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マレー半島モンスーン寄稿
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ずいぶん前に訪問した際の写真ですが、引き続きいただけるとのことで恵比寿にあるウエスティンホテル東京で味わうオリエンタル・スタイルのアフタヌーンティーをご紹介したいと思います。

シンガポールやマレーシア、バリなどでは当たり前のアジアン・スイーツを使用したアフタヌーンティーですが、日本で食べられるところは少ないものです。都内でも数えるほどでしょうか?

内容は日によって若干変わるそうですが、下からチキンとビーフなどのサテーに上品な味のピーナッツ・ソースを添えたもの。

中段はエッグタルトにタロイモをムース状にして蒸し焼きにしたタロイモ・ケーキと、バナナのピューレが入った揚げ春巻き。


一番上にはタピオカ入りココナッツ・スープとバナナブレッド、フルーツ・ポンチといった誰もがなじみ易い南国風のアイテムが並びました。


甘いものを沢山いただく時には必ず塩味系が入っているのが鉄則。その点、サテーがいい塩梅でお口直しになりました。また、嬉しいのは十数種類ものお茶の中で好きなものを何種類でも飲むことができることです。

クロテッド・クリームをたっぷりぬって戴くスコーンや、サンドイッチも良いですが、これから暑くなる時期に向け、もう少し爽やかで軽めの午後のお茶にぴったりかもしれません。


「ザ・ラウンジ」
ウエスティンホテル東京 1F
アフタヌーンティー・タイム 12:00~18:00(3時間制)
予約:03-5423-7865 

PR
今週の土曜日、5月12日から20日(日)までシンガポール映画祭が東京六本木シネマートで開催されます。




12日のオープニングには、新進気鋭のシンガポール人監督ロイストン・タン氏を囲んでのトークショーとシンガポール料理のディナーレセプションもあります。

実はシンガポールはインドのボリウッドとまではいきませんが、小さい国ながら国内制作の映画が盛んで、住んでいた時には頻繁に通いました。
これがなかなか興味深いものが多く、どうしてもっと世界に出ていかないのかなぁ~と思っていました。

様々な人種が暮らすシンガポールの中で、文化の違いとともに家族のあり方を描いた心をゆさぶられる涙の映画が沢山あり、
その中に社会の陰影のようなもの、社会情勢を反映しているものが多かったです。

またひとくちに中国系といっても福建省やら客家やら潮州、海南といった地方によってのキャラクターの違いなども面白く感じさせるものもありました。

久しぶりに聞くシンガポール独特の英語 「シングリッシュ」 を楽しみに、何日か足を運んでみようと思います。

そう、グレン・ゴーイ監督によるペナンのブルーマンションを舞台にした妖気漂う 映画 「青い館 The Blue Mansion」も上映されますよ!

詳しいスケジュールはwww.sintok.org までどうぞ。

Sintok 2012
シンガポール映画祭
Singapopre Film Festival Tokyo
シネマート六本木にて
☎03-5413-7711
港区六本木3-8-15
私たちの本でも紹介してきたペナンの「孫文の家」記念館が日本語ウェブサイトを立ち上げました。

こちらをクリック ↓

http://www.sunyatsenpenang.com/?page_id=964



外観も最近お金をかけて修復されたばかりです。

ペナンにお出かけの際は是非お寄りください。
先週、マレーシア本国からのセールス・ミッションの来日に伴い、フォーシーズンズホテル椿山荘にてセミナーとレセプションが行われました。






時間の関係でセミナーには参加できなかったのですが、そのあとのレセプションにお邪魔させていただきました。

ピアノやフルートの生演奏が入る立派な会場にて着席式のビュッフェdinnerです。
ホテルのシェフが腕をふるったというオタオタやサテーにチキンカリー、ミーゴレン、チキンライスといったマレーシアの名物料理がズラリ!
米国のCNN Goで「世界の美味しいお料理、第7位」にランクインしたアサム・ラクサまで並んでいたのにはちょっとビックリしました。濃厚な魚介のダシがきいたアサム・ラクサのスープが大変おいしく、優雅な雰囲気の中でマレーシア料理を楽しんで参りました。

さて、この日の本題はこれからのマレーシア旅行のコンセプトについて。
震災後の人々の意識の変化の中で、旅に求めるものも家族や友人との『絆』を深めるための旅行や、また新たに 『学び』 を求める傾向に注目し 『マナベル・トラベル』 のコンセプトのもと、今後数年に渡り新たなプロモーションを行っていくそうです。

