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マレー半島モンスーン寄稿
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先週末、新宿区の公益財団法人さん主催のイベントで、平岡シェフとともに「ニョニャ料理とプラナカン文化の講座」をしてまいりました。
このブログでご参加を募る暇も無く、あっという間に定員オーバーとなり抽選となってしまいました。抽選でもれてしまわれた方々には本当に申し訳なく思っております。

この講座が凄いのは、所有時間が「5時間」という、てんこ盛りの内容だったのです。


新宿御苑の紅葉が一望に見渡せる素晴らしい景色の中で、まず平岡シェフとともに参加者全員でニョニャのカリーとオンデオンデ(スイーツ)を作ります。



オンデオンデの色出しには本物のパンダンリーフを使用し、マラッカシュガーも使いました。
カリーに入れるじゃが芋には味の濃い「インカのめざめ」を使用。
煮くずれること無く、ホクホクとした栗のような甘さもあります。

皆さん熱心にレシピにメモをされ、各班に分かれて料理開始です。

ヘルプの方々とともに大騒ぎ?!


でも、さすがお料理好きの方々が集まって下さっただけあり、皆さん辛抱強くルンパー
(スパイスMIX)を炒め続け、カリーを煮込んでいる間に

オンデオンデの皮をこね、小さく丸めて黒砂糖を詰め始めます。

最初はどうなることか!?と思いましたが、ご参加いただいた方々、信じられないほど手際が良く、みるみるうちにオンデオンデが出来上がり、カリーの煮込みを待つだけとなりました。
待ち切れず、出来立てほやほやのオンデを盛りつける前に、「パクッ!」とひとくち、、なんて方々も続出!

しばらくするうちにジャスミンライスの良い香りが調理室に立ち込め、カリーの出来上がりです。(煮込み時間、約1時間!)

平岡シェフが持参下さった自家製のアチャーとともに、Let’s Makan!の掛け声と同時に、
各テーブルから「おいしい!おいしい!」の声が。



「辛いのが苦手かも?」とおっしゃっていたおば様もいらしたので心配だったのですが、その心配も吹き飛び、皆さまに大変美味しい!と喜んでいただけたのが、何よりも嬉しく、ありがたく思っています。

その中で、インド料理の研究なさっている方から興味深いお言葉をいただきました。
「ニョニャのカリーは、インドのカリーほどディープになりすぎず、中国料理の要素が加わることにより、ほどよい調和感を醸し出している」と。
そう!この「ほど良い調和」というのが、ニョニャ料理の最大の魅力のひとつでもあり、キーワードである、と改めて気付かせていただいた料理講座でもありました。

続く「プラナカン文化に親しむ」の講座でも、時間を大幅にオーバーしながらも、最後まで熱心に耳をかたむけて下さり、本当に感謝です。

当日は、マレーシア政府観光局さんからの素敵な書籍のプレゼントと、ご家庭でも是非、ニョニャのカリーを作っていただけたらとの思いから、私たちがマラッカで購入したニョニャのカリー粉を皆さまにお裾分けさせていただきました。

長時間の講座にご参加いただいた皆様全員にご苦労様でした、そして有難うございます!の気持ちでいっぱいです。
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マレーシア政府観光局さんのお招きで、浜松町にある世界貿易センタービルにて、
新しいペナンの魅力を探る観光セミナーに行ってまいりました。



ペナン州観光局と、日本のマレーシア政府観光局さんとの合同セミナーは初めてだそうです。

地下一階では「ジャランジャラン・マレーシア」の、写真展(阿部吾郎氏撮影による)も行われていました。



ペナンといえば、アジアで生活しやすい場所のベスト8(ECA International調べによる)や、世界のベスト・ストリート・アート(イギリスのザ・ガーディアン誌)や、ベスト・ストリート・フード(CNN.com)などにTop 10入りする場所としても知られるようになりました。
もちろん日本人にとってはシニア世代のロングステイ先としても不動の地位を保っています。

当日はマレーシア政府観光局・東京支局長のアズランさん、ペナン州の観光大臣
YBダニー・ラウ・ヘンキアン氏の挨拶から始まり、


美しいペナンの写真を解説入りでご披露下さったトラベルガイド(株)の代表取締役 
阿部吾郎氏のトークなど盛りだくさん。

セミナーのあとは東京会館のビュッフェで懇親会がありました。

東京タワーが目の前!この位置から東京タワーを見るのは生まれて初めて!で、思わずパチリ


今回は世界遺産に認定されてから5年が経つジョージタウンにフォーカスをあて、新しい見どころやお洒落なカフェ、ブティーク・ホテルが続々とOpenしているジョージタウンの「今」
を再発見のセミナーとなりました。

