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マレー半島モンスーン寄稿
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ちょっとタイへショート・トリップに行っておりました。
行った先は北タイのチェンマイとチェンライです。

狙ったわけではないのですが、たまたまロイクラトンという盛大なお祭りの日で、とても良い物を見せていただきました。



ロイクラトンとは満月の日に灯籠を流したり、熱気球を放つお祭りだそうで、チェンマイでは盛大なパレードがあります。パレードは実はあまり興味がなかったのですが、ねぶた祭りなみの凝った出し物がたくさん出て、踊りのグループなども加わってとても見事なものでした。

 DSC00337.jpg

タイの王様や貴族たちの衣装、少数民族の衣装なんかもとても素敵ですね。



DSC00370.jpg 

そしてタイならではの美男美女がこれでもか、これでもか、と登場するのもすごいです。どんだけ美人がいるんだろ?

↓美男プリンスたち大集合!
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↓こちらはチェンマイの大学のミスキャンパスだとか?
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(下)できたら、何族なのかとか、説明書きがついてるとありがたかったです。素晴らしい衣装ですからね。


このパレードは旧市街を囲む城壁の一部ターペー門を出発して、ターペー通りをまっすぐ川の方へ向かいます。川の橋のところでは熱気球をあげる人々や川で灯籠を流す人たちがたくさん。灯籠や熱気球は観光客の人たちも買うことが出来、好きな所であげられます。あとそこらじゅうで花火を打ち上げるので結構危なかったですが、こういう派手なお祭りは大好きなので、この時期にあたってとても良かったです。でも一晩中ホテルのそばで打ち上げ花火をあげるのには参りました。朝4時ぐらいにでっかいのがドッカーン、ドッカーンですから。ここもマレーシア同様、好きな所で打ち上げ花火あげさせるんですね。日本やシンガポールじゃ絶対無理。

このパレードも大変楽しめたのですが、私はターペー通り沿いにある、変わった建物群にひとり釘付けになっていました。



この写真は例の「赤シャツ隊」のパレードですが、この集団の向こう側にあるのはセラドンのティーハウスなのですが、この建物かっこよくありません?ショップハウスとも違うのですが、こんなの初めて見ました。今回時間がなくて建築物見学ができませんでしたが、チェンマイの建物も要チェックかも?
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かなりご無沙汰してしまいました。

昨日友人たちとバターワースでディナーをする約束をしていたら、そのうちの一人が急に「半島側へ行くなら、せっかくだからキー・ファミリーの家に連れてってやる」と言い出し、急展開。

すごい屋敷らしいことは聞いていたのですが、正直腰が抜けるほどのすんごい屋敷でした。
急遽夕方にお邪魔したので1時間ほどしかいられなかったのですが。

キー・ファミリー(紀家)の当主はいわゆる新客(新移民)ですが、働き者でまじめで忠義心の強い青年だったのをババの富豪に認められ、養子に迎えられたそうです。細かいことはこれから資料を読まないといけないのですが、ざっと聞いた範囲で今回ご紹介します。


▲六軒屋

この家はバターワースの南、車で30分ほどのところにあるスンガイ・バカップという小さな街にあります。ちいさなメインの通りがあって、この家はそこに面しているのですが、まずこの家の門があって、大きな広場があって、大きくて豪勢なアンセストラル・ホール(先祖を祀る廟)があります。そしてその裏の広大な敷地に「六軒家」と呼ばれるプラナカンハウスがずらーっと並んでいるのです。これは6人の息子たちが一緒に住むために建てられたもの。一軒一軒がとても大きいのに、これが6つ並んださまは圧巻です。その他に使用人の棟、倉庫などもあります。


▲アンセストラル・ホール


▲アンセストラル・ホールの中。ちゃんと修復できていないが、置いてある調度品は本物、半端じゃない!


