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マレー半島モンスーン寄稿
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9月14日から23日までの10日間、ヒルトン東京「マーブルラウンジ」にて、マレーシアフード& カルチャーフェアが行われています。

昨日メディアの試食会に招かれ、行って参りましたのでご案内いたします。


このフェアは、多民族国家マレーシアのバリエーション豊かな食の魅力を紹介するとともに、マレーシアから来日した国立舞踊団の鮮やかなパフォーマンスも楽しむことができる、ブッフェ形式の食事になっています。

当日はヒルトン東京の総支配人、マレーシア政府観光局の東京支局長、シンガポール航空の日本支社長の挨拶から始まり、マレーシアから招聘した2名のシェフの紹介がありました。

そしてマレーシア国立舞踊団の踊りと続きます。



70人ほど在籍している国立舞踊団の中から、今回は8人が来日。多民族国家マレーシアを意識してマレー風、中国風、インド風、そしてマレーシア各地の伝統舞踊が披露されました。鮮やかな衣装を纏ったマレーシア舞踊を目の前で見られる機会は滅多に無いのではないでしょうか?

さて、優雅な踊りとともにブッフェの紹介です。


最初は通常のランチ・ブッフェにマレーシア料理が数点あるくらいかな?と思っていたところ、なんと37種類(サンバルソースなども含む)ものマレー料理がずらりと並んでいたのにはびっくり!!


前菜にはお馴染みのガドガトや、マンゴーケラブなどのサラダ類、アチャーや香りの高いオタオタもありました。
サテー (チキンとビーフ) も欠かせません。


よくある肉がカチカチになるまで焼かれてしまったサテーではなく、チキンも牛肉もふっくら柔らかでした。

メインにはラム肉のロースト・マレーシア風や、ココナッツ・ミルクとスパイスをふんだんにきかせたルンダンやビーフカリー、野菜と豆のカリーやエビのスパイス煮込みなどなど~、もちろん、ミーゴレンやナシ・ブリヤニなどのご飯系もあります。


そして、デザートブフェといえばヒルトン!という名に相応しく、オンデオンデやクエ・スリムカ (パンダンリーフを使ったプリンのようなもの)、

バナナをココナッツ・ソースで煮込んだお汁粉風のものや、小豆のお粥や餅米を使ったお菓子などのマレーシアン・デザートに、チョコレート・ファウンテンや、ロールケーキやムースなど、ヒルトンならではのスイーツも勢揃いしていました。全てを無理なく食べることができるように、どれも甘さをかなり抑えてありました。

全体的にマレーシア料理が初めての人でも食べやすいようにスパイスを若干控え目に、そしてホテルならではの厳選した食材を使用した洗練されたお料理の数々でした。
中でも鴨のルンダンなどの濃厚な煮込みや、トロトロのバナナのお汁粉など、マレーシアを思い出させる味で、美味しくいただきました。

フェアでは、敬老の日のシニア割引や、今回お食事をされた方の中から抽選で、シンガポール航空で行くヒルトン・クアラルンプールに4泊する嬉しいプレゼントもありますので、この機会に是非足を運んでみてはいかがでしょうか。



マレーシアフード & カルチャーフェア
9月14日(金)~23(日)   ヒルトン東京1F マーブルラウンジにて。

(ランチ・ブッフェ)
月~土曜日/ 11:30 am~2:00pm
4500円、子供2400円(税込)※お子様料金は4歳~12歳

(ブランチ・ブッフェ)*
日曜、祝日/ 11:30am~2:00pm
5950円、子供3200円(税込)
*9月16日(日)・17日(月・祝)【敬老の日ブランチ・ブッフェ シニア特別プライス】
シニア(60歳以上)4,000円 ※身分証明書をご提示ください。

●マレーシア国立舞踊団によるパフォーマンス
12:00pm~/ 1:00pm~/3:00pm~の1日3回

問い合わせ
ヒルトン東京マーブルラウンジ:新宿区西新宿6-6-2 
☎03-3344-5111(代表)
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クアラルンプール在住の友人が仕事で通うラオスに魅せられ、日々の生活の中で脈々と受け継がれてきた美しい織物と出会い、ついにラオスの織物の展示販売会を日本で開くことになりました。

