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マレー半島モンスーン寄稿
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マラッカの荘厳なババの結婚式とは比べ物にならないほど素朴な結婚式、でも村中の人や親戚縁者が一同に会する楽しいカンポン・ウェディング。のどかな田園風景やバティックの洗濯物が色鮮やかなマレー農家の並びを眺めながら着いたところは、やはりマレー農家とはほとんど変わりのない家。しかし規模は大きく、広い敷地内に3軒が建っており、そのうちの一軒はマラッカでいう「ルマアブ」(先祖の位牌を置く家)でした。

IMG_9588.jpg
IMG_9566.jpg
















料理は家族はもちろん村の人たちの協力も得て、裏の台所で手作りです。でっかい鍋に煮込まれたビーフのカレー、チキンのカレー、白キクラゲと鶏足のケラブ(サラダ)、アヤム・ペルチック(クランタン式のバーベキュー・チキン。ココナッツベースのソースを合えてある)などが並びます。炭火であぶったアヤム・ペルチックは外で売っているものよりもずっと美味しく、おみやげにしてもらったほど。でも不思議ではありませんか?チャイニーズの結婚式なのに、中華料理らしいものはひとつもありません。もちろん誰も文句言いませんし、違和感すらないのです。

IMG_9595.jpgゲストのテーブルもたくさん並んでいますが、もう好きなところに勝手に座って、という感じで、知らない人と相席になったりと、日本の堅苦しい結婚式からは考えられない自由さ。好き勝手に料理とって来て食べたり、おしゃべりしたり、そのうちギャンブルも始まります。







写真左)ギャンブルに興じる人々。マレー人みたいな人もいますね。



IMG_9620.jpgしかし、好き勝手に遊んでいるゲストたちはよそに、家族たちは儀式をちゃんと執り行います。祭壇前には料理が並べられ、新郎新婦がお線香を供え、ルマアブにも同様に儀式をやったあと、献茶の儀式ティー・セレモニーが始まります。年長者から順に席に座り、新郎新婦がひざまずいてお茶を捧げます。これは年上の家族・親戚に対し忠誠を誓う儀式です。そのかわりお茶をもらった人たちはアンパオ(祝儀袋)をあげなくてはいけません。アンパオの中身はキャッシュでもいいし、宝石でもいいのです。「とても高くつくお茶」と言われます。







IMG_9607.jpgIMG_9613.jpg祭壇のしつらえもルマアブもババに比べると非常に質素なものですが、古い家はやはり威厳を感じますね。
どうですか?なかなか良い写真が撮れたと思います。






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Chie 2008/09/19(Fri)05:58:36 編集
美紀さん


重厚な木組みのルマアブと、そこに貼られた中国語の文字、花嫁が着ているウエディング・ドレスといい、ここはいったいドコ??と思わせる、なんとも言えない不思議な雰囲気をかもし出していますね~~~~おもしろい~~~~~

本当に貴重な経験をされましたね!!

白木くらげと鶏足のケラブとかタイっぽいですし、アヤム・ペルチックなど、マカンの平岡さんが聞いたら是非教えて~~~となったことでしょう。

人たちのお顔も、少し地黒の中国人という感じかな??
アンパオの中に「宝石」も入れるって、さり気なくてお洒落。結婚式ならではですね☆
  • 無題
まい 2008/09/19(Fri)17:23:14 編集
村人総出で手作りの料理を庭で供すなんて、マレー人の結婚式を見ているみたいです。びっくりしました。華人の結婚式=高級レストランというイメージしかなかったんですが。

別棟(おおっ!)のルマ・アブは伝統的なクランタンの建築ですね。今ではなかなか見られなくなりました。素晴らしい。
  • 無題
Miki 2008/09/20(Sat)10:49:17 編集
ちえさん

ルマアブでの儀式はまさに異空間。自然の光がまた美しいですね。ここでフラッシュ焚いちゃ、いけないんですよ。
アヤムペルチックはシンガのGさんと一緒に作ってみたことがありますが、あの彼も気に入ったのですから、マカンさんも気に入ること間違いなし。からめるタレの味が決めてです。

まいさん

やはり。この古民家はクランタン式建築なのですね。ここの家の人たちが「マレー建築なんだけどね」とは言ってたものの、クランタン式のマレー建築についてじっくり観察している時間は5日間ではなかったため、その特徴とかまだ掴めてません。マラッカのババなどは裕福だから中国から職人を集めて家や家具を作らせたりしたようですが、クランタンの中国人たちにはそういう資金力もなく、地元のマレー大工に作らせたのではないでしょうか。またこの造りがクランタンでの農村での暮らしにはしっくりくるのでしょうし。

都心部ではショップハウスも若干ありましたが、お隣の首都クアラトレンガヌのようなショップハウスの並ぶ街並はありません。クアラトレンガヌにマラッカみたいな通りがある方が不思議なのですが、やはり同じ東海岸でもクランタンは同化の度合いが進んでいるように思います。
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