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マレー半島モンスーン寄稿
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天空のプールで有名なシンガポールのマリーナベイ・サンズがTVコマーシャルに登場したこともあり、今年はあのホテルに行く!と猛暑の日本から旅発った友人が多かったこと~~。ビルのてっぺんにあるプール、風がびゅーびゅー吹いて泳げるのかな?と心配してしまいます。

さて、本日はマラッカの帰りに滞在したセントーサ島にあるカペラ・ホテルのハイティーがとても良かったのでご紹介したいと思います。



普段シンガポールでニョニャ菓子をいただく機会はホテルのビュッフェの片隅に色添えに並んでいる程度か、ローカルのお菓子屋さんで購入して食べるかで、美味しいお茶とともにきちんとした器で頂く機会が少ない気がしていました。
そんな中、プールサイド越しに海を臨むThe Knollsというダイニングのメニューにニョニャ風ハイティー(Sentosa Peranakan)を見つけた時は嬉しさもひとしお!早速ローカルの友人に連絡をし、2人で優雅に3時のお茶と相成りました。



The Knollsには2種類のハイティー・メニューがあり、ひとつはサーモンのサンドイッチやスコーン、プチフールなどの伝統的なアイテムを楽しむ「English Colonial(42ドル)」、もうひとつがプチフールの代わりにニョニャ菓子が食べられる「Sentosa Peranakan(40ドル)」です。2人でそれぞれを注文しようかと思いましたが、ひとつをシェアして充分とのことで、出てきたのがご覧の通り3段トレイに載った洗練されたニョニャ・クエとサンドイッチ。
ここはお茶のセレクションもユニークで素晴らしく、どれを選んでいいのか?迷うこと数十分。お店の人が懇切丁寧にひとつずつ説明をしてくれて、香りも試させてくれました。



この日のニョニャ・クエはクエダダ(パンダンリーフで色付けした緑色のクレープに、黒砂糖で煮込んだフレッシュココナッツを包んだもの)、ねっとりと香ばしいタピオカケーキ(芋ようかんとウイロウを足して2で割ったような懐かしい味がします)パンダンリーフで包んだアポン(ぷっくり焼かれたニョニャ風パンケーキ)、バナナと黒砂糖のカップケーキの4種類でした。どれもお洒落なホテルにふさわしい洗練された味わいです。聞くと全てホームメイドとのこと。作るのに手間暇かかるニョニャ・クエは、ホテルのビュッフェでも実はローカルから仕入れているところがほとんどですから、作りたてをいただけるのは嬉しいですね。
グラスに入ったデザートはサゴ・グラムラカ。ぷちぷちっとしたサゴに風味豊かな黒砂糖がたっぷり、その上を軽くホイップされた生クリームで覆っているところが進化系ニョニャ・スイーツでしょうか。
そして忘れてならないのが面白いサンドイッチの数々!ひとつはオタオタ(スパイシーな魚のペースト)が入ったサンドイッチ、もうひとつはサーディンが入った卵サンド。ハイティーに欠かせない伝統的なキュウカンバー・サンドもプラナカン風になると「サンバル・ティムーン風」にブラチャンがきいたスパイシーなキューカンバー・サンドイッチに様変わりします。
どれも工夫か凝らされており、とても楽しいハイティータイムを過ごしました。


鬱蒼たる緑の先に、遥かインドネシアの島々まで見渡せるカペラ・ホテル。
シンガポールまでいらしたら、是非足を運んでみて下さい。



●The Knolls
Capella Singapore
1, The Knolls Sentosa Island
+65-6377- 8888
www.capellasingapore.com

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7月にクバヤの展示会で大変お世話になった神楽坂の椿屋さん。

店主の池田さんは事業のかたわら精力的に被災地の支援活動をされ、現地を往き来されています。
まだまだ物資の届かない大変な場所が沢山あるそうです。

お香の調合師でもある池田さんは、被災地への祈りを込めて自ら調合したお線香(写真)や、
生薬を配合した虫避けのペンダントなども制作して届けておられました。



また、展示会に足をお運びになられた方はご覧いただいたと思いますが、
椿屋の入り口に「被災地に直接、必ず届く」支援物資を募り、道行く人たちから沢山の品が箱の中に積み込まれておりました。
週ごとに届ける場所を変えながら、これからもずっと続けていらっしゃるそうです。

そしていま被災地では沢山の想いが重なったお盆を迎えようとしています。

私たちに今できることは、震災から5ヶ月が経つ 8月11日の14時46分 (被災地よって若干の違いがあるようです)に、
職場でもご家庭でも移動の最中でも、一人でも多くの方々に1分間だけ手を止めて頂き、黙祷を捧げることを広く呼び掛けております。

多くの方々の思いと祈りが被災地へ、そして天国へ届きますように。

「アジアの今」を早く!深く!伝えるNHKの国際情報番組「ほっと@アジア」に、私たちがいつもお世話になっているマカン・マカンのオーナーシェフ平岡さんが登場し、ニョニャ料理を中心に5日間にわたってレシピを紹介します!