その「学び」を手助けするのにズバリの本 『マレーシア留学ガイド』 がイカロス出版さんから発売されました。

ターゲットを絞り、ひとつのものを深く掘り下げる充実した内容で定評のあるイカロス出版さん。以前『マレーシアの休日』という本でお世話になりましたが、今回の 『マレーシア留学ガイド』 も情報がぎっしり詰め込まれています。




今、なぜマレーシアで留学なのか? おすすめの学校選びはもちろん、価格、各学校の比較研究、
事前の準備スケジュールや卒業後の進路、留学にかかる予算のシミュレーション、企業や学生さんへのインタビュー、住まい探しや医療事実などなど、細部に渡り綿密な取材がされており、まさに至れり尽くせりの内容です。
この本が一冊あれば安心して留学に旅立てる、そんな本になっています。

ビーチリゾートやロングステイだけではない、マレーシアの新たな魅力 『マナベル・トラベル』、年齢に関係なく新たな渡航のチョイスに、是非とも加えて欲しい一冊です。


『マレーシア留学ガイド』 1200円(税込)
書店にない場合はイカロス出版のホームページからも購入できます。
http://www.ikaros.jp



私たちの著書でお世話になった、ジャワ更紗 (Batik) の研究家集団 【クンプル】 さんのコレクションが開催されます。
膨大な数の更紗を所有するクンプルさんの展示会は3年に1度開かれる大変貴重な会です。

長い年月をかけて丹念にジャワ更紗の研究をし続けているクンプルさん。

幾度となく現地に通い詰め、集めたバラエティーに富んだバティックのコレクションは圧巻で、研究会にお邪魔させて頂いた時に見せていただいたプラナカンが好んだプカロンガンの優美な花模様のバティック、遊び心のある西洋柄のバティック、深い柿色をしたエキゾチックなバティックなど、どれも素晴らしく1日いても到底見切れないほどでした。

今回は「模様の郷園」と題し、コレクションの中から100枚の更紗に加え、明治~大正時代にジャワ島に渡り、現地でジャワ更紗の商いにも携わった澤部家の貴重な記録もあわせて展示されるそうです。

インドネシアのロウケツ染めであるジャワ更紗は2009年にユネスコの世界無形文化遺産に認定されています。この機会に一枚の布からインドネシアの風景に想いを馳せ、エキゾチックで精緻な手仕事の世界を堪能されてみてはいかがでしょうか。


●2012年4月18日(水)~4月22日(日)まで

主催クンプル(ジャワ更紗研究会)

時間:10時~17時

会場 :三鷹市芸術文化センター 地下1階展示室

電話 :0422ー47-9100

入場 :無料

(アクセス)
JR三鷹駅南口4、5番バス乗り場から「八幡前・芸術文化センター」下車すぐ。
または6、7番バス乗り場から「八幡前」下車1分

三鷹駅からは徒歩約15分

いつもこのブログを読んで下さっている北京在住の方から現地にあるニョニャ料理店「Nyonya Kitchen」の写真をお送りいただきましたので、ご紹介したいと思います。

北京にまで立派なニョニャ料理店があると知り、なんだか嬉しくなりました。 人気なのでしょうか?2号店まで出されています。

もとはといえばプラナカン・チナの故郷は中国ですから、エキゾチックな味わいの中にも、どこか親しみやすいお料理でもあるのでしょう。メニュー表まで写真に撮っていただいたのですが、
定番のバビ・ポンテーからニョニャ・チャプチャイ、サンバル・ウダン、アサム・プダス、ニョニャ・カリー、ラクサまで!数十種類にもおよぶ完璧に近いラインアップのニョニャ料理をサーブしているのにはビックリでした。



写真は前菜の 「クエパイティー」 本格的ですね。しかもおいしそう!奥に見えるのはサンバル・ウダンでしょうか?ちょっとエビチリ風なのが微笑ましいですね。




こちらは最も中国料理らしいニョニャ料理の筆頭 「バビ・ポンテー」 奥はニョニャカリーです。いずれもしっかり油を使った北京ならではの濃厚な味付けに見えます。


元来ニョニャ料理のおいしさ、素晴らしさはマレー料理の技法や現地の素材を取り入れながらも、それとは全く異質の中国料理のエッセンスを巧みに練り込み、その料理に奥行きと洗練をもたらしていることです。バラエティー豊富なメニューの数々も中国料理というゆるぎないベースがあったからこそと言えます。


ハイブリッド料理の面白さは各国料理のエッセンスを凝縮し、イイトコ取りをした料理を味わえることです。もちろん間違えたらとんでもない味になってしまう危険も多々ありますが、ニョニャ料理は長い歴史の中で、お互いの国の生活習慣や風習を取り入れながら、家庭の中で丁寧に丁寧に作り込まれてきた、非常に完成度の高いお料理です。

そして食することをこよなく愛した中国人のこだわりの結晶ともいえる料理なのです。もし北京に行く機会がありましたら、必ず立ち寄ってみたいと思います。

北京のHさん沢山食べていただき、お写真をありがとうございました!


