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マレー半島モンスーン寄稿
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恭喜發財
Selamat Taon Baru 2011




きたる2月3日は中国正月です。
中国正月でも年賀状にあたるカードを送りますが、日本とちがい「元日」にこだわりません。普通はその2週間前あたりからカードが送られ始めます。ただ、元日をすぎて遅いのはよくないようです。
そんなわけで私も今年は早々とブログに載せることにしました。

私がいま住んでいるペナンでも盛大なイベントが予定されています。
ペナンはシンガポールよりも伝統的なので、福建正月や15日目のチャップ・ゴー・メーも盛大にお祝いします。この時期ペナンにお越しの方は是非イベント会場へ。

2月3日〜4日 中国正月(祝日)
家族親戚、友人の家を訪問するだけ。街中ではイベントはありませんが、各所で獅子舞や花火がみられるはず。

2月10日 福建正月
福建の民が兵隊たちの狼藉から身を守るためにサトウキビ畑に隠れ、無事に出てこれたのが正月の8日目、帝公の誕生日だったそうです。この言い伝えに従い、福建人にとって本当の正月は8日目とされ、サトウキビを飾ってお祝いをします。ペナンではクラン・ジェッティーのひとつ、チュー・ジェッティーでのお祝いが有名で、今年も盛大なイベントが予定されているそうです。午後7時〜深夜

2月12日 チャイニーズ・ニューイヤー・セレブレーション
ユネスコ世界遺産に指定されたジョージタウンのコアゾーン内、アルメニア・ストリートを中心に行われる盛大なイベントです。ペナンに住む福建、広東、潮州、客家などさまざまな中国系コミュニティーのブースがたち、いくつかのスポットで獅子舞、チンゲイ、太鼓などのパフォーマンス、そして食べ物屋台などもでます。午後3時〜深夜

2月17日 チャップ・ゴー・メー
正月15日目は福建版バレンタイン・デーともよばれる特別な日。かつてプラナカンの女性たちもこの日だけは晴れ着を着て表に出ることが許されました。女性たちが川や海にミカンを投げ込んで、良い伴侶と出会えますようにとお願いをする日です。このイベントでも獅子舞など各パフォーマンスが行われるそうです。場所はエスプラネード、午後4時〜11時まで。

中国正月の期間は1週間ちかくお休みをするお店も少なくありませんのでご注意。
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月曜日から金曜日までの毎日、夕方5時からNHK・BS1で放送されているアジアクロスロード。
アジアの素顔と「今」をバラエティー豊かな内容で紹介する番組です。その中に『アジわいキッチン』というコーナーがあります。

これは日本にあるアジアン・レストランのシェフによる彼らの母国料理とレシピを紹介するもので、ほのぼのとした家庭料理から、レストランでしか味わえない珍しい料理の数々まで、様々な料理を披露しています。

見たことも聞いたこともないお料理だけど、身近な和の素材でも作れそうなもの、料理名は知っていても実際に作り方を見ると目からうろこのものなど、画面を通してお国柄と食文化が伝わってくるなかなか素敵なコーナーなのです。

今回、その『アジわいキッチン』にとうとうニョニャ料理が登場することになりました。

シェフは大和にあるマカンマカン中央店のシェフとして腕をふるうシンガポール人のジェームス君。ブログでもお馴染みニョニャ料理の達人、平岡シェフの義理の息子さんです。
愛嬌たっぷりのカタコトの日本語で、平岡シェフから伝授されたニョニャ料理を手際よく仕上げてゆくジェームス君。





番組制作の方は最初ニョニャ料理と聞き、どれほど時間と手間がかかるのか?夜中までの撮影を覚悟していたようですが、見事に期待を裏切り、早々にジェームス君が作ったニョニャ料理の試食とともに乾杯~☆となりました。

紹介するお料理は、



●ニョニャ風フィシュヘッドカリー
●ロティバビ(豚肉を詰めた揚げパン)
●ケラブティムーン(ピリ辛味のキュウリサラダ)
●バビポンテー(ニョニャ風肉じゃが)
●オンデオンデ(黒蜜入りのお団子)

の5品です。みなさん是非ご覧下さい!