平岡シェフといえば以前ブログでも紹介した「ニョニャ料理の日々」ameblo.jp/mhonami/ で美味しそうな、しかも手の込んだお料理を沢山披露されていますが、今回とうとうTVでその素晴らしい手さばきを見ることができますよ。(ちなみに平岡シェフ、ビジュアルも素敵な、なかなかの美人シェフです。)

今回登場する「アジわいキッチン」のコーナーは以前、シェフの義理の息子さんジェームス君がフィッシュヘッド・カリーなどを紹介したことがありますので、どんな感じで収録が進むのかは分かっていましたが、風邪気味だった平岡シェフのために前日から大和に泊まり込み、下ごしらえのお手伝いをさせていただいたChieです。早朝から夜遅くまで一日で五日分のレシピ撮影は横で見ているだけでも大変だなぁ~~の連発でしたが、次々とでき上がるお料理の良い香りに待ち時間もなんのその!幸せな気持ちでいっぱいになりました。
今回紹介するお料理は以下の5品(順不同)で、どれも平岡シェフの大好物ばかり。

●ニョニャ風アチャー(天日干しにして歯ごたえを出した野菜のピクルス)
●バクワン・ケピティン
(プラナカンがお正月などに食べる蟹肉入りミートボール・スープ)
●ブラチャン・チキン(ブラチャン風味の手羽先の唐揚げ)
●ロティ・ジョン(マレー風焼きサンドイッチ)
●クエ・コチ(バナナの皮に包んだニョニャ風の餅菓子)



特にアチャーとブラチャン・チキンはマカン・マカンのパーティーで毎回真っ先に無くなってしまうばかりか、持ち帰りのリクエストも殺到する逸品です。放送を楽しみにしていて下さいね。

放送日)8月1日(月)~8月5日(金) 17:00~17:49
NHK BS1, BS101, 「ほっと@アジア」http://www.nhk.or.jp/hot-asia/
   
***生放送ですので、急な時間の変更やキャンセルもありますので、当日の番組表をご確認下さい。
日本は猛暑を迎えたと聞いておりますが、皆様いかがおすごしですか?

このたび私どもの著書第一弾目『私のとっておき マレー半島 美しきプラナカンの世界』の第2版が発刊されました。時間はかかりましたが、なんとか第2版にこぎつけました。
これも皆様のおかげでございます。

プラナカンのことを何となく知っていたけれど、いまひとつわからなかった、という声も多くありましたが、この本でプラナカンを知り、シンガポールやマレーシアの新しい一面(新しくはないんですけどね)を発見しました、という声も多かったです。いずれにせよ、読者からの声は大変な励みになりました。

初版から4年が経ちました。この間にシンガポールではプラナカン博物館やNUSババハウスなどもオープン、シンガポール・ドラマ『リトルニョニャ』の大ヒット、そしてマラッカとジョージタウン(ペナン)がユネスコ世界遺産に指定されるなど、プラナカンへの注目度はかなり増しています。

これからもプラナカンの魅力を日本の皆様にお届けできれば幸いです。
ブログの情報と合わせ、今後ともお引き立てのほど、
どうぞよろしくお願いいたします。


去年同様に神楽坂の『香舗  椿屋』さんで、展示即売会が行われています。
ニョニャ・クバヤの刺繍デモンストレーションと販売、椿屋さんとのコラボレーションの匂い袋のほか、日本ではなかなか入手が難しいニョニャ陶器などプラナカン・グッズを取り揃えているそうです。

店頭での刺繍デモンストレーションは時間が不定だそうですので、お店にお問い合わせください)。
また希望者には刺繍体験ができるチャンスもあるとか(イエンさんがお店にいる時間帯のみ)。

会期)7月いっぱい 
会場)「香舗 椿屋」東京都新宿区神楽坂3の6
神楽坂通り、毘沙門天より3軒ほど飯田橋よりです。
営業時間)10:00~20:00  無休
椿屋さんホームページ: www.per-fume.jp

2011年5月6日、マラッカ川とチャイナタウンを挟む絶好のロケーションにホテルCasa del Rioがオープンしました。その名の通りポルトガルをイメージしたブティーク・ホテルです。早速泊まってきましたのでご紹介します。