Mikiさんの記事にもありましたが、少し行ってないうちに本当に変わりました。
そのどれもが「寝る、食べる、見る」の3拍子が揃った女子の心を捉えて離さないものばかり。
もう「東洋の真珠」などというキャッチコピーは古くさいかもしれませんね。


その中で私が一番興味を持ったのは、続々とできている可愛らしくてお洒落なブティーク・ホテルです。
多くはイギリス統治下時代のコロニアル建築や、中国風のショップハウス、大金持ちの邸宅などを改装したヘリテージハウスです。
部屋数は限られているため早い者勝ちといったところでしょうか。
素敵なカフェやレストランなどを併設しているところが多いのも魅力です。

その一部をざっとご紹介しましょう。どれも雰囲気のある個性的なお宿です。
ご興味のある方は是非サイトをご覧になって下さい。
私もペナンに行きたくなりました~。


●Seven Terraces
●Macalister Mansion
●CAMPBELL House
●Hotel Penaga
●Yeng Keng Hotel
●Muntri Mews
●23 Love Lane
●Coffee Atelier

資料やお土産が入っていたこの袋がなかなかインパクト大でした。








大変ご無沙汰しています。

ペナンも今年になってから観光客が増大し、賑わっております。街はまだ薄汚れてゴチャゴチャですが、おしゃれなカフェやホテルが増えました。

そんな風に変わりゆくペナンですが、まだ観光客、いえ、ペナンッ子ですら知らないところもたくさん残っています。

ペナン(マレーシアならどこも?)には看板のない名店がいくつかあります。聞いた話では、営業許可を取らなくても、看板すら出さなきゃ問題ないとか。看板も出して商売して、それで営業許可取って無い場合は、当局に踏み込まれる、と聞きました。

ですので、これから紹介するお店は営業許可はないということでしょう。

日本、シンガポールでは、「ありえない!そんな店に行くなんて!!」ということになるでしょうが、こちらでは、営業許可のない食品販売など、珍しくもなんともありません。営業許可のあるレストランですら、食中毒になることも少なくありません。とにかく、こちらでは、食中毒も自己責任です。アンラッキーだったね、で片付けられてしまいます。同じものを食べても大丈夫な人もいますので。

ちなみに、数ヶ月前に私の車が路上で思い切りこすられました。方向を無視して逆走してきた車にです。運転手は酒気帯びでした。目撃者も確保しています。100%あちらの落ち度です。でも、未だに警察は調査結果を保険会社に出してくれません。ローカルの友達などは、「諦めるしかないね」という反応です。

さて、脱線しましたが、糖質制限中の私。お菓子や米は我慢できます。でも、どうしてもやめられないのがこれ。

インドのスナック、トセー Thosai です。




トセーはシンガポールでもマレーシアでも珍しくないインド系スナックで、私もこれまであちこちで何回か食べましたが、あんまり好物ではありませんでした。

しかし、いつも私が前を通りかかる看板のない店。客はインド系のおじさんばかり。女の人の姿は見たことありません。言葉もマレー語とタミール語オンリー。というわけで、日本で女一人で牛丼屋に入る以上に、入りにくい店です。でも、ここのトセーは絶品だと近所の人に強く勧められて行ったところ、本当にびっくりするほど美味しかったのです!

トセーは米粉を溶いて伸ばしたクレープのようなもの。パリパリ、サクサクの部分としっとりした部分、そして、ちょっとツブツブの残る食感が人気です。ただ、普通そこらの店で出すものは、添えるチャツネーやカリーがイマイチだったのです。しかし、この店のカリーはどれも美味。それに加えてココナッツ・チャツネーはもう極上のうまさ。チーズのようなコクがあり、スパイスとハーブが絶妙なコンビネーション。まさにDivine!!な旨さです。


<夢にみるほど旨い、ココナッツ・チャツネー>

クリスピー感を楽しむためには、プレーンがおすすめ。

でもこれ以上にうまいのが、ギー・トセー。インド版バターであるギーを使って焼き上げたもの。クリスピー感が増すのです。それと、乳製品ならではのコクと風味が加わります。