▲表通りに面した門の裏側、ここの広場ではステージを築いて京劇などを上演したのだそう


思わず「これホテルにしたらすごいじゃん」と言ってしまったのですが、「家族のためだけに使うこと」という先祖の遺言があるので、ホテルはもちろん、博物館にもしないのだそうです。

IMG_3714.jpg現在住んでいるのは3人と使用人だけで、大半の家が無人化。一族はバラバラになり、オーストラリアなど海外で暮らしているとか。絶頂期にあった先祖はまさか現在こんな状態になるとは思っていなかった上での遺言だったのでしょう。残された者だけでこんな大きな家を守っていくのはとても大変です。

◀無人化した家の中









ペナンのブルー・マンションやプラナカン・マンションは一族の手を離れ、富裕な人たちに買い取られたから、本格的な修復や維持が可能なんですね。はっきりいって、キー・ファミリーの家は規模ではこれらの家よりもずっと大きなものなんです。

ところでなぜスンガイ・バカップの紫禁城などと呼ばれるかというと、ここのご先祖様はあの西太后に仕えた清朝の高官だったからです。このいきさつはまだ資料を読み込まないといけないのですが、マラヤへの移民が大金持ちになり、清朝の高官になるまで出世したのだからすごいですね。アンセストラル・ホールには西太后から贈られたというパネルなどが飾られています。なんでも「朝議第」という位にあったのだそうで、六軒家の各入り口にはこの文字が書かれています。

表通りは商店街になっていますが、これらの殆どがキー家の所有だそうで、今でもわずかな収入をこの家賃から得ているそうです。また、この街の市場もキー家の所有だったそうです。しかしマラヤ解体後、一般市民が市場を所有するのはけしからん、ということで公営になったとか。

とにかく半端な財力ではなかったんですね。

六軒家のうち人が今でも暮らしているのは1軒のみ。あとは無人化しているのですが、窓から覗き込むとわずかに家具が残っていました。残された3人の方たちがおっとりした人たちで、なんだか知らないうちに家財がなくなって、骨董市などで売られているのだそうです。で、それを仕方なく買い取るのだと聞いて、悲しくなりました。中国人の栄華は3代まで、というのですが、本当にそういう家が多いですね。

突然のお邪魔にも快く対応してくれた親切な3人には多めのアンパオ置いてきましたが、この家の維持を考えると、とてもとても足しにはならない。現在離れてしまった一族のメンバーも維持費は出してくれているのだと思いますが、正直なところ、ちゃんと修復できていない。マラッカの青雲亭のように、きちんとした専門家に頼まないと修復できない部分が山ほどあるのです。青雲亭やブルーマンションなどは専門家が調査をし、中国から職人を呼び、かなりのお金を費やして修復されているから、今でもあんなに美しいのです。この家も博物館にでもすればいいんだけど、遺言がそれを許さない。どうしたものかなあ、と考えちゃいました・・・。
28日~10月3日まで開催されるAPEC横浜開催記念イベント。

P1003235.jpgひときわ鮮やかで、賑わいを見せているのが私たちのシンガポール、プラナカンのブースです。
日本大通り駅から、神奈川県庁を通り赤レンガ倉庫に向かう道は目の前が海!
橋を渡って左側にはみなとみらいのビル群と大観覧車が。このあたりの港町横浜の風景はシンガポールととても良く似ていますね。









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ブースにはプラナカンの陶器(アンティークとレプリカ)、ビーズのサンダル(イエンさんの家に代々伝わる120年前のビーズサンダルも展示されています)、ニョニャバスケットやプラナカン関係の書籍、シンガポール・プラナカン協会の会報誌など、カラフルなものがいっぱい!

その中でも、一番の人気はイエンさんのクバヤ刺繍の実演と、シンガポール・プラナカン博物館で以前日本語のガイドをしていらした重盛さんによる一ミリにも満たない極小ビーズによる刺繍の実演です。



皆さん食い入るようにご覧になり、ため息とともにプラナカンの素晴らしさを実感していただけたご様子に、私たちも嬉しく思う日々です。

プラナカンをイメージしたアジアン・スイーツ、『Li Pore』さんも、各国ブースの人たちに早くもリピーターが
マンゴーをたっぷり使った完熟マンゴーのシャルロットは焼き菓子でありながら、と~ってもしっとりジューシー!新宿伊勢丹の催事でないとお目にかかれない特別なスイーツです。


イベントは今週の日曜日までですが、イエンさんの実演と展示即売は今年は多分これが最後になるはず。

まだご覧になったことの無い方、クバヤが欲しい!という方、プラナカンのエッセンスを見てみたいという方、是非この貴重な機会に赤レンガ倉庫まで足をお運び下さい。
11月に横浜でAPEC国際会議が開催されます。
APECの国々を深く知ってもらうために、横浜市が参加国を集めて開催記念イベントを行います。その中でシンガポールを代表してブース丸ごとプラナカンを紹介させていただくことになりました。 タイトルは『 アジアの華 プラナカン★シンガポール共和国 』!