インドシナ半島に位置するラオスは、東南アジアで唯一海に面していない森の国であり、国の北から南へと滔々と水を湛えた母なるメコン河が流れています。ついこの間まで鎖国状態にあったため、現代社会から隔絶された深淵たる山々に囲まれたラオスでは、今もなお日々の暮らしの中に「機織り」があります。

その機織りは女性のたしなみとして母から娘へと受け継がれ、器用さと忍耐を要するため、機織りの腕の良し悪しが結婚にも影響を及ぼしたと言われています。これはまるでプラナカンの刺繍の世界と同じですね!「娘の数だけ織機がある」という言葉もあるそうです。

その作業には気の遠くなるような段階を踏んでいます。桑の葉から育て、蚕から繭を取り、糸を紡ぎ、自然の産物で糸を染め上げ、機を織る~このような作業が今でも当たり前のように続けられているラオスの織物。彼らにとって「オーガニック」などという言葉はあまりにも当たり前すぎて、むしろ何それ??と言われてしまうほどだとか。

南国ならではの植物やフルーツ(たとえば黄色にはターメリックやジャックフルーツ、オレンジ色にはマリーゴールド)といった天然染色の糸で紡ぎ出される織りは、地にタテ糸とヨコ糸を織り込む「浮織」がラオスの織物の特徴で、モチーフには草木や動物のほか、空想上の生き物などがあしらわれています。                                                                                            
織物は全国各地で盛んですが、その多くは小規模な工房や農村地での耕作の合間に作られるため、計画的な大量生産は大変難しく、そのため海外での知名度はあまり高くはありません。しかし、全てが一点モノで大変質の高いラオスの絹織物は、愛好家の間ではよく知られた存在となっています。
実際手に取ってみると肌にぴったりとなじむフワフワの肌合いのものから、パリッとハリのあるもの、まるで京都の西陣織のようなものまで、ひとつとして同じ色、触感、デザインのものがありません。しかし、そのどれもが絹独特の内側からにじみ出るような美しい光沢を楽しむことができました。また室内と外光の違いによって様々に色が変化して見えるのも自然染色のなせる技でしょうか。
会場では桑の葉を育てることから始まり、一枚の織物ができるまでの全工程をパネルで説明しております。

化学染料に汚されることなく、(ちなみに隣国のタイには化学染料の波が押し寄せ中だとか)全て自然作業のラオスの布がいつまでこのままでいられるのか?ひとりでも多くの人達にラオスの織物を知ってもらい、彼らの生活を守っていくためにもラオスに通いつめ、布をコレクションしている彼女の強い思いが込められた展示会です。

9月30日まで行っていますので是非足を運んでみて下さい。

壁掛けやテーブルセンター、スカーフ、巻きスカートや食卓用ナプキン小物なども取りそろえてあります。


9月30日(日)まで
(会場)神楽坂「椿屋」
東京都新宿区神楽坂3-6
☎03-5261-0019
無休、10:00~20:00


数ヶ月前よりペナンの観光局主催で、「Last FRI, SAT, SUN」という毎月恒例のプログラムが実施されています。

植物園のウォーキングツアー
フランシス・ライト 墓所ツアー
植物園でのコンサート
クーコンシーのライトアップ
リトル・ペナン・ストリート・マーケット

などがほぼレギュラーで毎月開催、参加無料です。
(ツアーは要予約です)
この他にも特別プログラムがいくつか用意されます。



クーコンシーのライトアップでは中国音楽などのパフォーマンスもありますが、
正直なところ、これはあまり期待しない方がいいです。でもライトアップされた夜のクーコンシーを撮影したい人にはチャンス。しかも無料です。

というわけで今日、明日、あさって、いろいろなイベントが開催を予定されています。
今夜はうちの近所なのでガムラン聞きに行ってみようかな・・・

詳細はこちらをクリック


ペナン・グローバル・ツーリズム
Penang Global Tourism

http://www.facebook.com/pages/Penang-Global-Tourism/113833301998405

少し時間があいてしまいましたが、クエラピスの続きです。

クエラピスとは、マレー語の言葉のままに解釈すると層(ラピス)を成したケーキ(クエ)のことですが、シンガポールやマレーシアではいつも2種類のクエラピスを楽しんでいます。
ひとつはウイロウ状の色鮮やかな蒸し菓子(特にシンガポールではカラフルなレインボーカラーでお馴染み)こちらは元々中国にある紅白に色づけされた九層になっている餅が伝わったものと思われます。マラッカではクエ・ゲンガン(ババマレー語)として親しまれており、西洋から伝わった焼いたクエラピスとは全く別物です。

