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マレー半島モンスーン寄稿
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IMG_9543.jpg次に忘れてならない名物料理が、Ayam Percikでしょう。

ココナッツベースのちょっぴりスパイシーなタレをまぶしながら焼くバーベキュー・チキンです。焦げ目がつくようにしっかり焼いたのがおいしく、タレはとろっと濃いめの方がおいしいですね。同じタレで魚のバーベキューなんかもありましたよ。









IMG_9672.jpgそれからこれは名人といわれるチャイニーズの方のお宅でごちそうになったクランタン式ラクサ。シンガポールやマラッカのものよりも白いですが、各自でチリペースとを和えて辛さを調整します。魚は焼くか蒸すか忘れましたが、とにかく火を通して細かく身をほぐし、それと一緒にココナッツミルクを弱火でずーっと数時間煮込まないといけないらしいです。鍋を延々とかき回し続けなければいけないらしく、お客(私)でも来ないと作る気にならないとか。

もっちりとした米の麺にこのスープをかけ、ブンガカンタン(しょうがのつぼみ、茗荷みたいなもの)、ラクサリーフ、キュウリ、もやしをのせ、チリペーストを添えます。優しくてコクのあるスープ、皆さんおかわりしていました。

これとよく似たものにクランタンではラクサムと呼ばれる麺料理があります。スープは基本的に同じものかと思いますが、麺が特殊。ぼてっとしたチーチョンファン、(おそらく、まず米の粉のクレープを作り、それをのり巻きのように丸めて、1cm幅くらいで輪切りにして行くのだと思います)なのです。これを先週ジョホールバルの屋台で買ったのですが、うちの娘が一気に平らげました(ちえさん、あのときの、アヤム・ポンテーを独り占めしたときのように・・・)。

ラクサもニョニャ・ラクサに、シンガポール風のラクサ(油揚げなどが入ってる)、ジョホール・ラクサにペナン・ラクサ、そしてこのクランタン・ラクサと実にいろいろありますね。私はどのラクサも大好きです。V国に行って単調&味の素たっぷりのあちらの麺料理にうんざりしたとき、ずーっと頭をよぎっていたのは「ラクサ」。日本のラーメンとはまったくタイプが異なりますが、スープの味の奥行きの深さでは世界でもトップクラスと言っていいですよね。

IMG_9654.jpgそれからこれは番外編。
マレー・クラフトの名人のお宅を訪問したら、そこの家の軒先に干してありました。完成品は撮影できませんでしたが、アガアガ(ゼリー)を固くなるまで干したら出来上がりのよう。砂糖をまぶしたようなゼリーのお菓子になります。ちえさん、まいさん、このお菓子、何?この写真のものはまだ未完成ですが、すごく綺麗なので撮影してしまいました。きっと今頃ハリラヤの食卓に並んでいるんだろうな。



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  • 無題
Chie 2008/09/30(Tue)19:50:22 編集
ラクサは、マレーシアやシンガポールに駐在した人、逆にこちらに住んでいるマレーシア&シンガポールの人が最も恋しくなるお料理のようですね。
地域によってスープの味が様々なのも、また郷愁を誘うのでしょう。
ラクサ独特のコクと香りは「美味しいラクサ」を一度でも味わったことのある人ならば忘れられない味になることは確か。先日、東京のとあるお店でラクサにチャーシューがはいっており、ぶったまげました!!!
かつてシンガポールに、サラワク・ラクサの屋台があったのですが、これがまたすごく美味でした。そのあとクローズしてしまいましたが、サラワク・ラクサを現地にて食べてみたいです!


さてこの寒天を干す菓子など、さすが南国で考えそうなお菓子ですね~~~よく見ると中にフルーツ?のようなものが入っているんですか?
普通、こういったゼリーは果実の持つペクチンで固めるんですが、所変われば・・・でしょう。あちらのアガーは、炎天下でも固まるほどめちゃくちゃ固いんですものね。繊維質が適度に残った面白いテクスチャーに仕上がるんでしょうか??一度試してみたいです。

ともかく、お祝いらしい鮮やかな色合いが眩しいですね☆
  • 無題
まい 2008/10/06(Mon)10:24:22 編集
番外編。これはアガアガ・クリンと呼ばれています。クランタンでは、これを可愛い容器に入れて結婚式の引出物にすることが多いです。日持ちがするので、作り置きができるでしょうか?
  • 無題
Miki 2008/10/06(Mon)11:42:06 編集
アガアガ・クリン?
クリンってあのKling?
アネネ〜、のKlingですか??
(この会話、まいさんくらいしかわかるまい)

たしかに贈呈用にぴったりな可愛いお菓子ですね。
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