今までシンガポールのイメージといえば、にょきにょきとそびえ立つビル群に、世界三大がっかりと言われてきたマーライオン、炎天下の中を延々歩く動物園や植物園、カジノができたばかりとはいえ文化的な部分での発信が乏しかったように思えます。この機会にマレーシアのみならずシンガポールでも全盛期を迎え、今でも脈々と息づく鮮やかなプラナカンの文化とコレクションを一人でも多くの方々に見て、知っていただく事ができましたら幸いです。

ブースではプラナカン刺繍の実演や体験、パステルカラーの陶器の展示、普段なかなか手にすることのできないプラナカンの書籍やカラフルなビーズサンダルの展示、プラナカンをイメージしたお洒落なスイーツ『Li Pore』の販売もある上、プラナカンのDVDも見ることができますよ。
まさに五感を通してプラナカンの魅力を丸ごと体感できる、めったにない機会といえましょう。

私たちのブログでもお馴染みのイエンさんのクバヤ刺繍の実演と販売が楽しめる他、シンガポールのプラナカン博物館で日本語ガイドをしていらした方による気が遠くなるような細かい作業による鮮やかなビーズ刺繍の実演も見ものです!!

ニョニャ・クバヤのスペシャリストとして参加するイエンさんはペナンの人ですが、シンガポールとも縁が深く、プラナカン博物館のオープニングにも招かれ、人間国宝のお母様と共に華麗な技を披露されたことは以前ブログでも紹介しました。今回は特別にイエンさんの家に代々伝わるアンティークのビーズサンダルも展示されます。

また、会期中ブースにて私たちの本『マレー半島美しきプラナカンの世界』をご購入いただいた方にくじ引きで、シンガポール大使館から素敵なプレゼント(レアなものが沢山!)や、ヤ・クンさんのミニ・カヤジャムがその場で当たります。しかも当たる確率は80%くらい!という、ほぼもれなく状態ですので楽しみにされてください。

是非この機会にシンガポールの新たな魅力のひとつとして、類いまれなる融合の文化を持つ鮮やかなプラナカンの世界を体験いただければ大変嬉しく思います。

開催場所 : 横浜赤レンガ倉庫1号館、2階イベントスペース

開催期間 : 平成22年9月28日(火)~10月3日(日)

開催時間 : 11:00~17:00 (10月3日は16:00まで)

[出展]
・Li Pore(アジアン・スイーツ)、クバヤ刺繍の実演・販売、

・ビーズ刺繍の実演・展示、プラナカンの書籍展示・販売

[協力]
シンガポール共和国大使館、シンガポール政府観光局

今年も月餅(ムーンケーキ)の季節となりました。

シンガポールではいたるところで月餅を売るブースがたち、それを求める客でごった返すのですが、ペナンではスーパーやデパートの片隅でちょこっと・・・って感じで、シンガポールとの温度差をすごい感じます。

そういえば、シンガポールには月餅の有名老舗店が結構あるのに、こちらでは聞いたことも見たこともないなあ。

こうなってくると、なぜだか月餅が恋しくなってくるんです。

去年までは馬鹿にしていた、シンガポールのホテルの月餅プロモーションのニュースでさえ、なんだか真剣に読んじゃったりして。スノースキンとよばれるお餅の皮に包まれたニューバージョンの冷たい月餅も食べたくなったりして。ドリアン月餅とか、チョコのトリュフ入り月餅とか。

しかし、こっちのスーパーとかで並んでいる月餅はなんだか得体が知れず(試食コーナ−もないし)、触手が伸びません。シンガポールから買ってきてもらうんだった、とちょっと後悔していた矢先、今日こちらのお友達から「知り合いのところで作ってもらった月餅をあげる」とプレゼントされました。



早速開いて味見。シンガポールの老舗の伝統的月餅とは違い、手に持って軽いので心配になりましたが、予想していたよりも悪くないです。多分市販されているものよりはいいでしょう。アヒルの塩卵も入って、なかなかいけます!皮がパイナップルタルトのものと同じなんで、軽いです。こういうのはこちらでは上海ムーンケーキと呼ぶらしい(でも昔上海で買ったのはこんなんじゃなかったけど)。多分月餅慣れしてない人だったら、こちらの方が食べやすいかも。でもやっぱり、私はどっしりとした月餅も恋しいですね・・・・

そういえば、中国正月のときもお友達から「知り合いのおばさんが作るクッキーがおいしいの。注文しない?」と紹介されたっけ。マラッカでの正月のときも「このお菓子はお友達に頼むの」って聞きました。こっちって、おいしいお菓子はお店で買うんじゃなくて、知り合いの知り合いに注文して作ってもらうのが一般的なんですね。おいしいのにありつきたかったら、「コネ」なしではダメ。コネがものをいうって、とてもマレーシア的?