アジアクロスロード
www.nhk.or.jp/asia-cross/
12月6日(月)~10日(金)

*6日(月)のみ放送は17時30分から。火曜~金曜日は17時~放送です。

管首相の会見中継のため、放送日変更だそうです!!
「アジわいキッチン」は12月7日(火曜日)~10(金)
残りのお料理は12月24日(金)にオンデオンデの放送となるそうです。
今後もまた変更あるかもしれませんので、どうぞ随時ご確認くださいませ。




皆様、ペナンより暑中お見舞い申し上げます。

日本は大変な猛暑と聞いております。
こちらペナンは常夏ですが、現在は高くても32度程度、雨も多く、
比較的涼しいため、快適に暮らしております。

暑い気候に体も慣れているため、こちらでは熱中症になるケースはあまり聞きませんが、
四季のある日本は季節ごとに体調管理が大変ですね。
NHKニュースを見ておりますと、「塩分をとるといい」というアドバイスをよく聞きますが、
日本の食べ物はこちらに比べると塩辛く、十分なのではという気もしますが、
どうなのでしょう?

さて、東京神楽坂 椿屋さんで行われているクバヤ店頭販売ですが、
好評のため8月いっぱいまで延長されるようです。


暑い夏だからこそ、クバヤ。
まだまだ日本には浸透していないファッションですから、目立つこと間違いなしです。

それでは皆様、お体には気をつけて暑い夏を乗り切ってくださいませ!
夏休み旅行には物価も安くて暑さもマイルドなマレーシア、おすすめです。
マラッカのプラナカンが誇るもののひとつにビーズ刺繍がありますが、もうひとつは自宅でクエを作り、レストランや菓子店などに卸したりするニョニャ・クエ名人がいることでしょう。

以前ブログで紹介した幻のオンデオンデや、ビータイバッなど、どれも自慢の一品で私たちを楽しませてくれるのは、かつてニョニャたちがそれぞれのクエを持ち寄り、交換していた古き良き時代の名残ともいえるかもしれませんね。

昨年暮れマラッカ訪問の際に、親しくさせていただいているビーズ職人のお母様が、実はニョニャクエ名人だったと知り、それなら是非とも教えて~!と頼み込み、クエコチを教えてもらいました。

P1180103.jpgクエコチはバナナの葉っぱにくるまれた餅菓子。本来はご先祖様へのお供えとして用いることが多いポピュラーなお菓子ですが、麩饅頭のように柔らかくデリケートな食感から、日本人好みのニョニャ・クエのひとつと言えましょう。


かねてから円錐形のクエコチはどうやって包むんだろう?と興味津々でした。








P1180003.jpg餅米粉に練り込む青い色はお馴染みブルーピーの花の色素。中に入れる餡となるのは、フレッシュなココナッツを刻んだものに、白砂糖と煎った白ゴマをたっぷり混ぜたもの。メイドさんが大きなココナッツを2つほど、見ている横から細かく削り、刻んでゆきます。生のココナッツをふんだんに使えるのは南国ならではの強みですね!日本では決してできません。白砂糖の代わりに、マラッカ名産の黒砂糖グラムラカを入れるところもありますが、こちらの名人は、より繊細な味に仕上がる白砂糖がお好み。








P1180109.jpg青と白のマーブル状にしたお団子を蒸し器に並べて蒸します。

蒸している間にバナナの葉っぱの下準備。丸めたお団子はゴルフボール大の小さなものですが、包むバナナの葉は縦20センチくらい、横は40センチくらいの台形に切られた大きなものでした。葉脈に沿って平行にカットするのが包みやすく、仕上がりを美しく見せるためのコツだそうな。内側にオイルを塗り、左右をくるりと巻き込み逆三角形状にしたら、その中に蒸しあがった餅を入れて残りの部分を折りたたみます。上下を逆さにするとご覧のように円錐形のクエコチが出来上がり。さっそく神様にお供えしてから戴きました!