<絶品のギー・トセー>

タマネギをたっぷり載せて焼いたバワン・トセーもお勧めです。おじさんは注文の度にタマネギを刻むので、新鮮です。

まさか日本人だとは気づいていないでしょうが、いつも娘と連れ立ってやってくる私をお店のおじさんやお客さんも温かく迎えてくれます。おじさん、私は糖質制限中なの。でも「コソン」といっても、ティーにはお砂糖が入ってくるのね。「砂糖はダメ!!」と何度もお願いして、ようやく砂糖無しのお茶にありつけるようになりました。それでも、砂糖無しが理解できないらしくて、お砂糖を持ってきて、入れろ、って言うんです。たしかにトセーに甘いお茶はよく合いますしね。

トセーは通常朝食か夕食に食べるもの。従ってこのお店はランチはお休み。
場所は秘密にさせてください。ローカルの人たちのための憩いの場です。でも根性のある食いしん坊の人はがんばって探しましょう。自己責任で。アルメニア通りのそばです。この辺でトセーが食べられるのは、ここだけ。看板はありません。隣に新しくできたブティック・ホテルがあります。

ちなみに、すぐまたそばに、バナナ・リーフの名店もあります。これはもっと見つけにくいはず。看板はもちろんありませんし、入り口からしっかり覗かないと、中が食堂になってるとは通りすがりでは気がつかないのです。ここも私は週2以上のペースで来ています。基本のベジタリアン・セットに、揚げ魚3匹、豆腐のマサラを食べて、なぜかRM5。最初来た頃はRM7だったのに、どうして安くなってるの?・・・ま、いっか。ここは昼から午後3時くらいまでしかやってません。

そのうちおじさんたちに「私は日本人だよ」と告白して、驚かせようと思っています。
マラッカに来たら必ず味わうスイーツに、チェンドルとオンデ・オンデがあります。
そのどちらにも共通することはマラッカ名産のグラムラカ(椰子の黒砂糖)をたっぷり使用していることでしょう。この2つは比較的どこでも簡単に味わうことができるのですが、もう一品、わざわざ足を運ばなければ出合えないお菓子があります。滞在中、二度も三度も足を運んでしまうのが「プトゥ・ピリン」のお店です。




マレー語で小さなお皿という名の「プトゥ・ピリン」。
生米を水に浸し天日干しにして砕いて粉状にし、さらに手でぱらぱらになるまで揉んだものを平たい小皿に盛り

その上に削ったグラムラカを散らし



さらに米粉を円錐状に盛り蓋をして蒸し上げたお菓子です。

ここのプトゥ・ピリンはどら焼きほどの大きさで、どこか和菓子の雰囲気もあり、韓国菓子のシルトッやペクソルギなどにも似ています。
蒸したてプトゥ・ピリンの下には刻んだフレッシュ・ココナッツがたっぷり。




幾度となく通ううち、ババのおじさんは私たちの顔を覚え、作り方のビデオを見せてくれ、実践を交えて教えてくれたのですが、片時も手を休めることのない素早さに、わかったような?分からないようなChieでしたが、平岡シェフはさすが!わずか数回できれいな形に仕上げていました。


熱々のうちに頬張ると蒸した米パフの間から濃厚な黒砂糖が口のいっぱいに広がり、サササ~っと溶けていきます。それはもう言葉にならない美味しさなのです。
かぐわしい黒砂糖の余韻がノドから鼻へとスッ~っとぬけてゆく感じがたまりません。


おじさん曰く、難しいのは米の挽き具合。微妙なザラザラ感を残しているからこそ、生地が黒砂糖をほどよく吸収し一体化して美味しさを倍増しているのでしょう。

米と黒砂糖と刻んだココナッツという非常にシンプルな組み合わせですが、グラムラカの名産地だからこそ出せるこの味!黒砂糖のクオリティの良し悪しで味が決まるのだと思います。

どんなに満腹でも、さっぱりとした口どけとグラムラカの香ばしさに軽く2個は食べられてしまうプトゥ・ピリン。私たちの夜食に毎晩のように登場する罪作りなお菓子なのです。




お店は夕方5時からから売り切れ終いです。必ず食べたい人はお早めに!
住所:252 Jalan Tengkera
チャイナタウンやオランダ広場から至近距離、マラッカ川を目前に臨む抜群のロケーションにある高級ホテルCasa del Rioにランチに行ってきました。