それにしても食品販売のライセンスとかって、多分ないのでしょう。こういう「知り合いのオバさんに作ってもらう」ってのでは。日本やシンガポールじゃ厚生省や衛生局が目の敵にしそうなこの商売が、マレーシアではお目こぼしされているようです。私はこういう「ゆるさ」も好きですけどね。実際、工場で作られたものよりもおいしいですし。

そのかわり、あたっても文句言えません(笑)。

いつもお世話になっている神奈川県大和にあるシンガポール・マレーシア料理店『マカンマカン』さんが、アジアン・ミニ・アフタヌーンティーを始めましたというので、早速行って参りました!

平岡シェフといえばニョニャ料理の達人。とくにニョニャ・クエ(菓子)に対する思い入れは深く、私たちとシンガポールやマラッカ・ペナンに幾度となく足を運ぶ中、ニョニャ・クエ名人やクエの工房を訪ねて作り方の研究を重ねてきました。

そんな彼女の念願だったアジアのスイーツとおいしいお茶で、まったりノンビリ午後のひとときを過ごしてほしいとアジアン・スタイルのアフタヌーンティーが始まりました。



お菓子の内容は日替わりだそうですが、私たちが行った日はご覧の通りカラフルなアンクークエとロンガン入り杏仁豆腐、平岡シェフ・オリジナルのサンザシのレイヤーケーキ、ユーラシアンの人たちがお祝いに食べるセモリナ粉を使ったスージーケーキ、といったディープなものとおなじみのスイーツが上手にミックスされていました。

そして甘いものをよりおいしく頂くために欠かせない塩味のアイテムとして、ピリ辛の干し蝦入りのサンドイッチとお店でも人気のニョニャ風ピクルス。ポットで出されるお茶はハーブティーが数種類、ウーロン茶やコーヒーの中から選びます。
まず驚いたのが自家製のアンクークエ!中には香ばしいピーナッツがたっぷり!

日本でアンクーをいただけるだけでも感激でしたが、これを日本で美味しく作れる人は多分平岡シェフくらいでしょう。聞くと一見簡単そうに見えるもちもちした皮に大変苦労したそうです。普段現地でアンクークエを食べると下にべっとり油がひいてあったりするのですが、こちらはさらりとした味でまるで和菓子のよう。色こそ真っ赤(アンクーのアンは赤という意味)ですが、もちもちとした食感は日本人にも馴染みやすく大変美味。一瞬のうちにペロリと食べてしまいました。お次はスージーケーキ。

卵黄と砂糖をとてつもなく大量に使うスージーケーキを美味しく作るのは、これまた大変な技が必要なのですが、試作を重ねた平岡シェフのスージーは軽い仕上がりで、添えられたヨーグルトとともにいただくとセモリナ粉のザラリとした食感にしっとり感が加わり良い塩梅になります。クエ・ラピス風のサンザシのレイヤーケーキは平岡シェフのオリジナル。しっとり焼き上げた生地に幾重にもはさまれた甘酸っぱいサンザシがアクセントになっており、洋菓子とアジアン・スイーツのイイとこ取りをしたような完成度の高いケーキでした。
一皿に盛られたスイーツはどれも食感が違うので飽きることなく、甘さも控えめ。脂っこさも感じさせないためお腹にもやさしく、最後のひとくちまで美味しくいただけました。

西洋風のアフタヌーンティーですと3時のおやつにするには重たくなりがちですが、これなら夜ごはんもちゃんと食べられます。

シンガポールやマレーシアのスイーツの良さを気軽に味わえる、今までありそうでなかったユニークなミニ・アフタヌーンティーを是非お試しください。


★アジアン・ミニ・アフタヌーンティー★

月曜日~土曜日 14:00~17:00

ハーブティーか中国茶、またはコーヒー付き 1,365円

「Makan Makan中央店」神奈川県大和市中央1-6-19

☎046-260-7010

(定休日)第2と第4月曜と毎週火曜
ニューヨークで食べるマレーシア料理は、かなり本場の味!ということに気付いたことから、ならばもう一軒話題のマレーシア料理店 『Laut』 に行ってみようとマンハッタンに住むこと20年、某有名デパートのバイヤーをしている友人を誘って出かけてみました。