2010022700170000.jpg
出来立てほやほやのクエコチは、めちゃくちゃ柔らかくてナチュラル・テイスト!ココナッツの風味にトロケるようなお餅のテクスチャーと優しい甘さが一体化した生涯忘れられないクエとなりました。

毎日作りたてを味わうのが当たり前という、プラナカンの贅沢なティータイムを体感したマラッカの素敵な1日でした。







Selamat Taon Baru 2010
恭喜發財
Gong Xi Fa Cai



doubutu022a.jpg

マレーシアで初めての中国正月を迎えました。
中国正月では大晦日のリユニオン・ディナーと呼ばれるディナーがとても重要な意味を持っています。これは本来はご先祖様も一緒に家族全員で食事をする意味がありましたが、現在では家ではなくレストランに食事に行く人が増えています。それでも地方に離散した家族が一同に会する大事な食事で、皆このディナーにあわせて帰郷するのです。そのためマレーシアは大晦日の前から大渋滞が起きます。大晦日の朝にペナンに着いた人が、クアラルンプールからイポーまでずっと数珠つなぎの大渋滞だったと言っていました。これは半端な渋滞ではありません。

私たちはシンガポールに帰る機会を逸してしまいましたが、ペナンで家族のようにおつきあいをしているプラナカン・ファミリーからこのリユニオン・ディナーに呼んでいただけました。昨日の正月もこのファミリーと祝ったのですが、この家はオープンハウスをして家族以外の友人も元旦から集まる家で、そのため料理はマレー人やインド系も来られるようブリヤニライスにカレー、サテーなど(もちろんハラル)を振る舞いました。シンガポールの親戚のところでは朝から晩まで中国語しか耳に入ってこないという、中国語はできない私にとっては毎年退屈極まりない中国正月でしたが、ここではインド人やマレー人もたくさん来たので、いろんな人たちと英語で楽しく会話ができました。中国語テレビの音も入ってこないのが嬉しかったです。今までの正月では皆が揃って中国語テレビに釘付けでしたから。それもすごく退屈な番組を(笑)。

シンガポールでは禁止されている爆竹もあちこちで聞かれ、いつもとは違う雰囲気が気に入りました。マレーシアでも一応爆竹は禁止らしいのですが、こういう大切なお祝いのときは警察も目をつぶるという、そういう人情の通じるところがマレーシアのいいところだなと最近感じています。中国正月に限らず、ヒンドゥー教徒のお祭りタイプーサムなどのときもある程度の違法駐車は目をつぶってくれますね。シンガポールではそんな甘いことありませんよ。ハリラヤのときにアラブストリートでしっかり駐禁捕まった私です。ハリラヤ屋台に路駐スペースの大半が取られてしまって、仕方なく裏路地に10分駐車しただけなのに、抗議してもダメでした。

楽しい中国正月でしたが、マラッカと比べると全然トラディショナルではないですね。マラッカのあの厳かな雰囲気も懐かしくなります。
新宿伊勢丹にプラナカンをコンセプトとしたスイーツブランド「Li Pore」がお目見えしました。
また、カヤを使ったスイーツがならぶ「アジアの力特集」も同時開催です!

2月15日(月)~22日(月)の8日間、新宿の伊勢丹百貨店にてココナッツのジャム「ニョニャ・カヤ」が地下の様々な店舗でコラボレーションするという画期的な試みと、様々なアジアン・フードが実演販売される「アジアの力特集」が催されます。新しく誕生するスイーツブランド「Li Pore」のご紹介とともに一足お先にブログでお知らせします!

新宿伊勢丹のデパ地下は、日本全国だけではなく世界からも注目を浴び続けている時代の最先端を行く特別な場所。海外からグルメの友人が来ると、まず伊勢丹の「デパ地下詣」を薦めている私たち。そこでとうとうプラナカンという名前がクローズアップされるのですから、感激もひとしおです。

まず「アジアの力特集」の内容を簡単にお知らせしましょう。

カヤジャムを使用した創作スイーツと、シンガポールやマレーシア、タイ、インドネシアやヴェトナム、トルコやインドなどの食が楽しめるようになっています。カヤをコラボしたお店は、<木村家のカヤジャム・コッペ>、<六本木クローバーのカヤジャム・シュー>、<シェシーマのクレームアンジェ・カヤ>、<エディアールのピエノワ・カヤコロネ>、<円果天のカヤの月餅>、<ロリオリ365のカヤ・パンナコッタ>、<ミセスエリザベスマフィンのカヤ・マフィン>、<ISSUIのココナッツプリン&カヤ>、<JUNOのカヤジャム・ベーグル>など。個人的にはカヤジャム入りのコッペパン、カヤのシュークリームなどを試してみたい気が。

料理の出店はシンガポール・カヤトーストの名店「ヤクン・カヤトースト」の焼き立てほやほやが、「シンガポール・シーフード・リパブリック」からは名物のチリクラブが登場!「シンガポール海南鶏飯」ではおなじみのハイナニーズ・チキンライスを、「シンガポール・マジック」からは日本人の大好きなペーパーチキンが。そのほかタイ料理の「マンゴツリー」からはスパイシーな鶏のグリル・ガイヤーン、「マレーチャン」からはナシゴレンなどが登場します。地下の食品売り場がアジアの香りでいっぱいになるのが今からとても楽しみですね!

