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マレー半島モンスーン寄稿
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ながらく、お待たせいたしました。

私たちの著書第2弾『マラッカ ペナン 世界遺産の街を歩く』が今週末10月31日に全国書店で発売されます。



あの「地球の歩き方」で最近売れ線となっている ビジュアル型旅の本「GEM STONE」シリーズ よりの刊行となります。ややガイドブック的な構成となっていますが、マラッカとペナンを歴史と文化などウンチクも入れつつ、ヘリテージをテーマに食べ歩き、買い物など遊びのページも入れた、読み応えたっぷりの街歩き案内となっています。

もちろん写真もたっぷり。今回は友人でもあるプロカメラマン阿部雄介氏の素敵な写真も満載です。
また、今回は私のイラストを入れたページも。プロのイラストレーターの方の挿絵もありますが、私のイラストはショップハウス解体図です。

また、今回はペナンの日本人コミュニティー研究家、クレメント・リャン氏や、
マレー語ペラペラ、マレー文化はもちろんイスラムやキリスト教にも精通されたマイサラ油井さんにコラム執筆をお願いしました。

今までのガイドブックでは焦点があてられなかったテーマ、またはきちんと取材して紹介されてこなかったテーマを盛り込んだ画期的な一冊と言えるでしょう。

マラッカ、ペナンへご旅行の際はもちろん、マレー半島の歴史、プラナカンやユーラシアンなどユニークなクレオール文化に興味のある方に、お役に立てればと思います。


地球の歩き方GEM STONE
マラッカ ペナン 世界遺産の街を歩く


著者: 丹保美紀、イワサキチエ
出版社: ダイヤモンド社 (2009/10/31)
ISBN-10: 4478070881
ISBN-13: 978-4478070888
発売日: 2009/10/31
価格:1,680円

地球の歩き方サイトでのご案内
http://blog.arukikata.co.jp/guidebook/i_books/archives/2009/09/r_07088-8.php

ダイヤモンド社サイトでのご案内
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?booktype=globe&isbn=4-478-07088-8


もちろんアマゾンでもご購入いただけます。
ご予約はこちらで→
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その名もずばり!映画「ザ・ブルーマンション」が日本で公開されます。

私たちの本の中でいまだに反響が大きく、ブログにも何度も登場しているペナンにあるインディゴ・ブルーの風水屋敷、チョン・ファッツィー・マンション(別名ブルーマンション)。




このたび、屋敷の名前そのままに「The Blue Mansion(日本語名は青い館)」というタイトルで、10月17日から始まる東京国際映画祭で公開されることになりました。
今までブルーマンションと言えば、カトリーヌ・ドヌーヴの「インドシン」や、孫文の映画「夜・明」の中の一部として登場してきましたが、今度は舞台が丸ごとブルーマンションというワクワク・ドキドキの映画です。しかも幽霊も登場する殺人ミステリーとは、まさにブルーマンションらしい内容(笑)ではありませんか!
監督はババ、Glen Goei氏。

裕福なプラナカン(ブルーマンションに住む家族)が巻き起こす、ちょっぴりコミカルそうなミステリーは、PCで予告編を見ただけでも屋敷の妖しげな美しさが満載でした。
8人の妻を娶り、ブルーマンションには3人の妻とともに暮らしていたというかつての持ち主、億万長者のチョン・ファッツィーも意識したストーリーになっているようです。興味のある方は是非、映画館に足を運んでみてください!
公開日は10月18日の17時30 分と、10月22日の 14時45分~。

六本木TOHOシネマズにて。詳細は東京国際映画祭のホームページをご覧ください。

映画「青い館」公式ホームページ

The Blue Mansion www.thebluemansion.com


ちなみに著者約1名は、今月末ブルーマンションの「とある部屋」に宿泊してまいります。

またお知らせしますので☆
10月末頃に発売予定の著書第2弾 『マラッカ ペナン 世界遺産の街を歩く』(ダイヤモンド社のGEMストーン・シリーズより刊行) の制作も大詰めとなりました。表紙が決まり、帯の文章も整い、発売に向けて着々と進んでおります。

初めて紹介する場所やレストランも盛りだくさんの内容となっておりますので、是非楽しみにしていてください!
その中で、とても印象に残っている素敵な場所をいち早くご紹介したいと思います。
というのも、これからご紹介するお店は有名なペナンヒルの頂上にあるのですが、ペナンヒル鉄道が来年2月頃から工事のため使用中止となり、行きにくくなるためです。ですので、皆さん早めにおでかけください。

そのお店は伝統的な英国料理を出す 「David Brown's Restaurant & Tea Terraces」 です。



ペナン・ヒル(実際には山と同じ)の素晴らしさは何といっても澄んだ空気。下界よりも4 - 5度は涼しいかも・・・。
昔から英国人御用達の避暑地として有名で、今でもところどころに当時の面影を残す瀟洒なコロニアル・バンガローが点在しています。
ペナン・ヒルの歴史やレストランの詳細については本をお読みいただくとして、天気の良い日にはペナン・ブリッジの先にマレー半島も見渡すことができるデイビッド・ブラウンズでのアフタヌーンティーは、別格のおいしさでした。