「Nyonya Kitchen」娘惹厨房(国貿商城店)
朝陽区建国門外大街1号国貿一期国貿商城B1楼
010-65050376
国貿商城の地下1階、味千ラーメンの隣。
タイのプーケットで毎年恒例のオールドタウン・フェスティバルにマレーシア政府観光局がジョイント。そのマレーシア・プロモーションのお手伝いで私Mikiはプーケットに行って参りました。ニョニャ・クバヤテイラーとして人間国宝のリム・スイーキムさん(以下キムさん)のアシスタントとして。



以前から親しくさせていただいているタイ・プラナカン協会も参加のナイト・ストリート・フェスティバルです。ニョニャ・クバヤの刺繍実演にはプラナカンの皆さんだけでなく、プーケット市長さん(下の写真中央の女性)も興味津々、市長さんは2度も見に来られたほどです。



タイでもリトルニョニャのドラマがヒットし、今タイでは、クバヤのことを「ヤヤ」と呼び、だいぶ人気が出てきました。ただし、タイ製のかなり安い偽物がでまわっているため、現地の人たちに何が本物のニョニャ・クバヤなのかを説明するのは大変でした。


ちょっと違和感感じますよね?すんごくタイっぽいです。
※この女性はリッチなマダムなので、お召しのクバヤは安物ではありません。特注品だそうです。

イベントが終わった翌日、ペナンのクーコンシーをモデルにした寺院をプーケットにも建てるということで、そのオープニングイベントに政府高官が来るので、是非紹介したいとほぼ無理矢理連れて行かれました。VIPがたくさん来るからクバヤで正装して来るようにと連れて行かれた先は、まだ工事中の土むきだしの場所。おまけに炎天下で、クバヤで正装していた私やキムさんはかなりへこたれました。それでも政府高官との記念撮影はプーケットの友人の絶妙な計らいで大成功。1台のリムジンが会場内に入って来たなあ、と思ったら、友人が私たちの腕をがっちり掴み、猛ダッシュ!紹介された方は、ハンサムだったタイの前首相のブレーンだそうです。プーケットの人たちはアンチ・タクシン派が多いので、前首相のサポーターが多いのです。



ちょうどこの日は中国正月の天帝の誕生日に当たる日。会場では飲み物や食事が無料で振る舞われていました。その中でごちそうになった麺が不思議。初めて食べるものでしたので、これは何かと聞いたら、「Mee Siam(ミー・シーアム)」との返事が。とうとう、ミーシャムの原型を見つけました!!

ミーシャムはシンガポールやマラッカでは結構ポピュラーな食べ物で、マレー人の店でも出しているところが多いですが、ニョニャ料理の代表的麺料理の一つです。名前がシャム、つまりSiam (現在のタイ)なのに、バンコクあたりのタイでは似たものがない、一体どこからきた料理なのかがずーっと疑問でした。そしてこの麺料理はタイに近いはずのペナンにはありません。酸味がきいてるのでペナンの人が好きそうなものなのに、ペナンにはないのです。



食べてしまってからわかったので、盛りつけた料理の写真を取り損ねましたが、プーケットでいただいたオリジナルと思われるミーシャムは、チリパウダーで炒めたビーフンに、キュウリの千切り、もやし、錦糸卵などをかざりつけ、そこにタオチオとアサム(タマリンド)をベースとしたタレをかけて食べさせます。マラッカでごちそうになったミーシャムはこれにかなり近いと思います。シンガポールのニョニャ・ミーシャムはエビの殻でダシを取ったスープにタオチオやアサムを加えたもので、マラッカのニョニャ・ミーシャムとはちょっと違います。

炎天下の中、修行に近いオープニングセレモニーでしたが、このミーシャムに出会えたのが何よりもの収穫でした。
ペナンを飛び越えて、マラッカにどのようにこのミーシャムが伝わったのか、ますます興味がわいてきました。
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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