こちらでは月~土のランチにプラナカンのシェフが腕をふるうTingkat Lunchがあります。ティンカとはお弁当箱Tiffinのこと。

メニューは日替わりのようで2種類あり、平岡シェフとお邪魔した日はこんなメニューでした。

 

それぞれのメインにはアヤム・ポンテ(鶏とポテトの醤油煮込み)とイカン・チリ・ガラム(揚げ魚のフレッシュチリがけ)。

それにもれなくスープとニョニャ・チャプチャイ(野菜の炒め煮)やチンチャーロ・オムレツ、ご飯にアチャーとデザートが付きます。ここは是非2人以上で出かけて2種類の料理をシェアして召しあがる事をお薦めいたします。


4段重ねのティフィンをひとつひとつ開けていくと中はこんな感じに。


イカン・チリ・ガラムは、香ばしい揚げ魚に、ぎゅっと絞ったライムをきかせた爽やかなチリソースとのコンビネーションが抜群。こんなにたっぷりチリがかかっていて大丈夫?と思うでしょうが、辛さの中に塩気も酸味もきいているので意外とあっさり食べられます。

アヤム・ポンテも炒めたオニオンの甘さと黒醤油の旨味が存分に生かされ、一口で丁寧に作られたものと分かりました。


ニョニャ・チャプチャイはレストランで食べると野菜の具材が少なく、その分キャベツと春雨でかさを増している寂しい炒め煮が多いのですが、こちらは金針菜などもきちんと入り具材も豊富です。味の濃いメインディッシュに対し、やさしい味のチャプチャイは良い箸休めにもなりました。


チンチャーロ・オムレツも同じで、外で食べると異常に塩辛いか、逆に味が無いか、と、なかなかバランスの良い味に巡り合えない料理なのですが、こちらのオムレツは塩加減も絶妙でした。


胡麻と砕いたピーナッツがたっぷり入った芳ばしいアチャーもシェフのお手製。



ピクルスといえども手間暇かけるのがプラナカン。丁寧に作られた濃厚なアチャーとともに、ご飯がいくらでも食べられてしまうティフィン・ランチでした。


デザートにはココナッツ・アイスクリームの載ったチェンドル。そこにマラッカ名産の芳ばしい黒砂糖がたっぷりかけてありました。

せっかく行くならば、マラッカ川をのんびり眺められるテラス席でいただくことをお薦めします。



 マラッカに行く時は、前もって皆に知らせていかないと、道を歩いているだけで必ず誰かに見つかってしまい、それが後から伝わり、「何で知らせなかった!?水くさいじゃないか!」と、なってしまいます。皆が私たちの常宿を知っているため、道で見かけたとわざわざ電話をくれる人もあり、ロビーに友達が来ているよ、と突然レセプションから呼び出されることもしばしばです。

で、必ず彼らから食事に行こう、いつ空いている?と嬉しいお誘いのオンパレードとなるのですが、プラナカンの世界は人間関係が大変複雑ですから、うっかり誰かと食事の約束をしている、とは言えないのです。

そのような訳もあり、昼も夜も夜食までダブルで掛け持ちが連日となり、滞在中は軽く三キロは太ってしまいます。

時にお節介ともいえるマラッカの人達の分厚い義理人情に毎回感激して戻ってくるのですが、のんびりホテルで休む事もできず、毎回胃袋がフル回転の旅となるのです。
それでも『もう食べられない~』とギブアップすることが無い私たち。美味しい物を食べさせてもらっているからでしょう。

そんな中、プラナカンの友人2人からそれぞれチーズビーフンを食べに連れていくから、と言われました。ビーフンですからイタリアンではなく、チャイニーズ・レストランにです。

どうせ、同じ店に行くのだろうと思っていたら違いました。いま、マラッカではチーズビーフンが流行中なのでしょうか\(^-^)/

まずは、Aunty Fatso (太ったおばちゃんという店名) のチーズビーフンから。


蝦の殻で取ったダシと鶏などのスープベースにチーズを溶かし、麺を煮込んだもののようで、ビーフンがチーズ味のスープをしっかり吸い込み幾分柔らか目の仕上がりになっています。マラッカですから、決して高級なチーズを使っているわけではないのですが、ネギがアクセントになっていて風味が良くツルツルといくらでも食べられてしまいました。

ほかにはこんな個性的メニューもありました。イポー名物ゴールデン・ピローの変形バージョンでしょうか?