IMG_0947.jpg正直、ニョニャ・クエやタオサーピアなど土地のスイーツ以外に、ペナンで美味しい洋風デザートなど望めない、と思っていた私たちですが、見事に覆されました。
サクサクのスコーンにはキャメロン・ハイランド産のイチゴを使った自家製のストロベリージャムと、空輸したデヴォンシャイヤー・クリームがた~~っぷり添えられています。
英国風のブレッド&バター・プディングのクリーミーで素朴な味わい、こぼれんばかりにリンゴが詰まった焼き立てのアップルパイなども忘れられません。

ひらひらと蝶が舞う美しい庭でいただくアフタヌーンティー、見渡せばジョージタウンの絶景が。
デイビッド・ブラウンズは、のんびりとペナンの昼下がりを過ごす名所として、わざわざ足を運ぶ価値ありの別天地です。


David Brown’s Restaurant & Tea Terraces

住 Lot 400, MK 17 Daerah Barat Daya, Strawberry Hill, Bukit Bendera

TEL(04)828-8337

URL www.penanghillco.com.my


09:00~11:00(朝食)
11:00~14:30(ランチ)
14:30~18:00(アフタヌーン・ティー)
18:00~21:00(ディナー)
無休
今日はイスラム教徒にとって大切なお祝いの日、ハリラヤ・プアサでした。
ときにイスラム教徒のお正月、と間違われるほど大きなお祝いです。

プアサというのは断食の意味で、苦しい断食を乗り越えたことを喜びあう祝日なのだとか。
当然ご馳走にもあやかれます。

イスラムのヒジュラ暦のラマダン月(第9月)がプアサを行う時期です。ヒジュラ暦は太陽暦とは毎年11日くらいずつずれて行きます。私が14年ほど前シンガポールに来た頃は、ハリラヤ・プアサと中国正月は近かったのに、今年はなんとこんなに離れてしまったのです。

シンガポールでもマレー人の人々は晴れ着を着て、親戚や友人の家を訪れます。最近チャイニーズなんてニューイヤーでも普段着みたいな格好で歩いているのに比べ、マレーの人たちの方がちゃんと着飾っている人が目につきます。男の子たちなんて、お揃いの衣装を着ててなかなか格好良いですよ。

ちなみにプアサ(断食)は約一ヶ月間ほど続くのですが、断食というのは一ヶ月何も食わない、飲まないのではなく、太陽が出ている時間は飲み食いしちゃいけないそうなのです。厳しい人になると、唾さえ飲み込んではいけないのだとか。でも太陽がでていない時間、早朝の日の出前と夜7時頃の日没後は食事ができます。だから、この時期になると飲食店などで夕方頃からうだうだ日没を待つマレー人の姿をよく目にするのです。

ま、その程度の断食なのです。数日食べられない断食道場とは違うのです。でもそんな断食さえ、やる気力のない私。マレー人って普段はのんびり、何でもネバー・マインラ〜、みたいな人たちが多いのに、プアサの時期は根性見せるのですよ。

よくわからないのは、プアサの期間って、昼過ぎ頃からマレーの屋台が店を開き始める。もちろん食べてはいけないのですが、日没後のディナーをそういうところに買いに行くんですね。マレー人が多いエリアでは特設屋台がいっぱいでて、いろんなおかずや食べ物を売るんです。それは断食してない私たちにとっては、楽しいですよ。でもマレー人たちは日没まで食べられないのに、昼過ぎごろからたむろってる人が結構いるんですよ。あれ、辛くないんですかね??私なら、食べ物見せられたら挫けると思う。もちろん、作って売ってる人たちはもっと酷ではないか、と。

ま、一度やってみりゃ良いんでしょうけどね。心配してないで。
何だかこっちまでマレー人のことが気になってしまう一ヶ月間なのです。

ちなみに今年はイスラム教徒のプアサ、中国系のハングリー・ゴースト・フェスティバル(お盆にあたるもの)、ムーン・ケーキ・フェスティバルが重なる異例の年でした。ヒンドゥー教徒の一番のお祝いであるディーパバリももう準備を始めて、リトル・インディアではライトアップが始っています。今の時期旅行に来た人たちは楽しいのではないでしょうか。
みなさん、マレーシア・フィルってご存知ですか?マレーシア国営の石油会社ペトロナス(かの有名なクアラルンプールにあるペトロナス・ツイン・タワーもこちらのもの)が全面支援をする1998年に結成されたインターナショナルなオーケストラです。

2001年に初来日した際、その素晴らしい演奏に日本の聴衆が驚愕した、という曰くつきのオケ。それもそのはず、元ベルリン・フィルの奏者や、東欧の一流オーケストラの元メンバーなど、世界25カ国を越える精鋭を集めて結成したオーケストラなのです。こんなに多国籍なオケは世界でも類をみないと言われています。
その共演者には、マゼールやロジェストヴェンスキー、ロストロポーヴィッチ、メニューインなど、クラシック音楽愛好家なら誰もが知る巨匠たちの名前がずらり!彼らの多くがマレーシア・フィルの音楽性とレベルの高さを称賛したと言います。
恥ずかしながら高校時代オーケストラ部に所属していた著者。今回のコンサートは曲目も魅力的なので、今からとても楽しみにしています。