焼いたクエラピスも最近はココア色や緑のパンダン色、イチゴ色のみならず、断面が花模様や幾何学模様になった、ぎゃっ!と驚くようなカラフルなものも出回っています。層の数に決まりはありませんが、市販品やインドネシアのものなどは2ミリほどの極薄の層が数えきれないほど重なっているものが多いです。

写真はジョホール・スルタンのお姉様宅で味わった手作りのクエラピス。


赤とココア色のコントラストが何とも愛らしく、可愛らしいものが大好きなお姉様らしいクエラピスでした。薄くスライスしたものをさらにトーストして下さり、半生クッキーのように香ばしく、紅茶とともに優雅なアフタヌーンティーを楽しみました。味の濃いクエラピスはティータイムの王様ですね。

こちらはインドネシア、バリ島のシェフが作ってくれたもの。

かなりスパイスがきいていましたが平岡シェフのクエラピスに似た毎日食べても飽きない、素朴ながらも味わい深い一品でした。


こちらはマラッカから届いたパンダンで味付けをしたもの。


パンダンといっても色だけで香りはゼロ。お味は何とも形容しがたく・・・・いかにも大量生産の工場品といった味で一口でギブアップでした。


下はいつもお邪魔するシンガポールの中国料理屋さんでオマケに出してくれたクエラピス。


形がだいぶ崩れていましたが、手前はローカル菓子大手メーカー「ブンガワンソロ」のもの。ずっしりと重く、しっとり焼き上がった実にリッチな味わいです。その分恐ろしい量のオイルが入っているはずですが……。甘味を引き立たせる塩もスパイスもしっかりきいています。今はエアポートでも買えるブンガワンソロのお菓子ですが、長年シンガポールで親しまれてきた老舗ならではの風格を感じさせる味とでもいいましょうか?
奥はインドネシアからのお土産品。チョコレートの層がモダンな印象を受けます。味はスパイス控えめでクエラピスというより洋菓子のチョコレートケイクそのものといった感じでした。


もともとクエラピスはインドネシアがオランダ領だった頃にオランダから伝わったものという説と、卵黄をたっぷり使ったポルトガルのパンプディングのようなお菓子が、インドのゴアに伝わりミルクレープ状のベビンカというお菓子に変化し、それがマレー半島やフィリピン、マカオなどに伝わったという説もあります。しかし、東南アジアに伝わった西洋菓子のほとんどは、その土地の食材やキッチンの形状に応じて変化をしながら近隣諸国に浸透してゆくので、オリジナルを限定しづらいのが現実です。

とはいえ、シンガポールやマレーシアではクエラピス用のスパイスミックスとして売られているスパイス、主にシナモン、クローブ、ナツメグなどはベルギーやオランダなどで焼かれているスペキュロス・クッキーに使うものと全く同じもの。大航海時代にスパイス王国といわれた国々から採取したスパイスがヨーロッパに持ち込まれクッキーやケーキに使われ、それがまた植民地となった国々にお里帰りしたのでしょうか。

ところで、以前から東南アジアには幾重にも層を成すお菓子がどうして多いの??と平岡シェフと共に疑問に思ってきました。
現地の人にさんざん聞いても「綺麗に見えるから!!」と答える人ばかり(笑)

しかし、今回実際にクエラピスを焼いてみて多分、釜や火の問題があったのだなぁ~と強く感じました。

プラナカンの昔ながらの台所を見てもそうですが、片火だけの土釜でスポンジ系の大きな菓子を焼き上げるには、幾重にも生地を重ねない限り中まで火が通り難かったのではないか?
多くのクエの材料に使われる米粉や芋などは、蒸すことに適しているものが殆どですが、こと西洋から伝わった卵や油脂、小麦粉を使う洋菓子はオーブンで焼く事を前提としたものが多く、大きなケーキを焼くのはさぞ大変だったことでしょう。
クエラピスも昔は炭を上に載せて焼き色をつけたとも言われています。
また、昔ながらの土釜の燃料にはココナッツの殻を使い、えもいわれぬ燻蒸の香りをもたらしたとも言われています。

