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マレー半島モンスーン寄稿
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シンガポール・プラナカン協会の委員会メンバーで、研究家のピーター・リー氏の講演会がシンガポール国立図書館でありました。著作に『Rumah Baba』(『The Straits Chinese House』というタイトルで今年復刻版がでました)という素晴らしい本があります。
このピーター・リー氏、日本でも有名な音楽家ディック・リー氏の弟さんです。このつるつるとした可愛いお顔、まさに年齢不詳ですよね?ノーコメントにしときます。お隣はプラナカン演劇のスター、GTライ。性別不詳ですよね?れっきとしたババです。
講演会では彼のすばらしいサロン・クバヤ・コレクションの展示とともに、おもにクバヤのルーツとその歴史、プラナカンたちがいつからそれを導入し、材料としての布、柄、サロンとの組み合わせ方や羽織り方など、どうトレンドが変わっていったかという変遷史についてのお話でした。私もいろいろアンティークは見せてもらいましたが、とくにクバヤ・レンダ(レンダとはオランダ語でレースのこと)で本物の手刺繍のこんなに精巧なものは初めて見ました。



専門的なお話のあとはGTライ氏のトーク。ババ・マレー語やシングリッシュのユーモアがいっぱいのジョーク満載で、場内大爆笑でした。そしてプラナカン協会メンバーによるコーラス。こちらでおなじみのマレー・ソング『ゲイラン・シパク・ゲイラン』や『ラサ・サヤン』といった名曲から、ババ・マレー語や英語でテレサテンの名曲も披露されました。

(コーラスを聞かせてくれた女性陣の写真の真ん中が友人のC嬢。元SQのスッチーです。最近知って驚いたのが、彼女はマラッカの億万長者通りにオランダ風建築の大豪邸を構えるチー家の親戚でした。プラナカン社会は狭い・・・。左から2番目の方は有名なシェフのシャーリー・テイで女優としても活躍中。スイソテル・マーチャント・コートのメインダイニングでこの女優シェフの味が楽しめます)
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  • きらびやかな・・・・
Chie 2007/07/30(Mon)20:26:11 編集
ディック・リーの弟さんであるピーター・リーさんのBatikコレクションは世界でも有数ではないでしょうか。彼はBatik収集のために世界中を飛び回っていますよね。
しかもクバヤのレンダものはすべてアンティークの手刺繍なので、まさに博物館級のサロン・クバヤのお披露目会だったと思います。
GTライさんはトークのセンスが抜群で、シングリッシュ(シンガポール訛りの英語)と、マレー語のちゃんぽんで話すと独特のリズムが心地よく、いつも圧倒されてしまいます。
ちなみに彼はビビック(老齢のご婦人)役を演じるとピカ一のプラナカン女形のスターです。
私は最初、彼をずっと女性だ思ってました。そのくらい素晴らしい演技をする人です。


ずらりと勢ぞろいした女性陣のサロン・クバヤの鮮やかな着こなは、日本では見られない色あわせで実に興味深く、プラナカン独自の美意識を感じますね!
  • 無題
Miki 2007/07/30(Mon)20:43:15 編集
GTにとってもキュートよ!といったら、いや〜ん、だって。
  • 懐かしい人・・・
マミ 2007/09/08(Sat)14:43:28 編集
ディック氏の弟のピーターさん、懐かしいです。
私がそもそもシンガポールやプラナカンに興味を持ったのがディック氏でした。90年に日本でCDが発売され、ライブであっという間に時代の先端を行くアジアのトップアーティストでしたね。
彼のコンサート、ライブは欠かさず行きました。
日本でディック兄弟のディナーショーがあり、ピーターさんも美声を披露されていました。
ディック氏の日本でのコンサートには必ず、彼の兄弟や両親もご一緒で、ディナーショーの後、ディック氏のご両親にお会いして握手していただいたのですが、とても気さくで、小柄でかわいらしいご両親でした。
兄弟の中でも一番ハンサムだとファンの間では当時ディックより人気ありました。
プラナカンに興味を持ち、シンガポールのプラナカン協会に問合せのメールを送った時に返事をくださったのがピーターさんだったので、すごく嬉しかったのを覚えています。
今も活躍されているのですね。
  • Lee ファミリー
Miki 2007/09/08(Sat)14:59:22 編集
そうでしたか。やはりDick Leeファンは私たちの味方です!!

ディック・リーのお父さんのLee Kip Lee氏はとても可愛いおじいちゃんですよね。先日、本をお届けしたのですが、電話したらわずか1秒で電話にお出になり、まるで待ち構えていたかのよう。そのとき、1人でお留守番だったらしく、代理人に本を届けさせると言ったら、とてもさびしそうでしたので、その後メールで「また今度遊びに行っていいですか?」ときいたら、「いつでも来い!」とのメールがありました。「日本にはディックを応援してくれる忠実なファンがいる」と嬉しそうに語っていました。先の戦争では辛い経験もされましたが、親日家で、いつも昔話で「僕の歯医者は日本人だったんだ」と同じ話を聞かされます。日本にも良く行かれるそうですね。

そうです、Peterしゃんは兄弟一の美形かと思います。誰かさんは初めて会ったときに握手を求めたら「ごめんなさい、僕の手汚れてるから」とさりげなく断られ、「あ、でもゆびきりげんまんならOK」だって。ギャハハハハ

いずれにせよ、大昔ですが、とある雑誌でディック・リーの記事があり、サブタイトルで「育ちの良さが隠しきれないポップスター」とありましたが、
プラナカンを知るようになり、そしてLeeファミリーのサラブレッドぶりを知るにつけ、やはり「育ちの良い」方々だと思いました。
  • そうですね
マミ 2007/09/08(Sat)20:46:20 編集
Mikiさん、そうですね。ディックのファンは息の長い人が多いですね。彼なしにプラナカンという存在は知りえなかったかもしれないと思います。
ディック一家は親日家で有名ですが、やはり嬉しいですね。
シンガポールの歴史を知った時、私達日本人はもっとシンガポールについて関心を持たなければと思いました。
初めてシンガポールに行った時に道案内してくれた人、列車に乗り合わせておしゃべりした人、ホーカーで会った老夫婦、地下鉄で親切にしてくれたおじさん等、本当に親切な方ばかりで感動したものです。シンガポールのうわべだけの綺麗さより、もっと奥深く文化にも興味を持つ人が増えればいいですね。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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