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マレー半島モンスーン寄稿
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c83be259.jpgプラナカンの研究をして切り離せないのが華僑の歴史です。
とくに清朝の混乱期には北米など世界中に中国人は移民していきました。東南アジアにやってきた中国人移民は南洋移民と呼ばれます。ここシンガポールやマレーシアはこれらの南洋移民の子孫が国民の多数を占めている土地です。

シンガポールの観光名所ハウパービラも閑古鳥が鳴いて久しく、廃園になるなどあまり評判も芳しくなかったのですが、2年ほど前、ここに華僑の歴史を伝える博物館、Hua Song Museumができました。
ガイドブックの取材で行きましたが、最初はどうせあのハウパービラだから、とバカにしてたのですが、内容は非常に興味深いものでした。シンガポールの歴史、生活に非常に深く関わっているからです。


命からがら、奴隷船同然のおんぼろ船にまさに缶詰状態で海を渡ってきた中国人たちの悲惨な歴史を紹介しています。当時マレー半島は英国植民地でした。さまざまな重圧、しがらみ、古い伝統に苦しんできた中国の民衆は「自由主義」を掲げていた英国の地を目指してやってきました。が、現実的には、「契約書」つきの奴隷としてやってきたようなものでした。悲惨な労働条件、そしてアヘン地獄。子供や女性の人身売買、そんな移民たちの歴史を模型や蝋人形でわかりやすく展示しています。

3cd5a727.jpg世界に分布する華僑のデータ、生活様式の再現など、なかなかよくできています。さらに、博物館に併設されている中国料理のレストラン、とてもきれいな高級レストランです。取材は昼時だったのですが、ビジネスマンたちの会食でほぼ満席でした。味見はしませんでしたが、なかなかGoodなのかもしれませんね。

シンガポール、行きつくした~、もう行くところないよ、とお嘆きの方、暇つぶしがてらに覗いてみてはどうでしょうか。


Hua Song Museum 華頌館
262 Pasir Panjang Rd., Haw Par Villa
Tel:6339-6833
12:00~19:00

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CHIE 2007/04/19(Thu)00:11:41 編集
住んでいながら1度しか行ったことのないHawParVilla。まあ、一度行けばもう沢山、の香港タイガーバーム・ガーデンと同じような所ですが、このように興味深い博物館ができたんですね。

セントーサ島にある人形がやけにリアルな博物館も好きなんですが、ここも面白そうです。
かつてシンガポールのチャイナタウンは阿片窟や売春宿だらけだったと聞きます。一度入ったらもう2度と外の空気を吸う事ができない、そんな場所だったようです。地獄のように過酷な労働の中から、果たして何人が故郷に錦を飾ることができたのか、、、思いはいつも故郷にあったのでしょうに。
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