いずれにせよ、その土地ならではの調理法に工夫を重ね、どんどん変化を遂げていったことは確かでしょう。

うんちくが長くなってしまいましたが、アジアに伝わったバウムクーヘンもどきのクエラピス。今はしっかり現地に根差し、愛され続けるお菓子となりました。これからもそんなお菓子を沢山研究していきたいと思います。

おまけですが、マレーシアのガソリンスタンドで売っていたオモチャのようなケーキ。


段々の中にはサンザシが入っていて、これもある意味クエラピスです。
これを見ると、「綺麗だからねぇ~」と答えていた人たちの意見も大いにアリかな??とも思ってしまいました☆
昨年暮れにオープンして以来、さまざまな方面に話題を振りまいている代官山T-SITE。

緑豊かな、ゆったりとした敷地内には、こだわりの書籍を取り揃えた「蔦屋書店」を中心に、音楽や無いものはないといわれる映画のDVDなどの映像コーナー、高級文具やライブラリーを配したカフェやラウンジなどTSUTAYAの集大成ともいえる大人が丸一日楽しめるお洒落な空間が広がり、今や代官山の新たな観光名所になっています。

  


光が燦々と降りそそぐ店内にはフロアごとに本を熟知したブック・コンシェルジュを配しており、旅本コーナーにはトラベル・デスクを置き、思い立ったら即旅行!?ができそうな至れり尽くせりのサービスもあるようです。

また、ウッディー調の落ち着いたラウンジでは懐かしい雑誌のバックナンバーや海外の貴重な雑誌が勢揃いし、早朝から夜中の2時まで食事もワインもお茶もできるという本好き、アート好きにはたまらない場所だとか!

そんな蔦屋書店に足しげく通い、様々な情報をキャッチしているちょっぴり年配のアート・プロデューサーから先日嬉しいお知らせを頂きました。

私たちのプラナカンの本が平積みにされていた上に、立てかけてあったそうです。
ブック・コンシェルジュさんに聞くと 「プラナカンを紹介する本は唯一これだけ。他に類書がない貴重な一冊です」 と言われたそうです。

新著の発売直後ならまだしも、普通本を立て掛け、さらに平積みにしていただく事はなかなかある事ではなく、短い間だったのかもしれませんが著者にとって本当に嬉しくありがたいことでした。

大変な苦労を重ねてプラナカンの本を世に送り出し早くも五年が経ちましたが、こだわりの本が集まる代官山の書店で、今また様々な業種の方に手に取っていただいていると知り、さぞ本も喜んでいることでしょう。

都会のオアシスとも言えるT-SITEで1日じゅう好きな本を読みふける夏休み、というのも素敵かもしれませんね。


●代官山 蔦屋書店
東京都渋谷区猿楽町17-5 
Tel 03-3770-2525
1F 朝7 時~深夜2時
2F 朝9 時~深夜2時
無休
代官山駅より徒歩約6分

http://tsite.jp/daikanyama/
一年数ヶ月ぶりでしたが、、久しぶりに平岡シェフの料理クラスに行って参りました。

クエラピス(インドネシアのレイヤーケーキ) を自分で焼いてみたい!と長い間切望していた友人がおり、やっと平岡シェフのレシピが完成しGoサインが出たのです。

バウムクーヘンのように幾重にも層をなすクエを家庭で焼くのは至難の技?いったい何時間かかるのかな?と、時間に余裕をみて大和までお邪魔しました。

大量のバターと砂糖と卵 (黄身と卵白は別立て) に粉とスパイス、ブランデーを合わせて生地を作ってしまったら、あとはひたすら一段につき約8分ほど焼いては生地を流し、上を平らに~を繰り返すこと十数回。



冷めたあとに層が剥がれないように一段焼き上がるごとにたっぷりバターを塗るレシピもあるようですが、今回はシンプルにそのまま生地を重ね焼きしていきました。

8分毎に作業があるとはいえ、その間お喋りに花が咲き、オマケで教えてくださった福建麺を頬張りながら、あっという間?に焼き上がってしまった気がします。




今回はアクセントとして、層の中段にプルーンを散りばめて焼いてみました。
砂糖がたっぷりのクエラピスには甘酸っぱいドライフルーツを入れると相性が良いそうですが、これが大正解!