日にちがせまっておりますが、まだ空きもあるようですので、マレーシアが誇る世界的なオーケストラの公演に足を運んでみてはいかがでしょうか。

9月14日(月)19時~
東京オペラシティ・コンサートホール(初台)

指揮;クラウス・ペーター・フロール
ヴァイオリン;ワディム・レーピン
演目)
スメタナ:「わが祖国」より“モルダウ”
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調op.77
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調op.95 「新世界より」
S席10,000 A席8,000 B席6,000 C席4,000 (税込)
主催&問い合わせ先 KAJIMOTO  www.kajimotomusic.com/

9月1日に発売された、主婦の友社の熟年層向けマガジン「ゆうゆう」10月号に、8ページにわたり、マラッカとクアラルンプールを旅する特集が掲載されました。プラナカンの手仕事を中心に、イワサキが執筆を担当。撮影でお世話になったのは写真家の大石芳野(おおいしよしの)さんです。



「アフガニスタン戦禍を行きぬく」、「ベトナム 凛と」(土門拳賞)、「不発弾と生きるー祈りを織るラオス」など、数々のドキュメンタリー写真を手掛け、紫綬褒章、エイボン女性大賞などを受けられた女流カメラマンの草分けの方です。
「歴史が詰まっていて高い芸術性に富んでいる」と、プラナカンの世界に興味津々の大石さん。暑い中の撮影を汗ひとつかかず、興味を持った対象に鋭く突っ込んでいく姿勢に、多くの感銘を受けました。

大石さんのダイナミック、かつ繊細な写真をちりばめたプラナカンの旅を綴った特集を、是非ともご覧ください。

ババ・ニョニャ・ヘリテージはもちろん、鮮やかなニョニャ・クエや、貴重なクリスタン料理も紹介しています。また、ビーズ・サンダルとクバヤのお店「J-Manik」を営むジョイスさんに、サロン・クバヤのモデルとして登場していただきました。絶妙な配色のコーディネイトが印象的だった彼女のサロン・クバヤ姿。彼女の家に伝わるアンティークのビーズ・サンダルも披露しています。
9月5日より 『孫文-100年先を見た男』、
原題『ROAD TO DAWN (夜・明)』が日本各地で公開されます。
公式ホームページ http://www.sonbun.jp/


革命を起こす直前の1910年7月からわずか半年間、ペナンに滞在した孫文。
「度重なる革命失敗の失意の中、暗殺の危険にさらされながらも愛する人たちに支えられ、希望を失わなかった孫文の愛と闘いの日々を描く一大歴史ロマン」とあります。
孫文役は台湾の名優ウィンストン・チャオ氏。メイベル・チャン監督の名作「宗家の3姉妹」でも孫文役を演じた俳優さんです。
孫文の歴史の中でもとりわけ記述が少ないとされるペナンの滞在。20世紀初頭、英国領だったペナンのコロニアルな雰囲気が漂う美しい街並みを背景に繰り広げられる孫文の世界は必見です。

この作品は、私たちがちょうどプラナカンのリサーチにペナンに赴いていた時、ペナンのプラナカン・マンションや、孫文の家として現存するショップハウスなど、行く先々でロケに使われたと言われた、思い入れのある作品です。2006年に制作されたものですが、このたびやっと日本にもやってきました。
著書『マレー半島 美しきプラナカンの世界』の中でももちろん、来月発売予定の第2冊目の著書の中で紹介するペナンの名所の殆どを、この作品の中に見ることができる大変貴重な映画となっています。先日ペナンを訪れた時、偶然にもこの映画をプロデュースした一人、呉美潤さんに孫文の家でお話を伺うことができました。

今回、映画の中で孫文を匿い、深くかかわる人物として描かれているシュー家は、ピナン・プラナカン・マンションに住むプラナカンの富豪一族として登場します。シュー家の令嬢を演じるアンジェリカ・リーさん(中国名・李心潔さん)は、東南アジアで広く活躍するマレーシア出身の歌手&女優さんで、彼女たちが演じるプラナカンの着こなしや色合い、イギリス式のライフ・スタイルも興味津々です。
ロケ地の中には、あの幻想的な青い屋敷「ブルー・マンション」や、ガーニー・ドライブにある大豪邸(かつてプラナカンのお屋敷だった)「ローク・ヴィラ」も登場!これらも見ものです。

そのほかには、ペナンを代表する「E&Oホテル」などの白亜のコロニアル建築の数々、福建寺院の「クーコンシ」、私たちお気に入りの風情のある「潮州会館」や、「ペナン・タウン・ホール」、「カピタン・クリン・モスク」など、数えきれないほどの名所旧跡が登場します。普段は中を見れないコロニアル・バンガローの内部など、ノスタルジック・ペナンの全てを孫文の歴史とともに堪能できる2時間を越える大作です。是非足を運んでみて下さい!
  • ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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Miki & Chie
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女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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