中華レストランで味わうカリー、マレーシアですからしっかり辛くて美味です。スパイシーなカリーを甘くてふんわりとしたパンとともに食べるのがこの料理の美味しさのポイントでしょう。

Fatso名物の塩卵味の蟹と黒胡椒味の蟹も満喫しました。




もう一軒のチーズビーフンはこちらのお店。

このレストランの混み具合は半端無く、10日前に予約しておいたからね、と友人に言われ行ってみて納得。身動きが取れないほど人で埋め尽くされていました。

こちらのチーズビーフンはFatsoに比べて洗練されています。



ぷりぷりの大きな蝦がゴロン。ビーフンもアルデンテ。スープの色は濃い目ですがFatsoに比べて上品で香ばしく、サラリとした味わいのチーズビーフンでした。

もちろん他の料理も新鮮で美味。マラッカ名物イカン・ゴレン・チリ(揚げ魚のサンバルがけ)も見た目ほど辛くなくお薦めです。

FatsoもTong Shengも、どちらも甲乙つけがたいマラッカの味でした。

本日はハリ ラヤ・プアサ(Hari Raya Puasa)。
30日間続いていたイスラム教徒のラマダン(断食)明けを祝う大祭です。着飾った親戚一同が勢揃いして、街はお祝いモードと化すことでしょう。

マラッカに住むマレー人の友人に、ハリラヤに欠かせないお料理は?と聞くと、
クトッパとルンダンと言う答えが。両方とも幾度となく食べてきましたが、ルンダンに使う肉はこれ佃煮??というほどカチカチに煮込まれたものが多く、ご飯のお供にはぴったりの美味しさなのですが、お肉のほどよい食感と旨味が感じられるルンダンに出合ったのはジョホール・スルタンの叔母様の家でご馳走になって以来、あとはなかなか印象に残るルンダンとの出合いがありませんでした。
クトッパに至っては、中のお米がこれまたカチカチの羊羹状になっているものが多く、美味しいと思って食べたことは皆無なんですが、、と言うことを素直に伝えると、「我が家の奥さんが作るものは絶品だよ、食べてみる?でもクトッパを包むヤング・ココナッツ・リーフのシーズンが来るにはあと数日かかるけど」との嬉しい返事が。

私と平岡さんはその日を心待ちにして料理の到着を待っていました。
そして数日後の夕暮れ時に彼から届いたのがこちら。




さわると出来立てのほやほやでまだ柔らかく、ルンダンは鶏肉でしたがグレイビーの色つやを見ただけで「おいしそう!」と食べる前から平岡シェフと狂喜乱舞。 
隣に写っている鶏の串刺しはアヤム・ペルチック、これは近所で買ってきて下さったもの。
早速部屋に持ち込み戴くことに。



まずはルンダン。家庭で丁寧に時間をかけて作り込まれた芳醇なグレイビーにスパイスがしっかり染み込んだカンポン・チキン。2人とも最初のひと口でノックアウトされてしまいました。
甘辛のバランスとテクスチャーと3拍子揃った、これぞまさにお母さんの熟練の味!と言いながら食べる手が止まりません。
隣で平岡シェフが、ルンダンもドライではなく、このくらいたっぷりとした量のグレイビーだと美味しさも倍増ね、、と帰国してからのルンダン作りに早くもトライしたそうな雰囲気です。
油をふんだんに使っていますが、そこがまたイイのです。最近のオイル・フリーなんて美味しいマレー料理づくりには通用しません。

お次はクトッパ。中を開けるとふんわりココナッツ・リーフとお米の良い香りがします。



クトッパに添える炒ったココナッツにスパイスを加えたものと、サンバルソースも奥様の手作りです。
クトッパは冷凍品なども出回っていますが、それとは似て非なるもの。ふっくらとした米の食感はマレー風おむすびといった感じでした。彼曰く、これでもまだちゃっちゃと簡単に作ったものだから、本当に美味しいものを食べたければハリラヤまで居なさい、、、と言われましたが、叶わぬ夢。私たちにはこれでも充分すぎる美味しさでした。

マレー料理もニョニャ料理と同様、レストランでは決して味わえない「本当の美味は家庭にあり」、を再確認した、マラッカの幸せな一夜でした。


これはシンガポールのゲイランセライで購入した可愛いクトッパのポチ袋です。





  • ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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