさせました。

部屋は全部で4室しかありません。安宿としてオープンさせたので部屋も狭いのですが、これが安宿というにはなかなかインテリアも凝っているのです。もちろんエアコン付き。
通り沿いの部屋がおすすめです。あのゴージャスな窓枠が付いているのですから。



バス・トイレは共通ですが、綺麗なタイル張りでモダンないい感じ。
シャンプーやボディソープなども用意されていて、下手な安ホテルよりいいかも。

インターネットは無料で使い放題、朝食も付いており、下のカフェでラクサからパンケーキから好きな物が食べられます。(ここのラクサは結構おいしんです。なんとアサムラクサもあるんですが、これがなかなかのお味)

これでRM80〜とはお安い!
「ブティックホテルのような安宿!」と私たちの取材時に泊まっていたドイツ人が絶賛していました。

フレンドリーなオーナーのコリンさん、旅行好きで世界中を回られた方なので、旅行者のニーズはよく心得ています。ただこのお宿、泊まれるのは30歳以上のお方に限定されています。大人のための安宿なのです。
また室内はすべて禁煙です。もしも火事でこの家が焼けてしまったりしたらマラッカ、いえマレーシアにとっても、重大な損失になりますからね!

こちらでもいろいろな写真が見られます。
http://www.japanese.hostelworld.com/hosteldetails.php/Cafe-1511/Melaka/34700


Cafe 1511
http://www.cafe1511.com/
マレーシアは紅茶の産地でもありますが、コーヒーもとてもポピュラーです。
地元の人たちは紅茶よりもコーヒーの方を自慢に思っているほどです。

日本のものと比べると繊細さに欠けるのですが、でもおいしい店でだす濃くてコクのある味が好きになる日本人も少なくありません。このようなマレーシアやシンガポールのローカル・コーヒーはコーヒー豆(ロブスタ種)を砂糖とマーガリンを加えて煎っており、独特の風味とコクがあります。コーヒー豆屋さんで見ると一目瞭然です。ローカル・コーヒーはてかてかと光っています。

イポー・コーヒーはそんなマレーシアでも特に有名です。
とくに有名なのがイポー・ホワイトコーヒー。ホワイトコーヒーといえばイポー。
これはチャイニーズ・カプチーノ、とも言われていて、ミルクたっぷりのマイルドで濃厚な味がウケてます。ちゃんと泡立っちゃったりしてます。 しかし、ホワイトコーヒーというのは、本来はカプチーノ風のものを指すのではなく、煎るときに砂糖を使わないため色が薄くなった豆のことなんだとか。一説にはマーガリンも使わないとか、使っても少量だとか。ブレンドは企業秘密ですから、どれが本当だかわかりません。とにかく豆の色が薄いのをホワイトコーヒーと呼ぶというのは確かのようです。

そう、こちらではホワイトコーヒーでなくても、コピ(コーヒーでも通じる)と頼んで出てくるのは、すでにコンデンスミルク&砂糖入りのコーヒーです。最初から入ってるんです。ミルクが入ってるからホワイトコーヒーになるのではありません。

ちなみにマレーシア&シンガポールのコーヒー オーダー編豆知識:
コンデンスミルクを入れないのはコピ・オー(Kopi O)と呼びます。
オーというのは福建語で「烏」、黒いという意味。
コンデンスミルクでなくエバミルク入りはコピ・シー(Kopi C)。
カーネーションミルクの「C」なんです(ブランド名が定着して)。
砂糖もコンデンスミルクも入れない本当のブラックはコピ・オー・コソンと言います。
で、アイスで飲みたい場合は、最後に「アイス」とつければ大丈夫。福建語で「ペン」とも言いますが、日本語発音では通じないので、「アイス」にしとけば無難です。
それから砂糖少なめ、と言いたいときはマレー語で「グラマニス」というか福建語「シュータイ」とつけます。英語がわかる人なら「レス・シュガー」で大丈夫ですけどね。しかしペナンでは「シュータイ」とはいわず、「チア」といいます。
コピ・ペン・チア、つまり、コンデンスミルク入りコーヒーのアイス、砂糖少なめ。

ちょっとややこしいんですが、慣れると上記の言い方の方が使いやすいです。

133ef541.jpegさて、イポーのオールドタウンエリアには古くからのコーヒーショップが残っています。さらにチェーン店を展開して成功しているのOldtown Coffeeという、マレーシア版スタバがあるのです。以前にもマレーシアには地元発スタバ風カフェ・チェーンはありましたが、ただのスタバの猿真似でユニークさはありません。しかしOldtownはマレーシアらしさ、イポーらしさを全面に出し、しかもブランディング化でインテリアなどもユニークでセンスがよいのです。今ではマレーシアのあちこちにあります(マラッカにも)ので、是非一度足を運んでみてください。私のおすすめはホワイトコーヒーのアイス、です。イポー名物の料理も一応メニューに揃ってます。


で、本場イポーのOldtownを試そうと、ホテル近所のショッピングモールをあたってみたのですが、無く、似たような感じのファ−ストフード風カフェがありましたので入ってみましたら、アイスコーヒーは美味しかった(ホットは濃すぎた)し、料理もとってもおいしいのです。私たちはカリーミー(カレー麺)とミースワ(麺線)入りハーバルスープを頼んでみたのですが、こんなカジュアルな店でこのクオリティーはすごくない!? と一同感心するレベルなんです。あの食の都と呼ばれるペナンですら、ショッピングモールのお店なんかではろくなもの食べられませんよ?

ホテルから徒歩で8分くらいのところに、グリーンタウンというニュータウンの繁華街があります。シンガポールでいったらホーランドビレッジ風とでもいいますか、こぎれいな繁華街でレストランやホーカーセンターがいくつもあります。ここにOldtownがありました。ホーカーセンターで食い過ぎの私たちはOldtownでは食べ物はトライできませんでしたが、おいしいアイスコーヒーでホッと一息。

オールドタウンのホームページ
http://www.oldtown.com.my/

IMG_0379.jpgまたそのOldtown発祥の店? 関連があるのかちょっとわからなくなってきましたが、Nam Heong 南香という老舗コピティアムにも行ってみました。左の写真がそこのホワイトコーヒー&アイスホワイトコーヒーです。
ここではチャークエイティヤオもおいしいのだとか。

で、ここは激戦区でして、その向かいにはもっと評判のよい(?)コピティアム Sun Yuan Loong 新源隆 というお店もあります。とにかくここは満席で、それを嫌がる地元ッ子もいるようですが。で、ここのお隣のお店にもまぎらわしい名前でSun Yuan Foong 新源豊 というのがあり、地元の人おすすめで連れて行かれたことがあります。実はここが本家だそうでLoongの方はのれん分けなのだとか(?)。ここには1人日本語のできるおじさんがいて麺を売ってます。

なのでこのエリアに来たら、コーヒー3軒はしごしないとなりません!
しかも食べ物も充実していますから、お腹をすかして行かないとダメ!
私は新源隆ではコーヒー豆をおみやげに買いました。本当に香り高くて、スーツケース中がコーヒーの香りになってしまいました。 このコーヒー激戦区はオールドタウンのJalan Bandar Timahという通りにあります。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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Miki & Chie
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女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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