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マレー半島モンスーン寄稿
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マレー料理とカテゴライズしていいのか、シンガポール、マレーシア、インドネシアではナシ・パダンと呼ばれるインドネシアの料理が人気です。
ナシ・パダンはもともとスマトラ島(大地震が続発しています)の西部、ミナンの料理です。この地方の料理は激辛料理として有名ですが、ただ辛いだけでなく、おいしくてバラエティー豊かな料理として人気があり、私もとっても大好きです。もちろんイスラム教ですので、豚肉などは使用されません。

インドネシアのジャカルタなどにも、サリ・ブンドなどの有名店がありますが、シンガポールも負けていません。アラブ・ストリートのサルタン・モスク周辺やゲイラン・セライにもたくさんのお店があります。

シンガポール中のフードコートにも必ず一軒くらいは入ってますが、どこがパダン料理なの?といいたくなるほど、ただやたら甘くておいしくありません。フードコートなどにあるのは通常マレーライスと呼ばれますが、ナシ・パダンとずうずうしく名乗っている店もあります。できればフードコートなどでは食べないことです。

さて、ナシ・パダンは本来、こんな感じで供されるものです。
客が席につくと、一通り全部の料理がテーブルをいっぱいに埋め尽くします。どれを食べてもいいのですが、お会計は食べた皿の合計になります。
ここで疑問です。
本当はやってはいけないのでしょうが、「これなんだろ?」って1口味見したあと、「いらないや」と残してしまった皿。ジャカルタの場合でしたが、それはどうも会計には加算されませんでした。それは次の客にまわるのでしょうか?
というわけで、シンガポールではこのスタイルの出し方は御法度なのです。衛生上問題あり、ということで、テーブルいっぱいを料理が埋め尽くす、というスタイルでは食べられません。

シンガポールでは写真のようなスタンドに料理が並び、食べたいものをよそってもらいます。1人で食べる場合は、ライスにおかず2〜3品をぶっかけてもらうのが普通ですが、2人以上の場合は、ライスとは別々にしてもらい、おかずをいろいろ頼むのがおすすめです。
2人でおかず4〜5種類、飲み物付きでたったのS$10前後で済みます。

私見ですが、私はシンガポールのナシパダンの方がジャカルタのものよりも好きです。ジャカルタのはなぜか価格帯がシンガポール以上の店が少なくなく、あまりにも塩辛すぎて食べられないことが多かったです。もちろんシンガポールでは見ない珍しい料理も並び、興味深いものではありましたが。あと、シンガポールのものはそれほど辛くありません。

シンガポールのナシパダンでのおもなメニューと言うと、
gulai lemak ココナッツミルクたっぷりで煮込んだカレーのようなもの(牛、鶏)
rendang ココナッツミルクたっぷりだけど、煮汁が殆どなくなるまで煮たもの (牛、鶏)
Ikan Asam Pedas 酸味のあるタマリンドとチリで煮込んだ魚料理
Ayam Bakar チキンの炭火焼(魚バージョンもあり)
Ayam Bakar Opor 炭火であぶったチキンをココナッツベースのソースで煮込んだもの
udang balado えびチリ/パダン風? ゆで卵バージョンもあり
sambal goreng テンペなどを細かくダイスして野菜と炒めたもの
バガデル インドネシア版コロッケ。衣は付けない。表記・呼び方さまざま
オムレツ チリや野菜入りのちょっとスパニッシュオムレツ風(薄いけど)
ソトアヤム カレー風味のチキンスープ
などなど。
もちろんもっといろいろあります。

私はいつも食べきれない場合は何品かを「グレイビーだけくれ」と頼んで味見しています。
で、絶対に外さないのが、さまざまなサンバル。サンバル・ブラチャンもありますが、特に好きなのは、チリをとことん炒めて作ったもの。赤チリのグリーンチリの2種類がありますが、これだけでご飯食べられます。

ですから、皆さん、マレー/インドネシア料理といったら、ナシゴレン、タフテルー、ガドガドなんてものばかりじゃないのです!甘いのあり、辛いのあり、酸っぱいのあり、と非常にバラエティー豊かなのですよ!


サルタンモスク周辺のおすすめナシ・パダン屋は下記の通りです。
<カンダハール通り>
Nasi Pariaman サルタンモスク界隈の人たちおすすめ
Minang 私&地元おすすめ
Sabar Menanti マカンストラなど地元紙おすすめ でも そのせいで高くなった
HJ Maimunah - Jalan Pisangにある。広い店内、豊富な料理の種類、ファーストフード風で旅行者も入りやすい。
ゲイランセライにちかいJoo Chiat Rd.にも大きな支店がある

オーチャード界隈にもあります
<ラッキープラザ>
Minang House 最近のヒット!料理の種類は少ないけどおいしかった!
<Killiney Rd>
Warung Nasir センスのいい店。料理も丁寧でおいしい。白人も来るので高いのが難点
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  • 無題
2007/09/29(Sat)18:34:59 編集
すっごい!

これ食べに行くだけでも価値ありそうです。

たのしそう!
  • 無題
Miki 2007/09/30(Sun)09:50:00 編集
食いしん坊数人で行くと一番楽しいです。
ココナッツミルクを使用するカレー風の煮込みが多いですが、もちろん素材によってハーブ・スパイスの組み合わせが違いますから、いろいろな味が楽しめます。
  • 見ているだけでうきうきしますよ!
Chie 2007/10/01(Mon)02:48:11 編集
Mikiさん

そう!ナシ・パダンもシンガポールにいらしたら是非とも食べていただきたいお料理ですよね。

以前、プラナカンの女形GTライさんと食べに行ったお店はHJ Maimunahでしたっけ??