卵とブランデーの甘~い香りが漂うキッチンで、しっとりフワフワの焼きたてをいただきましたが、一同美味しい!!  としか言葉が出ず、市販品とはまるで別物でした。

これを食べてしまったら日持ちをさせるために、得体の知れないオイルがたっぷり入った市販のクエラピスはもういただけないかも?というのが正直な気持ちです。

贅沢にも「おこげ」ならぬ、カリッと焼けた端っこも試食。
ちょっぴりほろ苦いソフトクッキーを食べている感じです。これをさらにカリカリにして、ラスクのようにして食べても格別だそうです。



もちろん焼き菓子ですから、焼いたその日より暫くして味がなじんだ方が更に美味しいはず。

2日後、大切 に持ち帰ったラピスをいただいてみました。甘さとスパイスがまろやかになり、あまりの美味しさについ1切れが2切れに~と手がのびてしまいました。

冷蔵庫に保管すれば1ヶ月持つと言われましたが、残念ながらわずか3日で胃袋に収納。

焼き立てから刻々と変化する贅沢な味わい方を楽しませていただき、本当に感謝です!




次回は色々なクエラピスをご紹介したいと思います。
今年もドリアン・シーズンが到来しました。
マレーシア1美味しいドリアンと言われるペナンの産地バリクプラウには、渋滞ができるほどドリアン目当ての客が集まっています。



バリクプラウの山のほとんどがドリアン・プランテーションとなっており、いくつかのファームではこの時期だけ一般開放してドリアンを食べさせる観光農園をやっているところもあります。ただし、今年は不作なので、路上ではペナン以外の州からもちこんだドリアンも“バリクプラウのドリアン”と称して売られていますので、要注意です。

私はバリクプラウに親戚同様の友人家族がおり、ここの第一夫人、第二夫人、ともに実家がドリアン・ファーム、もう嫌というほどドリアンを食べさせられております。この時期にはドリアン、そして粽、というのが毎年の決まりとなっているのです。

さて、今年は新規に別のファームにお邪魔しました。
プラナカンの友人の案内で、ペナンのアンティーク業界では有名なC氏のお宅へ。このC氏はバリクプラウに3つの山をもつ資産家、でも今の本業はアンティークの売買、ドリアンはお遊び、といったところ、だそうな。なんとも羨ましい。



もちろん家の前には看板も何もなく。私もバリクプラウに通って3年、いつも通り過ごしていた農家の一つです。ペナンのアンティーク業界で、本当にすごいアンティークを扱っている人たちというのは、ちゃんとした店舗も看板も構えていません。そんなものなくても、いい顧客がついているからです。

このC氏もそんなひとり。なんと、あのピナン・プラナカン・マンションも、彼の常連客のひとつです。田舎のおっちゃんだと思ったら、大間違い、なのです。




中庭でドリアンを食べるお客さんたち

この日はドリアン目当てのお客さんで賑わっていたため、C氏も大忙しでしたが、自由に家の中を見学させていただきました。家の中はもちろん、倉庫や補修のための作業場などはアンティーク家具がぎっしり。それが、3日後に訪れたときにはすでに入れ替わりが。顧客たちが次々に買い占めていくからです!!今、ペナンはヘリテージハウスがブームで、家にあうアンティークも次々と売れていきます。早い者勝ち、といってもいいほど、値段もどんどん上がっています(泣)。



C氏はバリクプラウにもう一軒家をもっており、完全予約制でお食事を提供しています。台湾でシェフをしていたお嬢さんがお料理を作るそうで、ペナンでは珍しい上海料理などを出すとか。とにかくお店(?)は素敵なアンティーク家具で統一、さすがです。ニョニャ料理店にはぴったりなのに。なぜこんなセンスのいいお店が街中には一軒もないのかな〜とため息をついたのでした。



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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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