ところがMalaysian Restaurant Weekの最終日だというのに堂々とお休み、表に貼ってあったNew York誌の表紙を飾ったアサムラクサのなんとも美味しそうなこと…がっくり肩を落としたら、友人が「Perang」という老舗マレーシア料理店もあるわよ、ということでLautのある17丁目から72丁目のWestまで地下鉄を乗り継いで到着。

P1260148.jpg一歩入るとまるでバーを改装したようなシックで薄暗い店内。メニューをよーく見るとどこかNYONYAと似た感じ??と思ったらオーナーが同じだったんですね。NYONYA比べるとだいぶメニューは少ないですが、名前を変えてマレーシア料理店を展開するオーナーさんはなかなかやり手のマレーシアン・チャイニーズという訳です。ただ残念なことにPenangという店なのに、アサムラクサが無い!!仕方がないのでカリーミーを注文しました。これがなかなかのヒット!ココナッツミルクが多すぎず少なすぎずちょうど良い塩梅のスープには、きちんとビーフン&イエローミーの両方が入っておりスパイスの良い香り広がります…♪





P1260146.jpgP1260151.jpgNYONYAで撮り忘れたポピアもほぼ同じものでした。でもこちらの方がサンバルが少ないかな?お皿も少しはお洒落。アッパー・ウエストという場所柄、白人のお客様が多い店だからでしょう。










P1260144.jpg次はMasak Nanasというビーフとパイナップルのカリー煮込み。出てきたものはカリー風味の炒めもので、あれれ?でしたが、これもなかなかおいしい。あとはシンプルに空芯菜のサンバルブラチャン炒めを注文しました。シャキシャキのカンコンにしっかり絡んだサンバル、でも辛~い!これが食べられるニューヨーカーの舌はかなり進化?したなぁ~と改めて痛感。
ニューヨークでマレーシア料理?なんて思われるかもしれませんが、人種のるつぼに関してはニューヨークもマレーシアやシンガポールに負けていません。ベトナム料理もタイ料理も韓国料理もトルコ料理だって東京で食べるより遥かにアレンジ無しの本場の美味が揃っているのがニューヨーク。
で、そんなニューヨークで今流行っているものにココナッツ・ウォーターがある、と同行した友人が教えてくれました。


9a924cbc.jpegココナッツ・ウォーターといえば東南アジアでお馴染みの、フレッシュなココナッツの頭をチョンと割って、中にストローをさして飲むアレです。うっすら甘くて、ちょっとポカリスエット系のぽわーんとした味わいですが、喉を癒すにはやさしい天然の果実水。それが昨年の夏あたりからニューヨークのダウンタウンなどの路上でフレッシュなココナッツに穴を開けてちゅーちゅー吸う光景がよく見られるようになり、通りがかりの人との会話をつくるきっかけともなっているそうです。スーパーマーケットにも様々な会社のボトル入りココナッツ・ウォーターが並びプロモーションまで行っており、どれを選んでいいのか分からないほどでした。



何でも取り入れてしまうニューヨーカーですが、その裏には必ず1・健康に良いイメージがある、2・低カロリー、3・セレブが愛飲している、のどれかがあるはずと友人に聞いたところ、まさにそのとおり。マドンナや有名スポーツ選手などが愛飲していることや、ナチュラルで環境にやさしいイメージがあること、カリウムが豊富で、自然のスポーツドリンク的役割も果たしていることなども売れ行きアップの要因のひとつとか。アメリカはご存知の大不況の影響と健康やエコの関係からボトル水や炭酸水の売上げが激減したそうですが、その中でも順調に売り上げを伸ばしたのが次世代飲料ともいえるココナッツ・ウォーターだそうです。そんなに大量のココナッツは何処から来るのかな?と思いましたらブラジル産だそうです。大手飲料メーカーも手をつけ始めたそうですから、そのうちきっと日本にも上陸するかもしれませんね。


Penang
127 West 72nd St. New York, NY
Tel: (917) 441-4793
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プラナカンを中心に、シンガポール・マレーシアの話題をお届け。食べ物・旅行の話題が中心です。
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Miki & Chie
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女性
自己紹介:
シンガポールとペナンに住んで20数年、プラナカン協会会員です。ライター&コーディネート業務に携わっています。ご依頼・お問い合わせは下記ホームページからお願いいたします。
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