このクラスのお洒落なホテルのオープンは、マジェスティック・マラッカ以来とあって興味しんしんでした。世界遺産になってからのマラッカの街は週末になるとまるで原宿のような大賑わいを見せ(金・土だけだったJonkerStの縁日も日曜日もやるようになっていました)人気のホテルは予約が困難な場合が多く、新しいホテルのオープンは嬉しいですね。しかも世界遺産の見どころの全てを徒歩で回れる便利な場所なのですから。



P1350166.jpgまず、チェックイン時に中庭の大きな池に突き出た東屋で出されたのはウェルカム・ソルベ。レモングラスにライムの爽やかな香りが喉を潤してくれます。灼熱の地に降りたって癒される気持ちのよいサービスです。

部屋は大きく分けてリバービューと中庭を眺める部屋の2種類がありますが、お薦めは絶対にリバービュー。ゆったりとしたバルコニーにはソファーとテーブルが置かれ、オランダ広場の赤い建物やマラッカ川を行き交うクルーズ船をのんびり眺めることができます。












P1350158.jpg部屋は入ってすぐ横にトランクなどを置くクローゼットルーム。その隣には大理石の床がぴかぴか光る大きなバスルームがあり、バスタブも2人で入れるくらいに深くて大きなものでした。大理石のモザイクを施したシャワールームも充分な広さがあり、バスタブの窓を開けるとベッドルーム越しにマラッカの景色を見ることができるようになっているようですが、毎回部屋には寝にだけ戻るマラッカでの生活、のんびりバスタブにつかる暇もありませんでした。木の床のベッドルームは落ち着いた造りになっていましたが、バスル
ームの大きさと比べるともう少しゆったりしていても良いかな?という印象を持ちました。その分バルコニーをゆったりとってあるからでしょうか。






P1350143.jpgお部屋のアメニティーには最近流行りのシナモン石鹸があり、真っ赤赤な色にちょっと驚きましたが、石鹸マニアとしてはこういった個性的なアメニティーは嬉しいものです。備え付けのお茶はTWG、コーヒーは挽きたてのもの。これもなかなか気が利いています。




そして何といってもこのホテルの売りは屋上のプール!マラッカ川とマラッカ海峡が一望に見渡せるL字型のインフィニティプールです。



マラッカ川に沿って一直線にのびる長~いプールを直角に曲がると今度はマラッカ海峡を臨むという、なんとも心憎い造りになっています。世界遺産の古都を眼下に眺めながら優雅に泳ぐひとときは南国リゾートとはまたひと味ちがった気分を味わえます。
日中は40度近くなることもある灼熱のマラッカでプールの存在はありがたいですよね。

マラッカ川に面したテラスで頂く朝食ブフェはまだオープンしたてだからか?あまり品数はありませんでしたが、心地よい風を感じながら古都の眺めを独り占めできるロケーションには満足でした。

暫くはオープニング・プロモーションもしていますので、次回マラッカへお越しの際には是非お試し下さい。

Casa del Rio Melaka
88, Jalan Kota Laksamana
www.casadelrio-melaka.com/

マラッカやペナン、シンガポールのプラナカンたちもも一目置く日本におけるニョニャ料理の第一人者、平岡弘子シェフ。神奈川県大和にある『Makan Makan』のオーナーシェフであり、プラナカン料理研究家として私たちもお世話になっている方です。

料理研究の長旅に出ている間も「あ~早く料理を作りたい!!」と言うほど、料理作りが人生のすべて!という根っからの職人さん。

そんな彼女が遅かった?と言っても良いかもしれませんが還暦を近くして(失礼!)やっと『ニョニャ料理の日々』というブログを立ち上げました。ameblo.jp/mhonami/

気むずかしいウンチクなど一切述べず、ただひたすら料理と真剣に向き合う姿は、出来上がった料理の完成度、素晴らしさを見れば一目瞭然です。
全てを知っている料理人だからこそ、清くシンプルなブログとなっています。


かつてプラナカンの勉強を始めた時、あまりに閉鎖的な彼らの世界にMikiさんと交わした言葉が忘れられません。
「本当に知りたかったらプラナカンの家の住み込みアマ(メイドさん)になるしかないわね!」と。
結局アマさんにはなれませんでしたが、平岡シェフも私たちと共にプラナカンの人々と長い時間をかけて交流を重ね、秘伝のレシピを教えていただけるようになりました。平岡シェフの料理を見ると、それをさらに新しいものとして作り上げる演出も素晴らしく、長い間大切に育み続けてきた愛情と凝縮感のようなものを感じます。

ブログにあるパイナップル・カリーや擂茶のチャーハンなど、とっても美味しそうですよ。
是非ご覧になってください。

『ニョニャ料理の日々』ameblo.jp/mhonami/

P1270108.jpgP1060021.jpg











P1060030.jpg





























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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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