さて、今回の「アジアの力特集」にはもうひとつ、アジアン・ビューティー&ヘルシーなスイーツブランドが初めてお目見えするのも話題になっています。
それがプラナカンをコンセプトとした「Li Pore(リーポール)」。

お芋や豆、米、ココナッツといったプラナカンのスイーツの素材に、日本の食材やフランス菓子の技法を取り入れ、新しい世界観を伝えていきたいという想いから生まれたという「リーポール」。
名前の由来は明王朝時代にマラッカに嫁いだといわれた伝説の王女、ハン・リーポーから。彼女の「リーポー」という名前にシンガポールの「Pore」をコラボして「Li Pore」と名付けたのです。なんともチャーミングな響きですね。

パッケージも素敵でした!水色にパステル・ピンク、ライムグリーンといったプラナカン・カラーをふんだんに使い、プラナカンの優美さと愛らしさを巧みに表現したラッピングはさすが伊勢丹さん!婦女子の心を射止める的を外しません。今まで日本にありそうでなかったこの色の組み合わせは、遠くからも目を引きました。3種類のプラナカン色のポーチもありましたので、おすすめです。
リーポールの生菓子は東西折衷のエレガントな雰囲気を醸し出し、焼き菓子は手作り感がいっぱいの普段着のおやつ風になっています。どちらも毎日食べても飽きのこないナチュラルでヘルシー、甘さを極限まで抑えた味つけになっていました。和菓子にも洋菓子にもない「モチモチ、むにゅむにゅ、ぷりぷり、かりかり」とした食感が楽しめるようになっているのも特徴です。
生菓子のアイテムはまずカヤ・モンブランから。

カヤジャムと日本の和栗をあわせたモンブランは、ボリューム感のある栗に、ほんのり香るパンダンリーフが絶妙の味加減。洋菓子のモンブランは濃厚すぎて、ひとつ食べるとダイエットが頭をよぎる、和菓子の栗ものはちょっと胸やけしそう・・・。そんな栗づかいを一新させたモンブランでした。これならペロリといただけます。


アジアン・スイーツに欠かせないマンゴープリンは、マンゴーの甘さだけではなく酸味もしっかり押し出したフレッシュ感あふれるもので、リーポール自慢の1品。そのほかにはパイナップルの繊維と食感を残したパイナップル・レアチーズケーキなどもおすすめです。

飾らない素朴な焼き菓子の中では、「ライチとカヤのルクム」を是非。

ルクムとは中近東などで食されるマシュマロ風のお菓子。現地のものはかなり激甘なのですが、そこは伊勢丹さん甘さを抑え、泡のようにふわふわのルクムの中に、カヤジャムをしのばせた心憎い演出が。親指ほどの小さなルクムは、いつでも手元に置いておきたい癒しのスイーツでした。

*リーポールの出店期間は、地下一階「マ・パティスリー」にて、今のところ2月15日~3月2日までとなっていますので、期間中是非足を運んでみてください。
KLのプラナカン協会の方より、来たる中国正月中のテレビ番組等でプラナカン文化を紹介する番組の一覧をいただきました。マレーシア在住の方は要チェックかも?

新聞記事:
1) Peranakan Chinese New Year - New Straits Times on Thursday 11th Feb
2) Chap Goh Meh - mStar pullout on Sunday 28th Feb 2010

テレビ番組:
1) Selamat Pagi Malaysia RTM1 - Thursday 11th Feb 2010 @ 8.30 am
2) Chinese New Year as celebrated by various dialect groups in RTM2 - Thursday 11th Feb 2010 @ 10.30 am
3) Chinese news RTM2 - Sunday 14th Feb 2010 @ 8.00 pm
4) Breakfast show NTV7 - Monday 15th Feb 2010 @ 8.30 am
5) Panorama RTM2 - Thursday 18th Feb 2010 @ 9.30 pm
  • ABOUT
プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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HN:
Miki & Chie
性別:
女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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