忍者ブログ
Admin*Write*Comment
マレー半島モンスーン寄稿
[20]  [19]  [18]  [17]  [16]  [15]  [14]  [13]  [12]  [11]  [10
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

日本人がやけに好きな飲茶ですが、シンガポールやマレーシアは香港のように本場とはいえませんが、広東系住民もいるので、飲茶をやっているレストランも結構あります。最近は高級レストランなどで香港から点心シェフを雇って、香港のような本格的なものを出す店も増えてきました。そういうタイプですと、オーチャードホテルのHua Tingなどがおすすめですね。

Yamcha.jpg昔初めてシンガポールに来たころは、香港の味を知っていた私には、シンガポールの点心などはまったくお話にならないと思ったものですが、まあ、最近はローカル飲茶も悪くないかな、と思うようになりました。雰囲気を楽しむという意味で・・・。気軽さもいいです。

ローカル飲茶とは私が勝手に名づけたものですが、高級なレストランなどで出すようなものではなく、チャイナタウンなどの食堂のようなところに、チャイニーズの爺さん連中が集まってだべっているような店のことです。香港にも未だにこういう店があるのかどうか知りませんが、しかし、これが本来の飲茶の姿なのではないかとも思うのです。
まるでトルコあたりのカフェのように、客は男ばっかりで(それもたいていジジイばっか)、ダラダラ茶を飲みながらだべっているのです。そんな飲茶屋もなかなかいいものじゃないか、と思うのです。

そんな飲茶屋が昔シンガポールのチャイナタウンのモスクSt.にありましたが、それが立ち退かされて久しい(どこへ行ったのか・・・)。ローカル飲茶にしては点心の味もまずまずで、ものすごく大きくて具沢山の肉まんがおいしかったです。こういう飲茶屋はシンガポールではホーカーズ・センターなどにはたまにあったりしますが、たいていがゲロまずだし、本当に行きたい店がなくなりました。腹が立つのは、ローカル飲茶レベルの分際で、レストランづらしている店がチャイナタウンあたりに増えていること。


85f0c2c8.jpgしかしマレーシアのチャイナタウンへ行くと、健在なんですよ。本当に爺さん連中がたまってますから、それだけでも面白いかもしれませんよ。それにとっても安く食べられますので、朝食や小腹がすいたときに立ち寄ってみるのもおすすめです。

そんなローカル飲茶の店、地元で有名な老舗がペナンのコムターのそばにあるYong Pin。決して香港あたりの有名店の芸術的な点心と比べてはいけません。が、なかなかのものです。ハーカオ(エビ餃子)の皮なんかも結構薄めに出来ていて、「田舎飲茶のクセに結構やるじゃん」と思うのです。他にもう一軒、大東とかいう店がチャイナタウンにありますが、Yong Pinの方が値段も安く、味もよかったです。ここのおすすめは、シュウマイや肉まんですが、でっかいせいろの中に何種類もの点心を入れてテーブルに持ってきてくれるので、いろいろ食べてみては。滅茶苦茶安いですし。2人くらいなら腹いっぱい食べて、お茶代いれてもRM20くらいじゃないでしょうか(600円くらい)。場所は11-C Jalan Sungai Ujongで、早朝から12時までと夜7時から深夜まで営業してます。(写真左はYong Pinのハーカオ、シューマイ。田舎飲茶にしては上出来)

2957c018.jpgマラッカのチャイナタウンにもあります(写真下)。正直、こちらはあきれ返るほど田舎飲茶・・・。だけど、地元の人で満席なんです。典型的な爺さんたちの憩いの場。見ていると、肉まんを買って帰る人たちも多いので、ここは肉まんがいけるのかもしれません。この店は栄茂という店で、場所はJln Tukong Emasのカンポン・クリン・モスクの真ん前。モスクの門前で豚肉食べさせます。ある意味、すごい店だな。ここは午前中しかやってないようです。

是非発掘してみたいのが広東人の都、イポー。絶対においしい店があるに違いない。前回のイポー訪問では、イポー名物のホーファンやチーチョンファン、アヤム・タオゲイなどを食べるだけで終わってしまった。イポー出身の大スター、ミッシェル・ヨー(ボンドガールの)が帰郷すると必ず行くというシーフードにも行ってみたい、って話がずれまくり・・・(笑)。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メール
URL
コメント
文字色
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
  • ローカル飲茶のほうがおいしそう。
CHIE 2007/03/26(Mon)19:50:43 編集
写真に載っている大ぶりのハーカオ(蝦蒸餃子)シュウマイなど見るからにおいしそうですね。
最近はこれが飲茶か?と驚くほどモダンでお洒落な点心が増えましたが、本場香港でも老舗と言われる店の飲茶メニューってオーソドックスなものだけで、すごく種類が少ない。
それを思うとオーソドックスなアイテムで勝負しているローカル飲茶のほうが本場に近いスタイルかも。
半日だべりながらお茶をすするオヤジさんたち。そんな光景が見られるのもローカルならではでしょう。
マラッカのこのお店、すごい人気で、こわいオジサンがいますよね。
  • 無題
Miki 2007/03/26(Mon)22:50:31 編集
そのオーソドックスな何点かがおいしいかどうか、が肝心ですよね。基本ができている店かどうか。私はまず席に着いたら、「ハーカオ、シューマイ!」と頼んでその店がどんなもんか判断しています。ハーカオ食べて、ちゃんと皮は薄いか、薄くてもしっかりしているかとか、エビはプリプリか、これが不合格だとおのずと他のものも注文する気失せますよ。
ちなみに、香港では、お茶は普通ポーレイなのに、潮州人と見ると高い鉄観音を出し、日本人と見るとバカにして安いジャスミン茶を出すんだそうですね。いかにも彼らがやりそうなこと・・・ホント香港人ってやだ、でも食べ物はやっぱり香港のがうまい。情けないことに、ローカル飲茶屋だと、基本的にあんまり高いお茶置いてないから、鉄観音頼んでも懐安心です。
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  • ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
  • プロフィール
HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
  • 便利ツール
Amazon 私たちの書籍もアマゾンでお求めいただけます
  • 最新コメント
[02/25 Chie]
[02/24 らんこ]
[02/24 Miki]
[02/24 らんこ]
[01/22 平岡弘子]
  • ブログ内検索
  • カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
  • 最新トラックバック
  • バーコード
  • カウンター
  • アクセス解析
  • バーコード
Copyright © マレー半島モンスーン寄稿 All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics*material by 工房たま素材館*Template by Kaie
忍者ブログ [PR]