小さな巻貝の「チュチュ」にお2人がかぶりつく姿が印象に残っています。

おかずがずら~~り勢ぞろいするナシ・パダンは、どれを食べようか迷いまくり、見ているだけでウキウキしますが、どの料理も似たように見えて、ほとんど同じソース、同じ味付けがない、という感激ものです。

インドネシア料理も本当に奥が深いですね~。
スパイスの使いこなし方はインド料理にも負けないと思います。

個人的には「ゆで卵のサンバルあえ」が大好物なんですが、よく笑われます。

以前、インドネシア・プラナカンがやっているお店も訪ねましたが、これまたスパイスの使い方が絶妙で、マレーシアで食べるプラナカン料理とはまたひと味違う、素晴らしい味でしたね。

日本では絶対に食べられない味だな~~~~
  • 無題
ML URL 2007/10/01(Mon)06:49:42 編集
どうもです~。
いま仕事の関係でちょっとやつれているのですが、おいしそうなお料理に、また打ちのめされにきました~。
嗚呼!!

今日、こちらの新聞に有事に備えて備蓄されている非常食のことが出ていました。それが、普段食べられているフィンランド料理・食材とほとんど変わらないみたいで、苦笑していたところです。

お金を貯めて避寒に行きたいです!東南アジア!!

  • お国柄=気候だと思います
Miki 2007/10/01(Mon)10:32:20 編集
東南アジアに結構多いフィンランド人ですが、フィンランドのように寒い地域の食べ物はどうしても保存食的なものが多いのは仕方がないですね。きっと保存食と日常食の差がないんですね(笑)。
反対にこちらは一年中食べ物に困らない、それでマレーは世界一レイジーだ、と言われています。たしかに「あせってどうする。お金きれても、ジャングル行ってバナナでも食べりゃあいいし、タロイモ掘って蒸せばいいし」って感じなのです。保存食らしきものは殆どないですね。マレーは江戸っ子のように「宵越しの金はもたねえ」ってのが多いです。でも江戸っ子はそれが貧乏の美学だったけど、マレーの場合は明日のことなんて明日考えればいいやあ〜、です。未だに貯金もしない人が珍しくないですよ。
ナシ・パダンとはちょっと違いますが、マレーシアではおかずを何種類も用意して、それを客がライスの上に好きなように持ってレジへ持って行って清算するスタイルの屋台や食堂がマレー料理に関わらず中国料理屋でも多いのです。客の好きなように取らせる、少しぐらい多めに取ってても目をつぶる、というおおらかさはマレー的だな、と思います。反対に中国人が多く、せちがらいシンガポールではそんな店はありません。店員に食べたい料理を指差して盛ってもらうのです。おおらかなマレー系が中国人(とくにシンガポール人)が嫌いなのはそういうところでしょう。
マレーのアバウトさは居心地のよさすら感じますが、仕事となるととっても困ることだらけです。
保存食のような日常食を食べているような国の人たちは規律正しい感じがします。でもロシアは例外ですね。両極端に走る熱情的なロシア人に対し、フィンランド人はドイツ人のように冷静なイメージがあります。
  • チュチュ
Miki 2007/10/01(Mon)10:44:49 編集
チュチュはどうも中国系の人たちの呼び方で、マレー語ではSiputだったかな。あれは貝そのものはうまいものではないけど、ソースがめちゃうまい。一般旅行者にはちょっとおすすめしない(貝毒の危険ありそうな感じですね、いかにも)けど、こっちの人たちは大好きです。チューッチューッと貝をすすらないと身が食べられないのでそう言う名前で呼ばれていますが、ブリッツどもが見たら顔をしかめそうな現場ですね。日本人がラーメンやそば食べるのより見苦しいかも。
こっちの食べ物って食材そのものの味が薄いから、ソースがおいしくないとだめなのです。たとえばチリクラブ。素材がよかったらあんな料理はできなかったでしょう。日本の蟹だったら、何もしなくてもおいしいでしょ。でもタラバガニでやったチリクラブはとってもおいしかった。

そう、あれはHJ マイムナです。あそこは料理の種類多くていいですよね。スイーツも充実しているし。
でもああいう店に一緒に行ってくれるのはプラナカンの人たちかチエさんくらいだよ。ニョニャ料理を研究するなら、マレーやインドネシア料理の知識もないとダメだよね。
  • チュチュ&トゥーラン
Chie 2007/10/02(Tue)03:49:02 編集
あれ、ローカルの人好きですよね~
チューチュー音をたてて、おいしそうにソースをすする人たちを初めて見たとき、びっくりしました。
生でも食べるんですかね???

一度、シンガポール・グルメ本のマカンストラの人に「これおいしいんだよ~~~」と異常に勧められましたが、さすがに何でも食べる私でも肝炎怖くてやめました。

MikiさんはGTライ氏とチュチュで盛り上がり、
そのあとGTさんお手製のチュチュを食べに行ってましたよね。

チューチューする、といえば、衝撃的だったのがTulang(トゥーラン)という羊の骨の骨髄にストローを刺して、チューチューすする光景もショッキングでした。これにはずいぶんハマリ、おいし~スープ・トゥーランを求めて色々なストールを食べ歩きましたよ。
骨髄好きのフランス人もぶっ飛ぶダイレクトな食べ方。しかもスパイスがごっついきいてて美味しいよね~~

Mikiさん、今度一緒に行きましょう。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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